なので、まず前作『東方 人心収攬』をお読みいただくとより内容をご理解できると思います。
ステージ3 :白玉楼の番犬
コンッコンッ
騒々しい事務所のドアを叩く音がする。
緋色「お前ら客だ、静かにしろ、、、どうぞ。」
キィッ、、、、
事務所のドアが開くと親しい顔が彼の目に映った。
緋色「あっ、、、」
魂魄 妖夢「お久しぶりです、緋色さん。」
緋色「おぉ!妖夢ジャンっ久しぶりっ!
萃香!出てきて良いぞ。」
人間の客の場合に限り、萃香は気を使い姿を隠すようにしている。
萃香「妖夢か、珍しい客だな。」
妖夢「所で夜雀、、、ミスティアが屋根で何やら妙な旗を取り外そうとしていたのですが、、あれはいったい?」
チルノ「ココはアタイたちのヒミツキチだからな!」
妖夢「あぁ、チルノですか、、秘密基地?」
緋色「こいつの言う事は気にしなくていい、、、」
妖夢「はあ、、では本題に入らせて頂きます。」
・
・
・
緋色「デカイ野犬が冥界に住み着いただぁ?」
妖夢「はい、如何にもあの様な凶暴な犬は苦手でして、、、、。」
緋色「意外に女の子らしいトコあるのな、お前、、、。」
妖夢「何気に失礼ですね、、」
緋色「そんな、犬っころ一匹で、、、、つーか、俺より強いお前が適わない犬っコロに俺が勝てる訳無いし、、、」
笑い飛ばす緋色の顔を見て妖夢は、、、
妖夢「お願いします!幽々子様も困り果てて食事も喉を通らない有様で、、、。」
妖夢は懇願するかの様に半泣きで食い下がる。
緋色「ちょおまっ!そんな顔すんなよっ。行く気はあるから!」
妖夢「ほ、本当ですか!?」
緋色「同じ釜の飯食った仲ジャン?」
緋色の気さくな対応に満面の笑みを浮かべる妖夢。
妖夢「有難う御座いますっ幽々子様も御喜びになられるでしょう、、、
これは少ないですが前金です。」
何と前金で十円も入っていた【現在の貨幣価値で約二十万】
西行寺 幽々子の羽振りの良さに驚く緋色。
緋色「良いのか、、こんな貰って、、、、?」
妖夢「はい妥当な額です。」
萃香「それじゃあ、行くか。」
緋色「ワリィ萃香、今日は留守番しておいてくれ。」
萃香「何でだよ?」
緋色「チルノ達だけにしておいてみろ、、、帰ってきた時、『事務所が爆発してました』何て事にも成りかねないぞ?」
萃香「洒落に聞こえないなソレ、、、、」
緋色「じゃあ、頼んだぞ。」
萃香「ヤレヤレ、、今回は御守りか、、、、。」
大妖精「行ってらっしゃい」
リグル「お気をつけて」
チルノ「・・・・・・。」
人妖事務所・玄関前。
装備の確認をする緋色。
妖夢「忘れ物は有りませんか?」
緋色「問題ない。」
妖夢「では、参りましょう。」
しかし、、、。
前回、白玉楼へは『八雲 紫』のスキマの能力で造作も無く瞬時に到着したが、、
白玉楼への案内は妖夢に任すとして、昼も回っているので徒歩では時間がかかる。
挙句に人妖になって日の浅い彼は空を飛ぶ事も出来ない。
事務所前で困る二人
その時、妖夢に妙案が浮かぶ、、、、。
人妖飛翔中・・・・・
緋色「なぁ妖夢、後どの位で着くんだ?」
妖夢「もう眼と鼻の先ですよ。」
緋色「そうか、、成るべく速く頼む、、、、、カッコ悪くてしょうがない。」
それは正に自分よりずっと六十歳以上年上ではあるが外見は十四五才の女の子に負ぶって貰い、空を飛翔し白玉楼へと向かう、そんな人妖の姿が其処にはあった。
緋色「こんな姿、天狗に見られたら何て記事にされるか判ったモンじゃない、、、、。」
妖夢「そうですね、脚色されて凄い事になるでしょうね、、、。」
緋色「ゴメン妖夢、妖怪なのに空も飛べなくて、、、ハァ、、、。」
自身の不甲斐なさに、彼女の背中でうな垂れる彼に対し妖夢は、、、、
妖夢「ふふっ同じ釜のご飯を食べた中じゃないですか、水臭いですよ。」
その妖夢の心優しい言葉に彼はガラにも無く微笑んでしまった。
緋色「嬉しい事言ってくれるでねーの!アリガトウございまチュネ、お嬢チャーン!」ナデ、ナデ
妖夢の頭を撫でながら軽口を飛ばし照れ隠しをする緋色。
すると妖夢は笑いながら振り返り一言、、、。
妖夢「ハハハハッ、、、、、叩き落しますよ、、、、。」(笑)
緋色「ひぃぃぃっ!?ちょっと待てっ!冗談だっ冗談!!」ギュウゥゥゥ!
妖夢「うわぁあっ!ちょっ、、、抱き付かないで下ださい!こっちも冗談ですから!」
緋色「嘘だっ!!!今本気の眼だったぞ!?」
妖夢「取り合えず落ち着いてくださいっいぃぃ痛タタタタタッ!ち、力入りすぎぃぃ、、、。」メキメキメキ、、、
緋色「I☆YA☆DA☆!絶対っ放さんぞ!妖夢っ絶対、、お前を、、、放さんぞぅ!!!!」
普段、真面目過ぎる性格故、冗談を言わない妖夢の冗談は本気に聞こえる。
空の上での茶番、、、そんな彼らを、、、、。
パシャッ!
?「えーと、『幻想郷のジゴロ、初デートで白玉楼の庭師に空中プロポーズ、、如何する、萃香氏?』とっ」
文花帖にサラサラと書き綴る
射命丸「いやーっやっぱりあの人はネタの宝庫ですなぁ、、。」
ストーカー天狗と化した射命丸にしっかりと目撃されている。
射命丸「あや?、、、もう一人居ましたか、これは又珍しい組み合わせになりそうですねぇ、、、、、おぉ、愉快、愉快。」
そなんなこんなで結界を越え冥界に到着した、、、が。
緋色「え?何この石段、、、、、、、、、万里?」
緋色を迎えてくれたのは西行寺 幽々子の笑顔では無く、あの大きな白玉楼が豆粒に見えるほどの
長い長い石段だった。
緋色「こんな事なら迷い家寄って紫さんに送ってもらえば良かった、、、、、、、」
長すぎる石段を目の当たりにし、到着する前にやる気を無くす緋色、、、。
妖夢「そ、そんな明ら様にゲンナリしないで下さいよ、、私は毎日、、、、。」
チルノ「うわー!ナッゲーかいだん!」
緋色「あぁ、そうだな、、、、、、、、、、んっ!?」
妖夢「チルノっ!?」
緋色「何で此処に居る!?」
チルノ「やいっ!はんじんはんれい!アタイとしょうぶしろ!」
緋色「話し聞け!」
妖夢「何故?」
チルノ「ヒイロが、さっきジムショでおまえがヒイロよりつよいっていってた、ということはヒイロよりつよいおまえをたおしたら、
アタイはもっと最強になれるってワケ!さぁこい!」
なんとチルノは緋色のいった事を真に受けここまで追って来たらしい。
緋色「よし、チルノ良く聞け、、、、、帰れ今すぐに。」
チルノ「ふっ、、だが、ことわる!」
緋色の言葉も何処吹く風
緋色「お前なぁ、、、。」
妖夢「良いでしょう」
意外にも妖夢は乗り気だ。
妖夢「この階段の中腹に庭園が在りますので其処で、、。」
チルノ「よっし!」
そしてどの位上ったのだろうようやく中腹に在る広い庭園に着いた。
数多もの桜が狂い咲く美しくも恐ろしさが感じられる場所。
チルノ「さぁっどっからでもカカッテこい!」
チルノはやる気満々だ。
普段の妖夢なら適当にあしらって終わらせる筈が、、、緋色は何時もと違う妖夢に気付く。
緋色「妖夢、お前どうしたんだ?」
心配そうな緋色を他所に軽い笑みを浮かべた妖夢は、、。
妖夢「なに、、偶には道草も悪く無いって思っただけですよ、、、。」
チルノ「じゃあ、、いっくぞーーーー!!!」
妖夢「いつでも、、、、。」
シィィィキン、、、、!
五十八秒後・・・・・・
水溜りの上にチルノの服だけが浸かっている。
緋色「溶けたぁぁぁぁぁあっ!!?」ゴイーンッ!
お察しの通り妖夢に敗れた氷の妖精チルノは溶けて水溜りになった。
妖夢「ご心配なく妖精は自然そのもの自然が死なない限り妖精は絶対に死にません。」
緋色「いや知ってるけどお前、手加減、、、、、。」
妖夢「これで邪魔者は居なくなりました、、、。」
緋色「、、、、、妖夢?」
真剣な面持ちで緋色を見る妖夢。
妖夢「緋色さん、、頼みが有ります、聞き届けて頂けないでしょうか。」
緋色「、、、、、、話によるが、、、。」
妖夢「どうか今一度、、、私と剣を交えて下ださい!」
それは予想だにしていない言葉だった
妖夢「共に励み共に悩み、泣き、笑い剣を交えたあの日々が、、、どうしても忘れられないのです!
迷惑千万百も承知、、、ですが、私の我が侭を聞き届けて下ださい!!」
西行寺家の為だけに生きてきた妖夢
妖夢にとってあの一ヶ月は宝のような思い出なのだろう、、、
緋色「まったく何を言い出すかと思えば、、、」
彼は腰に携えている剣のグリップに手を掛け、、構える
緋色「良いぜ妖夢!叶えてやるよっ!」
彼の心を動かしたのは、彼に檄を飛ばしていたあの時と同じ一点の曇りの無い妖夢の眼だった
妖夢「有り難う御座います、、、緋色さん、、、、では、、、、。」
剣を抜き、その切っ先を緋色へ向ける妖夢
妖夢「西行寺家、庭師兼御庭番、、、魂魄 妖夢、、、、、推して参る!」
緋色「緋の色の人妖、八雲 緋色、、、、、参る、、、、。」
薄暗い、、、、この世から遠くあの世に最も近い場所で、冥界の盾と、、、、緋の色の人妖が激突する。
まさかの急展開、しかし妖夢の頼みに二つ返事で応えた彼も、
満更でも無かった。
ここ最近といえば、力は有るが頭は空っぽな外来産の化け物ばかりの相手で彼は満たされていなかった。
彼も又、強者の高みを目指す一人の剣士なのだ、、、人妖の血が強者と出会った彼を昂らせる。
ドゥンッ!ギィィンッ、、ギンッガァンッキンッ、、、、、!
双方一瞬で互いの間合いを詰め、斬り合い火花が散る。
技量そして技の切れは妖夢の方が勝っている。
しかし妖夢のその強さには致命的な欠点がある、、、、。
妖夢「ハァッ!!」 ギィンッ!
斬り合いの一瞬の隙を付き緋色の剣を押し返し体制を崩させる。
緋色「グウッ!」 ズリィッ、、、、
崩された拍子に足を滑らす緋色。
妖夢「もらったぁぁぁっ!」ブォンッ!
しかし、、、、。
ガシュッ!、、ドパンッ!!ガリガリガリガリガリガリッ!
妖夢の剣は緋色を捕らえず空を裂いた。
足を滑らした筈の緋色は有り得ない体制から妖夢の側面に回る。
後ろへ倒れる瞬間、剣を地面に突き刺して固定し剣を持ったまま彼から見て右回りになる様に地を蹴り三百六十度、
時計の針の様に回転し移動する、すると必然的に踏み込んだ妖夢の側面へと到着する。
その到着する少し手前で剣を地面から引き抜き回転の勢いを加えて切り伏せる。
緋色「噴っ!!」 ガキィッン!!
ギィィィンッ!!
予想外の方向からの重い斬撃
妖夢はそれを防いだがバランスを崩し弾き飛ばされる。
妖夢「っ!?うわっ!!」
ドゥッザザザザザッ、、、、。
妖夢の欠点、、、其れは、、、実戦経験の乏しさ、、、、
以前は妖夢の祖父、『魂魄 妖忌』に稽古をつけて貰っていたが
ひょんなことから妖忌は妖夢を残し失踪してしまった。
それ以来妖夢は一人で剣の修行に励むこととなった。
打って変わって緋色といえば此処二、三ヶ月、
萃香と共に幻想郷に入り込んだ化け物と手加減なしの殺し合い
二人の年の差は五、六、十歳を越えるが
緋色の経験は妖夢を凌駕していた
彼がこの短期間で人里や近隣の妖怪達から『緋の色の人妖』や『化け物専門の殺し屋』と呼ばれているこの呼び名は伊達ではない。
妖夢は素早く体勢を立て直し剣を鞘に収め低く構える
妖夢「ハァッ!」『現世斬』
ドパァンッ
しかし、、、、、
緋色「、、っ!!」『我流・現世斬』
ドパァンッ
ギィィンッ!ギギキッギギギッ、、、、、!
それは我流であれ彼も体得している
鍔迫り合いのまま硬直する二人
緋色「さぁ、準備運動は終わったか?」
妖夢「成る程、、私の剣技を自分の物に、、、、強くなられましたね。」
緋色「お前の剣は、目では追えない速度で移動し、敵を両断する瞬技、、だがっ、
その高速移動は直線的かつ短距離(とはいえ最大で十数メートルは移動する)、
そして発動の前に今のような僅かながら溜めがある。 」
ギンッ!
鍔迫り合いを止め二人は距離を取る
妖夢「面白い、流石です、、では今こそ約束を果たしましょう。」
シィィィキン、、、、!
妖夢が腰に携えていたもう一つの長刀『楼観剣』を静かに抜いた、、、、。
妖夢「今こそ『魂魄流 剣術』を、、、、お教え致しましょう、、、!」
キィィィィィィィィィィィィィィィッ、、、、ヴゥアッ!!!
不適な笑みを浮かべた妖夢が刀を構えた瞬間、剣士特有の剣気が緋色ごと周囲を切り裂かんばかりに流れ出す。
妖夢の剣士としての入ってはいけないスイッチが入る。
そして彼も、、、。
緋色「ハーハッハッハッハァッ!」パチッパチッパチッパチッ
桜と剣気が嵐の様に舞い狂う中、手を叩きながら高笑いする緋色
緋色「そう来なくっちゃな、、!」ニヤッ
ゴォォォォォォォォッ!
