「刀か、いいぜかかってこいよ。」
私は刀を抜き、全力でダッシュする。
真希ちゃんが持ってるのは長物、素早く距離を詰めた方が得策だ。もちろん刃は付いていないので切る心配もなく上段から仕掛ける。
真希ちゃんは長物を器用に回しながら私の刀を受けたが弾かれ、先程の距離に戻ってしまう。
それなら!
「シン・陰流 抜刀!」
本来ならシン・陰流の門外不出の技だが三輪ちゃんなんとか頼み込み教えてもらった。ほんまに三輪ちゃん優しい。養いたい。かわいい。
この技シン・陰流最速の技。正面の敵相手に特化した技で、簡易領域に入ってきた対象を攻撃。刀身を呪力で覆っており、鞘の中で加速させて放つ!
「なら!」
すると真希ちゃんは長物を真っ二つに折って一方をこちらに投げた。
このままだと投げた木屑に刀が反応してしまう。
「甘いよ!真希ちゃん!術式発動!」
私は刀を振り抜いた瞬間術式を発動し、斬撃とともに打撃を真希ちゃんに飛ばした。真希ちゃんの策略をこれで潰せる。
だが真希ちゃんは打撃を当たるその瞬間体を逸らし、なんと回避した。
そして私の体を掴み、投げ飛ばした。
「当たらんのマ?あの身体能力本当になんなのよ。」
私は受け身を取りお札を構えた。
ん?お札?
「へぇ〜流石1級術師だな、いい物持ってんじゃん。」
「あ!」
私の刀は真希ちゃんに取られていた。
「返せ!コラ〜!」
「返すわけね〜だろ。じゃーな」
真希ちゃんは私の刀を持って森の中に消えていった。
「最悪……もう2度とやらない……大人しく呪霊狩ろ……」
わたしは2体ほど呪霊を祓った。あちこちで戦闘音がなっている。
はぁ、真希ちゃんにまんまとやられた……
すると突然メカ丸から電話がかかってきた。
「もしもしムタ吉?私、真希ちゃんにまんまとやられたから……」
(……これムタ吉?ムタ吉ならこっちの都合無視して要件話すでしょ?つまりこの相手は)
「やっべ」
わたしは急いで両耳を呪力でガードした。
『眠れ』
「あっぶな〜〜やってくれたね、棘くん。」
作戦会議聞いてなかったらガード間に合わなかった〜聞いててよかった〜
「耳を呪力でガードしてるから効かないよ。ついでに他の音も聞こえないけど」
ツーッツーッツーッ
電話が切れたの確認して呪力ガードを解いた。
「ぜっっっったい、探し出してやる」
「あ!みっけ!」
わたしはついに今回の対戦の最大の敵である2級呪霊と今まで探していた棘くんを見つけた。だが
「んん?2級ってあんなに強かったっけ?それに…2級以上のやつがとう一つ?」
わたしの呪力感知には少なくとも準一級が1体、そして……
わたしは全速力で棘くんを連れ去った。
「ヤバい!ヤバい!!ヤバい!!!棘くん大丈夫!?」
「しゃけ」
するとわたし達に向けて大量の樹木が襲いかかってきた。
「飛翔!」
わたしと棘くんの足元にお札を展開させ飛翔の効果で飛び上がった。
「あいつ特級呪霊でしょ!五条悟何してんの!ヤバいって!」
「しゃけツナマヨ」
「おっけーとりあえず逃げて時間稼ぎね。あのでっかい建物いこ。広いし」
「しゃけ」