月面探査記 第二巻   作:gh0sttimes

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第三話 窮屈な生活

しばらくして、ルカはレポートを閉じると新たなレポートを手に取り読み始めたのだった。

それからしばらくしてルカの部屋にノックの音が響く。

そして扉が開くとそこにはアーリマンが立っており手にはコーヒーカップを持っていた。

どうやらコーヒーを持ってきてくれたようである。

アーリマンは部屋に入るなり言った。

「はい、これ。コーヒー。」

そう言ってアーリマンはコーヒーをルカに渡した。

そして自身も椅子に座ると持ってきたコーヒーを飲み始めたのである。

 

ルカはアーリマンに礼を言うとコーヒーを飲み始めた。

そんなときアーリマンは突然こんな話をし始めたのである。

「ねえ・・・私達って付き合ってもう1年が経つのよね?」

その言葉にルカは少し考え答えた。

確かに二人は出会ってからもう一年になるのだ。

その恋人らしいことは未だに何もしていないのは相変わらずであるが。

 

ルカはアーリマンに答えた。

「まあそうだな・・・ 軍隊での生活は中々窮屈だからな・・・ 特に宇宙軍は技術的な問題などもあって制約が多い」

その答えにアーリマンはどこか不満げな表情を浮かべながら言った。

「私はもっと貴方と色々なことがしたいわ・・・例えばデートとか・・・」

ルカはそれを聞いて少し考えた。

確かに自分もアーリマンと一緒に色々なことをしたいとは思っているのである。

 

しかし軍属である以上それは難しい。

そんなことを考えつつルカはコーヒーを飲みきると言った。

「まあ、そうだな・・・考えておこう」

その答えにアーリマンはにっこりと微笑んだ。

 

しばらくの間があった後、ルカはそれを破った。

「そういえば、7月あたりに艦隊の補給のために来週辺りに月の母港に帰還するらしい。その時にちょいと長めの休暇を貰えるらしいから、色々と出かけるか。」

ルカはそうアーリマンに語りかけた。

それは言外にデートに行こうと言っているようなものであった。

「そうしましょ。」

アーリマンは微笑みながら答えた。

そして二人はそれぞれ自室へと戻って行ったのである。

二人はデートの計画を立てながらその日を過ごした。

そしてとうとう待ちに待ったその日が来る。

ルカが乗る艦は月への帰還のために出港準備をしていた。

 

そしてそれはアーリマンも例外ではない。

二人はそれぞれの艦内にて時間を過ごしていた。

 

ルカはアーリマンとのデートについて考えていた。

思えば彼女と付き合いだしてから一度もデートなどしたことはなかったのだ。

そんなことを考えつつ準備を完了させた。

それからしばらくして艦内のスピーカーが鳴り響く。

それは出航の合図であった。

そうしてルカを乗せた艦は月へと進路をとったのである。

月への帰還には1ヶ月ほどかかる予定である。

その間二人はデートの予定を立てることになるであろう・・・

しかしデートの予定を立てることは中々難しいものである。

デートといっても様々な種類があるのだ。

とりあえず、アーリマンからは「映画を見たい」と頼まれたので、それも計画に入れるとしよう。

ルカはそう思いつつアーリマンと共に過ごせる休日を楽しみにしていた。

7月の半ばになりようやく艦隊は月へと到着した。

艦から降りた時ルカは大きく伸びをした。

月を離れてから実に1ヶ月以上である。

 

 

ルカは艦内での生活に少し飽きがきていた。

しかしこれからは自由である。

しばらくの間、月の母港の中を歩き回っていると、突然後ろから声をかけられる。

「あら貴方、ようやく来たようね。」

その声の主はアーリマンだった。

ルカはアーリマンに話しかける。

「久しぶりだな。アーリマン。」

その返事にアーリマンは微笑みを浮かべつつ答える。

「久しぶりね。貴方・・・」

そんな挨拶を終えると二人は月の母港の近くにあった映画館へと足を運んだのである。

映画のチケットを購入し、上映予定の作品を選ぶと中へと入った。

映画は中々面白くルカとアーリマンは楽しんだのだった。

その後二人はレストランで昼食をとることにした。

二人は料理を注文し、食べながら話すのだった。

2人でいろんなことを話し合ったあと二人は街を散策することにした。

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