緋色の体から妖力が放出され、地に落ちた桜の花びらが再度緋色の妖力に煽られ宙を舞う。
緋色「今日はツイてる、、、、唯の犬退治が、こんな素敵な展開になるなんてなぁ、、、。」
今回、二人を止める者は居ない、、、、、、
妖夢「参るっ!!!」
緋色「来なっ!!」
ドバァンッ!!ギィィンゴォンッ!バギィンッ!!
二つの刀を自分の手足の様に器用に操り、止まる事の無い斬撃を繰り出す妖夢
二人の繰り出す斬撃音はもはや、剣や刀で出せる音ではない
妖夢「弦月斬っ!」
ギィンッ!
彼の剣をカチ揚げる妖夢、、、、、
妖夢「生死っ流転斬!!」
ガチィンッ!
さらに踏み込みながら高速回転を加えた薙ぎ払い
その衝撃で後方へと弾き飛ばされる緋色。
妖夢「ハァァァァアッ!!」
『六道怪奇』
バラバラバラバラッバラバラバラバラッ
間髪居れずに更に横薙ぎに刀を振るった妖夢の刀身から、
まるで散弾の様な弾幕が放たれる。
ギィィンッジィンッギンッ!!
それを彼は剣で弾き返す
それでも妖夢の連撃は止まない
『六道怪奇』の直後『現世斬』を粗同時に繰り出していた。
妖夢「貰ったぁぁぁぁぁぁあ!!」シュバッ!
緋色「チィッ!」
ブゥオンッ!
しかし妖夢の剣は緋色ではなく空を斬った
そして妖夢の背後の宙から緋色の渾身の一撃が放たれる。
妖夢「何ッ!?」 バッ!
ガギッィィィィィィィン!!!
妖夢「ぐぅうあっ!」
ガコッボゴンッ
彼の一撃を間一髪で受け止めた妖夢しかし、余りの衝撃に石畳にヒビが入り、両足が踝(くるぶし)まで地面にめり込んだ。
現世斬が当る直前彼は
現世斬の居合い斬りを妖夢の方向へ捻りを加えた回転で飛び超える形で瞬時に飛び避わし
妖夢を脳天から両断する形で切り伏せたのだ。
緋色「ワァーオ、よく受け止めたな、少しヒヤッとしたぞ。」
妖夢「それは此方も同じですよ、、、よくあの連撃をことごとく、、、、。」
緋色「場数が違うぜ。」
妖夢「ほう、なら、、これなら如何です、、、かっ!」
ギィンッ!
緋色の剣を弾きバックステップして距離をとる妖夢
そして剣を鞘に収め低く構える
妖夢「貴方は大きな思い違いをしている、魂魄流剣術は瞬技だけの幼稚な剣術ではない。」
緋色「何?」
妖夢「参るッ!」『人鬼「未来永劫斬」』
シュドンッ!
現世斬を繰り出す妖夢
ギィィン!
それを防ぐ緋色
しかし
ギィィンッ!
緋色「なっ!?」
ギィィン!
ガチィン!
ギィィン!
四方八方から現世斬の斬撃が縦横無尽に緋色を襲う、、、。
その加速がドンドン増していき妖夢の身体と刀が輝きを纏い始め、
妖夢の鋭く光る眼光と刀身の軌跡が光の尾を引く
ガギィィィィィィィィィィンッ!!
緋色「ぐぅおぁっ!」
衝撃に耐え切れず、緋色が体勢を崩した瞬間
妖夢は緋色を光の様な速さで通り越し距離を十分に取って動きを止め構える
その次の瞬間まるで閃光が妖夢の軌跡を辿るかの様に刀に光が流れ込み光り輝く。
妖夢「飛ぶ斬撃を、、、ご覧になった事がありますか?」
緋色「っ!?」
妖夢「ダアァァァァァッ!!!」『待宵反射衛星斬 』(まつよいはんしゃえいせいざん)
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
緋色「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
ドッザァッ、、、、、、、、、、、、、!!!
光を纏った刃から放たれる無数の光刃が緋色を捉え
その何重もの斬撃と衝撃波で彼は錐揉みしながら桜の花びらと共に宙を舞い地に叩きつけられる
妖夢「、、!?しまった、、、つい本気で、、、、、。」
慌てて妖夢が緋色に駆け寄る
妖夢「緋色さんっ!大丈夫ですか!?」
彼は天を仰ぐように大の字に倒れたままポツリと漏らす
緋色「クククッフッハハハハッ、、強ぇ、強ぇ、、、、今まで相手にしてきたバケモンの百倍は歯応えが有らぁ、、、、。」
人妖化している彼は並外れて打たれ強くなっていた、人間なら最初の一撃で即死もあり得ただろう。
緋色「何してんだ妖夢、、ま、、、だ、、まだ終わってないぞ、、、。」
満身創痍でも尚、彼は立ち上がる。
妖夢「し、しかしこれ以上は、、、、。」
緋色「分かって無いな妖夢、、、又サプライズさせてやる、つってんだよ」
そしてあの時のように妖夢に言い放つ
緋色「構えれば分かるさ、、、、。」
妖夢「、、、っ!、、、、分かりました、、、、これが、、、、、、最後です。」
緋色「さぁもう一回だっ撃って来いや妖夢っ!」
シュドンッ!
現世斬を繰り出す妖夢
ギィィン!
ギィィンッ!
緋色「ぐっ!」
ギィィン!
バギィンッ!
ゴォンッ!
ギィィン!
ガチィン!
ギュィィンッ!
四方八方から現世斬の斬撃
加速がドンドン増していき妖夢の刀の軌跡が輝きを纏い始め光の尾を引く
そして、、、
妖夢「ぬぅぅぅぅぅんっ!!」キュィィィィィィィィッ!!
光が妖夢の軌跡を辿り一振りの刀に光が流れ込む。
妖夢「なっ!!??」
しかし妖夢の眼に予想外の光景が映りこむ
緋色「おぉぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁっ!!」 ズォォォォォォォォォォォッ!!!
バチッバチバチッバチバチッバチバチッバチ!
緋色は剣に妖力を流し込み刀身の表面をバチバチとスパークが這い回り
紅く輝きを纏い、彼の周辺では禍々しい赤黒い妖力が放出され宇津撒いている。
妖夢「グッ、、、、そんな猿真似っガッァァァァァァァァ!!!」 『待宵反射衛星斬 』(まつよいはんしゃえいせいざん)
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
緋色「グウゥゥゥルアアァァァァァッ!!!」【ルブルムドライブ】
ブォンッブォンッブォンッブォンッブォンッ、、、、、
ガゴッ!、、、、ドガガガガガガガガガガッ!!
緋色の繰り出した五つの紅い疾風の様な斬撃が
地を抉りながら妖夢へと一直線に走る。
妖夢の『待宵反射衛星斬 』よりも遥かに数で劣る、、、
しかし
ボォウッ、、、、、ボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッ
ボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッボォウッ!!!
妖夢「なっ相殺ぃ!?」
否。
ゴウッ!ボウッ!ゴウッ!ズゥオッ!ゴウッ!
妖夢の『待宵反射衛星斬 』から繰り出された数多の斬撃、その全てをたった五つの紅い斬撃が貫通し無力化したのだ
それでも尚衰えることの無い、妖夢へと向かって疾走する五つの紅い疾風
妖夢「グッ!!」
防御の形を取る妖夢
ガギィンッ!
ゴギィンッ!
バギィンッ!
ジィィィンッ!
ドッバァァァンッ!
妖夢「ヴっあぁぁぁぁぁぁっ!!!」
全てを刀で防いだものの、その衝撃は計り知れず
妖夢は後方へと弾き飛ばされ桜の木の太い幹に背中を打ち付けその場に崩れる
緋色「ハァ、、ハァ、、、ッ!」ドザァッ
地に膝を着き崩れる緋色
辺りは二人の闘争の後が生々しく残った
その時桜の木の幹にもたれ、疲れきってはいるが、どこか楽しげな顔をした妖夢が彼に声を掛ける
妖夢「まったく、、、貴方という人は何処まで私を、、、、驚かせれば気がっ、、、、、済むのですか?」
妖夢の方へ眼を向ける緋色
緋色「良い意味でビックリ(サプライズ)だったろ?」
妖夢「ふっ、、くっふふふ、、。」
緋色「妖夢、、、この技貰うぜ、、、。」
妖夢「どうぞ御自由に、、、」
緋色「なぁ妖夢、、、、。」
彼は妖夢に尋ねた
妖夢「はい、、、?」
緋色「楽しかったろ?」
緋色の問いに妖夢は、、、
妖夢「はいっ!とってもっ!!」
いつもの仏頂面ではなく満面の笑みで答える妖夢。
緋色・妖夢「「あっはっはっはっはっはっはっはっはっ、、、、、!!」」
満身創痍の二人の馬鹿の様な笑い声が周囲に響く
桜舞い狂う中での激闘の末の決着
そして彼の、、、緋色の『我流を極め自分の物にする程度の能力』が開花した瞬間である。
数刻後・・白玉楼、、、、
幽々子「それで、、、二人とも如何してそんなボロボロなの?」
白玉楼に着いて早々出迎えてくれたのは、二人を待ちわびて
屋敷の門まで出向いていた西行寺 幽々子の苦笑いだった。
妖夢「あ、、いえ、、その、これは、、、。」
幽々子「ふふっ、皆まで言わなくても良いわ妖夢、緋色ちゃんと一戦交えたのでしょう?」
妖夢「っ!?どっ如何してそれを!?」
幽々子「あんなに剣気を撒き散らしたら寝てても気づくわよ。」
緋色「派手にやったもんな、、、。」
幽々子「御免なさいね緋色ちゃん、妖夢に付き合ってもらっちゃって、、、」
緋色「いえいえ、そんな、、。」 『、、、、ちゃん?』
幽々子「妖夢ったら貴方に仕事を依頼するって決まったら、凄くはしゃいで、、、、」
妖夢「幽々子様っ!?」
幽々子「それはもう貴方が此処で修行していた頃の事ばかり、、、」
妖夢「幽々サマ、、少々、、、、、お戯れが過ぎますと、、、、、はしたないですよ、、、、、、。」 ゆらり、、、、、
シィィィキン、、、、!
幽霊に対して使えば強制的に成仏させることが出来る白楼剣をチラつかせる、、、
幽々子「ちょっ!?妖夢!?冗談よ!落ち着いて!」
亡霊である西行寺 幽々子には効果は絶大なのかもしれない、、、。
緋色「妖夢、そんな事より案内を、、、、」
彼は当初の目的へと軌道修正する
妖夢「えっそんな、少し傷を癒してからのほうが、、、」
緋色「そんな事してたら、日が暮れるぜ、、、それに事務所、あいつ等だけに任せたら不安でしょうがない、、、。」
妖夢「しかし、、」
緋色「なーに犬ッコロぐらいササッと退かして来るよ、、、、。」 『、、、、それはそうと何か大事な事を忘れているような気がする、、、。』
人妖・半人半霊、移動中、、、、、
・
・
・
・
・
・
・
・
冥界の森某所
緋色「ヴォァァァァァァァァアアッ!?」 ドザザザザザザッ、、、
派手に弾き飛ばされる緋色、、、
ドスッドスッドスッドスッドスッドスッ!!、、、、ギィィィン!、、、、
緋色への追撃を『白楼剣』と『楼観剣』で防ぐ妖夢
妖夢「緋色さん早く起きてくださいっ!!」
緋色は素早く跳ね起き『ソレ』から距離を取り体勢を立て直す
それを確認した妖夢も『ソレ』から距離を取る
緋色「妖夢っ!!話が違うぞ!」
妖夢「だから言ったじゃないですか!大きな犬だと、、、!」
彼が声を荒げるのも無理は無い、彼が想像していたのは精々グレートデンの一回り大きいぐらいの犬
しかし、、彼らの眼前に対峙しているのは
蛇の鬣をなびかせ憤怒の表情をした三つ頭の狂暴犬
口からはみ出た鋭い牙、
その一歩は大地を抉り、
そして33尺はある巨体、、、、
それを犬と呼ぶには正に不適切だった、、、。
ダンッダンッダンッダンッダンッ!
テンペスト銃口から、暴風雨の様な加減なしの妖力弾幕が放たれる
しかし効果が見られない、先ほどの妖夢とのガチバトルで妖力と体力を消耗していたのだ。
緋色「クソが、、、、とんだボスラッシュだぜ、、、」
妖夢「緋色さんっ一旦出直したほうが、、、。」
緋色「ふざけろ、、、、それより妖夢、、アレを見ろ、、、。」
緋色が化け物の三つ頭の内の一番左の頭を指す。
妖夢「そういえば始めて見た時から、あの頭だけ死んだように眠ったままですね、、、」
緋色「奴から見て左側は死角になるはず、、、。」
妖夢「しかし、、残りの頭がそれを補っているのでは、、、」
緋色「その二つは俺が何とかする、お前はその隙に三ついっぺんに首を根元から叩き斬れ、、、。」
即興で考え付いたチープな策、しかし『彼女なら成し遂げれる』という、緋色の確信にも似た信頼が
妖夢を動かした。
妖夢「分かりました、、、。」
緋色「いくぞ、、、、!」
緋色が化け物の間合いに入るため、妖夢が弾幕で援護する
妖夢「はあぁぁぁぁぁっ!」
『六道怪奇』
バラバラバラバラッ
妖夢の散弾の様な弾幕が化け物に放たれる。
ゴンッゴンッバギンッ
妖夢「何ぃっ!?」
妖夢が放った『六道怪奇』を化け物は魔法障壁で防ぐ
化け物「グルルルルル、、、。」
妖夢へ狙いを定め化け物が動こうとしたその時
緋色「隙だらけだぞっ、、、とっ!!!!!!」
ズッパンッ!!!!!!!!!!
ブッシィィィィ、、、、、、!!!!!!!!!!
化け物「ヴゥエェギャァァァァァァァ!?」
死角から回り込んだ緋色の剣トワイライトが化け物の右後ろ足を切り裂いた。
化け物は素早く体勢を立て直し前足で緋色を叩き潰そうとする、
ドゴゥッ!バギィィッ!ビキビキビキッ!
ダンッダンッダンッダンッダンッ!!
緋色は銃を撃ちながら宙を舞い跳び避けると同時に、彼の居た地面が化け物の鋭い爪で深く抉れる。
その宙を舞っている彼を獲物を狙う猟犬の如く飛び掛り、
右隅の頭が鋭い牙で噛み砕こうと大きく口を開く。 11/4
化け物「ヴォォォォァアアアッ!!」
化け物に狙いをつけた銃口にスパークが起こる
バチッバチバチッバチバチッ!
