プロローグ1は転生後、IS学園入学前のストーリーとなります。
俺の名前は黒瀬龍也。多分、ごく一般的な家庭に産まれたはず……多分。
警察官で捜査4課所属で一般にはマル暴って呼ばれる所で仲間内では鬼神とか言われている父、スーパーを戦場と言っている専業主婦で爺ちゃんと一緒に道場で指導役もやっている母、最近は生意気盛りで稽古中も暇さえあれば不意討ちしてくる妹、詳しい流派の名前は忘れたが古武術の師範代である母方の爺ちゃん、そんな爺ちゃんを尻に敷いている上で爺ちゃんと組手して圧勝する婆ちゃんの6人家族。
俺が中学3年で降り積もった雪が解け始めた3月後半、高校受験も終わり合格通知も来てその高校へと入学するのだと思っていた頃、どうやら2月の半ばに一人の男子がISとか言う女性しか動かせない機体を動かした事が判明。もしかしたら他にも適正のある男子が居るのではと世界中の男子がISの適性検査を受ける事となった。
なんで判明してか1ヶ月以上経った頃に検査するんだと思っていたが大人の事情だろうと軽くスルーしていた。まぁ、俺もそんな男子の一人なんだが……仲の良い同級生達と一緒に巫山戯あって待っていたら俺の番となり設置されたISに軽く触れた………俺は短い今生ながらその瞬間、俺がISに触れる原因となったこの世界の主人公を恨んだ。
「あ゛っ゛…カ゛ア゛ア゛ア゛ア゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
ISに触れた瞬間、脳内へとISに関係する知識と前世の記憶の全てがインストールされていく…だがそれと同時に頭を360°、全方向から万力を使って頭蓋骨が割れそうな程のパワーで締め上げられるかのような激痛が走った。
俺は仰向けで床に倒れると両手で頭を抱え、激痛に耐えきれず人前なのに大声で叫んで床を転げ回り暴れだす。それと同時に前世の記憶と神様が張り紙に書いたリスクを思い出した。あのクソ神、頭が割れそうなくらい酷い頭痛とか言ったくせにマジでまた死ぬレベルの激痛になってやなるじゃねぇか!
数人の大人達が抑え込んでも止まらないくらい暴れる俺の顔は涙、鼻水、唾液でベトベトに汚れていった。激痛によって暴れていたが数分後…ようやく激痛から解放された事で暴れなくなれば抑え込んでいた大人達からも解放され、ゆっくりと立ち上がればフラフラな足取りで政府の職員らしき人達と別室へと連れて行かれた。
「あ、すんません……それで俺はIS適性ありと?」
別室へと連れて行かれた俺は椅子に座るよう促されるままに用意されていた椅子へと座ると職員から渡されたタオルでベトベトな顔を拭き、涙等を拭き取ってから適性ありなのかと問いかける。
「はい。検査の結果、IS適正はAと出ましたので貴方にはIS学園へと入学していただきます。」
「はぁ……さいですか…まぁ…仕方ねぇですよね…今から学園へと行く感じで?」
「安全面も考えてそうなりますね。」
「荷物だけ取りに行っても?思春期真っ只中な男子の部屋を母親に荒らされるって羞恥プレイには耐えきれんので……」
「……わかりました。では、他の職員と共に行ってください」
「ご迷惑おかけします……」
即、学園に連れて行かれるのはなんとか回避しつつも母親に荒らされないよう自室から持っていく荷物を持ち出す為、職員と共に自宅へと戻る事となったのだ。
自宅へと戻ればどうやら神様からの贈り物が来ていたとの事でそれを受け取り、ついでに適正有りだった事をサラッと説明し残りの説明は職員に任せて自分の部屋へと逃げたのであった。
部屋に入り荷物の差出人を見ると匿名のKと書かれていた。どうやらこの日に来るようにしていた事に関しては感謝するだろう。だが、頭痛と言う名の激痛の件に関しては一生恨むのは確定だ。
その件はさておき、段ボールを開くと中には小さな宝箱の様なものが入っていた。それを取り出し宝箱の蓋を開くと中には待機状態となったIS『質感は革製の黒いベルトチョーカーで中心には血のように赤く、丸い石が嵌め込まれた』を見ればなんの躊躇いも無く首に取り付け、それに合いそうな少し大人っぽい服へと着替えていく。
「ん……まぁいいんじゃね?これから買う服もコレに合うの買うか…」
部屋にある姿見で服装を確認しつつ旅行用のバッグやキャリーケースに私服や下着、他にはアクセサリーが入ったボックス、スマホの充電器やら私物も詰め込み準備完了すれば部屋から出て居間へと向かった。
居間では母親と職員が話し合いが終わった頃であり軽く話してから玄関へと向かい、普段から履き慣れている靴を履き、予備の靴は袋に入れキャリーケースに詰め込んだ。
「んじゃ、行ってくる〜……死なない程度に適当に頑張って卒業してくるわ。」
転生者でもある少年は、軽い調子で何処かへ散歩に出掛ける感じで玄関から出れば待機していた職員が乗る車のトランクに荷物を置いてから助手席に座ると車が走り出した。
学園へ到着してからは諸々の書類を書いたり健康診断などをして2日程経ったある日、入学するための試験をするからとISを使用しての戦闘を見る事となったんだが…………その相手……なんとここの教師で最強と名高いブリュンヒルデこと『織斑千冬』が相手だった。
なんで!初心者相手に最強が選ばれるんだよ!とツッコミと一緒に抗議はしたが試験官だからとの一言で一蹴されてしまったぞクソッ………不幸体質無くなってないじゃんと心の中で新米神様にツッコミつつもどうせなら……と、半ばヤケクソなのと爺ちゃんから戦うなら持っている手札を十全に使えって言われてたので量産機である打鉄では無く、 専用機『ナイトメア』を起動させその姿を晒すことにした。
入試結果?20分近く逃げ回りながら戦ったけどペース配分を完全に間違えて最後はエネルギー切れ。
試験が終わった後に専用機を何で持っているとか、色々と問い詰められたけど気付いたら有ったとしか言わなかったし……多分、大丈夫だな。
それからはなんやかんや有って入学初日を無事?に迎える事が出来た。
(ただ、入学式に入るまでの間は暇さえあれば機体のカスタマイズやら調整したり、織斑先生のストレス発散と言う名の一対一の戦闘訓練で強制的に戦わされました……IS無かったら少なくても2、3度は死にかけたぞちくせう……)
駆け足からのダッシュしたプロローグ1でしたが見ていただきありがとうございます。
次話から本編のストーリーが始まります。
ラウラの嫁呼び、どれがいいですか?
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そのまま嫁、呼び!
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ここは夫、呼び!
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変化球で旦那、呼び!