今回、龍也は一人?でお出かけします
ついでに転生特典も使っちゃいます
なんで使わなかったのかって?使うタイミングを逃しちゃったからさ!
ある所にそれはそれは奇妙な部屋であった。
部屋の至る所には機械の備品がちりばめられ、ケーブルがさながら樹海のように広がっている。
そんな中、空のように真っ青なブルーのワンピース。それはさながら童話『不思議の国のアリス』のアリスである。エプロンと背中の大きなリボンが目を引く中、頭のカチューシャは白ウサギの耳となっており更に目を引く上に一人『不思議の国のアリス』状態だ。
彼女こそISを開発者であり稀代の天才科学者こと天災、篠ノ之束でありそしてここは彼女の秘密ラボである
そんな天災はシルバーの輝きを放つ銀色の奇妙な椅子の中でモニターに映し出されている一人の男を興味深そうに、まるで実験動物を観察するかのように見ていた
「これがもう一人の男性操縦者、黒瀬龍也かぁ……たっくん?たーくん?たつくん?うーん…………たっくんでいっか!」
世界で2番目にISを使える男、黒瀬龍也に対する呼び名を考えながら小さな虫サイズのドローンを使ってリアルタイムでの盗撮していた。しかも休日、一人で前日の内に空いている道場を借り、一人で形稽古をしていた。朝からぶっ続けで水分補給と食事以外は休まずやっているのを彼女も同じように休まず見ていた。
「うふふ、たっくんはなんでISに乗れるのかなぁ?しかも私が作った記憶の無いコアと、誰がいつ何処で作ったかもわからない機体と武器を使って……一体誰が君をサポートしてるか気になるなぁ!どうせなら私が全面的にサポートしてあげたいくらいだよ!」
自分で作った記憶そのものが一切無いコア。そしていくら調べてもどこの企業が製作したかさえもわからない機体と武器を使う謎だらけの男。
最初はちょっと気になってちょっかいを出す程度だったのが徐々に一挙手一投足を気にするようになり始める。だが恋愛的な意味では無く一科学者としての好奇心が勝り、退屈で満たされているその心を踊らせる。
「そうだ!調べてもわからないなら直接会いに行っちゃえばいいんだ!さっすがわったし〜!」
ピン!と白ウサギの耳が立つと同時に束が椅子のある一部分を触っただけで瓦解、ガラクタの山に変わった後に束はまるで難問が解けたかのように室内をクルクルと回っていた
上機嫌な彼女がモニターを見ると盗撮していた男の姿が無かった。ほんの一瞬、目を離しただけなのにまるで煙のように消えた男を探そうとした矢先…カメラの死角から男の声が聞こえた。
「誰かは知らないが見ている奴に告げる……次、人が集中している時に盗撮していたら居場所見つけてその首をへし折ってやる」
盗撮する中で男の声も聞いたことはあったが今までとは違う、地の底から響くような低い声。そして小さな虫サイズのドローンが壊される一瞬、その男の顔が映ると眼球全体の色は金色になり瞳孔は黒色のまま爬虫類のように縦長となっていた。
「今のって…たっくん……だよね?なになに!?あの眼!普通じゃないねぇ…やっぱり一回、会ってみよーっと!」
一瞬しか見えなかったが人と違う眼の色と瞳孔が彼女の興味を引いた。凡人でも悪人であっても声と人ならざる瞳で恐怖する筈だが恐怖するどころかこの天災は歓喜した
そして歓喜している中で織斑千冬からの電話が来ればそのテンションのまま会話する。その後、すぐに大好きな妹である篠ノ之箒からの連絡にこれまた歓喜しながらほぼ一方的に喋る。妹専用に用意されたIS『紅椿』はスポットライトをあびていた
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「……織斑千冬、アンタは生徒が稽古するのを覗く趣味でもあるのか?」
朝から道場を借り、日が沈むまで形稽古をしてたせいもあってか全身の感覚が鋭敏になっており道場の出入口に隠れていた織斑先生に声をかける
