蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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今日は藤島 慈ちゃんの誕生日短編です。

高校卒業後のその後のストーリーになります。
では、始まります!!


〈藤島 慈〉誕生日特別編

俺と梢、綴理と慈の4人が蓮ノ空を卒業して5年が過ぎた。

俺達は大学は全員東京の学校に進学したため、家をシェアハウスにしてみんなで住んでいたのだが、今年の春でみんな大学を卒業し、梢と綴理は石川県へと戻り、めぐは東京で芸能活動。

 

そして俺は……

 

淳平「それでは、今年の授業はここまで!明日から冬休みだが、あまり羽根を伸ばし過ぎるなよ?」

 

生徒『は〜い!』

 

俺は東京の高校で教師として働いていた。生徒からは、他の先生達とは段違いに授業が分かりやすいと良い評価を貰えている。因みに俺は他の先生達や生徒には秘密にしててめぐと付き合っている。

 

だって、自分達の学校の新米教師が芸能人都付き合ってるなんて知られたら大騒ぎになるだろ……?

 

それと、関係ないがここだけの話、俺が赴任してから学校全体で生徒たちの成績がぐんと上がったらしい。

 

よって他の先生たちからも俺は中々の評価を貰えている。

 

 

 

〜 職員室 〜

 

校長「それでは、今日で今年の授業は終わりですが、先生方には冬休み中もよろしくお願いしますね?」

 

先生方・淳平『「はい!」』

 

そして俺はすぐに帰る用意をする。今日は12月20日、俺とアイツの誕生日なんだ。

 

先生「あれ? 日野下先生もう帰るんですか? 忘年会は……」

 

淳平「彼女待たせてるんでっ! じゃっ!!」

 

俺は呼び止められないようにダッシュで走り去った。

 

そして駅のトイレで着替えて待ち合わせ場所になっている渋谷駅前に到着した。

 

淳平(早く来すぎたかな……?)

 

時間はもう夕方の4:30。待ち合わせの30分前だ。

 

しばらく待っていると……

 

トントン

 

ん?

 

後ろから肩を叩かれた。振り向くと、帽子と眼鏡とマスクで顔を隠した女性が。

 

?「ジュンお待たせ!」

 

淳平「おう。早かったな? ……めぐ」

 

そう。この怪しい?女性が慈。仕事帰りのため、変装していたのだ。

 

慈「ゴメ〜ン☆ じゃあ、行こっか?」

 

淳平「おう!」

 

そして二人で街の飲食店に入る。二人で相談して、今日は焼き肉になった。

 

慈「久々の焼き肉だ〜♡」

 

淳平「二人で食べる機会もだいぶ減っちまったしな?」

 

慈「そうそう」

 

コートを脱ぐ俺達。席について俺とめぐはメニューを吟味し始める。

 

慈「私ロースとハラミで!」

 

淳平「俺は牛タンと…俺もロースにしようかな2人前で良いか」

 

慈「うん! すみませーん!!」

 

店員「はい! ご注文はお決まりでしょうか?(えっ? 藤島慈さん!?)」

 

店員の驚いたような顔を俺は見逃さなかった。

 

慈「えっと。牛タン1人前と牛ハラミ1人前。牛ロースを2人前お願いします。あとご飯を普通盛りと大盛りで1つずつ」

 

店員「かしこまりました。しばらくお待ち下さい!」

 

そして店員は下がっていった。

 

淳平「……あれ、気づいてたよな?」

 

慈「だろうね〜。私の、るりちゃんと二人で世界を夢中にさせるっていう夢、もしかしたら叶うかもしれないし!! るりちゃんも同じ事務所にはいるんだけどね〜。今日は急な仕事で来れなかったんだ〜……」

 

淳平「悪かったな……俺も事務所の新卒採用通ればよかったんだけど……」

 

慈「ホンっとあのババア!! 何が、「タレントとスキャンダルになりそうなスタッフは要りません」だよ!! 私とるりちゃんがどれだけジュンを必要としてるかも知らないくせに!!」

 

淳平「社長をババアとか言うなよ……。まあ、こっちはこっちで楽しくやらせてもらってるよ。めぐとルリちゃんは芸能人になったけど、こうして一緒にいられるしな」

 

するとめぐはクスッと笑い、

 

慈「な〜に当たり前のこと言ってんの〜? そんなの当たり前じゃん♡」

 

淳平「ありがと……」

 

すると、ここで注文の品が来た。

 

慈「食べよっか?」

 

淳平「おう」

 

そしてその後も追加注文したりして焼き肉を堪能したあと……

 

慈「ん? るりちゃんからだ。もしもし?」

 

瑠璃乃『もしも〜し、めぐちゃん? 今仕事終わってさあ……今からなら合流できそう』

 

慈「そっか。じゃあ私たちの家で一緒に飲もうか? 帰りにお酒とか食べ物買っていくからるりちゃんも外せないのあったら買ってきて?」

 

瑠璃乃『リョーカイ! じゃあ家でね!!』

 

ピッ、

 

淳平「……帰るか」

 

慈「うん!」

 

そしてコンビニやスーパーに寄った後、家に戻った俺とめぐ。もう家には明かりがついていた。

 

俺が鍵を開けて中に入ると、ルリちゃんの靴が並べてあった。

 

淳平「ルリちゃんただいま〜」

 

慈「ただいま〜」

 

ドタドタドタ!

 

家の奥から誰かが走ってくる音が聞こえてくる。

 

瑠璃乃「ジュン兄ぃ、めぐちゃんお帰り〜!色々買ってありまっせ!」

 

淳平「うん。俺達も買ってきたよ」

 

慈「3人で呑もっか?」

 

そして、3人でそれぞれの職場での愚痴や、俺とめぐの誕生日プレゼント交換。そしてルリちゃんからもプレゼントを貰った。

 

慈「開けて良い?」

 

淳平「良いぞ?」

 

そしてめぐが包みを開けると、小さい小箱が入っていた。

 

慈「っ! これって!?」

 

俺は小箱を開けて、中にはいっていたダイヤの指輪をめぐの左手の薬指にはめる。

 

淳平「めぐ、好きだ。俺と、結婚してください!」

 

瑠璃乃「わあ!!」

 

慈「っ!////////」

 

めぐの顔が真っ赤になる。そして、

 

慈「ジュン…私も、大好きっ♡ 私を、ジュンのお嫁さんにして?」

 

そして、俺とめぐの距離が0になったのだった。

 

その後、めぐは記者会見で一般男性との婚約という形で報告。テレビ報道では衝撃が走ったが、アイドルではなくタレントだったのでそこまでの批判はなかった。

 

寧ろ、「お幸せに」という声が多かったのが救いだな。

 

だが、その際に俺とルリちゃん、めぐの3人が一緒の家に住んでたのは世間から色々言われてしまった。

 

間違いが起きなかったのが奇跡だと言われたよ……。

 

俺も学校で生徒からめちゃくちゃ茶化されてしまった。どこから聞きつけて来たのやら……。中にはショックで滝のような涙を流す男子も……。

 

狙ってたのかよ……。相手は芸能人だぞ?

 

そして、数年が経ち結婚式を挙げた俺達。今はめぐと俺、そしてベッドで眠る産まれたばかりの女の子と共に、幸せに暮らしていた。

 

 

 

ー 慈ちゃん Happy Birthday!! ー




めぐちゃん誕生日おめでとう!!

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