月面探査記 第二巻   作:gh0sttimes

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第一八話 久しぶりの再会

2時間後。

ルカとアーリマンはアレクサンドルに留守を任せ、艦内の射撃場で射撃演習をしていた。

ルカはブラスターで的を撃つ。

そして言った。

「やはりこのブラスターは使いにくいな・・・」

アーリマンは言う。

「まあ、例の破壊兵器の実験失敗前に作られたブラスターだからね。大体1000年ぐらい前の武器じゃないかしら?」

ルカは答える。

「そうだな・・・ 上層部はこの古いブラスターを日本の軍隊(自衛隊)にレンドリースするらしいが、かなり使いにくい代物だぞ・・・ まあいいや。そろそろ戻ろう。」

アーリマンは答える。

「分かったわ」

3時間後。

ルカとアーリマンはアレクサンドルと共に自室でくつろいでいた。

すると突然ルカの端末に通信が入る。

通信相手はルカの同級生だ。

名前はヘルマン・ブランデンブルク・シューマン。

かぐや星宇宙軍クラースナン星系機動第三艦隊に勤務する一兵士だ。

ルカは通信をオンにした。

 

画面に映るシューマンは尋ねる。

「ルカか?」

ルカは答える。

「ああ俺だ。」

シューマンは尋ねる。

「最近、ルカの周りで変わったことはないか?」

 

ルカは答えた。

「ベラルーシ人の少年を保護したぐらいだな。」

シューマンは尋ねた。

「あー・・・ こっちで話題になってたやつか。」

ルカは言う。

「話題になってたのか?」

シューマンは答える。

「ああなんかベラルーシ人の少年を太陽系艦隊の兵士が保護したとかで話題になってた。」

アーリマンは尋ねる。

「辺境惑星の艦隊でも話題になってるのね・・・」

シューマンは答える。

「まあな・・・それでそのベラルーシ人の少年は元気にしているのか?」

ルカは答える。

「ああ今は元気にしてるよ。ちょいと精神病を治すために記憶処理をして、本人はそれを覚えてないけどね。」

シューマンは尋ねる。

「ヴィルト記憶技法のことか?」

ルカは答える。

「ああ。」

シューマンは尋ねる。

「でその少年は今どこにいるんだ?」

ルカは答える。

「俺の後ろにいるよ。」

シューマンは尋ねる。

「そうか・・・その少年に代わってくれ」

ルカは答える。

「分かった。」

ルカはアレクサンドルを手招きした。

アレクサンドルが端末の前に立つと話し始めた。

「добры дзень.(こんにちは)」

アレクサンドルは母国語で話す。

シューマンは答える。

「Добрый день.Вы Аляксандр?(こんにちは。君がアレクサンドルだね?)」

アレクサンドルは答える。

「так.(うん。)」

その後ろではルカとアーリマンが何か話していた。

「ねえルカ。言語の情報までは消せなかったの?」

「いや。消さなかったの方が正しい。アレクサンドルも将来的にはこの艦隊で働くかもしれないし、いくつか言語を話せた方が楽だろ。後はロシア語、朝鮮語、英語、ラテン語を覚えさせた方が良さそうだな」

「流石に欲張りすぎよ・・・ラテン語と英語ぐらいでいいんじゃないかしら?」

「まあ、それもそうか・・・」

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