めぐとルリちゃんと俺はあのあと新入生にツマヨウ寺さんの部屋を聞いて特定。
部屋に押しかけていた。
ツマヨウ寺?「そそそそそそちゃでごじゃります」
この子にとっては推しが2人揃って目の前にいるためガチガチになって緊張していた。
瑠璃乃「あ、いや、ほんとお構いなく。だいじょぶだいじょぶ。だいじょぶだからね? 落ち着いて?」
ツマヨウ寺?「め、めぐちゃんとるりちゃんが、あ、アタシの部屋に、部屋に……。それと…あなたは?前にもロビーでスクールアイドルクラブの先輩方やめぐちゃんと話してましたよね?」
淳平「ああ、アレ見てたんだ。じゃあ自己紹介。俺の名前は日野下淳平。スクールアイドルクラブのマネージャーをやってる3年生だよ」
ツマヨウ寺?「スクールアイドルクラブのマネージャー……なるほど」
慈「因みに私とるりちゃんの幼馴染なんだ♪」
めぐが俺の腕に抱きついてそう宣言する。
ツマヨウ寺?「っ! 幼馴染……?」
瑠璃乃「ああ、うん。実はね……ルリたちは産まれたときから3人の幼馴染なんだ。誰があとから入ったわけでもなくて。『世界中を夢中にする』っていう目標も、ルリたち3人での目標なんだ。実は……」
ツマヨウ寺?「そ、そうだったんですね……」
ツマヨウ寺?ちゃんは俯く。ショックだったのかな……。
瑠璃乃「あ、あはは。いつも応援ありがとね?」
ツマヨウ寺?「ひぇ」
瑠璃乃「おっとー、ルリちゃん申し訳なくなってきたぞう」
淳平「俺も………」
慈「おほん。るりちゃんが充電切れになられてもたまらないので、えっと………ツマヨウ寺ちゃん!」
ツマヨウ寺?「は、はい!」
慈「スクールアイドル、やってみたくない?」
ツマヨウ寺?「えっ!? それはっ……その……えっと」
瑠璃乃「めぐちゃんめぐちゃん、それは単刀ブッコミすぎね?」
淳平「めぐ、さすがにそんな急に言われても――」
ツマヨウ寺?「ど、どこで、アタシがスクールアイドルやりたいって……知ったんですか?」
淳平・瑠璃乃「「やりたかったの!?」」
二人の声がハモる。
慈「そーなんだっ☆ごめんごめん、それは知らなかったんだけど〜」
ツマヨウ寺?「かけられてもないカマカケに引っかかった!?」
淳平「あ……………良かったらなんだけど、さ。どうしてスクールアイドルになりたいのか、聞いてみたかったり」
慈「そうそう、聞かせて聞かせて?」
ツマヨウ寺?「…………はい〜」
そして、ツマヨウ寺さんは自分のことを話し始める。
ツマヨウ寺?「………アタシ、いつも配信してるゲームにめちゃくちゃ恩があるんです。このゲームが、アタシがアタシで居られる理由というか……。ま、まあちょっと色々あって、恩返しできる手段を探してて」
ツマヨウ寺?「で、その日も大好きなめぐちゃんるりちゃんの配信を見ながら、どうしたらこれ以上、このゲームのために出来ることがあるかなって思ってたんですけど………」
ツマヨウ寺?「ちょうどその日のめぐちゃんとるりちゃんが、自分の好きなものを凄く楽しそうに話していて、聞いているアタシまでそれを好きになってきちゃって………。それで、気が付いたんです」
ツマヨウ寺?「そっか、スクールアイドルだ!って。アタシの大好きなゲームをみんなに伝えるためには、アタシ自身が魅力的なスクールアイドルになれば良いんだ、って!」
慈「なるほど、ね」
想いの強さは本物だな。この子は……。
ツマヨウ寺?「です……けど、その、ああいや半端な覚悟で出来るもんでもないと分かってはおりまして〜!」
瑠璃乃「だいじょぶだいじょぶ。分かってる分かってる。今日もコメントですごい悩んでたもんね?」
ツマヨウ寺?「はい〜…………あ、いや、その、色々背中を押してくれる人もいたんですけど、いざ高校入ってみるとちょっと怖くて……………てゆかコメント見られてたんですね〜……………。うぁ。とてもはずい、消えてなくなりたい」
そして、ツマヨウ寺さんの想いの丈を聞いためぐの答えは、
慈「…………ねえ、ツマヨウ寺ちゃん。それ、良かったらみらくらぱーく!でやらない?」
