梢とさやかのユニット、〈蓮ノ休日〉とお茶会をしながら色々と話した瑠璃乃と綴理。
瑠璃乃はなにかに気づくことがでたようだ。
ー 校舎前 ー
瑠璃乃「綴理先輩!」
綴理「うん」
瑠璃乃「ちょっと今夜、考える時間をください。明日、ルリの考えてたことを見せるから!」
綴理「そっか。分かった。ボクも早く見たいな、るりのスクールアイドル」
瑠璃乃「ルリの、スクールアイドル………」
綴理の言葉に、考える瑠璃乃。
瑠璃乃「そっか。そうじゃんね。それがちゃんと分かってなかったんだから、めぐちゃんにも伝わらないはずだ」
瑠璃乃「よーし、頑張るぞー!」
瑠璃乃は、張り切って寮へと戻っていった。
綴理「ふふっ……まぶしい」
その背中を、綴理はほほえみながら見つめていた。
〜 翌日・早朝(校門前)〜
◇◆◇◆
綴理「おはよ」
綴理は眠そうにしながらも、早起きして学校の門の前に来ていた。
瑠璃乃「早朝からスミマセン! 夜しっかり考えてきました! 綴理先輩への、ルリのスクールアイドル!」
綴理「んー……ボクへの。なるほど? その筒のケースとクーラーボックス、なに?」
綴理が瑠璃乃のもつケースを指さして聞く。
瑠璃乃「これは後のお楽しみです!! じゃあ、海の方へ行きましょう!」
綴理「海?」
そして、二人はバスに片道1時間揺られながら、能登の港の防波堤へとやってきた。
綴理「………港?」
瑠璃乃「フッフッフ。ここでこのケースの出番です!」
瑠璃乃は持っていた筒型のケースを開ける。すると、2本の釣り竿が出てきた。
綴理「釣り竿………。釣りをするの?」
瑠璃乃「はい! 今の時期ならアブラメとかですかね。釣れそうなのは……」
綴理「そっか」
瑠璃乃「じゃあこっちが綴理先輩の釣り竿です。わからないことあれば教えますからね!!」
綴理「う〜んと、じゃあね………」
そして瑠璃乃は綴理に釣りの仕方を教えながら、2人で海に釣り糸を垂らした。
瑠璃乃「…………………」
綴理「…………………」
そしてしばらく経つと、
綴理「あっ、ピクピクしてる」
瑠璃乃「!! 綴理先輩リール巻いてください!」
綴理「こう?」ギィイイイイ
綴理がリールを巻くと、海から魚が上がってきた。
綴理「釣れた〜」
瑠璃乃「おお〜アブラメだ! 名前の通り脂も乗ってておいしいんですよ?」
綴理「そっか。帰ったらさやに捌いてもらって食べよう!」
瑠璃乃「おお〜っ!!」
そしてまた2人で海に糸を垂らす。途中で来る時に買ったお弁当を食べながら釣りをしたら、あっという間に夕方になった。
瑠璃乃「ふ〜…、そろそろ帰りましょうか」
綴理「うん」
そして再びバスに乗り、蓮ノ空に戻って来た2人。
◇◆◇◆
瑠璃乃「どーでした!?」
綴理「めっちゃ楽しかった!」
瑠璃乃「よっしゃ!」
綴理も楽しめた事を知り、喜ぶ瑠璃乃。
綴理「ん?…………これが、るりのスクールアイドル?」
瑠璃乃「たぶん、そうなんだと……思うんですよ。世界中を夢中にするって、めぐちゃんと約束して……そのやり方を、ちゃんと考えたことなかったや、って思って」
瑠璃乃は顔を落とすと、話し始める。
瑠璃乃「いえー、って叫んだ時に、いえーって返せる子たちも居るし、返す気分じゃない子たちもいる。色んな子がいるんだ。みんながみんな、やり方は一緒じゃなくて……、だからみんなを楽しくするためにどうすればいいのかは、まだ分からないケド……」
すると、瑠璃乃は綴理の方を見て
瑠璃乃「でも、綴理先輩なら、こーかな? って」
綴理「うん……いいね」
瑠璃乃「おおー! マジっすか!」
すると、綴理は……
綴理「るりのおかげで、良い曲、思いついた。それと、ぼくとるりのユニット……」
瑠璃乃「はい。さっき話したけど、あれにしましょう!」
綴理・瑠璃乃「「〈るりのとゆかいなつづりたち〉!!」」
ー つづく ー
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