もっと頑張れよ!やればできる頑張れ頑張れ!
あの後、俺とリムルで洞窟内の魔物を粉砕☆しつつ、洞窟の外、つまり出口を目指していた。
「.....モウソロソロダナ。」
「スマンかったって!止めろその疑わしき眼差しを!」
「自信満々ニ言ッテイタ奴ガ何ヲ....」
こう俺とリムルが言い合っているのは訳がある。
まぁ簡単に言うと、自信満々な様子で「俺に着いてこい!」なんて言ってた癖にさ....コイツ、ほぼ同じ所をループするように歩いてやがった.....マップ機能使えや。
「ダカラサッサト『大賢者』サンノオートマップ機能ヲ使ッテイレバ言イモノヲ。」
「知らなかったんだよ!それに、こう言うのは一歩一歩、足元を確かめながら進めていく楽しさが醍醐味だろうが!」
「知ルカァ──!オマエノ古いゲームノ知識ナンゾ、知ッタコッチャアルカァ───ッ!」
しばらくして。俺達は大きい扉を見つけた。つまる所、この洞窟からの出口だろう。
「!マテ、リムル。何者カガ扉ノ向こうニイル。」
「やべっ!ワイズ、隠れるぞ!」
『魔力感知』で誰かが来るのを感知し、物陰に隠れる。
「やっと開いたか。錆付いてしまって、鍵穴もボロボロじゃねーか…」
「まあ仕方ないさ。300年、誰も中に入った事がないんだろ?」
「入ったという記録は残っていません。それよりも、本当に大丈夫なんでしょうか?いきなり襲われたりしないですよね…?」
「馬鹿野郎!俺だってBランクだぞ!でかいだけのトカゲなんざ、敵じゃねーんだよ!」
「はいはい。解りましたから、油断しないで下さいよ?まあ、いざという時は私の"強制離脱"で逃げますけど…」
「二人が仲いいのは分かったから、そろそろ静かにお願いしますよ。あっしの"隠密スキル"を発動させやすんで。」
随分騒がしい三人だな....あ、そう言えばあの人間の言葉が理解できるのは何故?
《ハイ。『魔力感知』の応用によって、意思が込められた音は主が理解できる言語へと変換されマス。主の言葉も同様デス。》
なるほどね....ホントありがとう、"ウィスパー"。
《質問。ウィスパー トハ?》
ん?俺が勝手につけた『教育者』、お前のあだ名だ。何でも教えてくれるってことでウィスパー。
まぁ『教育者』の声の、元ネタの妖怪執事のキャラクター名を取っただけだが。
《........検討しかねマス。》
まぁ俺がつけるだけの物だし、好きに呼ばせてもらうよ。
《................》
黙っちゃったか。
そう言ってる間に、あの三人組は既にいなかった。
リムルによると、どうやら隠密系のスキルを使って姿を消したらしい。
冒険者か......いつかなってみたいかもな。余裕があればだが。
「おぉ!陽の光だ!」
「ココマデ、随分長カッタナ......」
そして俺達2人は遂に洞窟内から外へと出れた。
本当に.....本当になんて遠い回り道.....(特にリムルのせい)
「ソレデ?コレカラドウスル?」
「取りあえずまずはジュラの大森林に行ってみるか。」
そして数分後───────
「グ、グガッ......強き者達よ、この先に何か用がおありですか?」
まさかこうなるとは........