街を散策する際、ルカはアーリマンと手を繋ぎながら歩いていた。
街の中はだいぶ復興が進んでおり月面の街はかつての賑わいを取り戻しつつあった。
真夜中の人混みにネオンサインが輝く中、陽気な観光客はルカとアーリマンにウインクを投げた。
ルカは正直言って、あまり外国人と話すことは得意ではなかったが、しばらくの戸惑いの後に2人は歩き出した。
おそらく、アーリマンはどれだけ疲れていても朝まで遊ぶだろう。
しばらくして、ルカ達は月の母港の近くのバーでなにか飲むことにした。
「マスター。オレンジジュースを一杯。」
「はいよ。」
アーリマンはお酒を頼んだが、ルカはオレンジジュースを頼んだ。
ルカはお酒にはめっぽう弱かったのだ。
やがて運ばれてきたオレンジジュースを飲むとルカはアーリマンに言った。
「さて、そろそろ帰るか・・・もう遅いしな・・・」
時計の針はもう午後10時をまわっていた。
いくら軍属とはいえこのような時間まで遊んでいては流石にまずいのである。
そうして二人はバーを後にした。
月面の夜の街の明かりが二人を照らしていた・・・
それから二人はホテルに戻るとルカは眠りについた。
朝起きると隣にアーリマンの姿はなくどうやら先に起きたようである。
そんなときメールが届いたことを告げるアラームが鳴る。
なんと送信主はアーリマンであった・・・ <おはよう。もう起きたかしら?> そんな内容を簡潔にまとめたメールが送られてきたのである。
ルカはそのメールを返信すると、出かける準備をしてホテルの食堂へと向かったのだった。
その日の朝食はとても美味しかった。
ホテルの食堂で朝食をとってからホテルを出る。
アーリマンと合流した後ルカ達は街の中を散策することにした。
今日は休日だということもあり多くの観光客が街を闊歩している。
そんな人混みの中を二人は歩いた。
しばらく歩いてからルカはアーリマンに聞く。
「どこか行きたいところはあるか?」
その問いかけに対してアーリマンは答える。
彼女はどうやらゲームセンターに行きたいようであった。
そうして二人は近くにあったゲームセンターへと向かったのだ。ゲームセンターの中は様々な機械が並べられており多くの観光客で賑わっていた。
アーリマンはまずクレーンゲームをすることにすると100円をいれた。
彼女がやろうとしているのは大きなぬいぐるみである。
ルカもそのゲームに付き合うことにしたのだが、結局彼が手に入れたのは小さな猫の置物であった。
そんな訳で景品を獲得したのはアーリマンである。
そうしてアーリマンたちは獲得したいくつかの景品をもって店を出たのだった。