IS 荒ぶる黒龍は咆え、喰らう   作:黒色晩餐

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二分割しての投稿!
学園戻る間も甘イチャします

今後の伏線とか入れようか迷ったりしたせいか、今回は難産気味でした……



幕間3〜帰還!道中に出会う美女には気を付けろ!〜

 

合宿終了後の車内にて…

 約束通り、初めにラウラが龍也の膝の上に座り隣の席には順番待ちの本音が座っていた。

 ラウラは龍也にお菓子を食べさせてもらったりとご満悦な様子であった。

 

「龍也、折角私が膝の上に乗っているのだ。もっと抱き締めたりしていいんだぞ?」

「んー…それやっちゃうとね、後ろのクラスメイトがブラックコーヒー飲み始めちゃうから寮に帰ってからね?

それに、俺が我慢出来なくなっちゃうから我慢して」

「ふむ…旦那がそう言うなら寮に戻ったら沢山抱き締めたりしてもらうぞ」

「はいはい。ラウラがやめて、離してって言っても離さないから」

 

だが、もっと密着したスキンシップをして欲しいのか抱き締めたりしても良いと言うラウラに、そういう事は寮に帰ってからだと言う龍也。

 しかも他の生徒達には聞こえないよう、最後のセリフはあえて耳元で囁いて。

 

「んっ…くすぐったいぞ旦那…」

「わざとかもしれないよ?」

「それなら、私はこうしてやる」

 

耳元で囁かれてくすぐったそうにし頬を赤らめるラウラに、わざとかもしれないと意地悪そうな微笑みを浮かべる龍也をジッと見ていたかと思いきや、制服を若干着崩して見えていた自身が付けた歯型へとキスをする。

 

「フフッ…それだけかな?」

「むむ……そんな事を言うならばもっとするぞ」

「どーぞ、ウブなラウラに何されても問題ないし?」

「言ったな?後悔しても遅いぞ旦那っ」

 

歯型へのキスをされても余裕そうな顔の龍也を見て、もっと恥ずかしがる顔が見たかったラウラは不満げな顔に変わる。

 ウブな自分相手になら何をされても問題ないと挑発されるとカチンと来たのか、龍也のネクタイを引っ張り自分の方へ更に引き寄せると唇を重ね合わせ始め、そのまま抱き締めていく。

 

「へっ?んんっ!?」

「んっ…ちゅっ…ぁふ…」

 

隣の席同士や仲の良いグループで話したりして騒がしかったはずの車内がいきなりのキスによって、シーンと静まり返る。

 だが、そんな事なんてお構い無しにラウラは深いキスを続け、少ししてから唇を離す。

 

「ふっ…んっ…どうだ龍也、これでも私はウブか?」

「残念ながらウブじゃなくなっちゃったか……初々しい反応するラウラがものすっごく可愛くて、毎日愛でたかったのにこんなに成長しちゃって…こんなことしちゃうくらい成長したなら、もう優しく接しなくていいよね?」

 

やはり人前でするのは恥ずかしかったのか顔を真っ赤にして平静を装いながらも、自分はウブじゃないと言わんばかりの態度を取るも…

 龍也は何処か残念そうな表情を露わにし、ラウラの髪や頭を撫でながら可愛いや、毎日愛でたかったとの言葉をあえて口にしだす。

 そして、もう優しく接しなくていいよね?と言えば抱き締めるのは寮に帰ってからだと言った筈の龍也がラウラを抱き締めていく。

 

「なっ!?龍也?私を抱き締めるのは寮に帰ってからではないのか?」

「ん?やっぱりやめにする。ウブなラウラが初々しく恥ずかしがる姿をね、俺以外の誰にも見せたくなかったからそう言ったけどさ…こんな事をするくらい成長したなら、ラウラは俺のモノだって、皆に見せつけたくなっちゃった」

「だ、だからと言っていきなりするものじゃっ!?」

 

抱き締められたラウラは慌てだし、龍也の腕から逃れようとするも龍也の手がシャツの隙間へと入り、自身の肌を撫でる感触に体を跳ねさせる。

 龍也はそのままもう片方の手で露出しているラウラの太ももを撫でるように触ったりし始めと、その動き一つ一つがまるで獲物を捉えた蛇のようにも感じられる。

 

「さっき言ったろ?ラウラがやめて、離してって言っても離さないってさ?冗談なんかじゃないし、俺は本気だ」

「やっ……ん…龍也…怖いぞ……お願いだから、優しくしてくれ」

 

