東堂(妹)は何を成す   作:エビデンス海老天むす

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呪いの王!?もしかしてあの人が出てきちゃうんですか?


呪いの王

2018年7月

 

 

やぁ、みんなわたしだ。東堂光流だ。

 

私は今、東京の山奥にいます。東京って意外と山奥あるんだよねぇ〜。東京校も山奥だし。え?なんでそんなところにいるのかって?そりゃあ研究のためですよ。大丈夫!安心して。研究に時間をかけすぎて姫ちゃんに怒られることなんてないよ〜(大嘘)交流戦にまでは戻るって言ってあるし、後2ヶ月くらいは熱中出来るよね〜

 

「あれ?」

 

すると近くの少年院に帳が降りているのに気づいた。下ろしているのは確か……

 

「伊知地さーーーーん。なにしてんのこんなところで」

 

いたのは伊知地さんだった。

 

「!?東堂さん。」

 

「もー、東堂って言わないでよ。兄貴とごっちゃになるでしょ?」

 

「失礼、光流さん。実は東京校の1年生の任務についていまして。」

 

「一年全員?それって五条悟の仕事でしょ?なんでアイツいないの?」

 

「………彼から少々頼まれまして。」

 

「はぁ、伊知地さんさぁ、前会った時も言ったじゃん。断ることも覚えなって。このままだとアイツにこき使われるままだよ?」

 

「………仕事ですので」

 

仕事人すぎるよ…

 

「そういえば東京の1年ってあれいるじゃん。宿儺の受肉体。」

 

風の噂で聞いた両面宿儺の受肉体。執行猶予で高専に通ってるって聞いたけど……

正直どんなやつなのか知りたかったし、ひと目見て帰るとしましょうか

 

「彼ですか、とても宿儺が憑いているとは思えないほど良い少年ですよ。善人といったところでしょうか。」

 

「ふーん。後は?」

 

「後は十種影法術を持つ少年に、地方から出てきた芻霊呪法を持つ少女ですよ。」

 

「十種影法術ぅ?禪院の子?真衣ちゃんと真希ちゃん繋がり?」

 

「いえ、禪院家の人間ではないようです。五条さんの知り合いの子だとか」

 

「なんでそこで五条悟が出てくるのよ……意味不明だわ。」

 

十種影法術は禪院家の術式のはず。なんで別の御三家の五条悟が絡んでくるのよ…

 

「伊知地さん!!」

 

少年院から血だらけの男女が出てきた。女の子は重症ね…

 

「中に宿儺の指を食べたと思われる特級呪霊が出現しました。至急応援をお願いします。」

 

特級……

 

「……伊知地さん。女の子を病院に運んで。私が出る。少年は外で待機。」

 

「了解しました。伏黒くん、頼みましたよ。」

 

伊知地さんは女の子を車に乗せ、車を出した。

 

「はい、あの…あなたは?」

 

「東堂光流、一級術師よ。君は宿儺の受肉体?」

 

「いえ、違います。そいつ……虎杖はまだ中にいます。虎杖を頼みます。」

 

「おっけ〜その子は虎杖っていうのね。ここは任せるよ。」

 

わたしは少年院の中へ入っていった。

 

少年院に入って直進、とんでもない気配を感じながら進んでいく。

 

「俺と……(オマエ)がだぞ?本物の呪術というものを教えてやろう」

 

わたしが開けた場所に着いた時にそいつはそう言って、呪霊を5枚おろしにした。

(おそらく)少年が報告した特級呪霊は今祓われた……のか?

あれが虎杖?特級を1人で祓えるほどの強さがあるってこと?

それとも………

 

「君が虎杖?それとも両面宿儺?」

 

「呪術師の仲間か…ほら小僧。終わったぞ。……………………ヘッ」ニヤ

 

宿儺は数秒のフリーズを経て姿を消した。

 

「!!結界術!簡易領域!」

 

バチン!ズバッ

 

「ほぅ。今のを凌ぐか。今までの有象無象とは違うようだな。」

 

あっっぶな。お札で防御力強化した簡易領域で防御したのにこっち側が避けなければ終わってた……

当たってたら……考えたくもない……

 

「両面宿儺……だな…」

 

「女。少し俺と遊んでいくか?ただ遊ぶだけじゃつまらんな。そうだな。俺はお前対して術式を使わない。領域もだ。それでやっと遊べるくらいのハンデにはなるだろう。」

 

「チッ」

 

いや、これは逆にチャンス。わたしが粘れば五条悟が飛んでくる。それまで耐久すればわたしの勝ち。

 

「結界術。斬撃耐性。打撃耐性。身体強化。」

 

わたしは呪符を自分に貼り付け拳を構えた。相手は体術のみ。だがそれが嘘の可能性も

 

「どこをみている……」

 

いつのまにかわたしの後ろに移動した宿儺の裏拳をどうにか避けてお札を使う。

1発全力叩き込んで後は簡易領域で耐える。これしかない!

 

「十劃呪法 !!星の怒り(ボンバイエ)!!!」

 

十劃呪法 一級術師七海健人の術式。

 

相手の長さを10で線分し、7:3の分割点を弱点と化す。

ここに当てた攻撃は、全てクリティカルヒットとなる。

 

星の怒り《ボンバイエ》 特級術師九十九由基の術式。

自らに仮想の質量を付与する術式。

付与された質量により、彼女の打撃は、彼女の肉体が持つ力を遙かに上回る威力をもつ。

 

防御無視のななみんの術式に超威力の師匠の術式の合わせ技!

これで決め切るしかない。お札はこの一枚づつだけ。ここで当てなければ負け!わたし自身の最高打点!

 

「オラァ!」

 

すると突然私についていたお札が燃えた。

 

「貴様……呪符師か。では予定変更と行こうか。」

 

炎の術式!?斬撃だけじゃないの!?

 

私の呪力のみのパンチは当然宿儺に効くわけもなく宿儺のカウンターパンチに吹き飛ばされた。

が、耐性のおかげでまだ動ける。

 

「まだまだ!」

 

今度私は自身に火耐性のお肌を張り、打撃強化を使い出力を上げる。

 

「粘られて五条悟を呼ばれても面倒だ。寝てろ。」

 

グシャガハッ

 

今度は術式を使わず蹴りのみで吹き飛ばされ、壁に激突した。結界術も耐性も関係なく吹き飛ばされた。おそらくだが骨も折れいるだろう。

 

「1000年前にも呪符師は存在したが、やはり呪符師には炎がよく効く。だがよもや、他人の術式も使えうことができるとはな……宝の持ち腐れとまではいかないが…その術式の本懐はそこじゃない」

 

宿儺は私を吹き飛ばすだけ吹き飛ばしてどこかへ消えていった。

 

「クッソが……」

 

私の意識はそこで途切れた。




流石の光流ちゃんでも宿儺には勝てません。

宿儺からしたら呪符なんて燃やしちゃえばいいし、なんなら呪符ごと切り刻めるしめっちゃ不利だよね。
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