呪術廻戦平安時代転生者「せや!四災作ったろ!!」   作:鳩胸な鴨

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続きません(鋼の意志)

この4匹を呪術廻戦にぶっ込んだモンがなかったので書きました。

あとがきを少し増やしました。


アホが作った特級呪物

ポケットモンスター、縮めてポケモン。

携帯ゲーム機ソフトに始まり、アニメやカードゲームなど、二十数年近い間、盛り上がりを見せるコンテンツである。

多種多様なポケモンたちの中には、愛らしさがあふれた可愛らしいものから、世界創造をやってのける神話級生物まで幅広く存在する。

 

もちろん、中には危険視されて然るべき存在もいるわけで。

今回、話の根幹となるのは、その中でも特に上澄にいるであろう存在…各プレイヤーからは、『四災』と称される4匹である。

 

サブカルチャーが盛り上がりを見せる世界で死に、平安の世に転生した男は、その4匹のポケモンが引くほど好きであった。

王の悪事を書き記し、処罰された者の恨みが込められた木簡が枯葉を纏い生まれたチオンジェン。

切られた者たちの憎しみが込められた剣が、雪を纏い生まれたパオジアン。

儀式により、恐怖を注がれた器が土石を纏い生まれたディンルー。

多くの争いの火種となった勾玉に集まった恨みが、炎を纏い生まれたイーユイ。

 

ポケモン図鑑における説明も、物騒なことしか書かれていない災厄の塊。

男はそんな4匹のぬいぐるみを作り、毎晩寝る前にキスをかます程度には狂っていた。

 

「聞いたか?隣の村…」

「ああ…。両面宿儺がなますにしたとか…」

「恐ろしい…。人など、そこらの羽虫としか思っておらんのか…」

「…………あれ?呪術廻戦じゃね、ここ?」

 

そんな彼が、呪術が盛んであった平安に生まれ、何を思うか。

もう語るまでもないだろうが、一応は語っておこう。

 

「カキシルス!!」

「キル!キル!!」

「ソソゲーッ!!」

「ミヨミヨー!!」

「ふはははっ!完成だ、完成したぞ!!

さあ、お前たち!手始めに適当に暴れてこがぺっ」

 

そう。その救いようのないアホは、あろうことか四災を作ってしまったのである。

その結果、生み出した4匹に秒で殺されたが、彼にとっては幸福だっただろう。

なにせ、触れることは叶わぬと思っていた推しに殺されたのだから。

死体すら残らない最期だったが、満足したに違いない。

創造主を殺した4匹は彼の最後の命令に従ったのか、それとも気が向いたのか。

動機はなんであれ、彼らは人々にその猛威を振るった。

チオンジェンにより、多数の田畑がダメになり、歴史的な飢饉が起きた。

パオジアンにより、豪雪が降り注ぎ、町が潰された。

ディンルーにより、巨大な地割れが引き起こされ、城一つが沈んだ。

イーユイにより、大火災が巻き起こり、山一つが禿げた。

 

「キル!キル!!」

「ははは…。こりゃまずいね、どうも」

 

その最中、頭に縫い目のある男がパオジアンを捕獲しようと襲ったものの、歯が立たず失敗。

両面宿儺をはじめとした名だたる呪術師も、その4匹への興味から接触を図ったが、彼らが共通して使う「呪力を無条件に半分削る」という技…カタストロフィを脅威に思い、撤退。

人々を苦しめた彼らだが、当時の五条家当主の命と引き換えに封印を施され、後の呪術高専東京校の地下深くに押し込められた。

 

そして、幾星霜の年月が過ぎ。

西暦2018年の9月ごろに、一体の呪霊…人から生まれた呪いこと「真人」が、危険度の高い呪物を封じている「忌庫」から引き上げようとしていたところのことである。

彼はあろうことか、その四災が封じられた祠の前に立ち尽くしていた。

 

「…これか。夏油が言ってた『四災』」

 

祠の壁を一枚隔てた向こうに、殺戮の限りを尽くした化け物が佇んでいる。

これを回収、ないし持ち帰れば、かなりの戦力増強が見込めるだろう。

計画も順調に進んでいるが、相手は現代最強と名高い五条悟。

いくら対策していても足りないくらいである。

真人はそんなことを思いつつ、封印を施している杭を引き抜いた。

 

「ソ………ソゲー……」

「……っ!?」

 

瞬間。真人は自身を構築している呪力が、ごっそり半分にまで減ったことに気づいた。

その脳裏には、彼の協力者…夏油傑の言葉が反芻する。

 

「アレには手を出さない方がいい。

人の狂気が生んだ、ただ悪意を振り撒くだけの装置みたいな存在だ。

厄介なことに、私の手にも負えない。

君たち呪霊なら尚更…かな」

 

素直に忠告を聞くべきだった。

彼が人である以上、信用もしていないし、情も抱いてはいない。

が、しかし。その助言だけは、いつも的確であったことを、今更ながらに思い知った。

真人は慌てて杭を打とうとするも、既に遅く。

杭は風化するように崩れていき、宙へと消えた。

 

「やばっ…」

 

真人はいつもの薄寒い笑みを消し、全力で逃げ出す。

背中から無視し難い轟音が響いたが、振り向くことはない。

それは、真人にとって初めての敗走であった。

 

♦︎♦︎♦︎♦︎

 

「カキシルス!」

「キル!」

「ソソゲー!」

「ミヨー!」

「あははっ、やめろって!くすぐってーだろ!

あっ、そうだ!キャラメル食う?

おーい、五条せんせー!この子らめっちゃ俺に懐いてくるんだけど、何ー?これも学長のぬいぐるみだったりするのー?」

「……………は???」

 

祠から抜け出した四災が虎杖 悠仁に懐く姿を見て、現代呪術師全員が宇宙猫になるまで、あと数分。




四災…図鑑説明が物騒なポケモンランキング上位4匹。封印のせいで頭がパァになったのか、虎杖に懐く。カタストロフィが体力じゃなくて呪力を無条件に半分に削るぶっ壊れ技になった。

虎杖 悠仁…ポケモンマスター(違う)。両面宿儺ですら宇宙猫になるような状況に陥ってる。四災、ゲットだぜ!!

呪術師たち…↑なんで手懐けとるん…?怖っ…。

メロンパン…ふざけるな!ふざけるな!!馬鹿野郎!!!味方が無能晒したせいで呪力の最適化目指してたのに日本の人類も呪霊も一夜で滅ぼせるバケモン4匹が出てきてご乱心。四災が生まれた時はウッキウキだったけど、生まれた途端に日本滅亡RTA入って、思った五千倍くらいやばいことに気づいたので嫌い。

両面宿儺…ディンルーと戦闘。問答無用で術式による攻撃の威力が3/4にされた挙句、カタストロフィを二回受け、呪力をごっそり1/4にまで減らされた。仕方ないのでフィジカルで殴ってみたら普通に硬くて耐えられた上にじわれ当てられて撤退。黒閃だったのに。

四災を封印した五条家当主…スペックは悟を2倍増しにした感じ。バケモンを押さえ込んだバケモン。

作ったアホ…転生特典の術式とアホみたいな量の呪力で四災を作ってしまったアホ。平安でメロンパンを泣かせ、現代でもメロンパンを泣かせた。本人はそんなつもり微塵もなかった模様。
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