緋色「喰らいな、、、、。」
ドォンッ!!!
化け物「ギィィィィィィヤァァァァァァァァァ!!!!!!!」
テンペストのチャージショットが化け物の口内に打ち込まれた。
緋色「おっしゃっ!!大っ命中!!」
しかし、、、、、。
ゴシャアッ!!!
緋色「グゥオァッ!!?」
化け物の右前足が空中の緋色を捉え地面に叩き落しそのまま踏み潰したのだ。
緋色「ぐっぞぅっ!今だっ!殺れ!!妖夢!!!」
化け物の左側の死角を上空から『楼観剣』の鋭い一閃
妖夢「だあぁぁぁぁぁっ!!!」
『断命剣・冥想斬』
ガギンッ!!ギッギッギギギッ、、、、、
緋色の計画通り首を根元から叩き斬るはずだったのだが、、、、。
化け物「グルルルルッ」ギリギリッギッギッ
妖夢「そ、そんな、、、、。」
緋色「起きやがった!?」
妖夢が首を切り落とそうとした瞬間眠っていた筈の左隅の首がその鋭い牙で妖夢の渾身の一撃を噛み防いだのだ。
ブォンッ!
妖夢「わぁっ!?」
剣を噛んだまま力任せに妖夢ごと放り投げる化け物
そして彼は見た、、、妖夢を放り投げた瞬間化け物の大きく開いた口に
彼の妖力とは別の、、魔力が集中しているのを、、、。
ケルベロス「ゴォアアアアア!」 キュィィィィィィィィン!
緋色「、、、、、っ!、、、妖夢っ避けろ!!」
投げ飛ばされた勢いで、空中で木の葉のように舞っている彼女に其れを避ける術は無かった
ドッシュン、、、、!!!ボゥウンッ!!
開いた口から打ち放たれた魔力レーザーが妖夢に直撃し煙を上げながら、白玉楼が在る方角の森に墜落していった。
緋色「この、、、野郎っ、、、、!。」
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
踏み潰されている状態で殴り踠(あが)くが足を退ける気配が無い。
化け物「オォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
三つの首が同時に吼えた瞬間、大地を揺るがすほどの膨大な魔力が
踏み潰されている緋色に伝わる。
今までの化け物とは桁が違う、
その強さは緋色を遥かに凌駕していた。
緋色「上等だっクソがッ!足退けろっ!!」
緋色を見た後三つの頭は見合す
それは恰も誰が食べるのか相談している様にも見えた。
化け物「グルルルルッ」
当りである、、、
軍配が上がった、右隅の頭の鋭い牙が緋色を噛み砕こうとする、
しかし、、、、、、
?「フロストコラムス!!!!!!」
ガッギィィィィィィィィィィンッ!!!!!!!
化け物「ギィィィィヤァァァァッ!!」
緋色を避け巨大で先鋭な無数の氷柱が凍てついた大地から突き上がり化け物に突き刺さる。
11/4
緋色「お前、、、!?」
11/12
彼はすっかり忘れていた『自称最強』の氷精の事を、、、、
チルノ「やいヒイロ!よくもアタイをおいていったな!」
妖夢に負けて溶けていたチルノが復活したのだ。
飛び退いた化け物の足から開放された彼は、チルノを連れて離脱を試みる。
緋色「チルノ下がれっ、、、、出直すぞっ!」
チルノ「よしっわかった、しょうぶしろ!」
緋色「だから話を聞けっアレを見ろっ!」
体勢を立て直そうとする化け物を指差す緋色
化け物「グルルルルッ」
チルノ「、、、、ナッゲーかいだんにデッケーイヌ、しらたまろうってナンでもデカイな、、、、。」
緋色「そうじゃ、ねぇだろ、、、。」
チルノ「ま、あんなイヌ、、アタイの最強のだんまくで氷ズケにしてやる」
緋色「チッ、仕様がねぇ、、、おいチルノ、、、」
チルノ「さぁ、どうした、かかってこっ、、、」
ガシッ!バヒュンッ!ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ!
チルノを担ぎ上げ強制的に戦線離脱する緋色
チルノ「だぁー!?なにすんだヒイロおろせ!アタイは最強だからにげないんだよっ!!」
緋色「逃げじゃねー!戦略的撤退だ!」
チルノ「センリャクテキってなに?」
緋色「最強になる為の第一歩だ!」
チルノ「おおー!わかった!りかいした!アタイぜんりょくでにげる!」
緋色「ちょっ待てっ俺を置いてくなっ!」
チルノを納得させた緋色、そして白玉楼が在る方角の森を疾走しながらそれを捜索した。
緋色「確かこの辺に、、、、見つけた!」
それを見つける
妖夢「くっ、、、私としたことが、、、早く戻らないと、、、、緋色さんが、、、、。」
緋色「妖ぉぉぉ夢ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
ガシィ!
妖夢「わぁっ!?」
妖夢を抱き抱え森を疾走する緋色
緋色「妖夢!一旦引けっ走れっ逃げろっピンポンダッシュの如くぅ!」
その後、森の中を逃げ回り何とか化物を撒いた三人は、白玉楼へと帰還を果たし再戦へ向け策を練る。
白玉楼、居間、、、。
緋色「まったく、酷い目にあったな、、、、妖夢、大丈夫か?」
妖夢「はい、何とか、、、、緋色さんも大事御座いませんか踏み潰されてましたが、、、、、」
緋色「俺はまぁ、頑丈だからな。」
チルノ「で、これからどうすんのさ?」
妖夢「どうするも何も、、、」
緋色「なに、、、もう一度やるさ、、。」
妖夢「しかし、私たちだけでは、、、」
珍しく弱腰になっている妖夢に緋色は、、、。
11 26
緋色「ナンだ妖夢、、ひょっとしてビビッてんのか?」
小ばかにした様な緋色の台詞に妖夢は少しムっとした表情で緋色に問いかける
妖夢「では、如何しろと?貴方も御覧になった筈です。私の弾幕を奴が障壁で防いだのを、、、まともに闘っても我々には勝機は見えません、、、」 11 27
緋色「じゃあ止めるのか、、、、。」
妖夢「・・・・・・・・。」
緋色「ふざけんなっ!」
妖夢「っ!?」
チルノ「うおっ!?」
投げヤリで弱々しい妖夢の態度に対し緋色が吼える
緋色「らしくねぇ、、、らしくねぇよっ妖夢!」
妖夢「な、、何を、、、、。」
緋色「俺の知ってる妖夢は、、、度が付くほどクソ真面目で洒落が通じなくて俺より朴念仁で、、、、
相手が化物だろーがお構いなしで戦い続ける、そんでもって自分の信念は曲げない最高の剣士の卵、、、、
俺に剣術を教えてくれた、、それがお前だろうが!?」
妖夢「、、、っ!しかし私にはどうすればいいのか、、、討伐の命を出された幽々子様に会わせる顔がない」
緋色「大丈夫だ妖夢、、、俺に考えがある。」
先の戦闘で起こったを説明する
緋色「妖夢、弾幕は間違いなく効果があった。」
妖夢「しかし、、あの時確かに、、、。」
横にいるチルノの頭を撫でる緋色
緋色「チルノだ。あの時コイツの弾幕は通った。」 『冷てっ!』
チルノ「フフンッやっぱりアタイったら最強ね!」
妖夢「それは唯単に偶然なのでは」
緋色「偶然はこれを含め三度も続かない。」
妖夢「如何いう事です」
緋色「何故あの時、俺の攻撃が奴の足に届き、お前の剣を魔法障壁ではなく牙で防いだ?」
妖夢「っ!?もしや、、、」
緋色「そう、、、この事柄から浮かび上がる奴の弱点、、、、物理的な攻撃とチルノだ。」
此処へ来て緋色の観察眼が冴える
妖夢「私は、、、何て愚かな、、、、如何てこんな簡単な事に気付く事無く、ましてや弱音まで、、、、、」
緋色「始から無理だと決め付けて掛かったら前も見えなくなるさ、、、。」
妖夢「御見それ致しました、、、、、。」
緋色「さて、反省会は終わりだ。やつの素性を調べに行くぞ。」
チルノ「スジョウをしらべるって?」
緋色「分からない事が有ったら、人に訊(き)けってな。」
妖夢「何か宛が?」
緋色「人里に、、そういう手合いに詳しい奴が居るのを知ってる。」
人物紹介
チルノ
二つ名
湖上の氷精:『紅魔郷』
氷の妖怪:『妖々夢』
氷の小さな妖精:『花映塚』
氷の妖精:『求聞史紀』・『非想天則』
概要
霧の湖に住む氷の妖精。
常に体から冷気が出ており、彼女の周りだけいつも寒い。
触れた物を瞬間で凍らせるため、たとえ彼女が寝ていても触れば凍傷になる恐れがある。
種族 妖精
妖精とは概念が擬人化した存在であり、自意識を持った現象である。
そのために損傷したり消滅しても元となる概念(冷気や花)が存在する限り一瞬から数週間で再生し、活動を再開できる。また基本的に現象であるため飲食などは必要ないのだが、娯楽として摂取しているようだ。
その容姿や性格は総じて幼く単純で悪戯好き。時には命にかかわる笑えない悪戯をすることもあるが、基本的には笑って済ませられる程度であり、人間も妖精を捕まえてはたまに鬱憤晴らしをしている。
髪は薄めの水色で、ふわふわのウェーヴがかかったセミショートヘアーに青い瞳。
背中には氷の結晶に似た大きな羽を(大抵は六枚)持ち、頭の後ろに同じく青い大きなリボンを付けている(緑の場合も)。
服装は白のシャツの上から青いワンピース(スカートの縁に白のぎざぎざ模様)を着用し、首元には赤いリボンが巻かれている。
性格
幼く好奇心旺盛なうえに単純で悪戯好き。
その単純さは、簡単なナゾナゾも解けない程であり、行動も猪突猛進である。ただし、新聞記事を読んで内容を理解し、記事を批判する程度の知性はある。
また妖精の中でもずば抜けた力を誇っており、自称最強を名乗るなど勝気で目立ちたがり。
能力を使って蛙を氷漬けにする遊びを好む。
しかし妖怪の山の中腹にある沼に棲む大ガマに、蛙を凍らせる妖精を懲らしめるという理由で丸呑みにされた経験もある。その際はチルノの余りの冷たさにびっくりして吐き出してしまったが、大ガマ自身は何ともないらしい。またチルノも懲りていない様子。
またカープボールを作るなど氷の造形をこなす意外と繊細で器用な一面も持つ。
能力
冷気を操る程度の能力
文字通り、冷気を操り、気温や熱量を下げる力である。
この能力は単純だからか非常に強力で、大気中の水分を一瞬で氷塊に変えられる他、小さな生き物(カエルとか)なら一瞬で丸ごと凍らせる事もできる。
これは、チルノが短気な性格をしているためもあるが、何より彼女が妖精としては次元の違う強さを持ち、いざ戦闘になればその危険度は普通の妖精より「やや高い」などというレベルではすまないからである。
非常に好戦的でよく戦っているので戦い慣れしており、三月精三人を同時に相手にしても分はチルノのほうがよいとされ、やる気があって調子がいいときのチルノは、早苗や魔理沙ですら気が抜けない相手なのである。
これは道中一発で落とされてしまう妖精たちから見れば凄まじいことであり、彼女の自称最強はある意味本当のことであるといえる。
なお、妖精や精霊は命の概念が通常と異なり、弱小な存在で死んでもすぐに復活するが、戦闘は好まないはずで何にでも突っかかっていくという事は普通しないものであるとされているが、ここがチルノのチルノたるゆえんである。
大妖精
概要
チルノの保護者兼、良き理解者兼、親友
リグルやミスティアやルーミアとも仲が良く、一緒に行動している事が多い。
暴走するチルノを止めるブレーキ役でも在る。
よくチルノの悪戯【湖の蛙を凍らせて、神社の賽銭箱に詰め込んだり】に付き合わされたりするが
大妖精自身それを楽しんでいる様なので以外に五人の中で一番肝が据わっているのかもしれない
性格
他の妖精たちと変わらず、陽気でいたずら好きで単純で表情豊か。
リグル・ナイトバグ
能力
蟲を操る程度の能力
容姿
人間の子供位の体躯、緑色のショートカットヘア、甲虫の外羽を模していると思われる燕尾状に分かれたマント、白シャツ(ブラウス?)に紺のキュロットパンツという、かなりボーイッシュないでたちをしている。
ミスティア・ローレライ
概要
種族は夜雀。歌う事と人間を襲う事が大好きな、自他ともに認めるお気楽妖怪。
「歌で人を狂わせる程度の能力」を持つ。また、人間を鳥目にする(作中演出を信じるなら妖怪にも効く)ことも出来、これらの能力を使って夜道を一人で歩く人間を襲撃する。「妖怪には身体を食べるものと心を食べるものがいる」と多々良小傘が発言しているが、ミスティアがどちらに属するのかは不明。
夜雀は紀伊半島および四国に伝わる妖怪で、鳥(もしくは蛾)の姿をしているされる。一部では送り雀、袂雀とも。昼間に掴まえると鳥目になるとか、山犬や他の妖怪を呼ぶ先触れだとか(ミスティア自身も妖怪を呼んで里を全滅させる事が出来ると自称しているが、真偽不明。幻想郷縁起には記されていない)言われている。
調子が良く激しい歌を好んで歌い、古参の歌妖怪からは煙たがられる一方、里の若者には人気がある。
八目鰻の屋台
文花帖では、焼鳥を撲滅するために八目鰻の屋台を経営していた。
商売としては自身の能力で自作自演(夜目を利かなくして、ヤツメウナギで鳥目を解消させる)したり、鰻が取れない時期には普通の鰻や泥鰌で代用したりと中々アコギな事をしているが、その味はあの射命丸文が絶品と称するほど。少なくとも妖怪相手には、普通に酒処として機能しているようだ。
様々な人妖が語らい愚痴る、憩いの場所となっていることが多い。
容姿
夜の妖怪の名に恥じぬ禍々しいデザインに身を包み、さらに異形の翼、爪、羽の耳を持つ。
頭部装備はZUN帽だが、彼女のものは羽根の飾りが付いている。また靴にも同様の飾りがある。
耳にピアスを付けている。
ジャンパースカートは雀のようにシックな茶色だが、曲線のラインにそって蛾をイメージしたような、毒々しさを感じさせる紫のリボンが多数あしらわれている。
屋台や苦労人属性が付きやすい所もあいまって、精神年齢は高め。
ルーミア
種族 :妖怪
能力 :闇を操る程度の能力
二つ名:宵闇の妖怪
幼い少女のような姿をした妖怪。
黒い服を着ていて、眼は赤く、髪は黄色。髪の毛に赤いリボンを巻いている。このリボンは「お札」であり、ルーミア本人は触ることすらできない。
特に目的意識は持たず、一日中ふよふよ飛んで過ごしている。
彼女は闇を操る能力を持つ。この能力を使うと彼女の周りに闇の空間が発生し、中にいる彼女は見えなくなる。外からは、黒い塊が飛んでいるように見える。この闇は魔法の闇であるため、松明などを中に持ち込んでも効果がないという。闇の中からも外が見えず、そのため彼女は木などに衝突することもあるが、本人はまるで気にしていない。
人食い妖怪であるらしく、初対面の緋色に対して「貴方は食べてもいい人間?」などと言っていた。
ステージ4 :幽霊楽団
時は緋色と妖夢とチルノが白玉楼の長い階段を登る頃まで遡る、、、。
人妖事務所、玄関前・・・・
大妖精「チルノちゃーーーーーーん!!」
大声を出しチルノを探す大妖精
リグル「こんなに捜しても居ないと言う事は、、、」
ミスティア「チルノ、、、緋色さんに付いてっちゃたのかな、、、?」
大妖精「どうしょう白玉楼って死んだ人が行く所なのに、、、、」
大妖精はオロオロしながら今にも泣き出しそうな顔で空を見上げる。
ルーミア「泣くな大ちゃん、チルノは強い子、緋色も一緒なのだ!」
リグル「そうだよ大妖精、あの人は顔恐くて口悪いけど優しい人、、、、妖怪だし。」
大妖精「うん、、、、。」
ガチャッ
萃香「おーい、お前達、玄関前で何を騒いでるんだぁ?」
先程まで酒を呑んでソファーで高いびきを掻いていた萃香が眼を覚まし、瓢箪片手に事務所のドアを内側から開ける。
リグル「あぁ、萃香さん、実はチルノが、、、」
少女説明中・・・・・・
萃香「成る程、付いて行ったのか、、、道理で静かな訳だ。」
大妖精「追い掛けたほうが良いのかなぁ。」
瓢箪の中の酒をラッパのみしながら一言、、。
ゴクッゴクッゴクッ!