「教師を呼び捨てにするとは相変わらず生意気な生徒だ。そろそろ時間だから声をかけに来ただけだ天然タラシ。」
「気配を消して物陰から見てるからだよ。おっと……もうこんな時間か…つか天然タラシって言う不名誉な名前は言わんでもらえます?」
「そう言われたくないならさっさとあの4人と向き合わんか馬鹿者。貴様が何故、好意に向き合わんかは聞いているがあまり待たせ過ぎると流石に限界が来るぞ?」
「そうならない様に頑張りますよ……じゃあ、寮の部屋に戻って制服から着替えたらそのまま明日の夕方までは帰らないんで」
「黒瀬、明日は門限までに戻るんだぞ」
先程、小型のドローンを壊した際に変化した眼は戻っており生意気な口調で言ってきた龍也に対して嫌味たっぷりで言いつつ前回の逃走劇で理由を聞いたからかそれ以上は言わず、龍也は龍也で軽く流すように言いながら更衣室へと消えて
「一先ず部屋に戻って私服に着替えてからだな…」
更衣室に入れば道着を脱ぎ制服へと素早く着替え、纏めた道着を持って出れば道場の出入口を施錠し先に戻っていた織斑先生に鍵を返せば部屋へと戻った
寮の部屋に戻ると何故かベッドに横になっていたラウラとひと悶着ありつつラウラとシャルロットに部屋の警備をする名目で一日だけなら部屋に居て良いと言う事にさせてから部屋を後にした
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「んじゃ、そういう事なんでラウラとシャルロットは明日の夕方まで俺の部屋に居るんで」
「……わかった。何か問題が起きた場合は私の方で好きに対処していいんだな?」
「もちろん……その時はどうぞお好きにしてください」
外出直前の手続きを済ませるために織斑先生の所へ行けば事情を話しつつ何か問題が起きた場合、2人の処罰は好きにして良いと伝えて寮から出ればモノレールに乗れば一番近い駅で降りて
「ちょっと遅れたが……少し飛ばせば朝までには間に合うか」
駅から出れば開けた土地に行き、ISを自分から少し離れた場所に展開すれると…勝手に形が変わり始め黒色に塗装された大型バイクであるスズキの『隼』へと『トランスフォーム』して龍也本人の姿は頭は黒いフルフェイスヘルメット、黒のライダースーツの姿となり跨れば目的地へとバイクを走らせる
「あの二人には何か土産でも買って帰らないとな」
夜の道をバイクに変形させたISで走らせながら自分の部屋に居る事となった二人へのお土産を考えつつ反対車線から来る車やバイクが横を通り過ぎる際にスキャンしてデータを取り込みデータを蓄積させて
「よしよし……このくらいスキャンすればいいだろう」
高速道路は使わず下道を走らせながら数時間、時間的には午前2時頃……周囲に監視カメラがない場所でバイクを停車させ、バイクから降りると『拡張領域』から追加パーツが出てくれば車体のカラーは黒のままシボレーの5代目カマロに変形しフルフェイスヘルメットとライダースーツは消え私服姿に戻ると乗り込み、途中から高速道路を使いつつサービスエリアに入っては飲み物を買うために自販機に行き
「何買うか……一つは眠気覚ましにコーヒーでも買うか」
「やあやあ!そこの君!ちょっと私とお話しでもしないかい?」
自販機で何を買うか迷いつつも眠気覚まし代わりのブラックコーヒーと一緒にコーラも買うと、空のように真っ青なブルーのワンピースにエプロンと背中の大きなリボンが目を引く姿、更には白ウサギの耳の形をしたカチューシャを頭につけた不審者に話しかけられると明らかに面倒臭そうな顔をして
「………お断りします。アンタみたいな怪しい人と話すつもりは無いんで…んじゃ、他の人をあたってください」
「ちょっとちょっとー!ISの開発者であり"天才"科学者の篠ノ之束さんからのお誘いを断るだなんて君も失礼な人だなー!」
これ以上の関わりを持ちたくないのか離れようとするが脱兎の如くの勢いで腰に抱きつかれると引き剥がそうとするも、かなりの力で抱きつかれているせいで引き剥がせず逆に腰回りが締まり始めていて
