IS 荒ぶる黒龍は咆え、喰らう   作:黒色晩餐

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新章突入+漸く、新しいプロフィールも作成し終えました。

前の古いプロフィールの次に来るよう投稿したのと、龍也と機体は別々に作ったので良ければ見てくださいっ


第五章〜婚約騒乱編〜
29話〜昼食タイムはイチャラブタイム?デザートはブラックコーヒーか?〜


あれからあれから、セシリアとイチャラブと言う名のサボりを昼休み直前までしつつ、制服を脱がないと分からない場所に自身の痕跡を敢えて残していた。

 お互いに乱れた制服を着直しつつも龍也の身体にはセシリアが残した痕が沢山残されており、制服を着たとしても見える場所にまで痕を着けられていた。

 

「セシリア……この後はまだ授業あるんだよ?山田先生辺りが見たら妄想に浸って授業じゃなくなっちゃうじゃないか…」

 

「で……でも、龍也さんだってわたくしの体に痕を残していたではありませんか…だとしたら、わたくしだって龍也さんの体に痕を残す権利はありますわっ!」

 

制服を着ても隠し切れない程に残された痕は首筋やうなじ付近にまで残されており、外していた待機状態の『ペイルライダー』を首に取り付け、鏡を見ても全ては隠せていなかった。

 少し暴走気味になっていた彼女に対して呆れたように注意するが頬を膨らませ、拗ねた様に言う彼女は突然として開き直り、自分の体にも痕を残したのだから自分も彼の体に痕を残す権利があると言い出したのである。

 

「はぁ………だとしても残し過ぎ…この痕なんて前にラウラが残した痕の上に上書きする様に残したよね?」

 

「そっ!そんな事はあ、あああああり、ありませんわよ?龍也さんのき、きききき、気のせいでは?」

 

「そう言う割にはさ、随分と慌ててるようだけど信じられ……昼休みになったか…」

 

鏡を見た際に気付いていたのか、ジトッとした目で彼女を見ながら問いかけるとあからさまに焦りだし、気のせいだと言う彼女に近付くと腰に手を回し、抱き寄せようとするがタイミングが良いのか悪いのか昼休みを告げるチャイムが鳴るのであった。

 

「行こっか、セシリア?」

 

「まっ、まだ着替えていますのよっ!?」

 

まだ制服を着ている最中だった彼女の腰に手を回したまま抱き寄せ、有無を言わさずお姫様抱っこをすれば制服の前が若干開いたままのセシリアからの静止を無視して部屋から出て行くのであった。

 

「もうっ……まだ着替えていると言いましたのにどうして下ろしてくれませんでしたのっ!」

 

「恥ずかし過ぎて涙目になるセシリアを見たかったから?」

 

食堂に到着する少し前、流石に恥ずかしさが限界突破したらしいセシリアが龍也の腕の中で暴れ始めると、このままだと落としてしまうと危惧した龍也はセシリアを下ろすと顔を真っ赤にさせた彼女が若干涙目で頬を膨らませながら怒っていた。

 そんな彼女からの問い掛けに意地悪そうな笑みを浮かべて答える龍也にパンッッ!と力一杯に、頬に手の跡が残るくらい思い切り、勢いのあるビンタをセシリアは食らわせるのであった。

 

「っ〜〜〜〜!この後で何があろうともわたくし、助けたりなんか致しませんわよっ!」

 

「いつつ……でも、涙目になってたセシリア…すっごく可愛かったよ」

 

「そ、そんな事を言われても許したりなんてしませんわよっ!」

 

頬には痛々しいビンタの跡がハッキリ残る中、セシリアは若干開きっぱなしだった前を閉め、怒っている態度を取りつつそっぽを向くもチラッと龍也を見てはいるのだった。

 そんなセシリアを宥めようとしながらも隣を歩いて肩に手を回して抱き寄せ、密着し耳元で囁くように可愛いと言えば若干だが気を良くしたらしく、彼女の機嫌は少しだけ良くなっていた。

 

「あ、サボり組のくろくろとセッシーみ〜つけた〜」

 

「龍也、2人一緒に授業をサボって何してたの?」

 

「その痕……旦那、まさかこんな真っ昼間からセシリアに手を出していたのかっ!」

 

