東堂(妹)は何を成す   作:エビデンス海老天むす

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仕事

2018年2月

 

 

やぁ、みんな、わたしだ。東堂光流だ。今日はいかに呪術界がクソなのかを紹介して行くよ!

 

まず一つ目!

上層部がめんどくさい。うるさいし嫌がらせしてくるしすぐ死刑にしたがるし。スマホ持ってないから直接報告しなきゃいけないし。でも媚び売ってればいい事あるからこれはまだマシ!

二つ目!

昇級制度!特に1級術師だね!めんどくさいんだよ?これ。まず2人以上の1級術師の推薦が必要かつ、その2人以外の選定役が必要なんだ。

これが一番めんどくさい。特に選定役………しかもほとんどの場合が初対面だし立場がこっち方が上だから気を遣われるんだよね〜ま、今回は知り合いだったから良かったけど。

 

 

「で?なんでアンタ階級落ちてんのよ。特級じゃなかったの?」

 

アタシが睨んでいるのは「乙骨憂太」今年の呪術高専の交流戦にて暴れちからしアタシを瞬殺した相手。

 

「い、色々ありまして……」

 

「ふぅん。ま、どうせ百鬼夜行の時でしょ?主犯格とやり合ったって聞いたし、憂太くん変なとこでバカだから呪力全放出とかしたんじゃない。」

 

「はい、その通りです……」

 

「当たってんのかよ、ウケる。さ、着いたよ。アタシは近くで見てるから。ほらお札あげる。」

 

「このお札は?」

 

「アタシの術式。ヤバくなったらそれ使うから使わせなかったら合格。」

 

「はい。」

 

「じゃ、帳だすよ。」

 

 

 

 

1時間後。私達は帰りの山道を歩いていた。

 

「へぇーその指輪が里香ちゃんなんだねぇ〜」グイッ

 

「ちょっと違うかな(グイグイくるなぁ)。本物は色々理由があって今はないんだけどこれはレプリカみたいなものかな。」

 

「写真とっていい?わたしと憂太くんと指輪で!」

 

「え?い、いいけど……」

 

「あ!でもはたから見たら絵面やばいわ……じゃあ憂太君と指輪の写真撮ってあげる。はい。そこ立膝して。」

 

「え?えぇ?は、はい。」

 

憂太くんは訳もわからず言うがままに立膝になった。

 

「で、片足たてて!指輪を捧げる感じで!」

 

「え?ちょっと恥ずかし

 

「早く!21時からある高田ちゃん出演のクイズ番組に間に合わなくなる。」

 

「は、はい……」

 

撮った写真は山を登る階段の上で乙骨が指輪を差し出し、まるでプロポーズしているような構図だった。

 

「うん!完璧!送っておくから連絡先教えて。」

 

「う、うん。ありがとう」

 

お互い連絡先を交換し合った後、私は疑問を憂太くんにぶつけた。

 

「憂太くんって呪言師なの?」

 

「え?違うけど……」

 

「だよね。でもさっきの戦闘でどうやって呪言を使ってたの?呪言師じゃないんでしょ?」

 

「あー、あれは術式をコピーして使い方を狗巻くんにおしえてもらったんだ。」

 

「コピー?そんなことできんの?」

 

「ま、まぁ…そうゆう術式なんだ。でも、光流さんもコピーとかできそうだよね。お札に術式とか刻んだりしたらさ」

 

術式をお札に刻んでコピー?………そんなのもしできたとしたら……

 

「憂太くん……君やっぱり天才?本当に去年まで一般人?術式の解釈の仕方が常人とはかけ離れてるよ。」

 

「一応五条先生によると、日本三大怨霊の一人の菅原道真の子孫なんだって。そして五条先生の遠い親戚」

 

なんだそれ……反則じゃん

 

「……そーりゃ天才だわ……ちょーやばい。にしてもお札に術式を刻むのか……試してみる価値ありそうだね……憂太くんも手伝ってよ。」

 

「うーん、僕が日本にいる間なら手伝ってあげれるけど……4月からアフリカへ行っちゃうからな……それまでだったら手伝えるよ。」

 

「え?アフリカ!?なんのために?アテとかあるの?」

 

「えーっと…ご、五条先生の知り合い……がいて、しゅ、修行に行くんだ。」

 

歯切れが悪いな、別の目的があるんだね。

 

「ふーん、そうなんだ。じゃあそれまで協力してね。」

 

 

 

呪術界上層部謁見の間

 

「東堂光流、一級術師選定の任務完了いたしました。」

 

「ご苦労。それ以外に報告は?」

 

「……乙骨憂太は1級術師の枠よりも大きく上の存在です。特級認定を考えるべきかと」

 

「………それをきめるのはお前ではない。私達だ。」

 

「(しってるっつーの。いちいちうるないなぁ)最後に、私事ではありますが少々研究期間に入りたいと考えています。しばしの間、長期間任務は兄の方へご依頼願います。」

 

「考えておこう。下がって良いぞ。」

 

「失礼します。」

 

 

ピシャっと襖を閉じる。

 

 

「ンーーー、帰って高田ちゃんの番組見よ〜っと。」ノビー

 

「お!光流じゃーん。憂太の認定役してくれてありがとね〜。」

 

めんどくさいのとあったな。

 

「あ、今めんどくさいって思ったでしょ〜」

 

「はい、めんどくさいので、私帰っていいですか?五条悟さん。」

 

わたしはこいつと1秒でも長くいたくないので『認識阻害』『飛行』『重力無効』のお札を自身につけ空へ飛び立った。

 

こいつは「五条悟」。現代最強術師と言われている。

が、こいつはまだわたしが2級術師の頃。

当時、準一級への昇級任務で「クリボーみたいだから踏んだ」などと言う適当な理由(事実)で、昇級任務を邪魔してきた挙句、その任務が認定不可という扱いを受けたせいで私は丸々1年間2級術師のままだった。

なのでわたしは五条悟が大嫌いである。

 

「も〜、まだ僕のこと嫌いなの〜。2年前の昇級任務の時に呪霊を祓っちゃったのは申し訳ないと思ってるからさ〜」

 

思ってもないくせに、ヘラヘラとしながら五条悟も私に付いてくる。

 

「ねぇねぇ聞いてよ〜

 

五条悟はくだらない話をしているのであろうが私は本当に会話したくないので聞く耳を持たない。

 

ついには高専の寮の近くまで近づいてきた。

 

「ねぇねぇ〜聞いてる〜?おーい、光流〜」

 

そこで私は我慢の限界に達した。

 

「マジでうるさい。無視してんのわかんない?だから彼女も結婚相手もいないのよ。アラサーのおじさん。」

 

「おじっ………」ガーーーン

 

それ以降、五条が追ってくることはなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、東京校へも戻った五条は真希やパンダ、狗巻に「僕っておじさんなのかな。せめてお兄さんだよね?」と質問すると真希から「もうアラサーなのにそんなこと気にしてんのか。」と言われ、さらに落ち込んだ。




ちょっと五条を不憫にして終わらせてしまいました(笑)

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