萃香「ブッハァーー!大丈夫だぁ。スグに帰ってくるさね、、。」
そんな中、人妖事務所に向かう三つの影があった
?「姉さん!姉さん!アレだよきっと!文屋の記事の写真と同じ!」
?「あら、良い事務所じゃない!。」
?「お前達少し落ち着け、良いか?いつも以上に礼儀正しくだぞ。」
?「具体的には?」
?「ま、マズ、御免下さいだろ、、、?」
?「うあっ普通!ルナサ姉さん普通すぎ!」
?「あっひゃひゃ!普通過ぎるわよ姉さんはwww、だから姉さんって呼ばれんのよwwwww!!」
ルナサ「普通で何が悪いっ!?と言うかメルランに至っては訳分からん!」
メルラン「あっはっはっはっはっはっ!!!」
?「メル姉さんのは、何時もの事じゃない。」
ルナサ「兎に角、此処の人妖の事は天狗の記事で知ってるだろ、
死にたく無かったら行儀良くしろ、、、分かったなメルラン、リリカ。」
リリカ「合点承知っ!」
メルラン「アイサー!」
時は戻り、、、、
白玉楼を出て人里へと付いた緋色と妖夢とチルノ。
此処から里の緋色が当てにしている人物、、、稗田 阿求『ひえだのあきゅう』宅へと来ていた、
人里の中でも其れなりに大き目の屋敷だ。
『稗田 阿求』、彼女は緋色が事務所を立ち上げて間もない頃の御客様第一号である
阿求が緋色に依頼したのは緋色自身を阿求が執筆している幻想郷縁起に加える為に
【彼がここに来た時の事、如何して半人半妖に成ったのか】彼の言葉を一言一句聞き漏らさず
書にしたためていたので、この書斎の何処かに彼の『八雲 緋色』の書物が存在するのだろう。
緋色「今言った通りの三つ首の犬の化け物についての資料、有るかな?」
阿求「三つ首の犬ですか、、、、確か、外の世界の、、、、。」
正座していた阿求は立ち上がり自らが記録した数々の妖怪や神,悪魔そして幻想郷で起こった異変や歴史事細かく知るされている本棚から一つの書物を手に取った
阿求「お探しの物は此方では?」
書物の中に記されていた物は紛れも無く彼等が対峙した三つ首の化物の墨絵が画かれていた。
そして化物の名を視て彼は自分が何を退治しようとしていたのか理解し戦慄する。
緋色「こいつだ、、、。」 12 5
概要が記されている。
ケルベロス・・・・
『魔人テュポーンと魔獣の母エキドナの息子で、三つの首と竜の尾、蛇のたてがみ、青銅の声を持つとされる。
役目は亡者の監視と脱走の防止。3つの頭が交代で眠り、常に最低ひとつの頭は覚醒しているので、見張り役には最適な魔物である。
入ってくる亡者は歓迎するが、逃げようとする亡者や侵入してくる生者には容赦しない…が、何回か失敗している。
ヘラクレスなる人物が、力比べでケルベロスを負かす事によって地上に連れ出す事に成功したが、その時ケルベロスは初めて見る強い日光に驚き、その時に垂らしたよだれがトリカブトになった。 』等々
読んでいくと其処には興味深い内容が書いてあった。
『良質な音楽も好み、音楽を聴くとすべての頭がリラックスして眠ってしまう。竪琴の名手オルペウス(オルフェウス)が死んだ恋人エウリュディケーを追って冥界まで降った際、竪琴を奏でてケルベロスを眠らせた。』
緋色「これだよ、、、、ありがとう、阿求。」
ようやく見つけたケルベロスの二つ目の弱点、本格的に勝機が見え始めた
阿求「音楽ですか?それなら良き方々を存じています」
妖夢「私も、あの者達ですね。」
阿求と妖夢に心当たりがあるようだ、その名は、、、、
『幽霊楽団プリズムリバー三姉妹』
普段は森にある廃洋館に住んで居るらしいが幻想郷中を転々と移動しライブを行っているらしい。
緋色は阿求に礼を言い、緋色一行は阿求邸を後にし楽団を探すためプリズムリバー三姉妹の住む廃洋館へと向かう
が、、、、その途中、緋色の装備を充実させる為いったん事務所に寄る事にした
人妖事務所・玄関前
チルノ「おいヒイロなんかとどいてるぞ?」
人妖事務所の玄関に木箱が届いていた
木箱には『にとりクリーニング』と焼き版が押されている
緋色「あいつ何時からクリーニング屋になったんだ?」
幅広く手を広げている『にとり』の事は置いておき彼は中身を確認する。
木箱の中にはクリーニング済みの彼が以前着ていた服と見慣れないコートが一着入っていた。
緋色「出来たんだな、、、、待ってたぞ。」
それは以前彼がコーリン堂で古いファッション雑誌を購入し、河童の里の仕立て屋と『谷河童のにとり』に自分なりのアレンジを加えたオーダーメイドの服の製作を依頼していた。
それが今ようやく届いたのだ、彼は早速そのダークレッドの色をしたコートに袖を通す
緋色「軽いな、、、。」
妖夢「いいコートですね、、、、しかし凄い威圧感、、、。」 『きっと益々恐がられるのでは、、、、』
チルノ「おぉスゲー緋色!カッコイイ!それいじょうアカクなってどうすんだ!?」 『ホントあかいな、、、、』
緋色「お前ら誉めてんのか貶してんのかどっちだ。」
そして彼は事務所のドアノブに手を掛けた。
が、、、、、、
彼はドア開けるのを先ほどから躊躇していた何故ならば、、、、
外まで響く大音量の音楽、、、と言うより騒音、彼が留守の間に事務所は一体如何なってしまったのか、、、、。
服を届けに来た『にとり』が驚いて荷物を玄関に置いて逃げていく様が眼に浮かぶ
すると妖夢がポツリと一言、、。
妖夢「居ますね、これは、、、」
緋色「ダレがだよっ?」
彼はドアを勢いよく開ける、すると其処にはこの騒音の元であろう。
バイオリンとトランペットとキーボードを巧みに操り奏でる三人が居た。
そして音楽に合わせ歌っているのはミスティアだ。
彼の事務所がライブ会場と化している。
しかし直に聞くと中々如何してハードロックという方向で聞けば悪くなく、緋色には最高の曲に感じられて来た。
そして音楽が終わった頃ようやく事務所内に居る騒音を奏でていた3人が、玄関の入り口で壁にもたれ掛り音楽を最後まで聞き入っていた、緋色他二名の存在に気付く。
リリカ「緋い髪に瞳、、、ル、ルナ姉さん!あの人、あの人だよぅ!」
ルナサ「おっ落ち着けリリカ!今ならまだ間に合う行儀良くしろ!」
すると其処へ、、、
メルラン「お邪魔してまーす♪ねぇ、貴方の髪の色って元は黒だったの?」
緋色「えっ?あぁ、、、」
ルナサ「うぉぉぉぉぉっ!?メルラァァァァァァン!?」 ガビーンッ
畏縮しているルナサとリリカを他所にニコニコしながら脈絡も無く唐突に質問をぶつけるメルラン。
ルナサ「申し訳ありません!緋色さん!よく言って聞かせますから命だけは!」
メルラン「ちょイタイッイタイッ!姉さんっ髪引っ張っちゃダメっ抜ける!」
リグル「緋色さんお帰りなさい」
ミスティア「お帰り緋色」
ルーミア「お帰りなのかー」パシィッ
緋色「応ったっだいまっ」パシィッ
ルーミアとハイタッチする緋色
萃香「やっと帰ったか子守は疲れたよ」
大妖精「チルノちゃーーーーーーん!!」
ドタッドタッドタッドタッドタッドタッ!
チルノ「おおっ大ちゃん!」
チルノに抱きつく大妖精
大妖精「急に居なくなるから心配したんだよ、、、。」
チルノ「そんなコトより大ちゃんアタイたちこれからでっかい、イヌたいじにいくんだ!」
大妖精「へ?大きな、、、イヌ」
幽霊楽団であろう三人に声をかける。
緋色「アンタらが幽霊楽団?。」
ルナサ「はっはい本日此方に伺ったのは、、、たっ頼みたいことがごっざいまして、、」
どうやら彼女達もまた緋色に依頼をしに来たらしい、、、その内容は。
緋色「ライブをする場所?」
彼女達曰くライブが最近マンネリ気味で、新しい客と新しい場所で新鮮な音楽を奏でたいという。
緋色「それなら最高の場所を知ってるぜ、、、。」
メルラン「本当っ!?ヤッター!」
ルナサ「それと報酬の件なんですが、、」
リリカ「私達の全財産!、、、、、、、の一部である私の豚の貯金箱!持ってって!」
ルナサ「私の!!私のだろそれっ!?」
しかし、緋色は三人の予想し得なかった台詞を吐く。
緋色「報酬は必要ない、、、」
ルナサ「!?」
メルラン「!?」
リリカ「!?」
チルノ「!?」 『ほうしゅうってなに?』
リリカ「どうしよう姉さん、足りなかった!?」
ルナサ「そんな筈は、、、。」
メルラン「姉さんの豚の貯金箱がかわいくなかったから!?」
ルナサ「そんな筈なぃイヤイヤイヤイヤイヤっお前は少し黙ってろ!」
緋色の台詞に困惑する三人にその意味を語る
緋色「勘違いするな、依頼は受ける、だが報酬は要らない。」
ルナサ「良いんですか、本当に?」
緋色「但し一つだけ条件がある。」
彼は真剣な面持ちでその条件を述べる、、、。
緋色「ライブ中どんなことが遭っても途中で止めず音楽を奏で続けて欲しい」
三人は一瞬キョトンとしたが、、、
ルナサ「分かりました」
メルラン「リョウカーイ!」
リリカ「異議なし!」
三人はその条件を承諾し先に白玉楼に赴きスタンバイするとの事。
そして、妖夢と緋色がプリズムリバー三姉妹を除く事務所の中に居る全員に真相を話す。
妖夢「とっ言う訳でミスティア一緒に来ていただけますか?」
ミスティア「いいわよ、その犬に、、、いいえ、冥界中に私の歌声を響かせて挙げるわ!」
緋色「萃香、行くぞ。」
萃香「悪い、、今日は私は止めとく、、、、。」
緋色「何でだ?」
萃香「あの騒霊達の音楽聴きながら酒呑んだら酔いが回りすぎて、、、もう駄目だ、、、。」
緋色「酔い止めの薬で何とか成らないか?」
萃香「ベロンベロンのこの状態で空飛んだら確実に吐きながら飛ぶことになるぞ、、それでも良いなら、、、、?」
緋色「うっ、、、そうか、、じゃあ、もう暫く留守番しておいてくれ、、、」
チルノ「大ちゃんアタイのダイカツヤクいのっててくれ!」
大妖精「チルノちゃん、無理しないでね、、、、。」
ルーミア「心配するな大ちゃんっ!私も一緒なのだー。」
緋色「・・・・・・・」
『『無理するな』、、、か、、、今回は八人という多人数だか直接戦闘するのは四人だけ、、、、その四人にチルノが含まれている、それに奴が覚醒していても尚チルノの弾幕だけは効果があった。
否応無しにチルノが今回の戦闘の要になる。、、、スマン大妖精、如何しても無理をさせてしまうんだ、、、
チルノだけじゃない俺達全員が無理をしなきゃいけないんだ、、、、。でないと、、、、、、、
勝てない、、、、。』
回復薬に応急役等をコートに収納し
再度、冥界へと向かおうとする緋色
リグル「お気をつけて。」
大妖精「チルノちゃんの事、宜しくお願いします。」
緋色「じゃあ行ってくるが、余り呑みすぎるなよ。」
事務所のドアを開け外に出る緋色
萃香「おお、道中気をつけてな。」
大きく手を振り、彼らを見送る萃香、、、
リグル「・・・・・・・」
大妖精「・・・・・・・・・」
萃香「さて、居るんだろう?紫、、、。」
ヴォォォン、、
空間に隙間ができ、その中から「八雲 紫」が姿を現す。
紫「ええ、上出来ですわ萃香。」
萃香「全くっ鬼の私にこんな小芝居させやがって、、、これで良いのかい、本当に?」
紫「可愛い子には何とやら、、、あの子には見聞を広めてほしいのよ。」
萃香「成る程、、、それでスキマを使わず私を用心棒代わりに一緒に釣りに行かせたりしたって訳か。」
そう、、、紫は緋色を初めてこの世界に連れて来た時から彼が外で一人の時は眼を放さず見守っていたのだ。
彼が人妖と成るきっかけとなった、、、彼がまだ人であった頃の、、、迷いの竹林で起こったあの惨劇、以外は、、、。
萃香「それで、お前さん今度は何企んでるんだい?」
紫はスキマに腰を掛け足を組み話す。
紫「さっき言った通りよ、この件はあの子達だけに任かすの、あの子にはもっと経験が必要、、、これは、、、試練なのです」
萃香「大丈夫なのかい?さっきの話だと緋色が相手にしてるのは、、、、」
紫「ケルベロス、、来る者を拒まず去ろうとする者、侵入しようとする者を捕らえて貪り喰らう、外界の冥界の門番」
萃香「、、、、、。」
紫「そんな顔しなくても良いわよ萃香、、もしもの時は私があの子を全力で助けるから、、、
けれどね、、こんな小石程度で躓く様では、あの子に、これから起こりうる異変の解決に関わらせるのは危険すぎるのよ。」
萃香「何か掴めたって顔だねぇ? 紫、、、。」
下唇を噛み忌々しそうな表情をする紫
紫「、、、ええ。」
調査の結果を萃香に話す紫、、、。
萃香「なんだと、、、、それは、、、本当か、、、?」
萃香の表情が険しくなる。
紫「ええ、、。」
萃香「にっししっ!これは『お遊び弾幕ごっこ』所の騒ぎじゃないねぇ、、
久しぶりに本気で暴れられそうだよ。」
深刻な紫を尻目に萃香はワクワクしている
鬼である萃香もまた、強者と戦える事に悦を感じているのだ。
萃香「それと紫、、」
紫「何か?」
萃香「アイツがそんな小石に躓くタマじゃないよ、マダマダこれからだ、、、、、これからアイツはもっっっっと強くなる。
この鬼の、、、 『伊吹 萃香』様が太鼓判押してやるよっ!」
こまでの人物紹介
ルナサ・プリズムリバー
騒霊の姉妹であるプリズムリバー三姉妹の長女。また、姉妹でやっている楽団の弦楽器担当兼リーダー
概要
プリズムリバー三姉妹の長女であり、妹にメルランとリリカがいる。
一応、楽団のリーダーなのだが……暗い性格の為か、元気で明るいメルランがリーダーと勘違いする人もいるらしい。ただ、円満なライブ進行を考えて敢えて理由を告げずにサプライズ会場移動(実際は雨が降りそうだった為)を判断したり、メルランに墓場でソロライブするよう命令したりと、リーダーとしての働きは中々のよう。
楽器演奏においては弦楽器が得意で、主に得意なヴァイオリン……の幽霊を愛用する。実際に手で弾いている訳ではないそう。
おかげで見た目はヴァイオリンなのに他の音色が響くともある。
持っているヴァイオリンは「ストラディバリウスも裸足で逃げ出すほどの名器の幽霊」との事(ライブ前口上より、真偽不明)。
普段は三姉妹揃って演奏する事が多いが、たまにソロライブも行っているようだ。
多くの人間や妖怪と友好的であり、彼女を恐れる必要はない。
ただし正々堂々と勝負してもなお強い程度の、かなりの力を持ってはいるらしい。
ちなみに普段は紅魔館のある霧の湖近くの廃洋館に住んでいる。
この廃洋館は後述のレイラが自身ごと外の世界から幻想郷に移転させたもの。
館中に入っても姿は見えず練習の音しか聞こえないという一見不気味な幽霊屋敷である。
種族
幽霊(騒霊=ポルターガイスト)
