外が騒がしかったので起き出し様子を見に行くとヤンキー高校生が、神崎と矢田、茅野が拉致られていた。
龍牙「お前らさ、何かしら厄介ごとに巻き込まれる体質なのかよ」
俺がヤンキーを無視りながら、神崎たちに向かいながらそう言っているとヤンキーの1人が鉄バットを俺に振り下ろしてきたが、見えない何者かによって飛ばされて気を失った。
???「坊主、久しぶりだな!」
姿を現しながら俺に挨拶してきたのは青いスーツに赤黒い槍を持ったクー・フーリンだったのだ。
龍牙「本当にまた会えて嬉しいよ」
俺がそう言いながらヤンキーの1人を殴った。
そしてもう1人、何も言っていないのに拉致られていた女子たちの縄を解き、助けていたのはアルトリア・ペンドラゴンその人だったのだ。
矢田「助けていただきありがとうございます」
矢田がアルトリアにお礼を言うと小さくお辞儀をすると戦闘態勢に入ったが、もうすでに終わっており少し残念そうであった。
龍牙「これで片付いたと思うからお前らももう帰れよ」
俺がそう言うと茅野が前に出てきた。
茅野「鮫島くん、昨日の夜、竹林くんを殴ったのはあなたなの?」
龍牙「竹林?あぁ、あのサンドバッグのことか?」
俺がそう言うと真上の天井が落下したと思いきや瓦礫は落ちてこず、逆に来たのは顔を真っ黒にさせたタコだった。
殺せんせー「鮫島くん、竹林くんに謝りなさい!」
俺は殺せんせーの横を静かに通り過ぎた。
龍牙「いや〜、探す手間が省けたよ」
俺はそう言いながら永遠に消えない令呪が刻まれている右手を掲げた。
龍牙「令呪を持って命ずる!ランスロット、ヘラクレス、宮本武蔵!あのタコを痛ぶれ」
俺がそう言うと何もないところからランスロットとヘラクレスがタコに向かって突撃していったが、宮本武蔵ちゃんだけが行かなかった。
龍牙「令呪に争うなよ」
そう言ってもアルトリアと談笑をやめなかった。
クー・フーリン「坊主、諦めろよ。武蔵はクラスがバーサーカーでも騎士道、武士道に反することはしないだろ」
俺が諦めるようにため息をつくとアルトリアと出てきた意味をなさない武蔵ちゃんは俺の体内に戻っていった。
龍牙「クーは戻らないのかよ?」
俺が隣にいるクー・フーリンに話しかけると同時にヘラクレスが消えた。
タコを見てみると触手を尖らせてヘラクレスの腹に突き刺していたのだ。
クー・フーリン「いやさ、坊主の横にいると面白そうじゃん!それにお前を止められる奴がいた方が暴走しないだろ?」
クー・フーリンは一番最初に契約を結んだサーヴァントなので俺のことをよくわかっている。
そうこうしているうちにランスロットも敗れてしまった。
殺せんせー「さて、次はどなたですか?」
殺せんせーは肩で息をしながらそう言うと俺は腰に付けてきたデジヴァイスをノートパソコンに向けた。
そうすると100体のダークティラノモンとスピノモンが現れて殺せんせーを攻撃し始めた。
いつの間にか渚たちが神崎を救出に来ていた。
渚「鮫島くん、なんで君がデジモンたちを従わせているの?」
俺は渚がデジモンという単語を知っているのが不思議で仕方がなかったが、答えてやった。
龍牙「俺は選ばれし子供達の1人なんだよ」
俺がそう言った瞬間、俺の横をダークティラノモンが飛ばされてきた。
ダークティラノモンがいたところを見るとフレイドラモンがそこに佇んでいたのだ。
龍牙「フレイドラモンがいるってことは大輔がいるんだろ?」
フレイドラモン「龍牙、久しぶりだね。確かに大輔たちは近くにいるよ。今は殺せんせーを助けてるとこ」
フレイドラモンの答えに俺はデジヴァイスを手に取り自分のパートナーデジモンを呼び出した。
龍牙「アーマー体、だけで俺の計画が止められると思うなよ」
そう言いながらブラックギルモンをカオスデュークモンへと究極進化させたのだ。
だが、すぐにオメガモンに止められ俺の策は尽きた。
すぐに殺せんせーと他の選ばれし子供たちもやったきた。
太一「龍牙、久しぶりだな。俺たちは国のお願いで4月からE組に来ていたんだ。だが、お前の変わりようには驚いてしまったよ」
選ばれし子供たちのリーダー的存在である八神太一さんが俺にそう話してきた。
龍牙「俺は今も昔も変わってませんよ。俺は惨虐なんでね」
俺はそう言いながら、ダークティラノモンとスピノモンをカオスデュークモンにデリートするように命令して、俺はクーと後片付けをしていた。
クー・フーリン「昔の坊主は優しかったよ。世界を救うほどお人好しだったじゃねぇか」
クーが染み染みとそう言っていたがスルーして自分のノートパソコンを手に取りカオスデュークモンをブラックギルモンに戻し、廃工場を後にしようとしたその時、八神ヒカルちゃんが俺の行手を遮るように立ち塞がった。
そして何も言わずに平手打ちをしてきたのだ。
その平手打ちによって俺のサングラスは地面に落ちてクーが拾ってくれた。
ヒカリ「リュウくん、昔のアナタは暴力を嫌いデジモンを殺すことを嫌う心優しい私たちの仲間だったのになんで、変わっちゃったの!」