勧誘。この子はめぐのお眼鏡に叶ったようだ。
ツマヨウ寺?「ひぇ。いや、あの、でも、さすがに。るりちゃんとめぐちゃんの間には」
瑠璃乃「めぐちゃんとルリはちゃんと話して、メンバー増やすつもりでいるからさ」
慈「……私、キミの配信見て思ったんだよ。私の配信とか、きっと他のスクールアイドルの配信とかも見て、真剣に勉強してるんだなって。広めたいって気持ちは、本物でしょ?」
ツマヨウ寺?「それは……はい」
瑠璃乃「だったら、どうかな? めぐちゃんは、きっとそのための力になってくれるよ」
慈「一緒にやろうよ、スクールアイドル!」
ツマヨウ寺?「…………。もともと蓮ノ空に来たのは……。間近で一番好きなスクールアイドルを見て、勉強したかったからでした。るりちゃんの言う通り、めぐちゃんの魅力の秘訣を少しでも学びたいと」
ツマヨウ寺?「たとえ、めぐちゃんとるりちゃんの聖域に踏み込んだとしても……人を魅了することに世界一優れためぐちゃんのもとで、勉強させてもらえるなら……………」
瑠璃乃「せいいき」
ツマヨウ寺?「お誘いいただけるなら、願ってもないことです。どうか、よろしくお願いします!」
ツマヨウ寺さんは、スクールアイドルクラブ、みらくらぱーく!への加入を決めてくれた。
慈「よっし!!」
淳平「良かったな。めぐ」
慈「うんうん。良かった良かった。これからいっぱい楽しいことやるぞー! あ、そうだ!そうそう、えーっと、ツマヨウ寺ちゃん?」
ツマヨウ寺?「あ、
慈「姫芽ちゃん! 手始めに、なんか面白そうだしさ、私にもそのゲーム軽く教えてよ」
瑠璃乃「アッ」
めぐは、ゲームのガチ勢に対してある意味で1番言ってはならない事を言った。
姫芽「えっ……このゲーム、やってくれるんですか!?」
慈「うん、強くなりたいんだっ☆ちょこちょこっと練習して、強くて可愛い無敵のスクールアイドルになっちゃおうかなって」
姫芽「〜〜〜〜!!!」
瑠璃乃「あ、めぐちゃ………流石にツマヨウ寺、じゃない姫芽ちゃんにそれを頼むのは」
淳平「引き返すなら今のうちだと思うけど……」
慈「ん?なに言ってるの?姫芽ちゃんが私に配信を学びたいというように、トップに教えて買うのがいちばん早いんだよ。姫芽ちゃんが私から配信を学んだように、ね!」
瑠璃乃「いや、それはその通りかもなんだけど」
慈「?」
俺達の言ってる意味が分かってないめぐ。まあ、身を持って体験すれば分かるか。
姫芽「へえ、めぐちゃん"強く"……なりたいんですね……?」
慈「ん!……………えっ、ん?姫芽ちゃん?」
淳平「さてと、俺とルリちゃんはカジュアルに生きてくから、ここらへんで」
俺とルリちゃんは席を立って部屋を出ようとする。
慈「ジュン?るりちゃん?え、姫芽ちゃん!?」
姫芽「わかりました。めぐちゃんせんぱいが本気なら、アタシも本気で付き合います。まずは500……いや、1000時間それだけあれば、強さの3合目ぐらいには」
慈「せん!?いや、あの!めぐちゃんは、かる〜く楽しく、めぐ党さんにチヤホヤされる程度に強くなれたらいいなぁ。って〜!」
姫芽「それがどれだけの困難か、アタシにもまだわかりません。なにせアタシ自身、まだまだ強さの5合目が見えてくるかこないかという身」
慈「学生チャンプ取ってんじゃないの!?」
姫芽「はい、なのでまだまだです。学生の間でしかないので。大丈夫です!本当に楽しいゲームなので、1000時間ぐらいはすぐに溶けちゃいますよ。楽しみながら一緒に"強く"なりましょう。今、サブPC用意しますね」
慈「る、るりちゃん、ジュン!! 助けて!!」
瑠璃乃・淳平「「おつかれっしたー」」
姫芽「っしゃあ! 今日もゴキゲンに勝ちに行くぞ〜〜〜!!!」
慈「1000時間〜〜〜!?!?」
こうして、安養寺さんによる、めぐのゲーム地獄が幕を開けた。
ー つづく ー
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