月面探査記 第二巻   作:gh0sttimes

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以下はエリナート銀河連邦政府により1965年2月に発行された記事である。

<パルパット大統領 エリナート全土に戒厳令を発令>

パルパット大統領は本日未明、テレビ演説にてかぐや星宇宙軍が辺境惑星への攻撃を開始した可能性があると発表した。
同時に全土に戒厳令を発令し、首都メルスクの住民には不要な外出を控えるよう求めた。
現在、辺境惑星では大規模な戦闘が発生している。


第二十一話 大規模演習

翌朝。

ルカとアーリマンは艦長室に来ていた。

「特殊作戦軍との合同演習・・・ ですか?」

艦長は言う。

「そうだ。君たちにはかぐや星の演習場で演習を行ってもらう。」

ルカは言う。

「わかりました。」

艦長は言う。

「なお、今回の想定は島しょ部での戦闘だ。まず、空挺部隊によって沿岸部を制圧。同時に空港などの主要施設への空挺降下によりインフラを制圧する。まあ、現地でも説明があると思うからやってくれ。」

ルカは答える。

「わかりました」

艦長は言う。

「あと、アレクサンドルについてはこちらで預かっておく。流石に子供を一人でいさせるわけにはいかないからな。」

ルカは答える。

「わかりました」

2人は艦長室を後にした。

3日後・・・ 特殊作戦軍所属の空挺部隊との合同演習が始まった。

「まずは航空機からイペリット弾を投下。そこに我々空挺部隊がガスマスクを装備して沿岸部を制圧。同時に主要施設へも降下し、迅速に制圧。その後、ダムに見立てた壁をミサイルによって破壊し、敵を無力化・・・ か。確か、竹取作戦を想定したものだろ?」

そう言ったのはかぐや星特殊作戦軍第一空挺旅団所属のアレクセイ・シャミロフであった。

ルカは言う。

「そうだな・・・」

2人は装備を確認する。一般的なブラスターとそれなりに強力な携帯型イペリットガス弾、そしてバケツみたいな見た目をした高性能なヘルメット。

シャミロフは言う。

「ヘルメットの使い方は分かるな?」

ルカは言う。

「勿論。」

そう言うと、ルカはヘルメットを被り、スイッチを入れ、各種HUDを表示させた。

するとシャミロフは続ける。

「良かった。とりあえず、ヘルメットは被っておけよ。」

その後、演習は順調に進んだ。

まず航空機からイペリット弾が投下され、間を置かずにガスマスクを装備した空挺部隊が降下して迅速に制圧。

その後ダムに見立てた壁へ戦闘機がミサイルを撃ち込み、これを破壊。さらに主要施設への空挺降下による迅速な制圧が実施されルカ達は演習を終えたのであった。

演習終了後。

ルカとアーリマンは帰りの宇宙船に乗っていた。

「到着まで10時間程度。まあ、ゆっくり休もう。」

ルカはそう言ってヘルメットを外した。

「そうね。」

アーリマンもそのように言い、ヘルメットを外した。

 

10時間後。

ルカとアーリマンは太陽系機動第一艦隊の旗艦に戻り、自室に戻ってきた。

アーリマンは言う。

「そういえば今日演習で会った特殊作戦軍の人達にエイリアン種族がいたわね。」

ルカは言う。

「ああ。スライム型エイリアンの女性兵士か。あの人は3年前にエリナート銀河連邦から外国人枠で宇宙軍に志願して、太陽系艦隊に配属されたらしい。普段は人間と全く同じ姿をしてるからわからないけどね。」

アーリマンは答える。

「そうなのね」

2人が話している横でアレクサンドルは完全に蚊帳の外になっていた。

ルカはアレクサンドルに言う。

「ああ。そうだ。アレクサンドルにはこれ渡しておくよ」

ルカがアレクサンドルに渡したのは少し古めのベラルーシ語の童話であった。

タイトルは【悪魔をだましたイワン】

ルカが2年前にロシアでの偵察任務の際に現地の書店で購入した絵本だ。

演習終了後。

ルカとアーリマンは帰りの宇宙船に乗っていた。

「到着まで10時間程度。まあ、ゆっくり休もう。」

ルカはそう言ってヘルメットを外した。

「そうね。」

アーリマンもそのように言い、ヘルメットを外した。

 

10時間後。

ルカとアーリマンは太陽系機動第一艦隊の旗艦に戻り、自室に戻ってきた。

アーリマンは言う。

「そういえば今日演習で会った特殊作戦軍の人達にエイリアン種族がいたわね。」

ルカは言う。

「ああ。スライム型エイリアンの女性兵士か。あの人は3年前にエリナート銀河連邦から外国人枠で宇宙軍に志願して、太陽系艦隊に配属されたらしい。普段は人間と全く同じ姿をしてるからわからないけどね。」

アーリマンは答える。

「そうなのね」

2人が話している横でアレクサンドルは完全に蚊帳の外になっていた。

ルカはアレクサンドルに言う。

「ああ。そうだ。アレクサンドルにはこれ渡しておくよ」

ルカがアレクサンドルに渡したのは少し古めのベラルーシ語の童話であった。

タイトルは【悪魔をだましたイワン】

ルカが2年前にロシアでの偵察任務の際に現地の書店で購入した絵本だ。

アレクサンドルは答える。

「ありがとう!」

3人はしばらくその絵本を読んだ後、眠りについたのであった。




竹取作戦

地球での軍事作戦計画である輝夜計画のうち、極東地域での戦争への介入を想定した作戦。
この作戦ではかぐや星特殊作戦軍が拠点をおいている日本での有事について扱っている。
1号計画では日本での内乱、2号計画ではアメリカ、3号計画では東南アジア諸国、4号計画では朝鮮半島有事、5号計画ではインド、6号計画では中国、7号計画ではロシア、8号計画では南米諸国について扱っている。
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