蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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第129話:瑠璃乃のスクールアイドル

梢とさやかのユニット、〈蓮ノ休日〉とお茶会をしながら色々と話した瑠璃乃と綴理。

 

瑠璃乃はなにかに気づくことがでたようだ。

 

 

ー 校舎前 ー

 

瑠璃乃「綴理先輩!」

 

綴理「うん」

 

瑠璃乃「ちょっと今夜、考える時間をください。明日、ルリの考えてたことを見せるから!」

 

綴理「そっか。分かった。ボクも早く見たいな、るりのスクールアイドル」

 

瑠璃乃「ルリの、スクールアイドル………」

 

綴理の言葉に、考える瑠璃乃。

 

瑠璃乃「そっか。そうじゃんね。それがちゃんと分かってなかったんだから、めぐちゃんにも伝わらないはずだ」

 

瑠璃乃「よーし、頑張るぞー!」

 

瑠璃乃は、張り切って寮へと戻っていった。

 

綴理「ふふっ……まぶしい」

 

その背中を、綴理はほほえみながら見つめていた。

 

 

〜 翌日・早朝(校門前)〜

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

綴理「おはよ」

 

綴理は眠そうにしながらも、早起きして学校の門の前に来ていた。

 

瑠璃乃「早朝からスミマセン! 夜しっかり考えてきました! 綴理先輩への、ルリのスクールアイドル!」

 

綴理「んー……ボクへの。なるほど? その筒のケースとクーラーボックス、なに?」

 

綴理が瑠璃乃のもつケースを指さして聞く。

 

瑠璃乃「これは後のお楽しみです!! じゃあ、海の方へ行きましょう!」

 

綴理「海?」

 

そして、二人はバスに片道1時間揺られながら、能登の港の防波堤へとやってきた。

 

綴理「………港?」

 

瑠璃乃「フッフッフ。ここでこのケースの出番です!」

 

瑠璃乃は持っていた筒型のケースを開ける。すると、2本の釣り竿が出てきた。

 

綴理「釣り竿………。釣りをするの?」

 

瑠璃乃「はい! 今の時期ならアブラメとかですかね。釣れそうなのは……」

 

綴理「そっか」

 

瑠璃乃「じゃあこっちが綴理先輩の釣り竿です。わからないことあれば教えますからね!!」

 

綴理「う〜んと、じゃあね………」

 

そして瑠璃乃は綴理に釣りの仕方を教えながら、2人で海に釣り糸を垂らした。

 

 

瑠璃乃「…………………」

 

綴理「…………………」

 

 

そしてしばらく経つと、

 

綴理「あっ、ピクピクしてる」

 

瑠璃乃「!! 綴理先輩リール巻いてください!」

 

綴理「こう?」ギィイイイイ

 

綴理がリールを巻くと、海から魚が上がってきた。

 

綴理「釣れた〜」

 

瑠璃乃「おお〜アブラメだ! 名前の通り脂も乗ってておいしいんですよ?」

 

綴理「そっか。帰ったらさやに捌いてもらって食べよう!」

 

瑠璃乃「おお〜っ!!」

 

そしてまた2人で海に糸を垂らす。途中で来る時に買ったお弁当を食べながら釣りをしたら、あっという間に夕方になった。

 

瑠璃乃「ふ〜…、そろそろ帰りましょうか」

 

綴理「うん」

 

そして再びバスに乗り、蓮ノ空に戻って来た2人。

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

瑠璃乃「どーでした!?」

 

綴理「めっちゃ楽しかった!」

 

瑠璃乃「よっしゃ!」

 

綴理も楽しめた事を知り、喜ぶ瑠璃乃。

 

綴理「ん?…………これが、るりのスクールアイドル?」

 

瑠璃乃「たぶん、そうなんだと……思うんですよ。世界中を夢中にするって、めぐちゃんと約束して……そのやり方を、ちゃんと考えたことなかったや、って思って」

 

瑠璃乃は顔を落とすと、話し始める。

 

瑠璃乃「いえー、って叫んだ時に、いえーって返せる子たちも居るし、返す気分じゃない子たちもいる。色んな子がいるんだ。みんながみんな、やり方は一緒じゃなくて……、だからみんなを楽しくするためにどうすればいいのかは、まだ分からないケド……」

 

すると、瑠璃乃は綴理の方を見て

 

瑠璃乃「でも、綴理先輩なら、こーかな? って」

 

綴理「うん……いいね」

 

瑠璃乃「おおー! マジっすか!」

 

すると、綴理は……

 

綴理「るりのおかげで、良い曲、思いついた。それと、ぼくとるりのユニット……」

 

瑠璃乃「はい。さっき話したけど、あれにしましょう!」

 

綴理・瑠璃乃「「〈るりのとゆかいなつづりたち〉!!」」

 

 

ー つづく ー




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