「だ、か、ら、だ!天才もとい天災と一緒に居ようもんなら俺の命がいくつ有ってもたりねぇんだよ!離れやがれシスコン兎!」
「えっ!?私の事、知ってくれているんだー……えへへ、うっれしいなー!……でもでも、そんな束さんがわざわざ君に会いに来てあげたんだならちょっとは構って欲しいかな?じゃないと、ずっと付きまとっちゃうよー?」
徐々に締め上げられる腰が悲鳴を上げ始める中、初対面(束は一方的に知っている)なのに自分の事を悪い意味で知っているのだとわかればパッ、と腰から離れると心の中が何かで満たされる感覚に襲われるも相変わらずのハイテンションで言いながら構わないと付きまとうとストーカー宣言し
「うっわ、めんどくせぇ女………俺に構ってほしいならマトモな格好をしてからにしろ。そんな変人ですって格好してる奴と話すことなんて無いからよ」
「えー?この服装とか良いと思ったんだけどなー。じゃあじゃあ、マトモな格好したら束さんに構ってくれるんだよね?」
「ああ、マトモな格好が出来たらな。そこの黒いカマロに乗ってるからマトモな格好出来たら来な。気が向けば暇つぶし程度には相手してやる」
構わないとストーカーすると宣言されればゲンナリしつつ構って欲しいなら普通の人みたいな服装になってからだと言いつつ、黒いカマロを指差してアレに乗っていると教えれば車の方に戻っていき
「はいはーい!束さんにかかればちょちょいのちょいだよ!」
そう言って離れてからしばらくすれば運転席側のガラスがノックされたのでウインドウを下げればそこには…
「んだよ、もう着替えお……マトモな服とかあったんだな。まぁいいや……助手席に乗れ、そろそろ出るから」
先程の服装とは打って変わって雑誌に載っているようなマトモな姿の束にあんぐりとしながらも助手席に乗るように言い
「ふふんっ!たっくん、私に見惚れてもいいんだぜ?」
「………置いていかれたいならそうするが?」
「んもー!ちょっと調子に乗っただけじゃないか!もし置いていかれても追いかけちゃうもんねっ!」
「はぁ…さっさと乗れ、シスコン」
調子に乗り始めた束に対して冷ややかな態度で接しながらも助手席に乗ったのを確認すれば車を走らせて
「ねぇねぇたっくん。たっくんは何で私が作った記憶の無いISコアを持っているの?それに、私がいくら調べても君がどこの企業と繋がっているかもわからないんだよねー!」
「………誰にも喋らないと約束するならば話す。もちろん織斑千冬や今後、アンタの近くにいる事になる少女にもな」
「ふーん……この束さんと交渉しようとするだなんて随分と生意気だね…でもいいよ!その程度の約束で君の秘密を知れるなら安いものさ」
「最初に言っておくがこれは冗談でも作り話でも無いし話を聞いたからと言ってモルモットにするのは無しだからな」
「わかってるよ〜。仮に話したとしても全部を話す訳じゃないってのは想像できちゃうしね」
しばらくお互いに無言のまま車を走らせていれば最初に口を開いたのは束だった。何を話すかと思いきやいきなりのド直球な質問に冷や汗を流しながら誤魔化し他人には話さない事やモルモットにしない事を条件に約束を取り付ければ話し始めて
「この世界とは違う別の世界で死んでこの世界に転生した転生者って奴だ」
「へっ??それってどう言うこと?」
いきなりの非科学的な発言に理解出来ず束は混乱し始める中、龍也は淡々と話して
「死んだ時、神様から間違えて死なせたって事でこの世界への転生を望んだ。その時に貰ったのがコイツで機体は俺が転生前に「ちょっとちょっと!お願いだから待って!流石に束さんであっても非科学的すぎで理解が追いつかないよ!?」んなこと言われてもな、事実しか言ってないぞ」
「待って……それが本当ならたっくんの中身はこの世界の人じゃなくて別の世界のたっくんってこと?」
「そうなるな。んで、新米神様のミスで死んで…………………最後にそのお詫びにこの世界の俺に転生したってこと。まぁ俺が俺だと思い出す条件はISに触ることにしてたけどな」
