IS 荒ぶる黒龍は咆え、喰らう   作:黒色晩餐

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先に言いますが今回、原作キャラは一人も出ません
オリジナルキャラのみとなります


22話〜新特典は癖強特典!?聞いた以上にピーキー過ぎんだろ!!〜

龍也の部屋にてシャルロットとイチャイチャして眠りについてすぐの頃……

 

「またかよ……この空間に居ると寝た気がしねぇんだよな…」

「いや〜…遅れてしまい誠にっ!申し訳ございませんでした!

後片付けやらあの馬鹿蛇に荒らされたシステムとか、色々と修復していましたらこんなにも遅く…」

 

またあの白い空間へと連れて来られ、気怠そうにしていれば申し訳なさそうに現れた神様がいつもの様に土下座からの謝罪の言葉を述べていた。

 

「んでよ、『同時並列思考』と『オートマトン』の特典付与に来てくれたんだよな?」

「は、はい。そうなりますね。その2点の転生特典を追加付与と、能力の説明と試運転になります。

あと、貴方の愛機の『Kシステム』内に追加された機体が何なのかと言う説明ですね」

「そんじゃあ、先ずは説明からお願いするよ」

「それでは、そこの椅子に座ってください」

 

土下座の状態から立ち上がるとモニターと椅子を出現させ、今回来た目的を話しながらも『Kシステム』に追加された機体の説明にも来たと伝えつつ椅子に座るよう言われると、龍也は素直に座り説明が始まるのを待っていた。

 

「えっとですね……先ず『同時並列思考』はその名前の通り、一度に別の事を複数かつ並列で同時に思考出来るものですね。

異世界だと魔法使いとかが良く使う系で一度に複数の魔法を同時に使えたり、遅延させて連続攻撃として使えちゃう優れモノです。

ISなら『アイギス』を自由自在に動かしながら高速での戦闘をしたり、複数の思考を並列で処理して様々なパターンを予測し、未来予知に近い動きも出来たりしますね」

「ふーん……あれか?並列思考を使う場合、制限とか無い感じか?」

「最初はレベル1と、考えていただければ……出来たとしても通常の思考+2つ同時に並列で思考可能な形ですね…脳のリミッターや思考ルーチンや情報処理速度的な部分に負荷がかかって処理しきれず、オーバーヒートする可能性があります」

「それは使えば使うほど熟練度が上がって、並列思考可能な数が増えるのか?」

「そうですね。先ずは脳が『同時並列思考』の運用に馴れた上で耐えられる構造に変われば数は増えていきます。

ただ、最大でも通常の思考+7つ同時に並列で思考可能になるのが人間の脳的には限界で、それ以上を無理に増やせば脳が焼け切れて残念ながら廃人になってしまいます…」

 

モニターに同時並列思考についてのレクチャーと表示されると、図解とイラスト付きでの説明を受けながら疑問に思った事は全て質問し、使い過ぎて死ぬと言う間抜けな結果にならないようにしていた。

 

「ふむ……そうなるとあまり『同時並列思考』に依存し過ぎるのは危険か…OK、わかった。じゃあ次の説明をお願いしてくれるか?」

「わかりました。『オートマトン』ですが、これは完全に異世界産でして……本来なら人形使いと言うジョブが高レベルまで上がる+特定の技能習得後、そこから特殊高位ジョブへと進化した際にやっと使えるようになるエクストラスキルなんですよね……絶対に見つけられない様に最後の方のハズレ特典に混ぜて隠しておいたのですが………

それと、『同時並列思考』は魔法使いのみが使用可能なスキルでして本来、同時に覚えるという事は不可能だったので驚きなんですよ…」

「それで?『オートマトン』はどんな内容なんだよ?」

「えっと………『オートマトン』は人形使いの特殊高位ジョブである絡繰師(オートマタ)専用のスキルでして、主な使用方法は…所持している人形又は絡繰人形を召喚して命令を与え、自動で動かす能力です。

簡単な命令から複雑な命令まで可能ですが、複雑な命令の場合は人形のレア度と絡繰師のレベルが高くないとあまり複雑な命令を与えても動かない上、絡繰師本人が倒れる場合があるやつです」

 

「ふーん…俺の場合は転生特典で入手したから本来なら使えもしないハズレスキルと……だが、『同時並列思考』を使えば『Kシステム』内に保存されている機体を操れるって感じか?」

「ええ、正にそれです。『オートマトン』は『Kシステム』内の機体を召喚し、操る際に命令を伝える役割と補助をし、『同時並列思考』で機体を動かす感じになるんですよねー……

まさかの特定ジョブでしか覚えられない専用スキル同士と、新しく作られた能力による相乗効果によって、間違いなく使い方によってはヤバい使い方が出来るヤツです」

 

「だが、使い方によってはかなり便利になるんだろ?例えば……『ショックウェーブ』と『グリムロック』以外にもう一体、一緒に追加された『サウンドウェーブ』…コイツを使えば情報戦はかなり楽になるだろうな…………つか、なんで全部悪役か見た目悪役のばっかなんだよ!」

