IS 荒ぶる黒龍は咆え、喰らう   作:黒色晩餐

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今回はイチャラブ控えめ?となります



16話〜先ずは実家へ………やっぱり行くのやめよっかな…〜

 

あの騒動から一夜明け、ラウラを抱き枕にして寝ていた龍也は日が昇りきると同時に目を覚ます。

 自分の胸の中で静かに寝息を立てて眠るラウラの長い銀髪を指で梳くように撫でながら無防備な寝顔を見ていると…

 

「んっ……おはよう、龍也…」

「おはよう、ラウラ……手錠、外そっか」

 

髪への刺激と視線で目を覚ましたラウラが少し眠たそうにしながら龍也の顔を見ると、へにゃっとした笑顔を向けられると微笑み返しつつ手錠を触る。

 

「うむ…流石に少し痛くなってきたぞ」

「じゃあ外すか…少し待ってて」

 

ベッドの横の引き出しからピッキングツールを取り出すと手錠の鍵穴を弄くり、簡単に鍵を開ければもう片方の鍵も開けて引き出しにピッキングツールを戻せば手錠の痕が残った手首にキスをして。

 

「痕が残っちまったか……ごめんな、痛かったろ?」

「龍也、私は大丈夫だ。それより…何故、ピッキングツールを持っているのだ?」

「ん?秘密……ほら、早く部屋に帰って一緒に出かける準備をしてきなさい」

 

手首に残ってしまった手錠の痕にキスをしたり軽く舌を這わせたりしつつも使った道具について聞かれると、誤魔化しつつ部屋に戻るよう言えばベッドから出る。

 

「龍也、また髪が伸びているが本当に大丈夫なのか?」

「あー……大丈夫。体の方に異変とかは無いし、体質的なものだからそろそろ落ち着くだろうし気にしなくていいよ」

「そうか…では、朝食の時間になったら会おう」

「はいはい。じゃあ、また後でね…」

 

ベッドから出た龍也の髪は腰辺りまで伸びており、心配したラウラは前にも聞いた事と同じ事を問いかけながらも龍也が大丈夫だと言えばそれ以上、聞こうとはせず甚平の上を着たままベッドから出たラウラはまた朝食の時間に会おうと約束してから部屋を出ていく。

 

「うわぁ……伸びるとは聞いてたがマジでここまで伸びるのか…つか、前側よりも後ろの方が伸びすぎだし…流石にひい爺ちゃんに会う前に切らないと…

一先ず、長いし軽く纏めとく程度でいいだろ」

 

洗面所へと行けば自身の髪が何処まで伸びたかを確認すると、予想以上の伸び方に引きつつ顔を軽く洗ってからこの間の休日に念の為、買っておいた髪紐を使って髪を結んで後ろ髪をポニーテールにすると洗面所から出てくる。

 

「さてと、荷物はどうすっかな……一応、私服と寝間着と…制服も持っていくか………」

 

クローゼットから髪の色に合わせて新しく買ったインナー等を出し、何を持っていくか考えながら決まった物はボストンバッグに詰め込みついでにアクセサリーも出せば、数個選びつつ今日付ける予定だったセシリアの瞳の色と同じ碧色のピアスを付けてか制服に着替え、時間を確認するとかなり悩んでいたのか何時も朝食を食べる時間帯が近づいてきたので部屋から出ると、セシリアが部屋の前で待っていた。

 

「おはよう、セシリア」

「おはようございます、龍也さん。昨晩は随分とラウラさんとお楽しみだったようで?」

「お楽しみと言うよりか、貞操の危機だったんだけど……まぁ、また暴走しないように適度にガス抜きはさせたけど…」

「あら?わたくしが聞いたお話では裸のラウラさんに、龍也さんの上着を着せて、お姫様抱っこで、部屋に、連れ込んだと聞きましたわよ?」

 

どうやら昨日の騒動に関して、人づてに聞いたようで笑顔なんだが若干怖…いや、これ以上言うのはやめよう、命が惜しい。

 

「あれ?もしかして…怒ってる?」

「怒ってなんていませんわ。龍也さんがラウラさんと本音さんだけに甘いのは知っていますもの」

 

腕を組みそっぽを向いて、あからさまに怒っているアピールをしてくるセシリアの表情がほんの少し暗いのに気付くと、意地の悪い笑みを浮かべながら腰に手を回し抱き寄せる。

 

「……ああ、セシリアも二人みたいに甘やかして欲しいの?それとも、人前であんな風に辱められたいのかな?」

「ちっ、違いますわ!それより、早く朝食を食べに行きますわよ!一応、わたくしの婚約者なのですから、エスコートくらいはしてくれますわよね?」

 

いきなり抱き寄せられ顔が間近に来たことで顔を真っ赤にさせるセシリアだが、図星を突かれて更に顔を真っ赤にさせながら否定し朝食を食べに行こうと急かす。

 