「…………転生者だからISを動かせる……そしてたっくんの使っているコアはその神様が用意したモノ……機体はたっくんがカスタムしたから……転生前のたっくんの世界では私達の世界は元々は創作物の世界………あーもう!なんだか私でも理解できる範疇を軽々しく飛び越えちゃう事を聞いちゃったなー!」
淡々と話しながらも途中で遮られると事実だと言いつつそこから更に続きを話しながら転生特典以外は隠さず全てを話す。
しばらく考え込む束を横目で見つつ運転していれば束は考えを整理するように呟き始めるが考えが追い付かず一旦保留にすればヤケクソ気味になって
「だが、俺が知っている本来の内容とは既に違う道筋となっているから今後の事を聞いたとしてもアテにはならんぞ」
「むぅー……じゃあ、私がたっくんの味方になるって言ったらどうなっちゃう?」
「知らん………それより、後ろの車はアンタのお仲間か?」
物語の道筋を知ってはいるが既に違う部分も出てきているから自分の知識をアテには出来ないと言いつつもサービスエリアから出て常に一定距離を取った状態でついてくる1台の車に気付き束に問いかける
「んー?違うかなぁ…今日はたっくんに会いたくなったから会いに来ただけだし!」
「なら……アンタを狙う輩か…やっぱり天災じゃねぇかよ!」
仲間でないと聞けばアクセルをベタ踏みして速度を上げると後続車がそれを追いかけるようについてきたと思いきや…
「チッ……IS…しかもあれ…『アラクネ』って事は亡国機業かっ……シスコン、逃げるから抱き上げたらしっかり掴まってろよ」
「えっ?なになに?どうしっ!たっくんてばだいたーん!束さんもたっくんのハーレムに入れるつもりなのかなー?」
車から出てきた人影がISを身に着ける。その姿をミラー越しに見ると特徴的な形をしているのに気付き車の状態からIS『ナイトメア』へと変形させれば束をお姫様抱っこしていて
「束、ふざけてる余裕はねぇからしばらく黙ってろ…………適当に相手してやる、かかってこいやクソアマ!」
「舐めるなよクソガキ!ソイツを渡しな!」
『アラクネ』を展開したオータムは龍也からの煽り文句で頭に血が上り『瞬時加速 』で距離を一気に詰めようとするが『月喰狼』を既に展開し砲口を向けていた龍也は容赦無くチャージ無しでの砲撃と『アイギス』での攻撃を開始して
「オラオラ!このシスコン欲しけりゃ俺を倒してみろよ三下ァ!」
「っざけんなよクソガキ!ぶっ殺す!」
「テメェには残念賞をくれてやる。もう一回小学生からやり直しな」
煽りに煽りを重ねられて冷静さを失ったオータムは再度『瞬時加速』で突撃しようとしたのと同時に龍也も『瞬時加速』すれば目の前まで近づいた瞬間に尻尾の先で顎を掠らせ脳を強制的に揺らし、強制的に気を失わせると同時に地面に向かって蹴り落とし
「わぁお!容赦ないねーたっくんは!」
「本当なら腕の一本は切り落としたかったけどそこまで余裕はない……おい!まだ俺とやり合うならさっさとIS出せや!やり合う気が無いならそのザコを持ち帰れ!」
運転手らしき人物以外にもう一人をハイパーセンサーで感知すればその人物に向けて怒鳴り、チャージした『月喰狼』の砲口を向けて
「わかった。お前の言う通り、彼女を持ち帰る」
「あれは…織斑マドカ……まだゼフィルスは持っていないか」
気を失わせた事で強制的にISが解除されたオータムを回収するため車から出てきた姿に龍也は一瞬驚き束にしか聞こえない声で呟く
「良いだろう。車に乗せたらさっさと消えろ!次、俺の視界に入れば容赦無く撃つ!」
最後の警告と言わんばかりにフルチャージまで済ませれば砲口をオータムに向け『アイギス』の砲口は車の方へと向ける。気絶したオータムを運転手と協力して車に乗り込ませた後、車は走り去っていき
「あれって小さいちーちゃんだったよね?でも、織斑マドカって……たっくんはそう言ったけどそれは前世の記憶?」