普段よりも数段低い声で囁きながらラウラの体を触ったり、撫でたり、髪の匂いを嗅いだりして自身の匂いを擦り付ける姿を見せつけていく。

 

「んー……やだ。ラウラから誘ってきたんだからやめて欲しいなら、ラウラから俺が我慢したくなるような提案してみて?」

「うっ……どんな提案ならいいのだ?私の体は既に旦那だけのモノだ。それ以上に旦那が我慢したくなるような提案は無いぞ?」

 

これまでよりも積極的な行動に今まで感じた事のない別物の恐怖を感じ始めたラウラがプルプルと小刻みに震え、涙目になりながら自分の体は既に龍也のモノだと宣言し、それ以上となると提案できるものが無いと口にした。

 

「フフッ…フフフ、アーハッハッハッ!あー可笑しい!アハハハハッ」

「なっ!?どうして笑うのだ龍也!」

「ウブって言われて、ムキになって背伸びしたのに、やられ返されて怯えだすラウラが何ともまぁ可笑しくて可笑しくて…」

 

突然笑い出す龍也にラウラ含めて周りの皆もポカンとする中、織斑先生のみは大きく溜め息を吐き、未だに笑い続ける龍也に何故笑うのか聞けばその理由を聞けばキッと睨みつける。

 

「まさか…私をからかったのか!」

「いいや、本気だったよ。部屋で2人きりだったら一晩中、抱き潰しちゃうくらいにはね?」

「っ…やはり貴様は意地が悪いな……しかも前よりも、だ!」

「意地が悪いだなんて傷付いちゃうなぁ……ただ、欲望に素直になるって改めただけなのに」

 

自分の思いや決心をからかわれたのだと思い怒りを露わにさせるラウラに本気だったと伝えながら、シャツの中から手を抜き両腕で包み込むようにギュッと抱き締める。

 

「そうだとしても何故、皆の前であんな事をしたのだ……何時も私ばかり辱めて、旦那は楽しいか?」

「ラウラがものすっごく可愛かったから…んーーー…そうだなぁ…………物凄く、楽しいよ」

 

ギュッと抱き締めたままラウラの問いに答える龍也。辱めるのが物凄く楽しいと答えを聞けば、これ以上辱められない為にも離れようとするが更に強く抱き締められ、抜け出せなくなる。

 更には隣に座っている本音や、龍也を嫉妬の眼差しで見てくるセシリアとシャルロットに聞こえないよう口を耳元に近づけ、口元を手で隠せば小さい声で囁き始める。

 

「それに、何処か静かな場所で、2人きりになって、爛れた日を過ごして、ラウラを今以上にいっぱい、辱めたいくらいには楽しいよ?」

「そ、それは本気なっ!?の…か…?」

 

龍也からの囁きを聞いて想像したのか聞き返そうとして振り向き、龍也を見ると長くなった髪で顔が隠され他から見えていないがラウラからは一瞬だったがハッキリと見えた。

 普段の笑顔とも雄の顔の時の笑顔とも違う、真っ黒い狂気を孕んだ歪で黒い笑みを…

 

「本気も本気さ。その時が来るのを楽しみにしているよ、ラウラ」

「私はその時が来ない事を祈るばかりだぞ、龍也」

 

2人だけの会話にセシリアとシャルロットからの嫉妬の気配が強くなるも、無視しつつ2人だけの会話をする。

 ゆっくりと抱き締めている状態から開放すればラウラはシャルロットの方へ行ってしまい、何時もの優しい笑みで本音を見て。

 

「じゃあ本音、座るかい?」

「さっきのラウラウみたいにエッチな事、するの?」

「しないよ……そんな事したら本音が壊れちゃうからね?」

「もうっ…私、そんなに壊れやすくないよ?」

 

膝の上に座るかと本音に問いかけると先程、ラウラにしたのと同じ事をするのか聞き返してくるのでしないと言うと、しょんぼりして軽くいじけ始める。

 

「俺が、本音を壊しちゃうかもしれないし……エッチな事すると本当に壊しちゃうかもしれないからしないよ」

「くろくろは私の事、嫌いなの?」

「嫌いじゃない、大好きだよ」

「じゃあ、セッシーとかデュッチーとかラウラウみたいな事、私にもして」

 

龍也からの大好きとの言葉を聞けばスッと立ち上がり、膝の上に座れば龍也の方を向いて上目遣いで言いながら腕を引き寄せ、自分の胸で挟めるように抱き締める。

 

