スクールアイドルクラブの皆で街に遊びに来た俺達。昼食を食べ終わり、現在は今日の最終目的地であるスケートリンクへと向かっている。
…………めぐとルリちゃんに抱きつかれながら。
慈「〜♪」ムニュッ
淳平(ッ/// めぐ胸あたってるって!!)
俺がそんな事を思っているとすかさずルリちゃんが、
瑠璃乃「ジュン兄ぃなんかデレデレしてない?」
淳平「し、してないよ!!」(焦)
そしてルリちゃんは俺とめぐの様子を見てすぐに原因に気づいたのか……。
瑠璃乃「変態」
淳平「ルリちゃん?!」
ああ、あの小さい頃俺達を癒やしてくれてたあの純粋なルリちゃんはどこへ行ってしまったんだ……。
俺が嘆いている間にスケートリンクに到着した。
さやか「じゃあ行きましょうか」
そしてスケートリンクに入り、受付で皆のスケート靴を借りる。俺と花帆は前にさやかちゃんと一緒にスケートに来ているので1人で履ける……と思ったが、花帆は履けなさそうだった。
花帆「うう〜」
淳平「ほら、足出せ」
俺が花帆にスケート靴を履かせてやると、花帆は顔が紅くなる。
花帆「〜♪」
さやか「淳平先輩履き方もう覚えたんですか?」
淳平「ん? ああ、何とか」
さやか「流石ですね」
綴理「さや、ボクも分からないから履かせて」
さやか「あっ、分かりました」
梢「淳、教えてくれるかしら?」
淳平「ああ。ルリちゃんとめぐ少し待っててな?」
慈「は〜い」
瑠璃乃「分かった」
そして梢に説明しながらスケート靴を履かせてやり、まずはめぐ。すると、
さやか「私が瑠璃乃さんをやりますよ」
淳平「頼む」
瑠璃乃(ちっ、さやかちゃん余計な事を……」
さやか「瑠璃乃さ〜ん、本音漏れてますよ〜?」
瑠璃乃「えっ、どこから?」
さやか「ちっ、のとこからです」
瑠璃乃「全部じゃん!!」
そしてめぐにスケート靴を履かせてやり、
淳平「よし!終わった〜!」
慈「ありがとっ!」
さやか「こっちも終わりました」
瑠璃乃「……さやかちゃんありがとう」
さやか「どういたしまして」
さて、じゃあ行くか
淳平「じゃあリンク行くか」
さやか「はい。淳平先輩、くれぐれも!危険なことはしないでくださいね?」
淳平「わ、分かったって……」
まだ根に持ってるのか……。
そして、リンクに向かうために皆椅子から立ち上がる。
すると、
慈「うわっ! っとと」ムギュ
めぐがバランスを崩しかけて近くにいた俺に抱き着く。すると俺の背中にめぐの2つの山が当たりフニャッと形を変える。
淳平(〜〜〜〜ッ//////)
慈「ご、ゴメン……」
淳平「い、いや……ダイジョブデス……///」
すると、
花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理「「「「「変態」」」」」
5人から渾身のストレートパンチを食らって俺は崩れ落ちた。
さやか「行きましょうか。ほら、淳平先輩も恥ずかしいことやってないで行きますよ」
淳平「アッ、はい……」
どんどん扱いが雑になってる気がする。
そして俺達がリンクに出ると、
?「あれ、さやか?」
さやか「え? お姉ちゃん!」
つかさ「ふふっ、今日は部活の皆で来たのかな?」
淳平「はい。そうですね」
つかさ「そうですか。楽しんでいってくださいね〜」
そして、つかささんは自分の事に戻っていった。
梢「じゃあ行きましょうか」
そして思い思いに各自で滑る俺達。俺も時に花帆、時に綴理、時にルリちゃん、梢、さやかちゃん、めぐと交代で相手をしながら楽しく滑っていた。
そして、しばらく滑って俺がロビーで休んでいると、
つかさ「隣良いですか〜?」
つかささんが隣に来た。
淳平「ええ。どうぞ」
つかささんは椅子に腰を下ろすと、
つかさ「……さやか、楽しそう」
淳平「ええ。本当に……俺、中学の頃のさやかちゃんのスケートの大会の動画見たんですけど、何ていうか……苦しそうに見えたから。でも、今ではそれが全く無いっていうか……」
つかさ「……淳平さん、良い眼をしてますね〜」
淳平「ハハッ、そうですかね……」
俺が苦笑すると、つかささんは、