「貴方の性格ですかねぇ……とまぁ、そんな感じなので先ずは試運転からしちゃいましょうか!」

「現実の方に影響とかは無いんだろうな?」

「無いです無いです。全く無いですから、ほら、早く試運転してみてください!」

「チッ……しゃあねぇ…来い、『ショックウェーブ』!『グリムロック』!」

 

何故か急かす神様に不信感を持ちながらも2体のトランスフォーマーを白い空間内に出現させれば、2体とも人型の状態で出現すると本来のサイズで登場すると驚きの表情が隠せずにいた。

 

「マジか…IS用に縮小したサイズじゃ無くて実寸サイズかよ!これ、実際に出してもこうなるのか?」

「そうですねー。召喚する際に人形を実寸サイズでの召喚になるので、他の機体も実寸サイズで出現しますよ。あと、その機体やトランスフォーマーが使っている武器は標準装備扱いなので戦えますよ?」

「いやー……それはマジでチートだわ………『Kシステム』内に記録されてるガンダムシリーズ、AC、戦術機もだが色々とヤバいな…でも、大きい分は的になるから気を付けないと駄目か……じゃあ、一先ず動かしてみるかな」

 

先ずは『同時並列思考』を使い2体同時に別々の動きをさせ始めるも、動きはぎこちない上に少し動いただけで倒れたりなどしていた。

 

「何コレむっず!?頭ではわかってんのに意識してやるとこんがらがる…」

「まぁだから、専用スキルなんですよねぇ……『同時並列思考』は違う属性の魔法を同時に使ったり、時間差で使ったりするようですし。

『オートマトン』は召喚した人形に命令を与えて、自動で動かす用ですから…動かすのをマニュアルでやるのって、絡繰師じゃないとかなり難しいですからね〜」

「だから急かしたのかよ……空間内の時間とか引き伸ばせないの?」

「できるっちゃあ出来ますけどぉ…愚痴とか聞いてくれます?」

「そのくらいなら幾らでも聞いてやる。だから時間引き伸ばしてくれ」

「それなら、限界まで引き伸ばしちゃうので頑張ってくださいね〜」

 

それから『同時並列思考』を使って違和感無く動かせるようになった上で自身の思い通りに動かせるようになるまでにほぼぶっ通しで動かし続け、最初に出した2体以外の全てを思い通りに動かせる様になるまでに数週間はかかった。

 しかもその間の休憩中は神様の愚痴を聞いたりしていた。

 

「やっとだ……やっと満足出来る動かし方になった………これ以上は無理…実戦で使いながらじゃないと上達しねぇ…」

「でも、数週間で全部を思い通りに動かせるようになるのは凄いことですよ……それじゃあ、そろそろ現実の方に戻しますね。

今後、貴方が成長すればする程に力が解放されていきますので………あと、頑張ったのと婚約祝いにですが…貴方とお相手の両方が成人するまでに避妊具無しで性行為したとしても、お互いに本気で家族を作る気が無い限りは小さな命が宿らないようにしておきましたから。それでは〜またいつか会いましょー」

「はっ?ちょっ!?またこう言うオチかよクソッタレー!!」

 

最後の最後で捨て台詞のように一番重要な事を言えば龍也はまた、足元に出現した黒い穴の中へと落ちていくのであった。

 そして、白い空間内には神様といつの間にかに姿を現していた『ペイルライダー』の二人だけとなっていた。

 

「さーてと、ここから先は貴方次第ですよ黒瀬龍也さん……アナタも頼みますよ『ペイルライダー』……いえ、『■■』?」

「その名前はまだ私には重すぎますよ、創造主……今の私はマスターと共に成長し、マスターと共に散る存在です…まだ、その名を受け取るには私とマスターの器は小さすぎますから…」

「あらそう?それにしては『同時並列思考』と相性の良い隠してあった『オートマトン』をわざわざ見つけて勧めていたじゃない」

「今のマスターなら充分に使いこなせると思っていましたから。『オートマトン』を使い、無人機として運用するだけで無く、マニュアルでも出来るのは信じていましたから」

「アナタの予想通りって訳ね……じゃあ、 私もそろそろ戻らないと使徒達に怒られちゃうから彼のサポート、よろしくね」

「はい、創造主……マスターはきっちり私がサポートします」

 

最後にそう言った神様はスゥッと消え、その消えた所へ向かって綺麗なお辞儀をする『ペイルライダー』も姿を消せば白い空間は何もない、無音な空間に戻るのであった。




今回は新能力のお披露目と操作訓練回となりました〜

龍也はようやく現当主の所に!そこに居たのはなんと!?分家も含めた総勢100余名!果たして龍也の家系はどう言った一族なのか!トラブルも起きずに平和的に終わる筈もなかった!
次回!龍也、毒を盛られる。デュ○ルス○ンバイッ!

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