「……………壊さないって自信が持てない限りはしない。本音が相手だと手加減出来なくなるかもしれないから」

「くろくろの意気地なし…私はそんな簡単に壊れないのに……」

 

先程のラウラに対する強気な態度とは打って変わり、本音に対しては弱気で、まるで壊れ物を扱うような態度は奇妙な異質さを孕んでいた。

 

「本音を壊してしまうくらいなら、意気地なしと呼ばれてもいい……」

「じゃあ、壊さないって自信が持てたら私にもしてね?」

「ああ…必ずな」

 

見せつけるような愛情表現から静かな愛情表現へと変化すればディープの方のキスなどはせず、優しく触れたりお互いに頬に軽く触れる程度のキスをし合ったり、啄むようなキスをしたりしてラウラの時とは違った甘ったるい雰囲気を出し始める。

 

「ねぇ〜、私の時とラウラウの時のくろくろ、どっちが本当のくろくろなの?」

「ん?どっちも本当の俺だよ。嘘偽り無くね」

「ふーん……それにしてはラウラウの時とかは意地悪で強気だったよね?」

「本音にもそうする時があるじゃないか。ただ、本音を壊したくないだけ」

「じゃあそう言う事にしておく〜」

 

昼食を取るためのサービスエリアに寄るまで、他愛ない会話や静かな愛情表現していく。

 しばらくすれば目的地にへと到着したのかバスが停車する。

 

「これより一時間、昼食の時間だ。全員送れないように!特に、そこで甘ったるい雰囲気を出しまくっているバカップル!」

 

バスが停車すれば織斑先生が立ち上がり、車内に居る生徒達へと注意事項を説明しつつ、名指しでは無いが明らかに対象が分かる言葉で言えばバスから降車する。

 それに合わせてクラスメイト達が一気に降車し車内にはセシリア達、一夏、龍也が取り残された。

 

「バカップルとはひっでぇな」

「龍也、アレは言われて当然だろ…甘ったる過ぎて俺もコーヒー貰ったくらいだし」

 

膝の上から本音を下ろし、立ち上がれば全身を伸ばしながらまるで心外だと言わんばかりの態度に、一夏からのツッコミが入るとそれに同意するように本音も含めて残っていた全員が頷く。

 

「んー……なら、帰りは寝てるかな。さてと昼飯食いに行くか」

 

全員に頷かれると言い返すことが出来ず、腹も減ってきたので先にバスから降りると…

 降りた先には金髪の二十歳くらいの女性と同い年くらいの女性が立っていた。

 

「ハーイ、黒ちん!正月ぶりー」

「よぉ、アホリア。相変わらずハイテンションだな」

「君も相変わらず毒舌じゃん!」

「つか、なんで日本に居んだよ……アメリカに居るはずだろ?」

「あー……ちょっと任務で?この人を連れて来たんだー」

 

どうやら一人は顔見知りらしく、長い付き合いかのような雰囲気で会話をし始めると後ろに立っていた二十歳くらいの女性を紹介する。

 

「ナターシャ・ファイルスさんでっす!黒ちんと話しがしたいんだってー」

「アメリア…貴女、何時もと雰囲気が違わないかしら?」

「何時ものは仕事用とプライベート用で、こっちが家族用なの!」

「………用件がないなら邪魔だ。昼飯食いに行かせろアホリア」

 

相変わらず、無駄話が大好きらしいアメリアの声は車内に残っていた彼女達と一夏にも聞こえているらしく、出入り口から覗いていた。

 

「あー!待って待って!彼女からお話しがあるのは本当なんだって!

ほらナターシャ、早く話して!話して!」

「はぁ……ごめんなさいね、私はナターシャ・ファイルス。『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』の操縦者よ。

あの子のせいであんな目に遭わせてしまってごめんなさい」

「あれの操縦者か…いや、俺こそアンタの相棒を壊そうとしちまったから謝らなくていい。俺の方こそすまない。

おいアホリア、本来はアメリカに居るはずのお前がここに居るのは他にも俺に用があるからなんだろ?」

 

龍也の前まで近付いたナターシャが深く頭を下げる。それを見た龍也は頭を掻きながらも謝る必要は無いと伝え、自分も悪かったと頭を下げ謝り、すぐに頭を上げればアメリアの方を向く。

 

「あー……えっとね、ご当…………曾御祖父様から、早く嫁を見せに来いって連絡と、IS学園に入ってからの散々な体たらくに呆れたから鍛え直すって………で、夏休み中に来ないと夏休み後に、連れ帰りに行くって伝言を預かってるんだ…」