つかさ「……前に最後に会った後、家で両親に淳平さんの事伝えたんです」
淳平「そしたら?」
つかさ「……さやかと一緒にあたしも狙いにいけって言われました」
淳平「ハイ?!」
俺は驚いてしまう。そりゃそうだろ。
淳平「そ、それで……」
つかさ「それも悪くないかな〜とは思ったんですけど、断っちゃいました。さやかに悪いですから」
俺は少しホッとしてしまった。
するとそこへ皆が戻ってきた。
さやか「あっ、お姉ちゃん淳平先輩と何やってるの!!」
つかさ「少し話してただけだよ〜?」
つかささんが笑いながら言うと、さやかちゃんは「本当かな〜?」と、疑っている様子。
するとつかささんはクスリと笑い、
つかさ「じゃあ淳平さんも、皆さんも、さやかのことよろしくお願いしますね?」
梢「は、はい!」
綴理「任せて」
つかさ「ふふっ。さやか」
さやか「……なに?」
つかさ「頑張ってね?」
さやか「っ! うん!!」
そしてつかささんは帰っていった。
あ~ビビった。「さて、先輩?」えっ?
さやか「お姉ちゃんと、何を話していたのか、詳しく話してもらえますか?(^言^##)」
淳平「は、はい……(怖っ)」
俺が全部話すと、
さやか「あの両親は〜〜!!」
花帆「さ、さやかちゃん落ち着いて!?」
さやか「これが落ち着いていられますか!!争奪戦にお姉ちゃんを乱入させようなんて……!もーーー!!!」
するとルリちゃんがこっそりと俺の袖を引っ張り、
瑠璃乃「ジュン兄ぃ、さやかちゃんって本気で怒るとヤンキーっぽくなるよね」
淳平「分かる」
そして綴理と梢がさやかちゃんを落ち着かせ、
さやか「取り敢えず、お姉ちゃんは断ってくれたからいいとして、今度家に帰ったらあの両親には地獄を見てもらいます」
花帆・瑠璃乃・梢・慈・淳平(((((怖い……)))))
綴理「?」
淳平「ま、まあ…取り敢えず帰ろうぜ?」
梢「そうね。寮の門限もあることだし」
そして俺達は会計を済ませてスケートリンクを出る。
淳平「…………………」
この1日で、皆が俺に凄いアプローチしてきて、想いは凄く伝わってきた。あんまり焦らすのも、みんなの気持ちに失礼だよな……。
淳平「みんな、少し良いかな?」
梢「淳?」
俺は話し始める。
淳平「今日、みんなと一緒に出かけて、皆がアプローチしてきて、気持ちが凄く伝わってきた。これだけの気持ちに俺はずっと気づかずにみんなをモヤモヤさせてたんだな」
花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理・慈「「「「「「…………………」」」」」」
淳平「だから、今のままを続けるのはみんなに、みんなの気持ちに失礼だ。だから……、そろそろ俺も、誰が好きなのか決める」
花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理・慈「「「「「「!!」」」」」」
淳平「でも、今すぐっていうのは、俺にも無理だ。だから、来年度の6月の蓮空祭の終わりに、俺は決めた人に告白する。残りの5人には、辛い思いをさせることになるけど……」
すると、
梢「ストップ」
淳平「え?」
見ると、皆の目から涙が流れていた。
梢「私たちのうち5人は悲しむことになる。その覚悟ならとっくに出来てるわ。でも、何より……」
瑠璃乃「ジュン兄ぃがそう決めてくれたことが、凄く嬉しい」
さやか「みんな、この時を待っていたんですから……」
花帆「誰が選ばれても、恨み言は言いっこなしですよ?」
慈「そうだね。ま、私が選ばれるに決まってるけどっ☆」
綴理「ボクも負けないよ」
淳平「みんな………」
本当に、強い子たちだな。
梢「じゃあ、私たちはあなたにアピールしながら、蓮空祭を楽しみに待ってるわ」
淳平「っ! ああ!!」
そして、みんなに一斉に抱きつかれ、もみくちゃにされながら蓮ノ空のそれぞれ女子寮、男子寮に戻った。
ー つづく ー
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