チェンジで!   作:かりん2022

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この喧嘩まじでやってる?

 翌朝、訓練である。一年生もワクワクした目で見学している。

 

「いや、初々しいね!」

「年齢は同じだろ!」

「先生達、がんばれー!」

「くっそ、並行世界とはいえ生徒の前で醜態は晒せない!」

「傑、その意気だよ。がんばれー」

 

 蒼やら赫やら飛ばしつつ、楽しげに訓練する五条先生。

 夏油と悟コンビを転がす五条先生は、それでも羨望の眼差しを二人に向けていた。

 なお、おじいちゃんずは少し試した後に見学である。若者は元気があるわい。

 

「うん、特別一級って感じかな。そんな感じで任務振るよー」

 

 そこで電話が来る。

 

「うぇぇ。任務の催促来てる」

「ようやくお休み取れるって言ってなかったかい?」

「うん、だから昨日の午後と一晩寝れたでしょ」

「「うわぁ」」「休憩を取るのも仕事のうちじゃぞ」

「じゃあ、ちょっと行ってくるよ」

 

 そうして、五条が去り……一年生に、依頼が渡された。

 特級呪霊のいる中の救出任務である。

 そう、ことが事なのでパラレルワールドの五条達の事は今伏せられて、報告はこれからだったのだ!

 

 なので当然。

 

「一年生をそんな任務に行かせるなんて何かの間違いでしょ。僕に任せてよ」

「私も行くよ」

「そうじゃの。ちょっと様子見してみるかのぅ」

「俺も先生達の仕事みたい!」

「わがまま言うんじゃないわよ、虎杖!」

「並行世界でなんか違うところあるかもしれないしさ、来てくれると安心かな。大丈夫。守るから」

 

 その言葉に一年生は顔を見合わせて、頷くのだった。

 

 

 

 さて、宿儺の指は全くなんの問題もなく回収できた。

 特別一級が3人も揃っているのだ、なんの不思議もない成果である。

 

 戻ってきた五条先生もお怒り。

 総監部も並行世界の五条達の事を黙っていたことにお怒り。

 

 かくして、ピリピリマックスな会議が開催される事となったのだった。

 

 あまりの嫌味の応酬に、先に耐えかねたのは五条だった。

 

「あのさ。総監部のお爺ちゃん達に暴言吐くの良くないよ。呪術師はただでさえ少ないんだから、仲良くしないと。おじいちゃん達にも、何か考えがあったのかもしれないし、何かのミスかもしれないんだから、冷静に話聞こうよ」

「はぁ? そっちの僕は総監部の犬な訳?」

「だって、クリスマスとか仕事変わってもらえなくなるよ。イブに恋人と過ごして、クリスマスに生徒とパーティしたりできなくなるよ」

「は? そんなこと一度もしてもらった事ないんだけど」

「は? 若者に思い出作りをさせてやるのは老人の義務じゃろう」

「はぁ? 楽巖寺よ、若造に謙るか?」

 

 両サイドから責め立てられて。戸惑い、頭を抱える並行世界組である。

 

 本当に協力してもらえるのか。

 

 なお、なぜかそれを見た夜蛾の好感度は爆上がりしていた。 

 

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