思いつきの見切り発車。
早速何人かしおりやお気に入り登録してくれて嬉しいです。
時間があんまりないから沢山は書けませんが......
「クッ......ココハ?」
目を覚ました。
ここは何処だ?
取り敢えず、今の状況を整理しよう。
さっきまでは俺は渋谷の駅にいて、買い物を終えて電車で帰ろうとしていて.....そうだ。その後、黒服の集団...自称、神の使いとか言うカルト集団が駅にやって来たんだ。
んで、あいつら「我らは天国へと向かうのだ!」とか意味不明なことを言い出して、周りの人を殺し始めた。
その後、俺はキチガイ集団の一人にナイフで刺されて....
「ソレデ...今ニ至ルト言ウワケカ......」
それにしても、ここは何処だ?見た感じ洞窟っぽいんだよな。それと、俺って今どうなってる?何か声も違うし....
何処か、自分の姿を見れるものは.....
そう言って、俺は近くの水溜まりを鏡代わりにして自分の姿を見てみることに。さてどうなってる.....っ!?
そこに写っていた俺の姿は、なんとも奇妙な姿だった。
俺の体はおおよそ人とはかけ離れた色で、塩基配列の描かれた包帯状のラインが全身に走っており、顔の上半分と肩、腰の辺りは紫色の装飾品のようなもので覆われている。
間違いない。この姿はかつて前世の漫画で何度も見た──
「コノ顔....体....俺、「ホワイトスネイク」ジャネェカァァ!!」
どうやら俺は、「ジョジョの奇妙な冒険」に登場したスタンド「ホワイトスネイク」になってしまったらしい。
うーん、何でこんなことになったのか。これが異世界転生ってやつなのかな。まさかホワイトスネイクになるなんて....
このまま突っ立っていても仕方がない。
取り敢えずしばらく洞窟を歩いてみることに。
しばらく歩くと、何か草みたいなのが沢山ある場所に着いた。
「ナンダコレハ.....タダノ雑草カ?」
これ何て言う植物だろうか?価値がありそうだが....
誰か、詳しく教えてくれれば───────
《ヒポクテ草。傷薬の原材料。魔素の濃厚な場所にしか繁殖セズ、草の汁と魔素を融合させると回復薬に。葉をすり潰し、魔素と融合させると傷を塞ぐ軟膏になりマス。 》
「!?」
なんだ今の!?誰だ!
突如俺の頭に聞こえた声。そういや俺があっちで死ぬ時も何か声が聞こえてた気が.....この声とは違ったが。
何かアレだな。音声読み上げソフトが喋ってる感じだ。
あと...声が....何故か関◯一さんっぽいんだよなぁ....
そのせいか某妖怪時計の白い執事のアイツにしか見えねぇ....まぁ姿は見えないんですが!(小粋なジョーク)
まずは調べるか。....突然で悪いが、お前、何者だ?
《ハイ。ワタシはユニークスキル『
教育者...それがお前の名前なのか?
《NO。それはワタシのスキルとしての固有名デス。故に名前は存在シマセン。そもそも、スキルに名前を付けること事態が不可能デス。》
なるほどな.....まぁこれからよろしく頼むぜ、教育者!
《ハイ。何でも聞いてクダサイ。》
俺はこうして、1人(?)のスキルと交流を深めたのだった。
ブチッ....ブチブチッ.....
「暇ダナ.....草ヲ千切ルノモ飽キテキタナ。」
俺が転生してから早くも数ヶ月が過ぎた。正確には90日程。こう計算できてるのも『教育者』のお陰らしい。
なんとコイツ、この洞窟の植物、鉱石、そして生息している生物まで詳しく教えてくれるのだ。お陰で情報がすぐ知れてありがたい。
ちなみに今は洞窟に生成されている鉱石(魔鉱石と言うらしい)を取ったり、ヒポクテ草を千切っては回収をしたりの作業を繰り返している。回復薬になるなら出来るだけ取っておいて損は無いからな。
《現在、ヒポクテ草の回収率30%、魔鉱石の回収率21%デス》
連絡ありがとー....いやそれにしてもHI・MAだわ。
マジで鉱石と草しかないのか?あまりに退屈し過ぎで死にそう。こんな時に前世の食事や娯楽の記憶が懐かしい.....やはり人類は娯楽が無ければ死ぬ。娯楽って偉大......