「ああ…だがこれ以上は言えん。今日は鈴鹿サーキットに行って色々スキャンしまくるつもりだったがやめにする………気が乗らん」
車が見えなくなるまで離れたのを確認してから道路の上に降下すれば束を下ろしIS状態から黒いカマロに再度変形させてから乗り込み
「私が来たせいだよね…ごめんね、たっくん」
「うっわ……素直に謝るアンタ見ると鳥肌立つ…」
「ちょっと酷くなーい?流石の束さんでも傷つくよ?」
「んな事はどうでも良い。さっさと高速から出るぞ」
車に乗り込んだ途端に明らかに落ち込み謝罪してくる束を見てまるであり得ないものを見たかのような態度を取ればむくれる束をスルーしアクセルを踏み込み車を走らせ
「ねぇねぇたっくん、そう言えば気になったんだけど車とかのタイヤとかエンジンってたっくんの機体の何処から流用してるの?」
「さぁ?車とかスキャンさせたりしてたら側は機体の方を使ってるっぽいけど中身は知らん内に拡張領域の方に追加されてたし多分、神様からのサービスなんじゃね?」
「君ってば随分と神様に愛されてるんだねー。そんな君を愛している神様に嫉妬しちゃうなー」
「愛されていたら死んどらんわ。っとそこか」
しばらく車を走らせていれば束からの疑問に答えたりしつつ一番近いインターチェンジから出ればしばらく走らせ近くの空き地に停車させ
「シスコン、このまま静岡に向かうが来るか?」
「ううん、今回は遠慮しておくよ。束さんのせいでたっくんの用事を潰しちゃったし!じゃあまた会おうねー!」
「次は敵が居ない時にでも会えりゃいいけどな」
停車させた後に帰りに寄るつもりだった静岡に一緒に来るかと誘うも遠慮し、車から降りた束が手をブンブンと振りながら離れていけばその後ろ姿を見送りつつまたスズキの『隼』に変形させれば跨りバイクを走らせて目的地へと向かう
そのままバイクを走らせ静岡県内へ入ると行きつけの茶畑へと向かう。直売所でいつもの様に数種類のお茶を次の収穫時期までの分を購入してから茶畑を後にするとそれに合う茶菓子を老舗の和菓子屋で数種類を購入しつつ、安倍川餅とからみ餅を食べに別の老舗の和菓子屋へと食べに行った
「やっぱり美味いな……今度は本音も連れてってやるか」
一人で黙々と食べ進めながらも次、来る時は本音も連れて行こうと決めつつ食べ終わればその店もあとにすれば今から学園に戻れば丁度いい時間なのを確認してから帰路につき
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「んで、なんでセシリアと本音まで居るのかな?」
少し早めに到着し学園に戻れば織斑先生の所に行くと何故か、ニヤつきながら早く部屋に戻れと言われたので部屋に戻ればラウラとシャルロットだけでなくセシリアと本音まで部屋に居て4人とも龍也のベッドに腰掛けていて
「ラウラさんとシャルロットさんが龍也さんの部屋に入るところを見かけたからですわ」
「あ、おかえり〜くろくろ。2人に事情を聞いたらお留守番してるって事だったからそれなら私達も〜ってなったんだー」
「あははは…ごめんね龍也。2人からそう言われちゃうと流石に断れなかったんだ」
「すまん龍也……もう少し周囲を警戒しておけば…」
セシリアと本音は龍也の部屋に入れて満足そうにしラウラとシャルロットはしょんぼりしていたので2人だけを交互に優しく抱き締めた後ラウラには額と眼帯に、シャルロットには頬と首筋にキスをして
「龍也さん!2人だけズルいですわ!わたくしにもしてくださいまし!」
「私も私も〜!くろくろにちゅーして欲しいなー」
「俺が許可して無いのに無理矢理入った2人は無し。ラウラとシャルロットには俺が頼んだからそのご褒美にしただけ」
ラウラとシャルロットにした行為を見て自分達にもして欲しいと近づいて要求するが龍也は2人にはしないと言いつつキスされた方の2人は顔を真っ赤にさせながら硬直していて
