転生したら神父だった件   作:純心太

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「そうだドワルゴン、行こう。」


「リムル、イキナリナニ言ッテルンダお前ハ」




いざ行かん、ドワーフ国

 

 

魔素切れを起こして寝たきりになった3日後、無事にリムルは目を覚ました。

その過程で自身が"名付け"をしたことにより成長したゴブリン達と牙狼族の変化にリムルは驚きを隠せなかったようだ。

 

 

そしてリムルは村の者達を集め、彼らのの前でこの村で生活していく為のルールを決めた。

 

「はい、皆さんが静かになるのに5分かかりました!」

 

 

「「「「「……?」」」」」

 

 

 

『このネタが通じないだと!?』

 

『異世界ネタ ガ ゴブリン達ニ伝ワル訳無イダロ』

 

 

「あー...気を取り直して!全員、これからのルールを発表する!」

 

 

リムルが決めたルールは以下の通り。

 

 

1.仲間同士で争わない。

 

2.多種族を見下さない。

 

3.人間を襲わない。

 

この3つだ。その際、ゴブリン達からルールについて説明を求められた。

 

 

「宜しいでしょうか! 何故、人間を襲ってはならないのでしょうか?」

 

質問してきたのは村長の息子のリグル。それに対しリムルは一言。

 

 

「簡単な理由だ。俺が人間が好きだから! 以上。」

 

「なるほど! 理解しました!」

 

いや納得するんかーい!(陣内)

てかそんなにあっさりと決めて大丈夫か?こういう法律みたいなのは念入りにやるもんだと思ってたんだが。

 

一応リムルが理由を説明する。勿論それっぽい感じの理由を述べて。

 

「えっとな、人間は集団で生活してる。手を出すと、大きな反動が来る場合もある。本気で向かってこられると、太刀打ち出来ないだろう。

そういう訳で、此方からは手出し禁止!

それに、仲良くする方が得だしな…。」

 

「マ、ソノ内ニ貿易ナンカモスルカモシレナイカラナ。出来ルダケ人間達トハ友好的ニ接シテイクノガ得策ダロウ。」

 

一応俺の方からも補足として説明を加える。俺達の言葉にゴブリン達は納得する様に頷いていた。

 

 

「他に何かあるか?」

 

 

「他種族を見下さない・・・というのは?」

 

 

「いや、お前ら進化して強くなっただろ? 調子に乗って、弱い種族に偉そうにするなよ! って意味だよ。

ちょっと強くなったからと言って、偉くなったと勘違いするな!

いつか相手が強くなって、仕返しされてもつまらないだろ?」

 

熱心に聞くゴブリン達。どうやらリムルが決めたルールをしっかりと理解してくれているようだった。

 

その後はこの村の村長──リグルドがゴブリン・ロードと言う役職についた。改めてこれからはリグルドがゴブリン達を引っ張っていくようだ。

 

 

「リグルド! 君を、"ゴブリン・ロード"に任命する! 村を上手く治めるように!」

 

 

「ははっ!!! このリグルド、この身命を賭して、その任、引き受けさせて戴きます!!!」

 

 

 

リグルドは感動しているのか、体を震わせつつも膝をつきリムルから貰った役職を引き受けていた。

 

 

そんなに感動するもんかね?まぁ、リグルドが良いなら俺は特に何も言わないさ。これも多分リムルが仕事を丸投げしたいだけだろうしな。

実はリムルって結構そう言う所、よく人任せにするっぽいしなぁ.......多分、これからも。

 

 

なんだかんだで、リムルの事を把握しつつあるワイズだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで。

現在、俺とリムルはリグルドの案内のもと、村の様子を回っていた。

今のリグルドはかつてのヨボヨボな老人とはほど遠く、筋肉モリモリのマッチョマンになっていた。

 

名付けの効果エグすぎぃ!

 

改めて考えたら、この名付けシステムって凄いよな。

名を与えただけでこれ程の変化を魔物に与えてるし...

 

実際にこの村のゴブリン達はリムルによって名付けをされており、男のゴブリンはホブゴブリンへ、女ゴブリンはゴブリナへと進化を果たした。体も背が伸びたり女性のゴブリンは胸が大きくなったりと、人間に近いものへとその姿を変えていた。

それこそ美人かってくらい綺麗なゴブリナもいた。これは磨けば光るのでは.....?今後が少し楽しみだ。

 

 

で、今俺達はこの村の周りを見たり、家の様子を見て回っていたんだが......

 

 

「そんで、お前らの家を経てる様子を見ていたが、ぶっちゃけ下手だな。」

「お恥ずかしい話です....今までは、そこまで大きな建物など必要で無かったもので…」

 

そう。建築などの技術力が圧倒的にこの村には足りないのだ。

ゴブリン達も進化したことで体が成長しており、服が不味いことになっている。

これではまともに住むことも難しい。俺達元日本人にとっては、生活の中の衣・食・住の3つは絶対に譲れないもの。これらが整っていなければ不味いだろう。

前世がゼネコン勤務だったらしいリムルからもリグルドは指摘を受けていた。

 

 

「コレハ不味イナ。早急ニ技術ヲ提供デキル人物ヲ呼ベレバ良イノダガ....」

 

「ワイズ様。それなら、ドワーフ族はどうでしょうか?」

 

 

ドワーフ?あのゲームで出てくるドワーフか!

ゲームでは確か鍛冶師などで登場するのが有名だ。

リムルもドワーフと言う単語にワクワクした様子を見せていた。

 

 

「....よし!行ってみる。リグルド、準備は任せても良いか?」

 

「!!! お任せ下さい! 今日の昼には、全ての用意を整えましょう!!!」

 

 

 

「マタ急ニ決メテ.....マァ今回ハ俺モ ドワーフ ニハ興味ガアッタシナ。イツ出発スル?私モ動向シヨウ。」

 

「花京院。....確かに急に決めたのは悪かったかもな....しかしドワーフかー。楽しみだな、ワイズ!」

 

「アァ、ソウダナ....!」

 

 

と、言うことで。

いざ行かん、ドワーフがいる国、

『武装国家ドワルゴン』へ!

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