蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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第43話:蓮空祭ライブと向かう場所

蓮空祭の昼休憩で部室に集まって買ってきた焼きそばやたこ焼きなどを持ち寄りみんなで食べたり話したりし、いよいよ午後の部が始まる。

 

俺はクラスの出し物のたこ焼き屋台の当番の時間が回ってきたため屋台に来ていた。

 

淳平「大繁盛だな……!」

 

俺はたこ焼きを焼きながら一緒にやっているクラスメイトに声を掛ける。

 

クラスメイト「だよね~。やっぱりたこ焼き嫌いな日本人はいないよね!」

 

クラスメイト「いや、でもたこが苦手な人はいるんじゃね?俺の弟たこ苦手でたこ焼き買ってくとタコ抜いて皮だけ食ってるぞ?」

 

クラスメイト「マジで!?」

 

そんな話をしながら客を捌いていく俺達。そのまま時間は過ぎていき、気がついたら夕方になっていた。

 

淳平「客足も少なくなってきたな……今何時だ?」

 

クラスメイト「えっと、17時だな」

 

淳平「そっか。もうそんな時間か……じゃあ俺第2音楽堂行ってくるよ」

 

俺がそう言うと、

 

クラスメイト「ああ、スクールアイドルクラブのライブだっけ?」

 

淳平「ああ。俺や梢、綴理にめぐは蓮空祭は今年が最後だからな。準備をしてくるよ」

 

クラスメイト「分かった。屋台の片付けの準備は俺たちがやっとくよ」

 

淳平「サンキュ。じゃあ行ってくる!」

 

オレは駆け出して八重咲ステージへと向かった。

 

八重咲ステージに着くと、手伝いの生徒たちが来てくれており、準備してくれていた。

 

淳平「ごめん。遅れた!」

 

えな「あっ、日野下先輩!」

 

しいな「遅いですよ~」

 

亮「こんな感じでやっといた。あとの指示頼むわ」

 

亮は作業の行程と完了の紙を見せてくる。

 

淳平「よし、じゃあ……!!」

 

 

そして俺の指示で準備は急ピッチで進められ、30分後、準備が全て完了した。

 

すると、

 

花帆「あっ、みんな! 手伝いありがとね~」

 

梢「もう終わったのかしら」

 

淳平「おう。終わってるよ」

 

吟子「ありがとうございます。先輩方……」

 

姫芽「いや〜、応援を感じるね〜」

 

小鈴「はい!」

 

綴理「お客さん開くの待ってたよ?」

 

淳平「よし、じゃあ開けてくるからみんな準備しててくれ! 時間が来たらすぐに始めるぞ!」

 

スクールアイドルクラブ『『『うん(ええ)(お〜)(はい)!!』』』

 

そして俺は八重咲ステージの正面玄関に行き扉を開ける。

 

淳平「お待たせしました!入場開始です!」

 

ライブを見に来た人達が次々と入って来る。結構な人数を収容できる観客席は、あっという間に満席になった。

 

 

そして、午後6時になり、ステージの開演時間になった。

 

すると会場内の照明が消え、ステージバックに映し出されるスリーズブーケの文字。未来感のある服装に白い胸当てを当てたような衣装着た3人が出てくる。

続いてDOLLCHESTRA。先程のスリーズブーケと同じ衣装のラインの色違い番を着た3人が入って来る。

最後はみらくらぱーく!。今回の曲はみらくらぱーく!にとって因縁の曲。めぐを怪我に追い込み、イップスに陥れた曲をやる。めぐはリベンジに燃えている。

ルリちゃんたちにしっかりとフォローしてくれる様に俺からも秘密で頼んでいた。

 

 

そして、スクールアイドルクラブの9人がステージに出てきた。

 

まずは花帆の舞台挨拶。そして梢と順番にメンバー全員自己紹介していく。

 

そして、まずはみらくらぱーく!がライブする。

 

慈「聞いてください!」

 

みらくらぱーく!『"アイデンティティ"!』

 

みらくらぱーく!のユニット披露楽曲はアイデンティティ。皆は見たことがあるだろうが、あれから時が経ち、練度は向上している。

 

そして曲が終わり、続いてDOLLCHESTRA。

 

さやか「聞いてください」

 

DOLLCHESTRA『"Sparkly Spot"‼』

 

DOLLCHESTRAのユニット披露曲はSparkly Spot。小鈴ちゃんもだいぶ慣れてきたのか、しっかりと踊り切り、先程のみらくらぱーく!同様、会場はおおいに盛り上がる。

 

そして最後はスリーズブーケ。ユニット披露曲は千変万華。吟子ちゃんも梢も花帆も息のあったパフォーマンスで、会場のボルテージは一気に最高潮へ

 

 

ここからが本番だ。

 

そして、千変万華が終わり、メンバー全員がステージに出てくる。

 

 

スクールアイドルクラブ『『『ありがとうございました!』』』

 

梢「では、次が最後の曲になります。曲自体は、披露したことがあるのですが、このメンバーでやるのはコレが初になるのよね……」

 

慈「うん! めぐちゃんのリベンジだよ!」

 

綴理「がんばろうねめぐ」

 

さやか「それでは、」

 

瑠璃乃「聞いてください!」

 

スクールアイドルクラブ『『『"DEEPNESS"!!』』』

 

そして披露される、"DEEPNESS(104期ver.)"かつて練習中にめぐを怪我に追い込み、俺達102期生に辛い1年を過ごさせた元になってしまった曲。しかし、去年の蓮空祭で花帆とさやかちゃんが加わり4人で披露して成功させ、梢と綴理にとっては乗り越えられた曲。だが、めぐはまだこの曲を乗り越えられてはいない。

今回、この曲をやろうと提案したのは他でもないめぐだった。

 

ステージ上で踊る9人。動きは激しいが、なんとか1年生たちはついて行く。

 

淳平(頑張れ!!)

 

めぐを見ると、笑顔を浮かべながらしっかりとキレのあるダンスを披露していた。

どうやら乗り越えられたみたいだ。

 

そして曲が終わり……

 

スクールアイドルクラブ『『『ありがとうございました!!!』』』

 

そして、舞台袖に帰ってくる皆。控室で着替えている間に、俺たちは片付けを始める。

 

すると、

 

びわこ「あの、日野下先輩!」

 

淳平「ん? なに?」

 

びわこ「これ、花帆ちゃんたちから預かってたんですけど。ライブが終わったら日野下先輩に渡してくれって」

 

淳平「俺に?」

 

受け取ったのは手紙。そこには、こう書かれていた。

 

『ライブが終わったあとの、淳兄ぃの告白。

 淳平先輩が向うべきは、ただ1つの教室。

 私たちはそれぞれの教室で、

 ジュンを待ってる。

 花帆ちゃんは屋上、さやかちゃんは

 ルリたちの教室、ルリは体育館

 梢は部室、綴理は私たちの教室。

 私は保健室で、

 それぞれ、アナタを待ってます』

 

手紙を読んだ俺は……

 

淳平「ったく……」

 

いつの間にか側に来ていた亮は、

 

亮「淳、行って来い!」

 

淳平「ああ!!」

 

俺は、目的の場所へと走った。

 

 

 

運命の時まで、あと…2分

 

ー つづくー




アンケート締め切りは7月5日の昼12時とします。それまで投票お願いします。

票の最多獲得が複数いた場合は作者がその中から選びます。

※アンケートの投票可能話を拡張しました。どの話からでも投票できます

感想・評価よろしくお願いします!!

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  • 村野さやか
  • 乙宗梢
  • 藤島慈
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