厳密には騒霊は幽霊とは違うらしく、求聞史紀においてはその旨が記された上で幽霊に分類されている。
人や動物といった生物が死んでなったものではなく、後述のレイラによって作り出された存在。
概念的には魔法生物や精霊といったものが妥当かもしれない。
容姿
金髪のショートボブに金色の瞳。その頭には円錐状で、返しのある黒い帽子をかぶっている。
服装は白のシャツの上から黒いベストのようなものを着用し、下は膝くらいまでの黒の巻きスカート。ベストに二つあるボタンは赤。スカートにも同じボタンが二つ付いている。また、ベストやスカートの裾には円や半円を棒で繋いだような赤い模様があしらってある。
イメージカラーはブラックと、三姉妹の中では暗いカラー。これは彼女の性格そのままを表している。
身長は平均より低めで、人間でいうと10代前半の少女でも小柄な部類に入るとか。
帽子の先の飾りはルナサの“ルナ”に由来してか赤い三日月。
ちなみにメルランは青い太陽、リリカは緑の星である。
性格
優秀な優等生タイプで、曲がった事を嫌う生真面目者。
だがその半面、素直で騙され易く、またやる事はやるが性格がかなり暗い所為かやる気がないように見える。口数も少ない。
全体的にその性格は冷静で真面目且つ暗い。なお、性格的には大人しそうである為に三人の中で最も物静かのように見えるが、メルラン曰く「五月蝿い時はかなり五月蝿く、騒音レベルはかなり高くて、ガラスが割れるくらいの騒音」だという。さすが騒霊といったところか。
ちなみに、、性格は暗いとはいえ基本的に鬱病のような症状は見られない。むしろ暗いなりに前向きのようである。
言葉使いはやや硬く、中性的なところもあり、中性的な喋りと女言葉を織り交ぜて話す。
能力
手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力(妖々夢)(求聞史紀)
彼女達騒霊は楽器の霊を操ると共に、音の霊を操って演奏している。
なので直接楽器を弾く必要もなく、様々な音を使う事ができるのだ。
なお、彼女らの楽器習得はレイラの死後である為、レイラの生前の能力は楽器の関係ない、手足を使わず物を動かしたりラップ音を奏でたりする、といった能力であったと思われる。現在の能力はその応用だろう。
ちなみに求聞史紀では「手を使わずに~」と、妖々夢の時と比べ「足」が抜けていたりする。
鬱の音を演奏する程度の能力
鬱の音は気持ちを落ち着かせる音。だが、聞き過ぎると鬱病のようになり何もやる気がなくなってしまう。
メルランの音と同様、精神に影響を及ぼすのでやや危険である。
ただし妹であるリリカの演奏はこれらの効果を打ち消す効果があり、ソロ以外なら結構安全。
メルラン・プリズムリバー
騒霊(ポルターガイスト)の姉妹であるプリズムリバー三姉妹の次女。姉妹でやっている楽団の管楽器担当であり、楽団の花形。
概要
騒霊の姉妹であるプリズムリバー三姉妹の次女であり、姉にルナサ・プリズムリバー、妹にリリカ・プリズムリバーがいる。
三姉妹の中で一番身長が高い
三人で演奏隊をやっているが、演奏隊としてのライブにおいては中央にいる事が多いライブの花形である。その為彼女が楽団のリーダーだと勘違いする者もいるようだ。
楽器演奏においては管楽器が得意で、主にトランペットを愛用する。三姉妹でのライブ以外にも、リーダーであるルナサの指示で墓場等でソロライブを行っている。
持っているトランペットは「多くのジャズペッターの生き血を吸ってきた、恐怖のトランペットの幽霊」だそうだ(ライブ前口上より、真偽不明)。
次女ながら(恐らく三姉妹の中で、だが)魔法の力は最強だという。しかしその使い道を誤るらしい。
紅魔館のある霧の湖の近くに建つ廃洋館に姉と妹と共に三人で住んでいる。
尚この廃洋館、普段は足を踏み入れても三人の演奏の音しか聞こえず姿は見えないという幽霊屋敷状態。
二つ名
騒霊トランペッター
種族
幽霊(騒霊=ポルターガイスト)
求聞史記では、厳密には騒霊は幽霊とは違う、とした上で分類上幽霊とされている。
人や動物といった生物が死んで成ったものではなく、後述のレイラによって作り出された存在。
概念的には魔法生物や精霊といったものが妥当かもしれない。
容姿
髪は薄い水色で、阿求曰く「明るい」色。全体的に強いウェーブがかかった、ふんわりした感じの髪質。
髪型は複雑で、原作絵では右半分は特に手を加えず肩くらいまで下ろし、左半分は左後頭部辺りでアップにしてまとめる、といった左右非対称の特徴的な髪型のようである。
瞳の色は青。
服装は、薄いピンクのシャツの上にこれまた薄ピンクのベストのようなものを着て、上同様薄ピンクのフレアスカートを履いている。
ベストは前面ボタン閉じタイプのもの。二つあるボタンは青で、ベストやスカートの裾には、視力検査記号(cみたいなアレ)を二つ並べて棒で繋いだような形の、青い模様があしらってある。襟の淵にはフリル付き。
そして、円錐状で返しのあるピンクの帽子を被っている。返しの淵には、ここにもフリルが付いている。また、返しは一箇所に切れ目アリ。
ベストの裾、スカートの端、襟の淵フリル手前、帽子の返しの淵フリル手前には黒いライン付き。
基本色は水色、青、薄ピンク。三姉妹の中でもかなり明るいカラー。彼女の性格そのままである。
帽子の頂点にある飾りは、青い球体に青い円柱状の棒が何本か突き立っている物体。
見た目的には太陽・・・らしき何か。ウニにも見える。太陽だとしたら、これも彼女の太陽のような明るい性格を表しているのかもしれない。
ルナサの赤い三日月、リリカの緑の星との対比でもあるか。
性格
性格は「ちょっと変わったタイプ」であり、余裕たっぷりの明るい性格。かなり陽気で、落ち込む事を知らない、と言われる程。
この「ちょっと変わった」性格や陽気さ故か、若しくは後述の躁病の気のせいか、時々意味不明な言葉を発したりする事もあるらしい。
基本的には他者とは友好的で、人間との友好関係は高い。
だが、単体で行動するメルランに遭遇するとまともに会話が成立せず、意思の疎通が難しい事もあるようだ。
原因としては、人間と人外の行動原理の違いという点の他に、メルランには躁病の気があるからでもある。
その為、上手く意思疎通出来ないと喧嘩を売っているなどと誤解される事も全く無い訳でもなく、万が一そうなると危険。
・・・このように聞くとややアブないヒトのようだが、文花帖では三姉妹の中では一番まともに文と会話出来ていたり、中々鋭い事を言っていたりと、ただ明るいだけではないようだ。
座右の銘(?)は、「どんな時も、ハッピーの魂を忘れちゃいけないわ!」
躁病
躁病とは気分が異常に高揚し支離滅裂な言動を発したり、他者へ過剰に積極的に干渉するようになったり、多弁になったりする精神疾患の一つ。
能力
手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力
その名の通りの能力。ポルターガイストとしての能力を用いたものであろう。また、楽器演奏はレイラの死後後天的に習得したものなので、元々は「手足を使わずに物を動かす程度の能力」、又は「手足を使わずに音を奏でる程度の能力(≒所謂ラップ音)」、といった内容の能力であったと考えられる。
躁の音を演奏する程度の能力
躁の音とは、聞く者の気持ちを高揚させる音の事。彼女の演奏を聞いて影響を受け過ぎると気分が異常に良くなり、まともに会話が出来なくなったり、突然踊り出したい気分になるとの事。
加えてトランペットは遠くに響く音の為、遠くから聞こえてきた場合でも真剣に耳を傾け過ぎると精神に影響を及ぼす事もあると言う。
リリカ・プリズムリバー
騒霊の姉妹であるプリズムリバー三姉妹の三女。また、姉妹でやっている楽団のキーボード・パーカッション担当。
概要
騒霊の姉妹であるプリズムリバー三姉妹の三女であり、姉にルナサとメルランがいる。三姉妹の中で一番身長が低い。東方キャラ全体の身長区分でも小さい方であり、ルーミアやチルノ、レミリアらと同じ「低い」に分類されている。ライブではダイナミックな動きをするらしいが、背が小さく楽器が大きい事により周りの楽器に隠れてしまい殆ど姿が見えないらしい。求聞史紀でも、やたら小さい小さい言われている。頑張れ。
主にキーボードを愛用し、楽団では鍵盤楽器かパーカッションを担当するが、実際は全ての楽器が得意。
持っているキーボードは「某有名アーティストが使っていたが、音が独特過ぎて売れなくて幻と消えた、不遇のシンセサイザーの幽霊」との事(ライブ前口上より、真偽不明)。何故か羽根が付いている。
ちなみにソロライブは行っていないようであり、姉と喧嘩したような時以外は殆ど単独で行動しないらしい。
紅魔館が建つ霧の湖の近くにある廃洋館に住んでいる。館中に入っても姿は見えず練習の音しか聞こえないらしい。
二つ名
騒霊キーボーディスト
種族
幽霊(騒霊=ポルターガイスト)
求聞史記では、厳密には騒霊は幽霊とは違う、とした上で分類上幽霊とされている。
人や動物といった生物が死んで成ったものではなく、後述のレイラ(とマジックアイテム)によって作り出された存在。
概念的には魔法生物や精霊といったものが妥当かもしれない。
容姿
髪色は銀色~亜麻色(?)、若しくはかなり薄い茶色。妖々夢の時の髪の影の色のせいか濃い茶色で描かれる事が多いが、花映塚での髪色から見てそれは恐らく間違いなので注意。毛先に行くに従って強い内巻きの癖がついているショートヘアである。また、瞳の色は薄茶色。
服装は、白のシャツに赤のベストのようなものを着て、下は姉達と違い赤いキュロットを着用している(東方花映塚の立ち絵が分かりやすい)。二つあるボタンは緑。三人の中では唯一、胸元を第一ボタン上まで開けている。おませさん。
ベストやキュロットの裾には白い模様があるが、妖々夢の時は谷側に点のあるジグザグ模様、花映塚の時には横向きの∫のような模様、となっている。なお、姉妹で唯一これらの模様がベストの肩フリル部にもある。そして返しのある赤い円錐状の帽子を被っている。
帽子の飾りは緑の星(流れ星)。ルナサの赤い三日月、メルランの青い太陽との対比か。
性格
お調子者で狡猾。普段は姉達をけしかけ自分は戦おうとせず、最小限の力で最大限の利益を得る事しか考えていない。その態度や行動は三枚先まで計算されているという。狡猾で世渡り上手。
ただ三姉妹の中では最も人間らしい性格で、話がしやすい。人間や妖怪に対しても友好的である為、意思の疎通がしやすく、余り危険はない。
能力
手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力(三姉妹共通)
ポルターガイストとしての能力と思われる。楽器演奏はレイラの死後に習得したものである為、元は「手足を使わず物を動かす程度の能力」や「手足を使わず音を奏でる程度の能力(≒ラップ音)」であったのだろう。
幻想の音を演奏する程度の能力
幻想の音とは自然界に存在しない音であり、外の世界で「死んだ」音だという。「鬱」と「躁」の音をまとめて聴きやすくする効果がある。三姉妹の演奏が耳障りの良く付加効果が無い安心して聴けるものになるのは彼女のおかげ。
キーボードは幻想のようなもので、外の世界で無(亡)くなった音を奏でる楽器の象徴であるらしい。
精神に影響は無いが精神に直接響く性質のものでない為か、魔理沙によると彼女の演奏は技術はあるが心に響くものがなくつまらないらしい。
プリズムリバー三姉妹
概要
長女:ルナサ、次女:メルラン、三女:リリカの三人から成るプリズムリバー三姉妹。騒霊(ポルターガイスト。厳密には幽霊とは違う)で、現在は演奏隊をやっており、それぞれ楽器を持っている。
彼女らは、人間であるレイラ・プリズムリバーが、自身の姉達を元にして、自らの能力ととあるマジックアイテムの力により作り出した存在である。最初は単なる幻影・幻聴のようなものだったらしいが、次第に自我と実体を持つようになったという。そしてレイラの、一人では困難だったであろう幻想郷での暮らしを助けて天寿を全うするまで守った。レイラの死後、消えると思われた彼女達だが何故か消える事無くこの世に残り、その後楽器を習得して演奏隊を結成、徐々にその名が広まったようだ。
現在は冥界にお呼ばれしてお花見の代わりに演奏を披露したり、妖怪のパーティにお呼ばれしてライブを行ったり、お祭り会場に現れたりしている。激しく、ノリの良い曲を演奏する事で有名で、幻想郷の「その筋」には少々名の知れた楽団との事(阿求談)。
紅魔館の建つ霧の湖の近く、紅魔館よりは湖から離れた所に建っている廃洋館に三人で住んでいる。
この廃洋館はレイラが三姉妹を創造した時にレイラと共に幻想郷に転移したものであり、プリズムリバー伯爵とその娘達(レイラ含む四姉妹)などが住んでいた建物そのものである。幻想郷に来たレイラも、三姉妹に助けられつつここでその生涯を送った。
中に入っても通常三姉妹の姿は見られず、ただ彼女達の演奏練習の音だけが聞こえてくると言う。ただ、楽団を呼ぶ依頼をするには廃洋館に行ってお願いする必要があるようだ。
楽団のリーダーはルナサ、花形はメルラン、三人の音を纏め聴き易いものにするのはリリカ。担当はしっかりしている。ちなみに楽団にはファン倶楽部も存在しており、「多くのファン」が居るとされる。
ステージ5 冥界狂想曲
白玉楼・・・・・門前
本日二度目となる白玉楼、、、。
全員、意気軒昂、再戦には最高の士気だ
彼らは準備万端のプリズムリバー三姉妹と合流し冥界の森を進み現場へと向かう
ルナサ「緋色さん、、冥界に来たということはやはり客は亡霊ですか?」
緋色「ん?あぁまぁ、、何つーか音楽には相当五月蝿い奴みたいだから気合入れて頼む。」
メルラン「アハハッ責任重大ね!」
リリカ「ルナサ姉さん。」
12 11
ルナサ「何だ?」
リリカ「何かおかしく無い?」ヒソヒソ
ルナサ「人を無闇に疑って掛かるなリリカ、、。」ヒソヒソ
リリカ「でもさぁ、報酬も受け取らないとか絶対何かあるよ」ヒソヒソ
ルナサ「大丈夫だリリカ、、私は、、、緋色さんを信じる。」ヒソヒソ
緋色「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
『心、超痛てぇぇぇぇぇぇぇっ』ズキズキズッキーン!
