蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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第98話:蓮ノ空スキー合宿③

2日目、今日も朝食の後でそれぞれスキーを楽しんでいた。

 

今日、俺は2年生組と一緒に滑ろうと誘われており、花帆、さやかちゃん、ルリちゃんと一緒にゲレンデ行っていた。

 

さやか「〜〜♪」ザザアッ!!

 

さやかちゃんが滑走してきてブレーキ。去年と比べると様になってきてる。

 

花帆「うわ〜!?」

 

!? 上の方を見ると、花帆がバランスを崩しかけており、身体をバタつかせていた。

 

危ない!!

 

淳平「花帆!後ろに転べ!!」

 

花帆「ええ〜っ!?」

 

淳平「信じろ!!止まれるから!!」

 

花帆「う、うわぁ〜!!」ボフッ!

 

花帆は意を決して背中から身体を雪にダイブ『ボフッ』と音を立てて、無事に止まることができた。

 

花帆「た、助かった………」

 

淳平「大丈夫か?大会前にケガなんてシャレにならないからな……」

 

花帆「う、うん。ありがとう淳兄ぃ……」

 

花帆が淳平の手を取って立ち上がる。

 

さやか「花帆さん!大丈夫でしたか?」

 

花帆「う、うん!平気だよ!」

 

さやか「良かったです……」

 

瑠璃乃「ヒヤヒヤしたよ〜」

 

花帆「ごめ〜ん……」

 

淳平「じゃあ少し休むか」

 

そして休む4人。すると、

 

花帆「お昼ご飯までまだだけど、お腹すいた……」

 

さやか「たしかに、少し小腹がすきましたね……」

 

瑠璃乃「うん……」

 

ふむ。

 

淳平「じゃあ食堂行ってみるか?何か食おう」

 

花帆「!! さんせー!!」

 

瑠璃乃「いこいこ!!」

 

さやか「元気になりましたね」クスッ

 

淳平「行こう?」

 

さやか「はいっ!」

 

そして食堂に来た俺たち。軽食かと思ったら、花帆は炒飯。ルリちゃんはラーメンとガッツリ注文していた。

 

さやか「そんなに食べるんですか?」

 

花帆「え?量は普通盛りだよ?」

 

さやか「そうじゃなくて、もう完全な食事と言っていい量ですよ!?」

 

瑠璃乃「腹ペコなんだよ〜」

 

そして食べ始める2人。俺とさやかちゃんは苦笑い。

 

さやか「私も食べましょうか。肉まん買いましたし」

 

淳平「俺も野沢菜おやき買ったしな」

 

そして食べる俺たち。周りを見ると、他の生徒達も何人か休んでいた。

 

――すると、

 

先生「あっ、お前ら何食べてるんだ?」

 

淳平「先生……」

 

先生「決められた食事の時間以外で食べるのは……」

 

淳平「でも、しおりに買い食い禁止ってどこにも書いてませんでしたよ?」

 

さやか「たしかに書いてませんでした」

 

先生「うぐっ!?」

 

花帆「お腹すいたんだから良いじゃないですか〜!ごちそうさま!!」

 

瑠璃乃「ズズッ!ごっそさんでした!」

 

返却口にトレーと食器を置いて来る2人。

 

先生「た、たしかに書いてない……」

 

俺はしおりを先生に見せて「ルール」の欄を見せる。

 

淳平「書いて無ければ限度さえ守ればOKだと思いますよ……」

 

先生「じゃあ、今回は良いけど、次はやめてくれ。他の生徒達が真似すると……」

 

さやか「規律ですか?」

 

先生「それだ!!」

 

淳平「はぁ、分かりました……。じゃあみんな、お昼ごはんまでもう少し滑りに行くか?」

 

花帆・さやか・瑠璃乃「「「は〜い!!!」」」

 

そして、俺たちはゲレンデに戻っていった。

 

先生「日野下があんな事を言うとは……意外だったな……」

 

そして昼ごはんまで4人で滑り昼休み。みんなでご飯をいただくと、今度は1年生たちが一緒に滑りたいと言ってきた。

 

瑠璃乃「どぞどぞ!ルリたちはいっぱい一緒に滑ったから!」

 

花帆「吟子ちゃんたちもこれを期に淳兄ぃともっと仲良くなってくれたら嬉しいかな。私たちと比べて一線引いてる気がしてたから」

 

吟子「いや、そりゃあ3年生だし……」

 

さやか「でも、梢先輩や綴理先輩たちとの関わり方とは違いまよね?」

 

吟子「そ、それは……」

 

小鈴「淳平先輩は、徒町たちにとって優しいお兄ちゃんって感じがして、いざ先輩だって思うと、逆に意識してしまうんです」

 

姫芽「そです〜。アタシはお姉ちゃんいますけど、お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな〜?って」

 

吟子「だからちょっと……緊張しちゃって。でも、北陸地区予選前だし、淳平先輩とももっとキョリをちぢめたいなと思い……ダメでしたか?」

 

淳平「いや、うれしいよ。じゃあ行こうか?3人とも、行ってくる」

 

花帆「は〜い!」

 

さやか「お気をつけて」

 

瑠璃乃「話聞かせてね〜?」

 

そして、2日目の午後、1年生たちと共にゲレンデに向かった。

 

 

― つづく ―




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