――では、どうぞ!!
第96話:蓮ノ空スキー合宿①
季節は12月に入り、いよいよ蓮ノ空の学校行事であるあの季節がやって来た……。
亮「野郎どもーー!!ゲレンデに突撃だぁあぁああああっ!!」
1・2・3年生『『『うぉおぉおぉおおおおっ!!!』』』
今年度から蓮ノ空の新たな生徒会長になった亮の煽りから、地響きのような怒号が鳴り一斉にスキー場のゲレンデに突撃する生徒たち。
――そう。毎年恒例のスキー合宿だ。
吟子「す、凄い迫力ですね………」
小鈴(ウズウズ……)
姫芽「ん?小鈴ちゃんウズウズしてる〜?」
小鈴「あっ、はい。スキーはあまりやったこと無いので……」
1年生組は先輩たちや同級生の迫力に押されながらも、楽しみにしているようだ。
梢「まったく、飯田くんは……」
綴理「去年のさちと同じだね…」
慈「まあまあ、めぐちゃんこういうノリ好きだぞ☆」
淳平「よし、じゃあ行くか……」
今回お世話になるのは、長野のスキー場だ。なんか、いつものところは予約が取れなかったらしい。
花帆「去年も来たけど楽しみ!梢先輩、吟子ちゃん!行こう!!」
梢「ふふっ、そうね。行きましょうか?」
吟子「は、はい!」
そしてゲレンデに向かって行くスリーズブーケの3人。
綴理「さや、すず。ボクたちも行こうか?」
さやか「はい!」
小鈴「頑張るぞー……ちぇすとー!!」
DOLLCHESTRAの3人もゲレンデに向かう。
みらくらぱーく!は……、
姫芽「……るりちゃん先輩〜、アタシと一緒に滑りませんか〜?」
瑠璃乃「?……ああ、そうだね。行こうか?」
そして、ルリちゃんと姫芽ちゃんは行ってしまう。
――残された俺とめぐは………、
慈「気を使わせちゃったかな?」
淳平「今度2人でみんなにお返ししよう」
慈「そだねっ!」
淳平「じゃあ行くか」
淳平は慈に手を差し出す。
慈「うんっ♡」
そして、2人でスノーボードで滑走する俺たち。途中自販機でホットドリンクを買って飲んだりしながら身体を冷やさない様にしながら滑ってると、
――ん?
向こうに何やら人だかりが。
慈「なんだろうね?」
淳平「行ってみるか?」
そして俺たちが様子を見に行ってみると、テレビの撮影だった。
慈「ゲッ!!」
?「じゃあ、今回はここまでよ!ギャラクシー!!」
ディレクター「はいカット!お疲れ様平安名さん!」
?「ふ〜……ってあら?慈!?慈じゃない!!」
慈「久しぶりね。すみれ……」
淳平「え?知り合い……?」
慈「昔私子役やってたでしょ?その時の同業者」
すみれ「そうだったわね……っていうか、なんであなたこんなところにいるのよ?その男の子誰?」
慈「質問に1つずつ答えると、ここにいるのは学校の授業の一環のスキー合宿で来てるから。それでもこの人は私の彼氏///」
めぐは俺に抱きつくとすみれと名乗った女性に見せつける。
すみれ「あ、そういえばあなた今スクールアイドルしてるって聞いたような……」
慈「ああ、うん。アタシもすみれのこと見てたよ。Liella!っていうグループにいたわよね?すみれは3年前に卒業してたけど……」
すみれ「ええ。懐かしいわね……その男の子って、ひょっとして蓮ノ空のスクールアイドルのマネージャーだったり?」
慈「そうだけど?」
すみれ「あ〜Liella!にもアタシが3年生の頃に男の子のマネージャーが2人居てね……。懐かしいわぁ……奏はメイとくっついたし、渚は相変わらず四季とラブラブみたいだし……」
慈「ふ〜ん……」
話を聞いてた俺は、
淳平「ようするに平安名さんは他校ではあったけど、俺たちにとってスクールアイドルとしての先輩ってこと?」
慈「そうなるかな」
すみれ「そうね」
淳平「それはそれは、今度動画見て勉強させてもらいます。Liella!でしたっけ?……東京ですか?」
すみれ「ええ。結ヶ丘ってところよ」
――すると、
ディレクター「平安名さん!そろそろ!」
すみれ「じゃあ私は行くわね。スクールアイドル、頑張りなさいよ?慈」
慈「言われなくても今年こそ優勝してやるっての!!」
すみれ「ふふ、頑張りなさいよ!」
そして、すみれさんは次の撮影場所に向かって行った。
淳平「まさか、スクールアイドルの先輩に会えるとは……しかも今芸能人なのか……」
慈「すみれ、昔は脇役ばかり充てがわれてたのよね。華はあるはずなのに……本人もそれを気にしててね」
淳平「はぁ?あのひとが脇役ばかり?主役を多くやっててもおかしくなさそうだけど……」
慈「ホントだよね。わたしも苦労したところは同じだからさ、よく撮影一緒になると話してたんだよね……」
淳平「そっか……ライバルであり、戦友みたいな?」
慈「そうかもね……」
そして、1日目の終了時刻になり、みんなホテルに戻っていった。
― つづく ―
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