「うっ…それを言われますと何も言い返せませんわ…」
「むぅー……くろくろのいじわる」
「その代わり、2人にはお土産ね」
自分達がした事で言い返せずしょんぼりするセシリアとむくれる本音にお土産だと言い『拡張領域』から茶菓子の詰め合わせを出せばそれを渡して
「これは……お菓子ですの?」
「わーい!お菓子だお菓子だー」
「静岡へ行っていたからな、2人にお土産。俺も休みたいから2人とも自分の部屋に戻りなよ」
お土産のお菓子を貰って少し機嫌の良くなった2人を抱き寄せると休みたいから部屋に戻るよう言えば頷く2人を部屋の外へ連れ出したら、龍也は自身の部屋に戻り扉を閉めると鍵をかけ
「さてと…お留守番してくれた2人にもお礼をしないとね?ちょっと着替えるから後ろ向いてて」
「う、うん……」
「わ、わかった」
鍵のかかった部屋で龍也から2人にお礼をすると聞かされた上で着替えるから後ろを向くよう言われると『何か』を想像したのか顔を先程以上に真っ赤にさせながら後ろを向いたのを確認し私服から甚平へと着替えれば後ろから2人に近づくとシャルロットを抱き締めると隣でラウラが不満げに頬を膨らませていて
「ひぅっ!た、龍也!?」
「ラウラと一緒にお留守番してたご褒美だ…もうすぐケリをつける。その時に応えるから……待っててくれ」
不満げにしているラウラを横目にシャルロットを片腕で抱き締めながら頭を撫でつつ耳元で囁いて
「んんっ……うん…僕も待ってるから無事に帰って来てね」
「わかってる…じゃあ、次はラウラだな」
「龍也、聞きたいことが色々とあるが私には言えないことか?」
「いいや……ラウラが知りたいなら教えてあげる」
隣にいた事もあってかシャルロットとの会話は丸聞こえでその内容が自分も知りたいと言わんばかりに見つめてくるので前にシャルロットに話した内容と同じ事を話し
「ふむ……ならば嫁が言うそのケリとやらをつけたら私の想いにも応えてくれるのだな?」
「もちろん。セシリアや本音の想いにも応えるつもりだ」
「それならば私に黙っていた事は許してやろう。その代わり私をだな……その…ち、力いっぱいに抱き締めてくれ!」
なにか納得したかのような顔をするラウラからの問いかけに答えればシャルロットにしか話さなかった件での許しを貰いつつも顔を赤くさせながら力いっぱいに抱き締めて欲しいと要求する姿は可愛く、お互い向き合うようにしてラウラを自身の膝の上へ乗せれば力強く抱き締めて
「ラウラ、これで良いか?」
「ああ……嫁よ、貴様は私みたいな女が相手でも愛してくれるか?」
「………私みたいなだなんて…そんな事は言ったら駄目だ。ラウラは可愛いしこのまま成長すれば誰もが見惚れるくらい美人になると思うし…きっと、皆から愛されるよ」
力強く抱き締めていればラウラから自分を愛してくれるのかとの問いかけにハッキリとは答えずに言葉を濁すように答えて
「かわっ!?…私は嫁にだけ愛されればそれで良い…龍也に愛されないなら私からしたら意味はないのだ」
「…………すまんなラウラ、今はその想いに答えは出せない」
可愛いと言われうろたえるが愛してくれるのかとの問いかけに言葉を濁されすぐにシュンとして落ち込み、今は答えられないとハッキリ言われると明らかに落ち込んでしまう
「ねぇ、龍也ってそう言うところはヘタレだよねラウラ?僕だって龍也に好きだって言ってるのに答えてくれないんだよ?」
「そうなのか?嫁よ、私以外からも好きと言われているのに答えないのは流石にどうかと思うぞ?」
隣に居たシャルロットがラウラへの援護射撃をするかのように自分も思いをぶつけているのに答えられないと言えば図星を突かれ怯む龍也。
それを察知したラウラは更に追撃をかけるように言えば言い返せない龍也が逆に落ち込み始めて
「うっ………本当の事だから尚更言い返せん…だが、必ず答えると言うのは約束する。必ずだ。」
「約束、だからね?嘘だったら許さないから」
「そうだぞ嫁。もし嘘だったとしたら私の隊へ強制的に連れて行くからな」
