蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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第142話:2年生の出会いと思い出

めぐとルリちゃん、淳平(オレ)が映画館から寮に戻ってくると、めぐは早速作詞を開始した。

めぐは次々と浮かんでくるアイディアを纏め、それを歌詞に落とし込んで行っていた。

 

慈「ふ〜……すこし休もうかな。外の空気でも吸ってこようっと……」

 

そして、めぐは部屋を出て寮の外へと向かった。

 

〜 その頃 〜

 

淳平「………………」

 

寮の外では、俺が手に自販機で買った缶コーヒーを持ちながら、1人で備え付けのベンチに座っていた。

 

そこへ、

 

綴理「あっ、ジュンだ」

 

梢「風邪、ひくわよ?」

 

淳平「綴理、梢……進捗はどうだ?」

 

梢「大体曲はできてきたわ」

 

綴理「振り付けの方も決まってきたよ」

 

淳平「そっか……」

 

俺が染み染みと感傷に浸っていると、

 

慈「お、揃ってるねー。さては進捗、余裕ですな?」

 

綴理「あ、めぐだ」

 

梢「慈がずいぶん呻いていたと、瑠璃乃さんから聞いたのだけれど」

 

慈「いやー……難敵でしたね。でもまあ、少し夜風に当たりに来るくらいの余裕はできたよ。明日の朝には、出せると思うな」

 

綴理「そっか。じゃあ、明日の朝は、みんなで合わせよう」

 

梢「ええ」

 

梢・綴理・慈・淳平「「「「…………………」」」」

 

4人がそれぞれ無言になる。

 

綴理「……………やっぱり、寂しいね」

 

慈「……ま、なんだかんだ2年の付き合いだからね!」

 

梢「あっという間ではあったけれど。ほんと、よくこんな問題児たちをまとめたものだわ」

 

慈「それ梢が言う?」

 

梢「わ、私が一番まともでした!」

 

綴理「どっちもどっち」

 

梢・慈「「綴理が言(うな)わないで!」」

 

淳平「……………まったく。ははは」

 

梢「ふふ。今となっては……懐かしいわ。あの頃のこと」

 

慈「うん」

 

綴理「そうだね」

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

2年前春〜梢たちの入部当初〜

 

 

沙知「なるほど……なるほど?」

 

沙知「えーっと、とりあえず自己紹介をしてもらおうかな。初めてだし。じゃあ……乙宗ちゃんから」

 

梢「はじめまして。乙宗梢と申します。目標は――ラブライブ!優勝です」

 

綴理・慈・淳平・沙知「「「「おー」」」」

 

綴理「……ラブライブ!ってなに?」

 

梢「なんですって? 夕霧さん、あなたそんなことも知らずにこの名門に――」

 

沙知「わー、待った待った! はい、じゃあそんな夕霧ちゃん次よろしく!」

 

綴理「? よろしく〜」

 

沙知「……OK、じゃあ次、藤島ちゃん」

 

慈「はーい、藤島ちゃんでーす。呼ばれたので来ましたー。スクールアイドル? だっけ? まあ私のネームバリューは使えると思うよ☆」

 

梢「どうやらあなたにも、スクールアイドルのなんたるかというものを教えなければならないようね」

 

2人のスクールアイドルの知識と態度にキレかける梢。

 

慈「え、なに?乙宗さんってばそーゆー感じ?沙知先輩、止めてあげてください☆」

 

沙知「よ。よし、じゃあ最後、日野下、頼む」

 

淳平「はい。日野下淳平です。沙知先輩の課題を遂げてマネージャーとして入部することになりました。めぐとは幼馴染で、高校で一緒に楽しいことやろう?と、言われて一緒にスクールアイドルクラブにきました。高校入るまではスクールアイドルの事はよく知らなかったんですが、入るに当たり色々と勉強はしてきました」

 

梢「ふん、ちゃんと勉強したということは二人に比べたら少しはスクールアイドルに対する姿勢はなっているようだけれども、私は認めませんからね」

 

淳平「別に認めたくなきゃ認めないで別にいいよ。こっちは勝手にサポートするから」

 

すこし険悪な雰囲気になりかけたところで、

 

沙知「よっし分かった!これが第102期蓮ノ空学院スクールアイドルクラブだ!ちくしょーやってやるー!」

 

 

ー つづく ー




2年前の1年生春頃の梢、淳平に対して結構敵意剥き出しなんですよね。(マネージャーと言う立場を利用してスクールアイドルに近づく不届き者と思ってたから……)

それが今では……人って変わるんですね。

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