龍牙「それは違う世界線の俺だろ?この世界線の俺は両親から裏切られたヤクザ中学生だよ」
俺は自虐的にそう言い放ち、クーからサングラスを受け取りその場から離れようとしたが、今度は大輔と賢、タケルが俺の前に立ち塞がった。
大輔「ヤクザに成り下がったのなら俺たち仲間が元のお前に直してやるよ!」
そう言いながらブイモンをエクスブイモンに、ワームモンをスティングモンに、パタモンをエンジェモンにそれぞれパートナーデジモンわ進化させた。
龍牙「だったら俺は全てを破壊し尽くしてやるよ!」
そう言いながら、ブイモン(黒)と、ワームモン(黒)、ツカイモンをリアライズさせてそれぞれ、エクスブイモン(黒)、スティングモン(黒)、デビモンに進化させた。
今にもデジモン同士の戦闘が始まりそうだというところで、今までずっと傍観していたクーが間に入ってきたのだ。
クー・フーリン「坊主、ちっと待ってくれよ。久しぶりの顕界で疲れちってよ。そろそろ、旅館に行ってよ。風呂に入って美味い飯を食おうぜ!」
そう言いながら、俺がせっかく呼び出したデジモンをデジヴァイスに戻して、俺の手首を掴んで引っ張っていったのだ。
いつの間にか俺の中から出ていたアルトリアと武蔵ちゃんが俺の背中を押していた。
呆気に取られていた殺せんせーたちはすぐに元に戻り、俺を追いかけて来た。
殺せんせー「旅館に行ったらまずは竹林くんに謝ってもらいますからね!」
その言葉は無視することにした。
旅館に着くとそこには俺の荷物を持ったエミヤとスカハサが立っていた。
エミヤ「マスター、この旅行が終わったらこの組に合流するのだろう?なら今からでも親交を高めておくと良い」
エミヤは満面の笑顔でそう言うと俺は額に青筋を浮かべた。
龍牙「エミヤ、俺は合流なんかしねぇんだよ!余計なことしてんじゃねぇよ!」
俺はそう言いながら怒鳴り散らかした。
すると俺の目の前にタコと竹林が立っていた。
殺せんせー「旅館に入るのならまずは竹林くんに謝ってください」
俺を怒らせる天才なのかと思うんだよな・・・このタコ
俺は竹林の目の前に立ち、左手に筋力強化の魔法を4回、掛け合わせて放ったがその拳は、大きな盾を持った懐かしき後輩のデミサーヴァントであるマシュの盾に防がれてしまったのだ。
マシュ「先輩、お久しぶりです」
変わらずの笑顔に俺は顔を見れなくなってしまい、その場を逃げ出すように旅館から遠ざかってしまった。
俺は京都駅で女子高生を捕まえてラブホで鬱憤ばらしをしようとしていたが、中々見つからずに俺を見つめる人がいたので後ろを見てみるとそこには懐かしい人物が立っていたのだ。
その人は、ドクターことロマニ・アーキマンその人だったのだ。
ロマニ「リュウガくん、久しぶりだね。少し話せないかな?」
俺が覚えてるあの優しい口調でそう話しかけて俺は懐かしさのあまり涙が出て来てしまったのだ。
ロマニ「リュウガくん、何も泣くことないだらう」
そう言いながら優しく抱きしめてくれた。
龍牙「たくさん、お話したいことが自分もあります」
俺は来た道をドクターと戻り旅館の女将に離れを貸してもらいそこで話をすることにした。
その離れには烏間さんとイリーナ、タコ、ダ・ヴィンチちゃんも一緒にいた。
ロマニ「彼らは聞いてるだけらしいので気にしないでください。僕が消えたあの世界でもアナタは救おうと頑張っていたと聞いています。その後のリュウガくんのことを教えてください」
ドクターは俺の目を真っ直ぐと見ながらそう言った。
龍牙「あの世界を真っ当した後に俺はデジモンアドベンチャーの世界に転生しました。そこでは俺は選ばれし子供の1人として世界を救おうとしていましたが、中学3年の夏に同級生の男子に背中をサバイバルナイフで刺されて死にました。次に転生したのはマギという世界です。その世界は魔法が存在する世界で、俺という存在は全ての人間の敵として生まれてすぐに実の母親に殺されました。そしてBLEACHの世界に転生した俺は死神代行として生きていましたが、俺はそこで通り魔によって殺されました。そしてNARUTOの世界に転生した俺は、生まれた瞬間にその世界の厄災と言われていた九尾の半身を封印され、里の人間から毎日のように暴行を受け、そのまま殺されました。そしてこの世界に来る前に呪術廻戦の世界に転生して、色々な人から教えてもらい秘術も全てできるようになってしまい、封印され死にました」
俺がこの世界に転生する前のことを全て話した。
龍牙「俺は幾つもの世界に転生して分かったことがあります。それは人間という生き物に生きている価値など存在しないという事です。俺は人であって人ではありません。所詮、バケモノなんです。自分より弱い存在は存在する価値すらありません」
俺がそう言い終わるとドクターは泣いていた。
ロマニ「リュウガくん、キミはなんで可哀想な人間なんでしょう。僕もE組で保健の先生として在中しますので、卒業までにカウンセリングしていきます」
そう言いながら、俺を抱きしめながら泣いていたのだ。
朝までずっと・・・