「2人とも怖いから………さてと、ご褒美タイムはお終い。さぁ自分の部屋に帰った帰った。俺も眠気がヤバいから寝させてくれ」
落ち込む中でも彼女達の想いには必ず答えると約束しつつも嘘だった場合の報復に冷や汗を流すもこの流れを切り替えるため、ラウラを膝の上からおろし預けていた鍵を回収してから2人を部屋から追い出して
「ちょっ、龍也!?話しはまだっ」
「待てっ嫁!私も話しは終わっ」
2人を部屋から強制的に追い出し鍵をかければ廊下で恨めしそうに何かを言っていた2人の声が聞こえたが聞こえないふりをしつつ、本当に疲れ切っていて眠いのか部屋を暗くし布団に潜り込めば眠りについて
_____________
【システム起動……………精神汚染率の更なる上昇を確認。精神汚染率15%から40%にまで上昇…危険値まで残り10%……神への緊急報告、精神汚染浄化の為のプロトコルを申請………承認…二次移行時に同時進行で行います。
新機能、新武装の開放を確認。
新機能、開示
『
吸収したVTシステムを改良、システム使用時は機体を別の機体、又は一部を好きな機体へと変更可能
初期開放の機体フレームには※
『ガンダム・バルバトス』
『ガンダム・バルバトスルプス』※
『ガンダム・バルバトスルプスレクス』※
『ガンダム・エアリアル』
『不知火』
『武御雷』
『F-22Aラプター』※
『ハングドマン』※
『ナインボール』
『ナインボール=セラフ』
『
VTシステムを取り込んだ際、ラウラの『
『
現在は自分の意思でコントロールすることができず、ISを使っていたり、感情が昂ぶったり集中力が高まると勝手になる。
新武装、開示
『
自身が隠れられるほどの大型かつ龍の鱗の形をした盾で実弾よりはビーム兵器に対しての防御力が高く、盾で防げば威力を最大1割近くまで減算させられる。
背部に取り付けられた2本のサブアームで保持しており中心から割れ2つの盾として使うことも可能。
『
単一仕様能力使用時のみ使用可能
高密度のエネルギーを凝縮させ無理矢理、日本刀の形にした禍々しいオーラを放つ何か。
エネルギーそのモノが意思を持っているかのように動いて敵を追い、ISのシールドエネルギーを喰らい奪い自身のエネルギーに変える。
獲得経験値………ロック解除可能数値に到達しました
条件が満たされたので武装のロックを一部解除します
『ヴェノム』
刃で切り裂いた相手の電気信号を乱し全身がゆっくりと毒が回っているかのように時間をかけて身体の自由が効かなくなる上、ISそのものに不具合を起こさせ自分の意思とは別に動くようになる
二次移行、単一仕様能力の開放条件を満たしました、福音との戦闘時に開放します
トランザム使用可能……二次移行後に使用可能となります
単一仕様能力はアジ・ダハーカの干渉を受けた事により一部変更…使用時の姿も変更されました
システムを終了します】
暗い室内で薄暗く赤く光る待機状態の『ナイトメア』は二次移行へと対応する為の変化を開始する。
ここにて天災こと天才科学者、篠ノ之束さんが登場!
天災と転生者が出会い転生者は天災に自分の事を話す
転生特典使いたかった幕間なのに亡国機業と軽くバトルさせちまった……やっぱりAC6やってると闘争を求めてしまうのかな?
そろそろ福音事件編突入となりますが、その前にちょっと皆で買い物デートとなります
では次回をお楽しみに〜
そろそろ龍也と『ナイトメア』の紹介ページ分ける予定です
ラウラの嫁呼び、どれがいいですか?
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そのまま嫁、呼び!
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ここは夫、呼び!
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変化球で旦那、呼び!