「だーっ もう!! 帰れる呪霊、いつになったら見つかるんだよ!」
「もうちょっと協力してもらえんかのぅ、五条よ」
「悟。助けてくれないか……? 私、このままだと本当に振られちゃうよ」
3人は言うが、五条は帰って欲しくはなかった。
だって味方の上層部が二人、すごく使える術師が一人である。
組織の立て直しにすっごく有用なのだ。
とはいえ、元が腐っていたので大変は大変なのだが。
ハロウィンも近くなった頃、突如として虎杖が呪専に訪ねてきた。
「五条せんせー! 夏油せんせー! 楽厳寺さーん! 帰ろうぜー?」
「「「悠仁!!!」」」
「ようやった!」
「悠仁は出来る子!」
「自慢の生徒だね!」
3人に滅茶苦茶褒められて、くすぐったそうにする悠仁。
だがしかし、五条はお茶吹いた。
「きっしょ!!!」
「酷い!?」
「あ、ごめん。でも何それ。滅茶苦茶混じってるじゃん」
「あー俺、宿儺用に調整された器だから、強度が高くて受肉しても自分の意思を保てるんだよ。それで、宿儺の指の代わりに呪物を食いまくって術式幾つも持ってるんだ。まあ、まともに扱える術式は五つ位なんだけど」
「マジ?」
「マジ」
「すごいだろう、悠仁は!」
夏油は自分のことのように誇らしげに笑うのだった。
「すっごい残念だよ、3人とも帰っちゃうなんて」
しかし、迎えが来た以上、仕方のない事だと五条が諦めかけた時だった。
「先生、今、スッゲー大変なんだよ! メロンパンの奴が特級呪霊を率いてハロウィンに暴れるみたいでさ。しかもその特級の数が百をくだらねーの」
「それは、私と悟がいても無理じゃないかい……?」
「でも、放置はできねーだろ! 夏油先生、多対多は得意だろ!?」
「それでも、特級相手はきついよ。こっちの悟じゃないんだし……」
そこで視線が五条に集まる。
五条は思いついた。思いついてしまった。
「じゃあさ、僕がそっちの悟の振りしてそっちに行こうか? それで、呪霊だけ祓ってやるよ。健全な組織運営とやらを勉強したいし」
「こっちの五条先生、強いの?」
「「「強い」」」
「任せなさーいっ まとめて倒すことを考えても、特級の2、30は対処できるから」
「す、すげー!! あ、でもこっちの仕事は?」
「そうじゃの。五条はそこまで手軽に特級を倒せぬし……許可を取ってからの方がいいじゃろう」
結果は、全力での後押しだった。複雑な思いを抱いた五条である。
「傑、悠仁、さっさと迎えに来てよね」
「わかってるよ、悟。一人で最強の方の悟もいるし「その言い方やめて」 えっと、強い方の悟「傑、その言い方酷い」とにかく、こちらの世界の悟もいるんだし、悠仁もいるしね」
「夏油先生は俺が守るからまーかせて!」
「まあ、大船に乗った気でいなよ、僕」
「むしろ、こちらに残される五条の方が心配なのじゃが……わしも残った方が」
「おじいちゃんは僕のサポートしてよ。一応、入れ替わってる事は内緒って事になるんだし」
「ムゥ」
「まあ、一ヶ月だし、大丈夫でしょ。でも一ヶ月したら必ず戻ってきてよ?」
「必ず」
そして、最強の五条はかつて取りこぼした親友と敵対していた腐った蜜柑とともに、並行世界に向かうのだった。
たくさんの感想、ありがとうございます。
いよいよチェンジです!
五条悟は無事再チェンジできるのか? 乞うご期待!
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
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