「誤魔化したな…………じゃあセシリア、行こうか」

 

誤魔化したセシリアをジトッとした目で見る龍也だが抱き寄せていた手を離し、一度セシリアから少し離れれば右肘を曲げ脇を少し開くとその空いたスペースにセシリアが自身の左腕を通すと同時にギュッと抱きついてきた。

 

「歩きにくくない?」

「いいえ。今日はこうしたい気分ですの」

「そっか…あ…昨日、ラウラが暴走した件で織斑先生からのお叱りを受けたのと、この前に言っていた顔見せだけど今日、行けることになったから」

「へっ?今日、ですの?準備もまだ完了していませんのよ?」

「朝食を食べてる時に本音とシャルにも言うけどまぁ……出るなら早くて10時くらいかな。一先ずは、実家に戻って両親に挨拶してからひい爺ちゃんの所に向かう感じだね」

 

腕を組み合って廊下を歩きながら突然、思い出したかのように今日、顔見せに行くと言えばポカンとするセシリアに言いながらしばらく歩いていれば、急に立ち止まったセシリアが腕を引っ張る。

 

「ちょっ、ちょっとお待ちになってくださいまし!何故かトントン拍子に話しが進んでいますが、準備も出来ていないと言いましたわよね?」

「ああ、言ったね。でもさ、セシリアも早く挨拶しに行きたいって言ってたじゃないか。

と言うか…これ以上は俺も我慢出来ないし、ラウラが暴走して俺が襲われても良いなら週末行くことにする?」

「それは嫌ですわ!ラウラさんがまた龍也さんの初めてを奪うくらいならわたくしが奪いますわ!」

「じゃあさ、挨拶しに行こ?そこまでひい爺ちゃんの所には長居するつもりは無いし、そろそろセシリアも里帰りする予定だろ?」

 

話しが勝手に進んでいく事にツッコむも、暴走したラウラが龍也を襲い初めてを奪われるのを想像したのか、自身の思いの丈をぶつけてしまえば途端に顔を真っ赤にさせながら頬を膨らませる。

 そんなセシリアの頭を優しく撫でながらニッコリ微笑みかけて挨拶しに行こうと言う龍也はセシリアの里帰りの事を持ち出す。

 

「はい……一緒に行くと言う約束、お忘れでは無いですわよね?」

「忘れてないよ。セシリアの両親にも娘さんを必ず幸せにしますって挨拶しないとね…その後で、シャルと合流してシャルの両親にも会いに行くから過密スケジュール気味だけど……」

「どうしてもわたくしの後で、シャルロットさんのご両親にご挨拶しに行かないといけませんの?」

「まぁね……そう何度も海外には行けないし、学業を疎かには出来ないからさ。その代わり、シャルと合流するまではずっと一緒に居るから、ね?」

 

事前に言われてはいたがそれでも納得出来てはおらず、頬を膨らませたままいじけてしまったセシリアを宥めながらも、シャルロットと合流するまではずっと一緒に居ると約束した途端、セシリアは上機嫌になり始める。

 

「約束ですわよ?シャルロットさんと合流するまではずっと、わたくしと一緒に居てもらいますわ」

「はいはい。その時になったら沢山、甘やかしてやるからな…本音やラウラと同じくら「もうっ!そういう事はわざわざ言わなくていいですわ!」じゃあ、一旦イチャイチャするのやめて食堂行こ?皆して見てるし。」

 

龍也からの言葉に、流石にキャパオーバーしそうなセシリアが言葉を遮ればニコニコしている龍也からの言葉で視線が集まっているのに気付けば耳を真っ赤にさせて俯き、小さく頷けば少し早歩きで歩き出せば歩幅を合わせて食堂へ向かう。

 

「皆、お待たせー」

「あっ、くろくろにセッシーおはよ〜」

「おはよう、龍也、セシリア」

「さっきぶりだな龍也。セシリアは…どうやら朝から旦那に甘やかされたな?」

「おはようございます皆様。ええ、そうですわね」

 

食券機で今日の朝食を買い、先に来て席を取って待っていてくれた3人に挨拶しつつ何時もの定位置に座れば今日は左側に本音、右側にシャルが座り直すとピッタリくっつき、ガッチリと腕を抱き締めてきた……痛い、ギチギチに締まってめっちゃ痛い。

 

「ねぇ龍也?僕と本音……に話さなきゃいけない事、あるよね?」

「うんうん。私とデュッチーだけに話してない事、あるよね?」

「……………急遽、今日からひい爺ちゃんの所へ顔見せに行くことになりました」

 

表情には出てないが明らかに怒っている2人からの問い詰めに冷や汗を流しながら観念したかのように話すも、違ったのか抱き締めてる腕を更に締め上げられる。

 2人とも、あのー…血流止まって腕が痺れてきてるんですが…離して貰うことは……ア、ハイ…我慢します。

 