先に来ていた3人が龍也とセシリアを見つければ近付くが、龍也の首筋やうなじ等に残されたセシリアのマーキング痕を見つけたのである。

 本音は静かに怒りを燃やし、シャルロットは敢えて怒りを露わにし、ラウラは束の件も有るからかセシリアとももう1段階先に進んだと勘違いしていた。

 

「ちげぇし!セシリアとは俺の部屋でイチャイチャしてたけど、キス以上はしてねぇよ!そうだよな?セシリア?」

 

「そっ、そうですわ!龍也さんとはキス以…キス以上はしてくれなかったですわね……

 

「ちょっ、セシリア!?なんでそこで残念そうな顔してんの!?」

 

流石に龍也も即座に否定しセシリアにも同意を求めようとするが、セシリアはどうやらあのまま抱いてくれるかもしれないと期待していたらしく、あからさまに残念そうな顔をし始め、目尻に涙を浮かべていた。

 

「龍也、coupable」

 

「旦那…schuldigだな」

 

「くろくろ有罪〜」

 

「龍也さん、満場一致でguiltyですわっ」

 

「な、ん、で!そうなるんだよっ!つか嵌めたな!?」

 

龍也とセシリア以外がジト目で龍也を見れば各々の国の言葉で有罪判決を下した後、さっきのは嘘泣きだったらしくしてやったり顔のセシリアも有罪判決を出すのであった。

 その顔を見てピンと来た龍也は嵌められた事に気付くも時既に遅く、左腕には本音が抱き付き、右腕にはラウラが抱き着いていた。

 

「なんか、何時もより力が強くないか?」

 

「くろくろの〜気のせいじゃないかな〜?」

 

「そうだな、気のせいだ」

 

そう言う2人だが、明らかに何時もより力を込めている。何故かって?そりゃあ、俺の腕が本音の胸で思い切り挟まれているからだよっ!

 2人とも何時もはちょっと恥ずかしがって軽く押し付ける程度だったんだぞ?そんだけ心配させたって事なんだろうけど…

 

「気のせいなら…そうなんだろうね……」

 

これ以上、突っ込んだりすればどうなるかを本能で察知したらしくそこから先は言わずに黙り、券売機の列に並び順番を待っていたのだった。

 そして、食券を買いそれを食堂のおばちゃんに渡し、少しの間だが待っていればトレー3つ分の料理が出て来たのである。それを片腕に2つ、もう片方の腕に1つで持つようにして受け取るのであった。

 

「龍也よ、その量を1人で食べるつもりなのか?」

 

「くろくろ…完食出来るの?」

 

「まあ…このくらいなら問題無く食べられるよ。本当はもう少し食べた方が良いんだけどね…」

 

受け取った料理の量に周りがザワつく中、本音とラウラがその量を完食出来るのかと心配するのだが、どうやら普段は食事量をセーブしているらしい口振りで答える龍也に苦笑いを浮かべていた。

 

「さーてと、今日は誰が膝の上に乗るの?」

 

「ぼ、僕…だよ…」

 

何時もの定位置のテーブル席にトレーを置いては中心に座り、今日は誰が座る番なのかを問いかけたら遠慮がちに手を上げたのはシャルロットだった。

 

「シャルか…珍しいな。今日は人前なのに甘えたいのか?」

 

「ちっ!違っ…違わないけど……ダメ、かな?」

 

「良いんじゃないか?甘えん坊な時のシャルは可愛いし、その時のシャルが好きだよ」

 

「かっ!可愛っ……本当?お世辞とかじゃなくて?」

 

「ああ、本当だよ。ほら、コッチに来て一緒に食べよ?」

普段は人前では甘える素振りをあまり見せず、2人きりの時だけ甘えてくるシャルロットが珍しく人前で甘えてたいらしく龍也も驚きの表情を見せていた。

 ここから先はある程度だが予想が出来るだろう。人前で甘えるのに馴れていないシャルロットは遠慮気味になっており、そんな彼女に対して人前では見せないようにしている優しいが何処か妖艶な笑みと、普段よりも低めだが甘く蕩けるような声を出せば今の容姿も相まって強い色気に食堂中に黄色い悲鳴が上がるのであった。

 近くに居た生徒はその色気に当てられ倒れそうになったり、鼻血を出したりしていた。

 

「うっわ…うるせっ……」

 

