俺が留学初日から白人生徒を殴り飛ばしたことが早くも学校中に広まってしまった。どうやらアメリカでも噂が広まるのは早いらしい。
ただ、それで俺がどういうやつなのか逆に興味が沸く変わり者も居るようで、何人か生徒が話しかけて来た。
隣に黒人のボブがいても、普通に話すものには敬意を持って。嫌そうな顔をする差別思想のあるものはあしらっていた。
そうしていると、たった1日で俺の考え方はほぼすべての人に伝わったようだった。
淳平(やっぱり広まるのは早いな……)ハァ
俺がため息をつくと、
ボブ「Junpei, are you okay?(淳平、だいじょうぶ?)」
淳平「somehow…….(なんとか……)」
ボブが気を使ってくれてそれに「Thank you」と答える。するとナタリーが話しかけて来た。周りの女子は「大丈夫かな?」という目で見ていたが。
ナタリー「That's exactly why I do things like that.(まったく、あんな事するからだよ)」
淳平「I was annoyed that he was making fun of Bob without any remorse. Bob is a nice guy.(悪びれもなくボブを馬鹿にしててムカついたんだよ。ボブいい奴なのに)」
俺がそう言うとボブは今にも泣き出しそう。
そんなに嬉しいのか……。
ナタリー「Well, Americans….(まあ、アメリカの人はね……)」
するとナタリーは、
ナタリー「Come to think of it, what were you two talking about?(そう言えば2人で何を話してたの?)」
淳平「It's about a Japanese anime called Dragon Ball. He seemed to like Bob, so we talked about it.(日本のドラゴンボールっていうアニメの事だよ。ボブが好きらしくてさ)」
俺がそう答えると、ナタリーは少し驚いており、
ナタリー「I loved Dragon Ball. I learned this for the first time. Actually, I kind of like it too.(ドラゴンボール好きだったんだ。初めて知った。実は私も少し好きなんだよね)」
ナタリーさんの言葉に驚く俺とボブ。ナタリーさんに誰が好きなのか聞くと、
ナタリー「I like Mr. Satan from the Majin Buu arc.(魔人ブウ編のMr.サタンが好きなの)」
すると、俺とボブは2人で納得の声をだし、
淳平「I understand. He was really talented.(分かる。マジ有能だったもんね)」
ボブ「The reason why Goku and his friends were able to win was because of Mr. Satan's great achievements.(悟空たちが勝てたのMr.サタンの功績もかなり大きいからね)」
ナタリー・淳平「「I understand!(分かる!)」」
俺達が話しいるのを遠巻きに見ていたクラスメイトたち。ドラゴンボールと聞こえたようで、比較的俺の受けた印象が良かった男子が話に入って来た。
この子は確かトミーって言ったっけ?
トミー「Sounds like fun? I heard it was Dragon Ball(楽しそうだな?ドラゴンボールって聞こえたけど)」
ナタリー「Yeah. We were talking about Dragon Ball.(うん。ドラゴンボールの話ししてたの)」
淳平「Does Tommy know? Dragon Ball……(トミーは知ってる?ドラゴンボール……)」
俺がそう聞くと、
トミー「Know. Isn't this one of the world's best animes that Japan is proud of?(知ってるよ。日本が誇る世界最高のアニメの1つじゃないか!)」
ボブとナタリーが「「surely(確かに)」」と同意する。
淳平「After all, it's popular overseas as well.(やっぱり海外でも人気あるんだな)」
俺がそう言うと、3人は「「「of course!(もちろん!)」」」と頷く。
すると、
トミー「Or rather, did Bob like Japanese anime? I learned this for the first time. Are there any other anime you know?(っていうかボブって日本のアニメ好きだったのか。初めて知った。他に何か知ってるアニメある?)」
ナタリー「Ah, I want to hear it too!(あっ、私も聞きたい!)」
ふたりがそう言うと、ボブは戸惑ったが少し考え、
ボブ「So, do you know about "Sword Art Online"?(じゃあ、"ソードアート・オンライン"って知ってる?)」
淳平(ああ、SAOか。よく知ってるな)
俺は二人を見ると、ナタリーさんは知らないようだ。だがトミーは知ってるらしい。
トミー「Oh, that's a good place to look(お〜、目の付け所良いな)」
トミーは関心したように話す。話から外されてしまったナタリーには、
淳平「Natalie, when you get home today, would you like to watch Sword Art Online on my smartphone? I'll let you connect to Wi-Fi.(ナタリー、今日家帰ったら俺のスマホでソードアート・オンライン見てみる?Wi-Fiには繋がせてもらうけど)」
ナタリー「please(お願い)」
そしてその日の学校終わりに4人で話しながら帰った。帰りにマックで買い食いして帰ったが、ナタリーとトミーはボブの事を勘違いしていたと少し反省していた様だった。
分かれば宜しい。
そしてナタリーと家に帰ると、俺はマークから注意されてしまった。まあ、迷惑をかけてしまったのは事実だからしっかりと謝った。
そして俺はナタリーの部屋に行くと、
淳平「Shall we see it then? From episode 1 of the 1st series.(じゃあ見る?第1シリーズの1話からね)」
ナタリー「Yeah. fun!(うん。楽しみ!)」
そして2人でアニメを英語の字幕有りで視聴する俺とナタリー。第1シリーズの1クール目を見終わった時には、もうナタリーはドップリとハマっていた。
「Next! Show me the next story!(次!次の話見せて!)」と、俺を急かしてくるようになった。
淳平(う〜む。沼に沈めてしまったか……)
ー つづく ー
感想・評価よろしくお願いします!!