蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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幕間 淳平は相変わらず 前期中間テスト
第20話:GW明け 中間テスト


ゴールデンウィークが明けて、蓮ノ空は前期中間テストのテスト週間に入り部活動は全部活停止になっていた。

 

俺はと言うと……

 

淳平「と、言うわけで……この式の解はこうなる」

 

亮・梢・綴理・慈・クラスメイト「「「「『なるほど!』」」」」

 

俺は今、クラスメイトや2年生、噂を聞きつけた1年生の勉強を見ていた。

3年生や2年生は知っているが、新一年生はテスト前の俺の解説を初めて体験し、教師以上に分かりやすい教え方に目からウロコ、尊敬の眼差しを向けていた。

 

欲を言えば、さやかちゃんや梢、吟子ちゃんなどのすごく真面目な子たちは教えられたことを寮に戻ってからもしっかりと復習するのでいいのだが、慈や花帆、ルリちゃんは教えたら教えられたままでテストを受ける傾向がある。

どうか彼女たちも復習くらいしてもらえないだろうか……

 

うーむ………。

 

すると、

 

小鈴「淳平先輩の解説、すごく解りやすいです!! 徒町、物覚えが悪いけど、質問するとどこが分からないかを聞いてくれるからそれで淳平先輩も嫌がらずにちゃんと教えてくれるし!」

 

徒町さんが笑顔でそう言ってくれる。嬉しくて顔がクシャっとなるな。

まぁ、地頭がそこまで良くなかったとしても、徒町さんはやる気があるだけマシだ。

 

それに比べてコイツは………、

 

慈「勉強はイヤだけどジュンの解説聞いとけば赤点は無いからね〜♪」

 

それを聞いた俺は頭が痛い。

 

淳平「はぁ、めぐ……少しは自分でも勉強しろよ。昨日の夜もテスト期間なのにスクコネで配信してたよな?」

 

慈「えへっ♡ みんなのお耳が幸せだったでしょ♪」

 

淳平「まぁ、幸せだったけど……」

 

亮「俺も聞いてた。耳が気持ちよくて安眠できた」

 

梢「まったく……」

 

綴理「めぐらしい」

 

3年生が少し話していると、

 

花帆「淳兄ぃ、2年生の解説の続きお願い」

 

淳平「よし、次は2年生のほう行くぞ」

 

そして俺は2年生の古文の解説を始める。知っての通り古文は現代国語とはかなり違うが、コツを掴めば分からないことはない。

 

俺が抑えるべきポイントや要点を解説すると、みんなしっかりとメモを取る。

 

さやか「なるほど。これなら今回も点数取れそうです!」

 

淳平「さやかちゃんは心配してないよ。問題は……」

 

俺は花帆とルリちゃんを見る。

 

瑠璃乃「ちょっとジュン兄ぃ! なんでルリと花帆ちゃんのこと見るの!!」

 

花帆「そーだそーだ!」

 

淳平「自分の行いを考えて物を言え!!」

 

俺が一喝すると、「アハハ……」と苦笑いするさやかちゃん。

 

新一年生も吟子ちゃんや姫芽ちゃんは地頭が良い方で、かなり物覚えが良い。

徒町さんは入部するときに何も取り柄がないと言っていたが、確かにそこまで頭は良い方では無いのかもしれないが、やる気と直向きさはちゃんと取り柄だ。

 

吟子「私は化学が苦手だったんですが凄く分かりやすかったです。後で復習しておかないと……」

 

姫芽「だねぇ。しかも真面目一辺倒の授業じゃなくてときおりユーモアも交えてるから頭に残るんだよね」

 

小鈴「そうですね!」

 

淳平「それなら良かった。じゃあ、明日プリント作ってくるから、模試ということでそれをやってもらう。しっかりと復習しておくように」

 

一部の生徒たちから「え〜」と声が上がるが、一喝して今日の合同勉強は終了。

 

俺は寮に戻って各学年のプリントを作り、それをコピー機を使わせてもらって人数分印刷する。

 

淳平(生徒でここまでやってるのも凄いよな。学校からお金取れないかな……無理か)

 

そんなことを考えていた。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

翌日、授業を終えて放課後、みんなにプリントを配ってそれをやらせる。みんな静かに黙々と解いている。

 

吟子(な、なんなんこれ? 化学苦手だったのに、わからない箇所が殆ど無いんだけど……)

 

姫芽(すっごい……)

 

小鈴(徒町がこんなに解けるようになるなんて……!!)

 

その他のルリちゃんや綴理たちも黙々と解いており、その日の勉強はプリントのみで終了。

 

みんな寮に戻ると、俺は徹夜までして(マル)つけ、そしてアドバイスを書いて翌日の朝からみんなに返却した。

 

因みに今日はテスト当日だ。

 

プリントを受け取ったみんなはテストの科目前にその科目の解説を読んでアドバイスがあった箇所を直前に復習。

 

そしてテストに臨んだ。

 

 

 

 

 

 

そして、数日後、テストがすべて返され、順位表が張り出された。

 

 

 

結果は、3年生:

1位   日野下 淳平 500/500 赤点なし

2位   乙宗 梢   482/500 赤点なし

56位  夕霧 綴理  410/500 赤点なし

108位 藤島 慈   342/500 赤点なし

 

3学年学年平均 426点

 

 

 

2年生:

1位  村野さやか 473/500 赤点なし

28位 大沢瑠璃乃 427/500 赤点なし

62位 日野下花帆 389/500 赤点なし

 

2学年学年平均 388点

 

 

 

1年生:

1位  百生吟子  473/500 赤点なし

34位 安養寺姫芽 430/500 赤点なし

72位 徒町小鈴  362/500 赤点なし

 

1学年学年平均 382点

 

となり、各学年の1位をスクールアイドルクラブが独占してしまった。

 

淳平「うん。1位か……」

 

亮「スクールアイドルクラブすげー……」

 

クラスメイト「日野下くんヤバい………」

 

生徒「先輩の解説聞いた人赤点居ないじゃん……」

 

生徒「今回赤点無かったけど、次は解説聞いてみようかな……」

 

吟子「私が1位……?」

 

花帆「吟子ちゃんすごい!」

 

姫芽「ね〜すごいですよね」

 

小鈴「徒町、こんなに点を取れたの初めてです! なので順位はどうでもいいです!」

 

さやか「クスッ 小鈴さん、頑張りましたね」

 

綴理「すず、がんばった〜」

 

瑠璃乃「ルリ、もう少し点取れたかと思ったんだけどな〜……」

 

慈「いえ〜いっ! 赤点回避!!」

 

梢「まったく、淳の力は偉大ね。まったく……。さあみんな、テストも終わったし、今日から部活再開するわよ!」

 

全員『『『「はい(うん)(おう)!!」』』』

 

 

ー つづく ー




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