口を片手で覆い隠し涙目になる緋色
妖夢「・・・・・・・」『緋色さん、、、、。』
ミスティア「・・・・・・」『緋色、、、、、、。』
ルーミア「・・・・・・・」『緋色の良心がブレイクしたのかー』
チルノ「・・・・・・・」『そんなことより、おうどんたべたい。』
人妖一行移動中・・・・・・
緋色「着いたぞ、此処がアンタ等が探してた新しい場所と新しい客(?)だ、、、、。」
森を抜け、開けた場所へと出た彼らとプリズムリバー三姉妹は五百メートルほど先にまるで小山のような三つの頭を持った犬を視認した。
プリズムリバー三姉妹が一斉(いっせい)に緋色を見る
気まずい緋色は眼を逸らす
リリカ「チェンジっ!」
緋色「ねーよ、そんなシステム。」
ミスティア「うわぁ、、、、、聞いてた以上に凶暴そう、、、。」
ルーミア「アレ食べたら何食分なのかー?」
リリカ「何?私達だけ知らされて無かったのっ!?信じた結果がこれだよっ!」
緋色「スマンっ!如何してもお前らの力が必要だったんだっ!!」
ルナサ「じゃあ、何か一言位あっても良いでしょう!」
緋色「ホントの事、言ったら、お前等絶対こないだろう!」
リリカ「当たり前だっ!」
メルラン「止めなさいリリカ、、、」
リリカ「でもメルラン姉さんっ、、、」
メルラン「元はと言えば私達が言い出した事なんだし、それを緋色さんが紹介してくれて、そして緋色さんも私達が必要で、、
アハハッ!これって利害が一致してるじゃない。」
ルナサ「しかし、、、あれは、、、」 『と言うか一致して無いんじゃ、、、、、。』
メルラン「どんな場所やお客さんだろうと私達は演奏するの、、、それに、、、
観客に怯えるなんて私達、『騒霊絃楽団』らしく無いもの、、。」
ルナサ「メルラン、、、。」
メルラン「さぁ皆!派手にやらかしましょう!『どんな時も、ハッピーの魂を忘れちゃいけないわ!』」
ルナサ「そうね、、、そうだなっ!派手に『ストラディバリウスも裸足で逃げ出すほどの名器』を奏でてやろう!。」
リリカ「分かったよ!姉さんっいつも道理行くよ!『音が独特過ぎて売れなく幻と消えた、不遇のシンセサイザー』のお出ましだっ!」
ミスティア「響かせてあげるわ、、、、私の声をっ!」
妖夢「此処で敵に臆するなど西行寺家御庭番の恥です!」
ルーミア「食べ放題なのかー」
チルノ「最強のアタイのだんまくで、ちょうトクダイのカープボールをつくってやる!」
緋色「ありがとう、メルラン、、土壇場で悪いんだが作戦を説明するよ。」
作戦は至ってシンプルな物だ演奏で眠らせて、三つの首を落とすそれだけだ。
ケルベロスの三つの首の一つが此方を凝視している。
緋色「お前ら演奏が始まったら斬り込むぞ、、、。」
リリカ「よーしっそれじゃあ行くよー五秒前っ」
緋色「チルノっ!」
チルノ「ん?」
緋色「期待してるぞ。」
チルノ「まかせなよ!」
リリカ「ゴーッ!!」
プリズムリバーの演奏が始まった、リリカのキーボードの緩やかな
メロディラインから始まり続いてルナサのヴァイオリンの重低音の旋律が響くそこから一気にメルランのトランペットがアップテンポのノリのいい曲へと変貌させる。ミスティアも眼を瞑り意識を集中する
ミスティア「・・・・・・・・♪・・・・・♪♪・・・!!♪」
緋色「行っけぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
ミスティアが歌い始めた瞬間、、、
緋色、ルーミア、チルノ、妖夢、が突撃する
化け物「グゥゥゥゥゥッ!!」
ミスティアの歌声をまともに聴き鳥目にされ視野が狭くなった、ケルベロスは飛び起き緋色達と対峙する。
ブォンッ! ガコッ!!!
妖夢を狙ったケルベロスの右前足が地面を抉る。
緋色「おいっ!コイツ眠らねぇっ!!??」
それは予想外だった、しかし、他の二つの首は眠っている
緋色「ルーミアっ奴の視界を潰せっ!!」
ルーミア「わはーーーーー!!」【ディマーケイション】
ズゥアアァァァァ、、、、
鳥目になったケルベロスの視界がさらにルーミアの闇に包まれる。
ケルベロス「ギャッガァッ!?」
緋色「チルノ!弾幕っ派手にやれっ!!妖夢っ一緒に来いっ!」
【コールドスプリンクラー】
ブアァァァァァッ!
チルノの弾幕がルーミアの生成した闇に包まれたケルベロスに向けて放たれる。
ケルベロス「ガァアァァァッ!」
闇の中で確認できないが、その悲鳴から察するに効果は絶大らしい。
ボゥアッ
耐え切れずに闇から飛び出すケルベロス、その飛び出した先には。
緋色「よう、、、」バチッバチバチ
妖夢「・・・・・・・。」
闇と鳥目によって視界ゼロのケルベロスは飛び出した先に彼等が待ち受けていた事など知る由も無い。
妖夢「お先に失礼ます。」
緋色「あぁ、、、、。」バチバチバチッ
剣を鞘に収めた状態の妖夢は低く構える
シュドンッ!
現世斬を繰り出す妖夢
ズウバァ!
ドッシュッ!
バシュッ!
ザシュンッ!
四方八方から現世斬の斬撃が連続してケルベロスを襲う、、、。
その加速がドンドン増していき妖夢の身体と刀が輝きを纏い始め、
妖夢の鋭く光る眼光と刀身の軌跡が光の尾を引く
ブシィィィィィィィィィッ!
ケルベロス「ゴゥァァァァァッ!」
ケルベロスが体勢を崩した瞬間
妖夢はケルベロスを通り越し距離を十分に取って緋色と対角線上で動きを止め構える
その次の瞬間まるで光が妖夢の軌跡を辿るかの様に刀に光が流れ込み光り輝く。
妖夢「緋色さんっ!」
緋色「こっちは何時でも良いぜっ妖夢!!」バチバチッバチッバチバチッバチッ
ズォォォォォォォォォォォッ!!!
緋色は剣に妖力を流し込み刀身の表面をバチバチと紅いスパークが這い回り
紅く輝きを纏い、彼の周辺では禍々しい赤黒い妖力が放出され宇津撒いている。
妖夢「ダアァァァァァッ!!!」『待宵反射衛星斬 』(まつよいはんしゃえいせいざん)
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!ザァシュッ!
緋色「おぉぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁっ!!」 【ルブルムドライブ】
バチッバチバチッバチバチッバチバチッバチ
ブォンッブォンッブォンッブォンッブォンッ
ガゴッ!、、、、ドガガガガガガガガガガッ!!
妖夢と緋色の繰り出した無数の斬撃と五つの紅い疾風の様な斬撃が
空を裂き地を抉りながらケルベロスを挟み込むように一直線に走る。
ズウバァ!ドッシュッ!バシュッ!ザシュンッ!ゴシュウッ!ザゥッ!
ブッシィィィィ、、、、、、!!!!!!!!!!
ケルベロス「ブゥグゥゥゥゥゥガァァァァァァァアアッ!!、、、、、、、
フゥゥゥゥッ!フゥゥッ!」
二人が放った斬撃の嵐をまともに浴びても尚も倒れず憤怒の表情を浮かべ周囲に睨みを利かせたその瞬間
奴の体から圧縮されたかの様な魔力が滲み出ているのを緋色は確認する
ケルベロス「オォォォォォォォォォォォォォォン!!」
「オォォォォォォォォォォォォォォン!!」
「オォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
一つの首が吼えた瞬間、眠っていた残りの二つの首も起き出しその遠吠に参加する。
大地を揺るがすほどの遠吠えと膨大な魔力が、プリズムリバー三姉妹の奏でる音楽を一瞬、掻き消した。
三つの首が眼を覚まし覚醒する、、、、、、、此処からが本番なのだ。
しかし今回彼等には切り札がある。
しかし、、、、
ケルベロス「オウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウゥゥーーーーー」
突然、唸り始めたケルベロス、そのとき奴の足元に不意に魔法陣の様な物が出現した
緋色「っ!?妖夢っ下がれっ!」
それに気付いた緋色と妖夢は後方に居るルーミアとチルノの方へ向かって距離をとり合流する。
ケルベロスの周囲に魔力では無い、得体の知れない邪気の様な物が集まってくる
妖夢「あれはっ、、、!?」
ケルベロス「-----ゴァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァァァ!!」
ヴンッヴンッヴンッヴンッヴンッヴンッヴンッヴンッ
ケルベロスの前に唐突に現れた無数の亡者達。
妖夢「召喚魔法っ、、、、、!?」
緋色「マジかよ、、、、。」
チルノ「うはぁースゲー」
ルーミア「死肉は嫌い、食べたく無いのかー」
亡者の群れが波の様に四人に押し寄せてくる。
緋色「ルーミアっ!雑魚は俺と妖夢で何とかする、チルノを連れてデカブツを殺れっ!!」
ルーミア「了解なのかー」
チルノ「やってやるさ!」
緋色「斬り込めっ妖夢!!」
妖夢「はいっ!」
緋色と妖夢が後列のルーミアとチルノの為に道を切り開く為、亡者の群れに飛び込む。
亡者は人海戦術で二人を獲ろうとするが
ザシュンッ!バシュッ!ズウバァ!ドッシュッ!ザシュンッ!ドッシュッ!
ドッダンダンダンダンダンダンダンダンッ!
ゴシュウッ!バシュッ!ズウバァ!ザゥッ!ザシュンッ!
緋色によって切り刻まれ妖力弾幕を撃ち込まれ肉塊と化して逝く亡者達の断末魔と、
妖夢によって一瞬の内に両断されて逝く、亡者達の断末魔が
プリズムリバーの音楽とミスティアのバックコーラスの様に周囲に響き渡る。
そして又しても緋色の高揚感に火が点くのにも、そう時間は掛からなかった。
緋色「来いコラァッ!!」
ゴシュウッ!バシュッ!ズウバァ!
亡者「ヴォォォォアッ!?」
左肩から胴にかけての斬り下げ、
そして斬り上げで体が宙に浮く形となった亡者の足を掴み
そのまま前方にオバースローで投げる、亡者は水切りのように横回転し跳ねながら飛んで行こうとした
その瞬間、彼お得意の絶大な推進力を誇る脚力でその回転する亡者の上に飛び乗り、銃を取り出し前に突き出す
緋色「ィヤァッーハッハッハッハァァァァゥッ」
ドッダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンッ!
