かぜをひいたときにみるゆめ。
時間軸が少し巻き戻ります。
……はあ。夢の中なら何度でも言えるのにな。
ぼっちちゃんのぱんつ被りたい!
ぼっちちゃんと結婚したい!
純白のウエディングドレスに身を包み、ぼっちちゃんと誓いのキスをしたい!
その後はすぐにホテルでふたりきりのライブをしたい!
『もう、こんなところにいたの? ひとりちゃん!』
向こうから赤髪の少女がやってくる。
『いよいよ二期決定よ! ひとりちゃん! 早く行かなきゃ!』
ニッコリとほほ笑む赤髪。もちろん喜多だ。
『ぼっち……行こうか。あとお金貸して』
『もっとみんなに見せてあげなきゃ! あたしたちのロックを!』
向こうで山田と虹夏がぼっちちゃんを手招きしてる。山田は余計なことを言うな。
『は、はい! 喜多……ちゃん!』
私に見せたことのない笑顔で応じるぼっちちゃん。喜多の手を取り歩き出す。あ、こら! 私のぼっちちゃんを連れて行くな! 待ってぼっちちゃん! 待ってよ!!
「んは! ……夢か」
毛布を握りしめたままでベッドから転落。その衝撃で目覚める私。いや、そもそも『二期』ってなんだ? テレビアニメじゃあるまいし。私たちの人生に一期も二期もあるわけないだろ? 私たちは生きた人間だ。キャラクターじゃない。しかし喜多の奴、夢の中でぼっちちゃんを強引に連れ去りやがって。羨まし……じゃなくて、なんだったんだあの夢は?
「お姉ちゃん! 早く起きてご飯食べちゃってよ!」
「ん……おう、虹夏か。おはよう」
聞き慣れた妹の声が、意識を現実に引き戻す。
「今日は小テストだしちょっと早めに出るから。洗い物よろしくね!」
「わーってるよ」
虹夏は最近受験勉強を頑張っている。正直大学受験とバンド活動の両立は大変だと思うが、自分で決めた道だ。精一杯頑張ってほしい。私も不器用なりに家のことを手伝うようになった。……相変わらず料理だけは鬼門だが。
「あ! あとね、お姉ちゃん。二期決まったよ」
「え? おい虹夏! 二期ってなんのことだよ?」
また二期だ。思い出したかのように虹夏が付け加える。
「いってきまーす! 野菜もちゃんと食べるんだよ!」
「おい待て! ……行っちまったか」
――二期決定って、何だ?
それはともかく今日も仕事だ。夕方からのライブに向けて準備をしなければ。今日のイベントは予約完売のビッグイベント。スターリーにはなかなか無い機会だ。気合いを入れて頑張るぞ!
「ふう……少し疲れたな」
「大丈夫ですか? おっぱい揉みますかぁ?」
「揉まねぇよ!」
「あっふん♪」
PAの無駄にデカイケツをシバきながら作業を進める。スターリーの日常だ。
「も、揉むなら私の胸を!」
「しまえ。揉むとこ無いだろ」
臨時バイト廣井の服を優しく直してやる。まったく、この二人にも困ったもんだ。
『て、て、店長さんも……行きましょう!』
『ぼっちちゃん……』
またこの夢か。……光の中へ。束ねていこう、どこまでも。
――二期になっても、お前らの事ちゃんと見てるからな!
真実の愛に目覚めた伊地知星歌も第2シーズンに突入!
ますますパワーアップ(キャラ崩壊)する大人組!
お楽しみに!!
クレイジー下北沢2(仮)主人公は誰がいい?
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ぽいずんやみ
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伊地知星歌
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ファン2号
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結束バンドおばさん
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PAさん