蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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第116話:いきなりトラブル(なお鉄拳制裁で終了)

アメリカに来て2日目、いよいよ今日は留学先であるNY・Central High School(ニューヨークセントラルハイスクール)への登校日だ。

俺は留学生ということで先に教師の皆さんに顔合わせするために生徒の登校時間よりも少し早めにマークの家を出た。

 

その際に、ナタリーさんが学校まで案内してくれた。案内途中に少し話をしながら。

 

ナタリー「Did Junpei participate in any club activities in Japan?(淳平は何か日本で部活はやってたの?)」

 

淳平「I was the manager of the school idol club.(スクールアイドルクラブのマネージャーやってた)」

 

するとナタリーさんは首を傾げ、

 

ナタリー「School idol?(スクールアイドル?)」

 

ふむ、こっちでは馴染の無い言葉だしな……。俺は英語でできるだけ分かりやすく説明し、皆の動画を見せてあげた。

 

ナタリー「It's so shining. Is this really a student?(凄いキラキラしてる。これ本当に学生?)」

 

淳平「that's right(そうだよ)」

 

ナタリーさんは動画を食い入るように見つめると、

 

ナタリー「Is there a girl you like among these girls?(この中で誰か好きな娘とかいるの?)」

 

淳平「Well, those are my important people.(まあ、俺の大切な人たちだよ)」

 

するとナタリーさんの顔が一瞬暗くなった気がしたが、すぐに笑顔で、

 

ナタリー「Anyway, I'll support you in your school life.(とにかく、学校生活はサポートしてあげるから)」

 

淳平「Thank you.」

 

おれはそう礼を言った。

 

そして学校に着き、おれはナタリーさんに案内されて職員室へ。そこから色々と校長から教師陣と顔を合わせて、生徒たちが登校し終えた時間帯になり、俺は先生といっしょに教室に向かったり。先生はマイケル先生というらしい。

 

マイケル「Well then, Junpei, please come in when I give you the signal.(じゃあ淳平、合図したら入って来て)」

 

淳平「OK!」

 

マイケル「Here, take a seat. I'll introduce you to international students.(ほら、席につけ。留学生を紹介するぞ)」

 

そして合図されて俺が教室に入ると、なんか女子たちが「ワー」「キャー」言ってる。男子たちからの視線が痛い。

 

マイケル「Now, I'd like you to introduce yourself.(じゃあ自己紹介を頼む)」

 

淳平「yes. I came from Hasunosora Gakuin in Japan. My name is Junpei Hinoshita. It's only a short month, but I appreciate your continued support.(はい。日本の蓮ノ空学院から来ました。日野下淳平です。1ヶ月の短い間ですけどよろしくお願いします)」

 

そして俺はピシッと頭を下げる。すると生徒たちから拍手を貰い、俺が顔を上げると、今気づいたがナタリーさんがいた。

 

淳平(同じクラスだったのか……)

 

そして先生に指示されて席に座る。隣の席になった男子がやけに静かだなと思ったら、黒人の男の子だった。

 

ふむ、アメリカは自由の国と言いながら黒人差別は酷いと聞くし、蔑ろにされてるのかな?

 

だが、あいにく日本人はそういう人種差別は嫌う民族だ。

 

俺は普通に接しさせて貰おう。

 

淳平「Junpei Hinoshita. Kind regards.(日野下淳平。宜しく)」

 

そして俺はその男子に手を差し出す。

 

すると周囲にいた生徒たち。(まあこの男子と俺意外皆白人なんだが)驚いていた。だが、1番驚いていたのはこの黒人の男の子だった。名前はボブというらしい。

 

ボブ「Is it good to shake hands? Am I black?(握手なんて良いの?俺は黒人だよ?)」

 

淳平「Don't worry about such nonsense. Anyone who wants to say it can say it.(そんなくだらないこと気にするなよ。言いたい奴は言わせておけばいいんだ)」

 

俺が笑ってそう言うと、ボブくんは涙をぐっと堪えて、「Thank you.」と言って手を握ってきた。

 

そのれを見たクラスの生徒たちが少しざわついていたが……まあ何とかなるだろ。

 

その後ホームルームを終えて授業を行う教室に移動する。その時にボブがスマホをいじってた時に待ち受けが見えた。

 

あれは……

 

淳平「Bob, do you like Dragon Ball?(ボブ、ドラゴンボール好きなのか?)」

 

ボブ「Eh, yeah. Goku is cool(え、うん。悟空がかっこよくてさ)」

 

淳平「I understand. So, do you know the "Ultra Instinct".(分かる。じゃあさ、"身勝手の極意"知ってる?)」

 

ボブ「I know! That's crazy!(知ってる!ヤバイよね!)」

 

ドラゴンボールの話で盛り上がっていると、クラスの男子が数人話しかけて来た。

 

男子「Looks like a lot of fun, doesn't it? Black people aren't laughing.(随分楽しそうじゃねぇか。黒人が笑ってるんじゃねぇよ)」

 

するとボブは顔を暗くして首部を垂れる。

 

ふむ、

 

男子「oh yeah. You shut up...gyaaaaa!?(そうそう。お前は黙って……ギャァアァアァアアアアッ!?)」

 

淳平「ふざけんなっ!!」バキィっ!!

 

俺はその醜悪な顔がムカついてその白人男子生徒の顔面を殴り飛ばした。

 

俺の怒りに任せた本気の鉄拳。男子生徒は数メートル宙を舞って壁に叩きつけられた。

 

おお、鼻から血を流して中々醜い(いい)顔になったじゃないか。

 

男子「Oh, hey! ?(お、おい!?)」

 

他の男子がその生徒に駆け寄る。他の生徒は騒いでいるが、そんなものは良い。

 

淳平「同じ人間にそんな事しか言えないならな、お前らはその黒人以下だ。外道が…」

 

俺は日本語でそう話す。だが、皆俺がなんと言ったか分からない様子。

 

すると、騒ぎを聞きつけた先生が駆け込んできた。

 

事情を説明すると、そこで伸びてる生徒と俺は職員室に呼ばれて説教を受けた。この男子生徒は全く納得していないが。

俺は素直に先生に謝った。生徒には謝罪しないのか?と聞かれたが、こんなやつに下げる頭は無いと言ってやった。

 

職員室の扉の所でそれをクラスメイトたちは聞いており、揃って、

 

(やべぇ日本人来た……)

 

と、思っていたそうな。

 

あっ、その後もボブとは日本のアニメやゲームなどの文化の面で話が合い仲良くなった。

 

 

 

ー つづく ー




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