「龍也、その表情と声を人前で見せたり出すの、今後は禁止だからね?」

 

「そうですわね…わたくし達はある程度、見馴れていても他の方達は見馴れておりませんもの」

 

「確かにね〜。くろくろってば普段から私達以外にも優しくしてるし、モテモテだもんね〜?」

 

「何っ!?そうなのか!?旦那は私達以外にも嫁を作る気なのかっ!」

 

まぁまぁな大騒ぎとなるが気にしていたら埒が明かないのを分かっている彼女達は座席に座り、シャルロットは龍也の左脚の太ももの上に座っていた。

 先程の顔と声は人前で見せたり聞かせるのは禁止だとシャルロットの口から出ればそれに続くように言うセシリアと本音と、本音の口から他の女子達にもモテている事を初めて知ったラウラからの言葉にこの後の龍也の言葉に、黄色い悲鳴を上げていた女子達も聞き耳を立てざるを得なかった。

 

「いやいや、ラウラさんや。困っていた人が居たら助けるのは普通じゃね?それにさ、これ以上は嫁を増やす気は無いからな?」

 

「そうなのだが……だが…もしも、新しく嫁を増やす時は事前に言ってくれ…私も受け入れる為の心の準備があるのだ…」

 

新しく嫁を増やす気は無いとラウラへと弁明するが篠ノ之束の事もあるので、もしもの事があるかもしれないと思っているらしい。

 確実に幻覚だろうが龍也の隣に座り、服の袖を引っ張り、しょんぼりしてるラウラの頭にウサミミが生え、それも元気が無さそうに耳をたらしている姿が見えてしまった。

 

「うーん……増やす気はマジで一切無いんだけどなぁ………もし、そんな事があるとしたらその時は必ず事前に言うから。

 だから、ラウラもそんな悲しそうな顔をしないでくれないか?」

 

「んっ…駄目だ龍也……その声は卑怯だぞ…」

 

まぁ可愛いこと。こんな可愛いラウラを独り占め出来るのは俺の特権だが、納得してくれないと元に戻ってはくれないんだろうな。

 シャルロットが膝の上から落ちないよう腰に手を回して抱き寄る。そうしてラウラの頬に触れれば親指で眼帯を優しく触りつつ頬を撫で、先程の被害も考慮して少し悲しそうな表情をして甘える様な声色で言うのだった。

 どうやらラウラにとってこの声色で言われるのは弱いらしく、我慢しているのかプルプルと震えていた。

 

「じゃあ、悲しそうな顔をしないでくれるかな?」

 

「わ、わかった。わかったから何時も通りにしてくれっ」

 

「んじゃ…飯、食べよっか」

 

それからは全員で昼食を食べ始め、シャルロットに食べさせたりしながらも自分の昼食を食べれば何時もと同じスピードで食べているにも関わらず、大量の昼食が皿から消えていくのであった。

 

「ふぅー…食った食った」

 

「凄い食べたね、龍也……あっ、口元にソース付いてるよ」

 

大量の料理を全て平らげ、満足そうにしていれば太ももの上に座っていたシャルロットが龍也の口元に付いていたステーキのソースに気付き、誰しもが龍也本人が拭き取るかと思いきや……

 

「ん?ああ、そう……へっ!?シャルロットさん??」

 

「えっ……あっ!その…えっと……龍也は嫌だった?」

 

「嫌では…無いけど……人前では、ね?控えような?」

 

シャルロットが口元のソースを舐め取ったのである。食堂に居た全員が一瞬、理解出来ずフリーズしてシーンとすると龍也からシャルロットへと声をかける。

 少し遅れて彼女も自分がした事を理解したらしく、カァァァっと顔を真っ赤にさせながらパニックになったらしく嫌だったかと龍也へ問いかけたのであった。

 龍也も顔を赤くしながら気不味そうにし、嫌では無かったと答えると照れるシャルロットを抱き寄せ、密着すれば頭を優しく撫でていたのだった。

 

と、まあ…こんな事もあってお互いに顔を真っ赤にしていればどうやら観客は限界が来たらしく何時もの如く、ブラックコーヒーの注文が殺到していたのであった





今回はどうでしたかね?
そろそろもう1人か2人程との関係を勧めてしまおうかと…

ついでに新アンケートも出したので投票お願いしますっ

龍也の嫁、増えたら嬉しいか

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