「他にもあるよね?僕、そろそろ怒るよ?」

「私もそろそろ、我慢の限界だよ?素直に白状したら?」

「…………暴走したラウラを落ち着かせた後、お姫様抱っこして部屋に戻って…一晩中イチャラブして過ごしたことでしょうか?」

「うん、そうだね。ラウラの体にあんなに沢山のキスマークと手首に手錠の痕なんて残して…手は出さないって約束だったよね?」

「いっつもラウラウばっかり甘やかして……私だけ、甘やかしても手を出さないのは、くろくろからしたらどうなの?」

 

2人から更に問い詰められるもラウラにした事を聞いていなかったセシリアが部分展開したビット1基の砲口が額へと向けられ、龍也は更に冷や汗を流す。

 

「素直に白状したのに……いや、俺が悪いんだけどさ…あの、セシリアさん?なんで部分展開してるんです?」

「あら?先程、自分が悪いと仰っていたではないですか。ラウラさんに昨晩、そんな事をしておいといて無事で済むとお思いで?」

「セシリア、そう言うがアレは中々に良かったぞ……身動きが取れない状況下、私の静止を無視してキスマークを無理矢理に付けられるというのは……あのまま旦那の理性が外れていればもっと…いや、それ以上に激しく求めて来ていたはずだ」

 

外側に座ったラウラがフォローに入るかと思いきや、まさかの爆弾を追加した上で爆発させてきた。何故か自信満々に昨晩の事を語りながらその先があった場合の妄想まで口にしだす。

 そんなラウラの言葉を聞いて同時に妄想を膨らませるセシリア、本音、シャルロットの3人は顔を真っ赤にさせながら何故か、悶え始めた上にセシリアは更に先の妄想までして何かブツブツ言い始める。

 そして何よりそんな妄想に浸っているセシリアのビットが目の前で揺れて下手すると誤発射しそうになっていた。

 

「ラウラ、お願いだから自信満々に余計なこと言わないで?他の人も聞いてるんだよ?

しかも、俺がそういった趣味があるみたいに言うのもやめて……マジで…そして!3人して想像しない!1人はその先の妄想するのやめて部分展開を解除して!目の前で砲口が揺れるの地味に怖いんだから!」

「はっ……そ、そうですわね。後日、ご挨拶に伺った後で実際にしてもらいますわ」

「そうだね。龍也はエッチだから挨拶しに行ったらすぐに狼になっちゃうかも…」

「ねぇ、くろくろは縛るのと縛られるのどっちが好き?」

 

セシリアは部分展開をやめてビットをしまってくれたのだが、何故だか話の趣旨が徐々に関係ない方へ曲がっていっているようで、未だに妄想の世界から抜けきってない3人が各々の欲望を口にし始めると龍也は諦め溜め息を吐くと冷たい雰囲気を纏うと…

 

「はぁ……ねぇ、セシリア、本音、シャル?そろそろ妄想の世界から戻ってこようか…それと本音、俺は縛られるのよりも縛る方が好きだからあんまり人前で聞くのはやめようね?」

「う、うん」

「わ、わかりましたわ」

「そうなんだ…じゃあ、私とする時はくろくろの好きにしていいよ?」

 

冷たい雰囲気のまま冷ややかな声色で言えば瞬時に妄想の世界から引き戻されたセシリアとシャルロットは、少々気不味そうにしながらも本音は何時ものペースで龍也に言いつつ腕の締め付けを緩めるとギュッと抱きつき始める。

 

「……うーん、そういった話はまた今度、二人きりの時にね?」

「むぅ…じゃあ今度、二人きりの時に沢山お話しようね?」

「じゃ、一先ずこの件は終了ね?朝食を食べて各々、2〜3日は泊まれる準備したら一度、俺の部屋に集合でいいね?」

「うん、僕はそれで大丈夫だよ」

「わたくしも問題ないですわ」

「うむ、私も大丈夫だ」

「私も〜大丈夫〜」

 

一先ず事態を収束させれば、荷造りを終えてからの集合する場所を決めればそこからは大人しく朝食を取り始めながら、4人とも龍也に食べさせてもらったりなどして普段通りの光景を見た女子生徒数十名が追加でブラックコーヒーを頼んだりしたとかしないとか…

 

 





控えめと言ったな?
残念ながらあれは嘘だ!

あ、そろそろ龍也のプロフィール更新したのも投稿予定+まぁ龍也の姿をイメージしたのも一緒に貼ります。
福音編解決前の姿のイメージは最初に書いたプロフィールの方に追加の形で貼っておきます

中々、いい感じのが無い中である程度はイメージに近いモノなので顔とかの違和感や、インフィニット・ストラトスの世界観に合わない等は脳内補完してください!お願いします!

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