まぁ一応、ひたすら石と草だけを回収している訳ではなく。
「シャァァァァ!」
「鬱陶シイゾ!このムカデゴトキガ!」
こうして洞窟内の魔物達と戦闘を繰り広げる事もしばしば。俺が今戦っているのはエビルムカデと言う魔物。
硬い鎧の様な体が特徴だ。普通に戦ってもこちらが不利だ。
だが忘れるなかれ。俺が転生したのはあの空条承太郎や空条徐倫を苦しめたスタンド、ホワイトスネイクなのだ。
「
そう俺が叫ぶと、俺の手元に銀色のディスクが1枚現れる。
そしてそれをムカデに向け、勢い良く投擲する。
「エビルムカデ、お前ニ命令スル!【中カラ破裂シロッ!】」
パァァンッッ!
ディスクがエビルムカデに刺さった瞬間、奴の体が
これが俺の持つもう一つのユニークスキル《白蛇》。
漫画内でプッチ神父のスタンド「ホワイトスネイク」が使っていた能力がそのままスキルになっているらしい。
事実、今のようにディスクで命令を下したり、他の魔物のスキルをディスクにして奪う事も出来る。
強い。流石ホワイトスネイクだ。やはりチートとか言われてたスタンドは伊達じゃあない。
「フゥ....エビルムカデノ《麻痺吐息》、甲殻トカゲノ《身体装甲》....だいぶ手ニ入ッタナ。」
《教育者》に頼んでマップを表示してもらい、片っ端から空白を埋めるように洞窟を歩いていた。のちにここから出る為にも迷子にならないようにな。
俺はこうして魔鉱石やヒポクテ草の回収、そして魔物のスキルなどを集めつつ、しらみ潰しに洞窟内を探索していたのだった。
「アト向カッテイナイノハ....洞窟ノ奥カ....」
あと埋めていないのは洞窟の一番奥。どう見てもヤバイオーラみたいなのがあそこから漂ってたので、あそこを探索するのは後回しにしていたんだが....行ってみるか......
暫くすると、洞窟の一番奥にたどり着いた。そこだけ広くなっており、そしてそこには─────
「!?アレハ...ドラゴン!?」
黒い鱗に身を包む、いかにも強そうなドラゴンがいた。
なんだアレ....間違いなく強い奴だ。体だけでなく心で理解できる....!
《アレは暴風竜ヴェルドラ。この世に4体のみ存在しない竜種の1体デス。》
竜種ねぇ。さてどうしようか。今は近くの岩に隠れて《擬態》でやり過ごしているが....これアレか?アイツがボスで、撃破しないとこの洞窟から出れないとかだったら詰むぞ?どう見ても勝てんし。
この状況をどう切り抜けるか....
そんな事を思考していた時、ソレは現れた。
「アレハ、スライム.....?」
『聞こえるか、小さき者よ。』
喋ったァァァァ!
あのドラゴン喋れたのか.....どうやらあのスライムと会話をしている様子。念話みたいなのだな。
暫くすると、スライムが驚いた様な反応を見せていた。《教育者》によると、エクストラスキル《魔力探知》で視界を見えるようにしたらしい。そりゃ急に目の前にドラゴンがいたらビビるわ。俺だってそうなる。
その後はあのスライムの様なユニークモンスターとやらについて、そして俺の様な転生者や異世界人がいることを話していた。ワンチャン異世界人探してみるのはありかもしれん。
とか思ってたら異世界人はこの世界では平気として扱われているらしい。聞く限りそれ奴隷じゃんって感じだった。
こうしてドラゴンの話を隠れながら聞いていた時だった。
『.....とまぁ、大体こんな感じだな。それより、そろそろ出てこないのか?そこに隠れているのは分かっておるぞ。』
!?バレてたのか....仕方がない。姿を現すとするか。
どうせならカッコ良く登場しようじゃないか!
岩からDIOのジョジョ立ちで2人の前に姿を現すッ!
「貴様ッ!見テイルナ!」ズアッ!
「ブフォ!」
笑った。あのスライム転生者だな。これで確定した。
まぁ....お茶でも飲んで...話でもしようや.....
取り敢えずここまで。次回、遂に外へ。