「マジか…………つか、ひい爺ちゃんなんで知ってんの!?両親にもまだ言ってないのにさ!嫁っつうか結婚前提で付き合い始めたのが昨日とかだぞ!未来予知でもしないと無理だろ!」

 

何故かものすごーく、気不味そうな表情をして目を泳がせるアメリアの口から伝言の内容を聞くと、天を仰ぐ龍也。

 本来、知る筈がない事まで知っている伝言を預けた人物の情報収集能力に驚きながらも頭を悩ませ始める。

 

「まぁ、曾御祖父様だし…黒ちんが自分の性癖ドストライク女子といい感じでイチャラブしてる情報を手に入れてたとかじゃない?

黒ちん、基本は付き合うつもりがある相手以外からの好意はスルーだし、付き合うつもりがある相手には超紳士だったり性し゛ゅっ!?」

「最後のは余計な一言だぞアホリア。顎に蹴り入れなかっただけでも感謝しろ」

 

頭を悩ませ始める龍也にアメリアが喋り始めると途中で龍也からのゲンコツが脳天目掛けて落ちる。

 クリティカルヒットしたのかうずくまり頭を押さえるアメリアを尻目にナターシャの方を向く。

 

「どうやら、用事は済んだみたいなんでこの阿呆を持ち帰ってもらっても?

これ以上、この阿呆が俺の前で性癖暴露する前にお願いします…次は手加減しないんで」

「え、ええ…わかったわ……あと、これは私からのお礼。ありがとう、黒いナイトさん。

じゃあ、またね。バーイ」

 

うずくまるアメリアを指差し連れて帰るよう言いつつ、若干引き気味のナターシャがアメリアを回収するかと思いきや、お礼と言って頬へのキスに龍也は固まる。

 その間にアメリアを立たせ回収したナターシャは立ち去っていった。

 

「痛ったぁ……黒ちんガチ殴りしてきたぁ」

「流石の私もアレは無いと思うわよ?」

「でもー…あれくらい言って恋模様が混沌とするのを遠くから見るのは楽しいよ?だって黒ちん、このまま行けば曾御祖父様の地位を継ぐんだしね……」

 

叩かれた場所を擦りながら歩いて文句を言っていれば隣を歩くナターシャからのお小言を貰いつつ、あの恋模様を掻き回すのが楽しいのか黒い笑みを浮かべていた。

 大使館ナンバーの車にまで近づくとアメリアの雰囲気が一気に変わると感情の全てを排除した無機質な声に変わる。

 

「………IS『銀の福音』テスト操縦者、ナターシャ・ファイルス、これより貴女を査問委員会の場所まで護送します。今後、逃亡を図ったり抵抗を試みた場合は拘束又は拘束不可の場合は発砲やISの使用が許可されています。」

「わかったわ…よろしくお願いするわね、アメリア・シルバー大佐」

 

そして後部座席にナターシャを乗せ、自身は運転席に乗れば車を走らせ目的地へと向かったのだった。

 その頃、龍也はと言うとナターシャが頬へのキスをしたのを見られていたのかお怒り状態な4人に詰め寄られ根掘り葉掘り、聞かれていたのだった。

 

「いや、マジでなんでキスされのかは知らないんだって!ゲンコツ喰らわせたアホリアは親戚なだけだし!」

 

何故、キスされたかの理由も知らないと答えたりしたが中々に信用してもらえず、一先ず昼食は龍也の奢りとなり昼食を食べた後も彼女達からの問いかけは終わらず、学園に戻ってからは龍也の部屋で昨日の無茶も含めた説教が行われたのだった。

 





原作を再確認していたらナターシャ・ファイルスが登場するシーンがバスに乗る直前だったのを書きながら知って、間違えた!と絶賛後悔中の作者です。

祝!UA20,000件が突破しました!
駄文、誤字、脱字ばかりの作品を見ていただき、ありがとうございます!

次回からはしばらく日常回だったり、彼女達の親とかに結婚の挨拶したり色々していきます

イチャラブ(上半分)とバトル(下半分)、見るならどっち?濃度選択もできるよ!

  • 濃い目のブラックコーヒー欲しいレベル
  • 普通のブラックコーヒー欲しいレベル
  • 微糖コーヒー欲しいレベル
  • 大量出血!ヒロイン達のヤンデレ度加速付き
  • 軽い出血!龍也がブチギレて暴れます
  • 微量出血!ヒロイン狙う馬鹿は地獄行き?
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