彼は石の水切りのように高速回転する亡者の上で共に高速回転しながらテンペストを乱射する。
高揚(こうよう)に酔いしれる緋色の凶弾と妖夢の白楼剣の強制成仏によって消滅してゆく亡者達
その亡者の方が哀れに思えてくる様な光景を目の当たりにしたプリズムリバー三姉妹、、、
リリカ「メルラン姉さん力入れすぎ、緋色さんブッ飛んでるじゃない!」
メルラン「私は何時もどうりしてるわよ?」
リリカがメルランの演奏の付加効果である『躁の音を演奏する程度の能力』を消している筈が緋色は最高に滾り切っている。
ルナサ「きっとお前達、相性が良いんじゃないか?」
メルラン「そ、、そうなのかしら、、、、、、、じゃあっ!、寿引退ライブと洒落込まないと!」
ルナサ「何でそうなるんだ!?」
リリカ「気が早いよ、まず婚姻届提出しないと。」
メルラン「そっかぁー!!」
ルナサ「違うだろっ、と言うか婚姻届提出ってなんだ!?」
リリカ「外の世界から幻想入りした本にそんなこと載ってたよ。」
ルナサ「そんな下らない事教えるなっ、、それより演奏に集中しろ!」
ルーミア「緋色達が道を開いてくれたよーチルノ、私達も行くのかー!」
チルノ「よしっいくぞっルーミア!」
ルーミア「わはー!突撃なのかー!」
緋色と妖夢が梅雨払いした道を突き進みケルベロスへと攻撃を仕掛けるチルノとルーミア
それを確認したケルベロスは両端の頭を前に突き出すように構える
ケルベロス「オォォォォ、、、、、、、」キュィィィィィィィィィンッ!
大きく開いた口に強大な魔力を感じる、それにいち早く気付くチルノ
チルノ「ルーミアっ!アタイっマンナカのあたまなっ!」
ルーミア「左右の頭は頂きなのかー!」【ムーンライトレイ】
ジュイィィィィィィィン!!
空高く飛翔したルーミアの二本のレーザーがケルベロスの大きく開いた口に直撃する
ケルベロス「ボゥアァァァァァァッ!!」
攻撃の出鼻を挫かれたケルベロスは膝を着いた
その大きな隙をチルノが見逃す筈がなかった
チルノ「トドメだー!!」【アイシクルフォール】
ババババババババババッ
チルノの弾幕が左右から回り込む様にケルベロスに降り注ぐ。
勝負が決まったかの様に思えたその時、熱唱していたミスティアが叫ぶ。
ミスティア「チルノっ駄目っ!!」
トドメと成る筈だったチルノの弾幕が絣もせず空中に居るチルノの真正面に飛び込んだケルベロスの鋭い爪によって叩き伏せられチルノは地面に激突した。
その打撃は華奢(きゃしゃ)なチルノの体では耐え切れる筈も無く地面に直撃した直後、
左腕が錐揉(きりも)みしながら飛んでいるのが見えた。
チルノ「イテテッだいじょうぶ、、、、だいじょうぶ、、、これぐらい、、、だって、、、アタイ、、、、サイ、、、キョウ」
ケルベロス「ゴォアアアアア!」キュィィィィィィィィン!
チルノの眼前に陣取り大きく口を開け魔力が集中する、、
又あの高出力の魔力レーザーをほぼゼロ距離から放とうとしている。
チルノ「さい、、、きょう、、、、。」
ドッシュン、、、、!!!
ケルベロスのレーザーがチルノを消し飛ばした、、、、、、
かのように見えた。
ゴォォォォォォォォ!
緋色「ぐぅ、うぁっ、、、チルノっ、、逃げ、、、、ガァァァァァァァッ!!」
ガリガリガリッ、、、、、ガリガリガリガリッ、、、、、、ガリガリガリッ
なんとレーザーを放った直後、緋色は瞬時にチルノの前に飛び出し妖力を纏わせた剣で、厚みの有る巨大なレーザーを受け止めたのだ。
しかし緋色はその威力に押され足でガリガリと地を抉りながら力負けしつつあった。
ミスティア「緋色っ!!」
ルナサ「マズイっ、、、メルランっ!リリカっ!私達も出るぞっ!!」
プリズムリバー三姉妹とミスティアが演奏を中断し戦闘に介入しょうとした。
正にその時、、、、。
妖夢「ダアァァァァァッ!!!」
【断命剣・冥想斬】
ドッパァァァァァァン!!!
ブゥシィィィィィィィィィィィィィ、、、、、、、!!
ケルベロス「ヴゥァガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
ケルベロスの左側の上空から『楼観剣』と『白楼剣』の鋭い一閃により左隅の首が両断され夥(おびただ)しい量の血を噴出しながら後方へと引っくり返り暴れまわる。
妖夢「一矢は報いたぞ、、、、。」
妖夢によって窮地は脱した緋色とチルノだが直ぐに治るとはいへ、左腕を無くしたチルノは重症。
妖精は自然が死なない限り絶対に死なない、このまま戦う事も可能、、、、、彼は決断する。
緋色「チルノ良く頑張ったな、、、、、もういい、、後は任せろ、、、。」
チルノ「えっ、、、、?」
それはチルノにとって予想し得なかった台詞だった
緋色「もうお前に無理をさせたくない、、、、お前が死なないのは知っている、でも、、、、
ここに居る皆も思っている筈だ、お前が傷つくのを俺はもう見たくないんだ。
後は俺達で何とかする、、、、だから、、、。」
チルノ「いやだ、、、、。」
緋色「言う事を聞いてくれっチル、、、、」
チルノ「いやだっ!!」
ガシィっ!
チルノは片手で背を向けようとした緋色のコートの裾を掴み拒否する
チルノ「アタイはバカだから、ムズカシイはなしはよくわかんないけど、、、ヒイロは最強のアタイをたよってくれたんだろ?
しんじてくれてるんだろ?
なら、おまえも、、、、あたいをしんじろよっ最強のアタイがなかまになってやったんだぞ!
おまえがしんじるアタイをしんじろ、、、、、!
なかまをもっとしんじろよ!」
チルノは涙を流しながら自分の想いを精一杯、緋色に伝える。
チルノは緋色を裏切りたくなかったのだ。チルノは緋色に頼られた、その期待に応えられない事はチルノにとって彼への裏切り以外の何物でもないのだろう。チルノの仲間意識の強さを垣間(かいま)見た瞬間である。
ミスティア「チルノ、、、。」
ルナサ「・・・・・。」
メルラン「チルノ、、、。」
リリカ「氷精、、、。」
緋色「・・・・・。」
妖夢「二人とも、話の腰を折ってすまないが、早めに頼む、、、奴が起き上がりそうだ。」
ケルベロス「グゥゥゥゥゥッググッル、、、、、。」
チルノ「、、、。」
緋色「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 『いつか紫さんが言っていた『貴方が信じる、出逢った仲間を信じなさい』と、、、。』
緋色は、、、、、、、、、決断する。
緋色「チルノ、、、片を付けよう。」
ケルベロス「ゴァァァァァァァ!」
首を一つ失っても未だ弱る気配が無いケルベロスは体勢を立て直した。
緋色「全員っ今言ったと通りだ!プリズムリバーやってくれっ!」
まず、プリズムリバーのルナサの鬱の音のみをリリカが制御し、
躁の音を演奏するメルランの演奏をそのまま聴き全員のテンションを上げ
緋色とチルノと妖夢とルーミアは散開する。そして、、、
ルーミア「私が奴の動きを止めるのかぁぁぁぁぁ!」【ディマーケイション】
ミスティア「もっと鳥目にしてあげる!!」
ミスティアの歌声とルーミアの闇に包まれ一時的に失明状態のケルベロス、、、しかし
ジュインッ!ジュインッ!ジュインッ!ジュインッ!ジュインッ!ジュインッ!!
ルーミア「わわわわっ!!?」
妖夢「くっ!」
チルノ「うおっ!」
緋色「チィッ!、、、デタラメに撃ってんなよクソがっ!!」
レーザーを乱れ撃ち出しながら、闇から飛び出し弱っているチルノに突進する
ケルベロス「グゥゥゴァァァァァァァ!!」
緋色「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ドスゥゥゥゥッ!
ケルベロス「ゴォガァァァァッ!!」
後ろ足に剣を深々と突き立てケルベロスの動きを封じる緋色
緋色「動くんっ、、、、じゃねぇよ、グゥッ、、この野郎っ!」ギッギギギ、、、、。
妖夢「おぉぉぉぉぉっ!」
引導を渡すべく妖夢が上空から急降下。
それを察した中央の頭は妖夢へ向けて、まるで対空砲の様なレーザー弾幕を放つ。
チルノ「いまだぁぁぁっ!!!」
ガッギィィィィィィィィィィンッ!!!!!!!
チルノが最後の力を振り絞り中央の頭部を氷付けにした、、
しかし残った右隅の頭が鋭い牙で首を突き出しチルノを噛み殺そうとする
緋色「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドパァンッ
ケルベロス後ろ足に剣を深々と突き立てた剣を放し、彼はその脚力で大地を蹴り、瞬時にケルベロスの突き出した首の先にある顎を目掛け跳躍し、天を射抜かんばかりの渾身の力を込め拳を突き上げる。
ゴキンッボキボリィッ、、、、、、、!
その拳はケルベロスの顎を的確に捉え牙をへし折りその巨大な頭に脳震盪を起こさせた。
ケルベロス「ゴゥ、、、、ガッ、、、、、、。」
その意識を失った首が力なく大地に沈もうとしたその瞬間
シュバンッ!!!
ドチャッ、、、、!
妖夢の鋭利な一線が彼の真後ろで大地に鋭く刻み込まれた。
妖夢が右隅の首も斬り落したのだ。
その瞬間
ケルベロス「オォォォォォォォォォォンッ!!」
ドゴァァァァァァァッ!
爆風にも似た衝撃波が彼らを襲う。
妖夢「うあぁぁっ!」
ルーミア「飛ばされるのかああぁぁぁぁぁっ!」
チルノ「おぉぉぉぉわぁぁぁぁぁぁぁ!」
緋色「ダァァァァァァァァァァッ!?」
ルナサ「やぁっ!?」
メルラン「ぐぁぁぁぁぁ!?」
リリカ「わぁぁぁぁ!?」
ミスティア「きゃぁぁ!!?」
首一つになっても尚衰える事の無い闘気
ケルベロスは仁王立ちして彼らと対峙する
妖夢「っ、、、、化物めっ、、、、!」
緋色「クソボケがっ、、、、イカレテルぜ、、、、。」
ルーミア「お腹がペコちゃんで動けないのかー、、、、、」
チルノ「⑨~」
メルラン「元気な観客ね、、、。」
ルナサ「そうだな、、、、。」
リリカ「もうやだ~」
ミスティア「・・・・・・・・」チーン
?「あら、首が減って随分スッキリしたじゃない。」
緋色「なっ!?」
それは唐突にやって来た。
妖夢「幽々子様っ!?」
ケルベロスに近づく幽々子。
妖夢「幽々子様っいけません!不用意に近づいてはっ、、、、!」
ケルベロス「グルゥゥゥゥゥウオォォ!」
ケルベロスは牙を剥き出し今にも幽々子に飛び掛かろうとする、しかし、、、
幽々子「お座り。」
ケルベロス「ウオォォウッ、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、ッ!?」
幽々子「お座り、、、、、、」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
ケルベロス「キュン、、、、、」ガタガタガタガタッ
幽々子「あらあら、伏せじゃ無くてお座りって言ったのだけど、、、、、」
一同「・・・・・・・・・・・・」『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
緋色「あの幽々子さん、、これは一体如何いう、、、、。」
?「獣は自分より強い者には従順な物という事ですわ、、、。」
又唐突に現れたのは緋色にとっての恩人、、。
?「久しぶりねぇ緋色、少しは良い面構えになったじゃない?」
緋色「紫さん!」
『迷い家』を出てから此処数ヶ月、紫達とは会って無かったのだ。久しぶりの家族との再会、自然と笑顔になる緋色
紫「さて、それじゃあ幽々子この犬、事が解決するまでスキマに放り込んどくわね」
幽々子「えぇー紫ぃ、、、、この子、家で飼おうと思ってたのにぃ、、。」
紫「駄目。」 ヴォォォォォォォォォォォン、、バクンッ
あの巨体を飲み込むほどの大きなスキマがケルベロスを飲み込んだ。
ケルベロスのいた場所には緋色の剣が無造作に血に塗れ地面に突き刺さっている。
紫「これでこの件は落着ね、それじゃ私は忙しいからこれで、、、、。」 『アディオスアミーゴ』
緋色「ちょまっ うぉぉぉぉぉいッ待て待て待てぇぇぇゐ!?」
一方的に会話を済ませ隙間の中に消えようとする紫を制止する緋色。
紫「あら、何か?」
緋色「紫さん!コレ如何いう、、、」
紫「『事か?』ですって?そうねぇ、今回、貴方も頑張ったみたいだし、教えてあげても良いのですけれど、、、、。」
口元を扇子で隠し怪しく微笑む紫
緋色「、、、、紫さん?」
紫「未だ駄目ですわ、、、、。」
緋色「如何してっ?」
紫「知りたければ、次に起こる異変を解決して見せるのです、そうすればこの異変、いいえ、、、、
これら起こりえる事を話して差し上げます。」
緋色「『これら起こりえる』って、、、、何か掴めたんですね、、、、?」
紫「『これらの全ては序章に過ぎない』、今の貴方に話せるのは此処まで、、精々精進なさい。」
緋色「紫さん!ちょっと待って!」
紫「次に逢うときを楽しみにしていますわ、、、緋色。」
ブォォォォォン、、、、スゥ、、、
緋色「紫さん、、、、、、んっ?」
何時もなら消えるはずの空間の歪が今回は残っていて、端の方が十五ミリ程、少し開いている、近づくと声が聞こえる。
迷い家・居間、、、
藍「如何でしたか、緋色は?」
紫「そうねぇ、可もなく不可もなく、いい具合に、この世界に馴染んで来てはいるわね。」
藍「それは良かった。」
紫「でも、人妖としてはマダマダね、、、戦い方がまるで成ってない。」
橙「良いなー紫様、、、緋ぃちゃんと会えて、、、、。」
紫「ふふっまた近々会えるわよ橙っ、、、、、さぁってと、、、、あら?」
ちゃぶ台の上を見る紫
紫「ちょっと藍、、、ここに置いて在ったお饅頭は?」
藍「へ、、、?知りませんよ私は、、、、。」
橙「・・・・。」
ソロリと外へ出ようとする橙
紫「、、、橙。」
橙「っ!?」ビクッ
紫「食べた、、、?」
橙「、、、、、、ゴメンなさい、、、、。」
紫「ウッソ!?もぅっ信じらン無いんですけどっ!!」 ドッテッーン!!!
