俺の家にご飯食べにくる清水   作:愛板将軍

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5話 から揚げ

「から揚げにレモンって誰が考えたんだろうね?」

 

 

 

「急に何?」

 

 

 

いつも通り俺の部屋にやってきて晩御飯のから揚げを食べ終わり一休みしてる清水が唐突にそんなことを言い出した。

 

 

 

「いやさ、から揚げにレモンって大正義じゃん?だからこの組み合わせを考えついた人に感謝したいなと思って」

 

 

 

「頭おかしくなったのか?」

 

 

 

「…」

 

 

 

痛い、テーブルの下で足をけられた。暴力はダメだろ!などといった際にはもっとけられる可能性があるので心にとどめておく

 

 

 

「知らんけど検索掛けて調べてみたら?」

 

 

 

「いやそれはめんどい」

 

 

 

何だこの女はめんどくせぇ

 

 

 

「ていうかそもそもお前半年くらい前はから揚げにはマヨが神とか言ってなかったけ」

 

 

 

「私昔のことは気にしない主義なの」

 

 

 

んーそういえば清水がちょっとだけ食事制限掛けてダイエットしてた時期ってマヨネーズつけたから揚げを爆食いしてた時期だっけ?急に揚げ物はやめてほしいとか言われたっけな?

 

あっ、そっか

 

 

 

「カロリーか…」

 

 

 

「…」

 

 

 

いたっ、またけられた。この女ぁ、二発も食らったので一発くらいはイイだろの精神で軽―く清水の足を蹴る。

 

 

 

「…」

 

 

 

蹴り返してきやがった。ならもう一発、なっ?よけられた!?

 

 

 

「ふふーん」

 

 

 

あ、どや顔してるうっぜぇ、というわけでデコピンした。

 

 

 

「いった!?それは反則でしょ!?」

 

 

 

「残念この戦いは聖戦故ルール無用なのだ」

 

 

 

「ふーん」

 

 

 

清水はそう言って器用に足を使い俺が履いてるスリッパを脱がせた後遠くに投げた。テレビの方まで飛んでいった。うぜぇ地味にとりに行くのがめんどくせぇ、というか足だけでよくそんなことできるな…

 

というわけでやり返します。わざとテーブルの上においてあった雑誌を落とし、拾うためにテーブルの下に潜り込み素早く清水のスリッパを脱がせぶん投げる、急にスリッパがなくなったことにより慌てている清水を笑いながらスリッパが脱げたほうの足をつかみ全力でくすぐる

 

 

 

「んひっ!?ちょっ!?おい!!やめえええんはははは!」

 

 

 

こいつの弱点その1足の裏がめちゃくちゃ弱い、10秒ほど全力でくすぐっているとものすごい勢いで身をよじり「変態!」「ド変態!」「嘘ですごめんなさいやめてええええ」などなどを言いながら抵抗してるのでそろそろいいか、と思い足をつかんでいた手を放しなんてことない顔で落ちていた雑誌を拾い椅子の下から出て椅子に座る

 

 

 

「こんの変態野郎…」

 

 

 

おーおー負け犬が何か言ってやがりますわ、てか顔真っ赤じゃんうける

 

 

 

「勝てばよかろうなのだよ清水君」

 

 

 

「…覚えてやがれ」

 

 

 

「はっ、負け犬の遠吠えだな」

 

 

 

こんな感じでこの日は過ぎ去った。が次の日俺の想定していないやり方で清水が仕返しをしてくるとは思いもよらなかったのだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日学校にて

 

 

 

「紫藤君いる?体操服忘れてたから届けに来たんだけど?」

 

 

 

お昼休み中ガラガラと教室の扉を開け、わが校屈指の人気を誇る美少女さん清水しみず 夏織かおりが教室中に響き渡る声量でそういった。あっちなみに紫藤は俺です。紫藤しどう 縁ゆかりって言います。

 

半分白目をむきながら鞄の中を確認すると確かに入れたはずの体操服がなくなってます。…抜きやがったなあの女ぁ!!

 

俺はクラスでは目立たないほうで目立つのも苦手なんだぞ!?何のために清水と学校でしゃべらないようにしてたと思ってるんだ!みろっ教室中が騒然として…して…あれ?なんか「紫藤ってだれ?」「あー確かあそこの席に座ってる人のはず…」「俺しゃべったことないよ」などなど聞こえる

 

 

 

「ねー、ゆかりー私にかんしゃしろよー?」

 

 

 

うっわ、すっごい笑顔でこっちに来やがった。おいクラスメイトさんがびっくりしてるだろ。「あの二人仲良かったんだ」とか言ってるぞ、おい、まじでおい

 

 

 

「あ、ありがとね清水さん…」

 

 

 

ものすごく人に注目されるという今までほとんど経験したことのない自邸のせいでかなりの冷や汗をかいて引きつった顔を何とか動かして笑顔で体操服を受け取る。そんな状態の俺を見た清水は満足そうに、にまぁーッと笑った後

 

 

 

「あ、そうだ今日私も体育あったんだけど私の体操服と間違えてゆかりの奴持ってきちゃったからえあたしのなかったんだよねぇ、だからそのままゆかりの着て授業受けたんだ。ごめんねー」

 

 

 

清水はそう言って教室を出ていった。

 

 

 

「え?同棲?」「うそだろ俺清水さんのこと好きだったのに…」「俺もだよ…」「うーわ清水さんを射止めたんだ…紫藤くんすっご」「幼馴染の線もあるか?」「うっわそうかも」「学校一の美人とぼっちのフツメンとかラノベじゃん」

 

 

 

わぁー教室がすっごいにぎやかになってる。そして俺の冷や汗もとまらなーい、さて逃げるか…、全力の早歩きで逃げた。クラスメイト(ギャル)につかまった。逃げれなかった。

 

そのあと必死で付き合ってはいないといって逃げた。ただなぜか両片思いの一番楽しい時期だという判定をもらった。ギャル怖い…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰宅した。疲れた。とりあえず今日のご飯を作る元気はなかったのでカップ麺になった。清水は自分が体操服を届けた後どうなったかを詳しく聞いてきた。いろいろ答え終わるとなぜかうれしそうにしてた。それと後日清水の友達に会うことになった。今日は本当に疲れた…

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