畳の上にひっくり返って子供の様に転げ回る紫。
紫「人がさぁー、一仕事終えて帰って来て甘味で一息つこうかなーって思ったら、何よこの仕打ちぃ!」
そんな紫の姿を見て紫のおやつを勝手に食べてしまった、罪悪感から泣いてしまう。
橙「ゆ、、紫、、様、、、ゴメっ、、、ゴメンなさぁい、、。」
藍「・・・・・・っ!!!!!???」 『ちぇぇぇぇぇん!?』ドギャァァァァァァァァン!!
紫「大体 橙、貴女ねぇ、、」
藍「何やってんですかっ紫様!?」
紫「えっ、、、、私っ!?」
藍「橙が泣いてるじゃないですか!たかが饅頭の一個や二個でそんなに怒ること無いでしょうっ!?」
紫「藍、、、たかが饅頭、、、、されど饅頭なのです。」
藍「また、訳解らない事を、、、いい歳なんですから、もっと大人になってください。」
紫「うるせぇぇぇえ!歳っ!言うなっ!十七歳だっつてんでしょう!!!」 プンスカップンッポンッピンッ☆
藍は紫の地雷を踏んだ、、、、しかし藍は、、、。
藍「下二桁でしょうそれ、、、。」 ハァ、、、
紫「えぇぇぇぇい!!!このっもう許さん!狐うどんにしてくれるっ!!!」
先ほどの賢者の威厳は何処へやら緋色が見ているとは知らず醜い(笑)な言い争いが繰り広げられている。
そんな時、橙が彼の存在に気付く。
橙「あっ!緋ぃちゃん!!」
紫「えっ!?」 ギョッ!
紫と藍が緋色と眼が合った瞬間、迷い家内の時間が止まる。
紫「えっと、、、、ひっ緋色、、、この世の中、、、その、、、好物を、、、、、」
紫は妖怪の賢者のカリスマ全開で如何にか綺麗に取り繕うと必死だ、そんな彼女に緋色は、、、。
緋色「紫さん、、、、、、、、スッゴイ面白かったデスっ!」プッススゥゥゥゥゥゥ!
爆笑しながら立て親指を見せ隙間からフェイドアウトいく緋色、、、。
紫「ちょっと待ちなさい!最後まで聞きなさいよ!好物を食べてる時はねぇ、自由で何と言うか、、、救われてなっ、、、てっちょっと藍、放しなさいぃぃぃ!」
藍「紫様っ落ち着いてください!また次っ次が必ず在りますから、その時キメましょう!」
紫「ぬぉぉぉぉっ!放せっ、、、、緋色っ!!!これが本当の私だと思わないことね!!」
藍「これ以上耐えれませんっ早くスキマ閉めてください!」 『見苦しすぎる、、。』
橙「緋ぃちゃん!またねー!!」
緋色「ギャハハハハハッ!隙間締りはちゃんとした方が良いですよ紫さんwwwwww」
紫「チキショォォォォォ!!」
スゥ、、、パタンッ
緋色は思った。
緋色「・・・・・・・・」『皆元気そうで何よりだぜ』
妖夢「えっと、、、何はともあれ一件落着ですね、、、。」
幽々子「そうねぇ、皆お疲れ様ぁ。」
チルノ「やはり、、、いぬゴトキではアタイをたおすコトはできなかったなっ、、、アタイたらっ最強ねっ!」
ミスティア「完全燃焼よ、、、。」
緋色「あのさ、プリズムリバー三姉妹、、、。」
ルナサ「な、何か?」
緋色「その、、、騙す様なマネをして悪かった、、、反省している。」
メルラン「そんなの私、全然気にしてないわよー!」
ルナサ「中々にしてスリリングなライブだった、有り難う、全力を出し切れたよ。」
リリカ「姉さん達もこう言ってるし良いんじゃない?」
ルーミア「緋色ー終わったなら早く帰ろー私はお腹がへったのかー」
緋色「そうだな、じゃあ大仕事も終わったし一旦、事務所に戻ってから皆でミスティアの屋台あたりで一杯やるか?
三姉妹と妖夢達も来るか?」
リリカ「人妖社長っ!奢りですかい?」
緋色「勿論さぁっ!☆」
リリカ「イェーイ!人妖っイェーイ!」
しかし彼には未だやる事があった。
緋色「チルノ腕見せてみろ。」
チルノ「アタイは最強だからへいきだぞ」
ミスティア「妖精は普通の薬じゃ傷は治らないわよ?」
彼がコートから取り出したものは、、、。
ルーミア「その筒は何なのかー?」
永琳特性の捻挫等に効く冷却スプレーを取り出しチルノの無くなった肩に降り掛ける。
妖夢「そんなので治るはずが、、、、、、」
緋色「こいつ氷精なんだろ?やるだけやってみる」
スプレー缶のスモークが視界を遮る
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!ペキンッパキッ!カチンッ!ガチッ!
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ、、、、、、。
緩やかな風がスモークを晴らす。
チルノ「アタイたらっチョウッ最ッ強ぉぉぉぉぉっ!!」
其処には全快した左腕を天高く突き上げ吼えるチルノの姿があった
一同「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」 『冷却スプレーで腕生えるとか、、、、こいつ、、、本当に最強か?』
人妖一行移動中・・・・・・
魔法の森某所・ミスティアの屋台・・・・・・・・
茜色に染まる夕日が夜を誘う。
森の中深く、、月明かりさえ届かない場所。しかし、、、そこに在るミスティアの屋台はその闇を感じさせない。
萃香「ミスティア、雀酒追加!」
緋色「萃香お前、鰻の丼物に酒かけて食うか普通、、、。」
チルノ「それでだっアタイが『ズガーン!』ってやったら、そのデッカイいぬが『ゴォォォォ!』って」
大妖精「凄いねぇ!チルノちゃん大活躍だったんだね!」
リグル「ちょっとチルノ、食べてるもの飲み込んでから話しなよ、行儀悪いよ。」
ミスティア「はい、ルーミアおかわりお待ち同様!」
ルーミア「食べ放題なのかー!」
幽々子「妖夢、今日はお疲れ様、ささっ御一つどうぞ」
妖夢「そんな幽々子様にお酌させるなど恐れ多い、、、。」
プリズムリバー三姉妹『♪♪♯♪♭♪』
プリズムリバー三姉妹の演奏を聴きながら、仲間達と食を共にし和み談笑する、
安らぎの一時、彼は生きているのを実感する。
チルノ「なぁヒイロっ、、てぇだして、てぇ。」
緋色「手?何で?」
チルノ「いいからっ!」
渋々緋色はチルノに手を差し出す
チルノ「はいっコレ」
緋色「何だコレ?」
チルノ「アタイをしんじてくれた、おれいだ。」
緋色「コレどうしたんだ?」
チルノ「たたかったアトにおちてた。」
緋色「落ちてる様なモンを俺に渡すなよ、、、、、ってコレ骨、、、奴の牙か!?」
チルノが拾ったのは緋色がへし折ったケルベロスの握り拳程の牙の破片だった。
緋色「こいつァ部屋のインテリアに丁度良いかもな。」
緋色が右手で牙の破片を軽く握り締めた、その瞬間
スウゥゥゥゥゥアアァァァァ、、、、、!
緋色「なっ、、!?」 『消えた!?』
チルノ「おおーヒイロ、スゲーきえたぞ!」
ルーミア「凄いのかー手品なのかー!」
牙の破片がまるで緋色の手の平に吸い込まれていくように消滅してしまったのだ。
緋色「何なんだよ、、、いったい。」
困惑する緋色、、、しかし
緋色「まぁ、、、、、いいか、、、別に、、、、。」
彼はもう、細かい事を気にするのは止めた。
萃香「うおぉぉい!緋色さんよぅ!呑んでるかっ!」
緋色「おうっ!普段から全くっ呑めないぜ!」
プリズムリバーの演奏と人外達の宴が夜の帳が落ちた森に静かに響く
こうして今回の異変の幕が下りた、、、、、。
東方:【外来人心収攬】3へつづく
後書き・・・・・・という名のおまけ
作者「ハイどうも皆さん、おはようございます、こんにちは、コンバンワ、作者です。
極力原作のイメージを壊さないようにオリジナルシナリオを試行錯誤して書いてはいるのですが、、、その内きっと、トンでもない原作崩壊、キャラ設定、etc.をカマしてしまいそうで怖くて夜も眠れません。
そしてテンポ良く一話一話を消化していきたかったのに、
・・・・・・・・・・ケルベロス戦、作業時間、、、、、、、、、、、
約4ヶ月、、
作者「如何してこうなった!!!!?」ガタッ!!
とっ言うのも、私はプリズムリバー三姉妹の事を余り詳しくなかったり、チルノやルーミア達との連携、皆の立ち位置
(主に緋色の)そしてケルベロスのオリジナル攻撃方法を模索しながら書いたので実質、
資料集めに3ヶ月といったところでしょうか、、、
ボソッ(出来ればチルノの代わりにレティ・ホワイトロックを出っゲフンッゲフンッ!!)
作者「さて、緋の色の人妖こと、八雲 緋色の『我流を極め自分の物にする程度の能力』についてですが、
これは藍さんや橙の式の様にPCに例えますと相手の技や妖術、奥義、等を物理的に脳内(感性)的にインストールすることで使用可能となってます。」
チルノ「つまり、どういうことだってばよ?」
作者「相性の良い弾幕等に当たれば技を覚える。」
ルーミア「どっかの天人みたいに、Mなのかー?」
ルーミアのこの一言で、、、、、、
作者「Mじゃないよぉぉぉぉッ!!」
作者が壊れた、、、、、。
ミスティア「Mでしょっ!」
作者「Mじゃないよぉぉぉぉッ!!」
チルノ「エムじゃん!」
作者「ダメージ喰らって覚えてるだけだもんッ!!」
ルーミア「ドMなのかー?」
作者「冗談じゃなーい!!!」
慧音「作者、落ち着け!!」
作者「幻想郷の空気って美味ぇぇ!!!」
輝夜「きゃははははは!!!」
作者「キュンキュンキュンッハートォがぁ♪踊ぉってるぅぅぅ!!Let's☆ go♪」
慧音「墳ッ!!!」ゴチィッ!!
慧音の頭突きが作者の頭を捕らえた。
慧音「落ち着いたか?」
正座する作者。
作者「はい、、、、、。」ボタボタボタッ、、、、、。
?「Mと聞いて飛んで来わ。」
作者「なっ!?お前はっ!!」
天子「『非想非非想天の娘』!!!比那名居天子っただいま参上!!!!」
青ざめる作者。
作者「お前らぁっ!!確保ぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
天子「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!?何すんのよ!放しなさい!!」
ルーミア「お前の出番はまだ先なのかー!!」
チルノ「イテッ、だれだっ!?いまアタイのあしふんだの!?」
輝夜「駄目じゃない順番守らないと。」
慧音「本編にまだ登場してない奴が後書きに出てきて如何する!」
チルノ「うあッ!!」ドテッ!
滑って尻餅をつくチルノ
天子「うるさいっ!うるさいっ!うるさいっ!放しなさいよ!!!この土臭い妖怪共!!!」
輝夜「ムカッ!」
永江衣玖「総領娘様、、ですから申しましたのに、、、、。」
リグル「ちょっ!?貴女もまだ出てきちゃ駄目ですって!!」
大妖精「帰ってくださぁぁぁぁぁい!!!」
チルノ「イテテテッ!!みんなっアタイをふむなっ!!ちょっ大ちゃんアタイのあたまふんでる!!!」
作者「皆っあのスキマまで二人を押し出せ早く!!!」
天子「なっ!?作者っあんた覚えてなさいよ!!!」
衣玖「ああっ押さないで下さい、自分で出て行きますから。」
おそらく作者の家の外につながっているであろうスキマへ二人を押し出した。
天子「くそうッ!」
作者「なっ!!?放せテメェ!!」
天子「貴方も一緒に来なさい!!そして私にもっと出番を寄越しなさい!!!」
衣玖「総領娘様っ無理を言ってはいけません!」
作者「この不良天人っ!!ああっスキマが閉まる!?誰か助け、、、、。」
助けを求める作者しかし、、、、
大妖精「チルノちゃんがぁぁぁ!!!!」
チルノ「ハハッなくなよ、大ちゃん、、、アタイが死んだらカキゴオリをそなえてくれ、、、みんな、、、
あとがきを、、、たのん、、、グフッ。」
大妖精「チルノちゃぁぁぁぁぁぁん!!!!」
リグル「なんてこったチルノが死んじゃった!!」
ルーミア「こぉの人で無しなのかー!!!」
輝夜「てっ言うか、、、妖精って死なないんじゃ、、、。」
チルノ「うーん、、、、おうどんたべたい、、、、。」
作者を完全に無視して茶番を繰り広げている。
作者「お前ら、レギュラーから降格させてやろうか、、、、、、。」
そしてスキマが閉じる
慧音「危うく放送事故になる所だった。」
ミスティア「もう十分成っていたような、、、、、。」
慧音「こんなグダグダな感じでは終われんな、作者に代わって私が進行しょう。」
Q.プリズムリバー三姉妹の演奏がケルベロスに与えた効果について、、、、、、。
リリカ・プリズムリバー「私たちの活躍っ!!」
メルラン・プリズムリバー「しかと目にっ!!」
ルナサ・プリズムリバー「焼き付けたか、、、、。」
慧音「、、、、効果は皆無だったな、、、。」
リリカ「何でよっ!?私たちの演奏の恩恵っ沢山、有ったじゃんか!!」
メルラン「そーだそーだっ!!」
ルナサ「そうか?」
ルーミア「皆の士気を底上げしていたのかー」
ミスティア「私は全力で歌えたから満足だったわ。」
慧音「そうか、お前達がそういうならそうなのだろう。」
チルノ「あれれ、作者は?」
慧音「作者抜きで進めるのも、なんだしこの辺にしておこうか。」
萃香「じゃぁ、誰かシメの言葉を言わんとなぁ、、、。」
輝夜「じゃ私が!」
大妖精「じゃあ、よろしくお願いします。」
輝夜「また見てね!」
萃香「普通ッ!!?」
東方:【外来人心収攬】3へつづく