スキー合宿も二日目の午前が終わり、午後は一年生達と滑ることに。一年生の中では活発な子である小鈴ちゃんと姫芽ちゃんに手を引っ張られながらリフトに向かっていた。
小鈴「淳平先輩!行きましょう!!」
姫芽「はやくはやく~」
淳平「分かったから。引っ張らないで?」
せかされながらリフトに向かう。吟子ちゃんは、
吟子「ふたりとも、先輩を困らせてるよ?」
吟子ちゃんの言葉にふたりは「「あっ」」と呟き手を離す。
小鈴「す、すみませんでした……」
姫芽「すみません……」
まったく……。
淳平「いいよ。せっかくだからいっぱい楽しもう」
吟子・小鈴・姫芽「「「っ! はい!!」」」
そしてリフトに乗って傾斜の頂上まで登る。まずは三連続で繰り返し滑ったが、一回目は姫芽ちゃん。二回目は吟子ちゃん。三回目は小鈴ちゃんとリフトの乗り、乗っている間はそれぞれのユニットの先輩と最近どんな感じだとか、悩んでる事は無いかとか、ラブライブ!にむけてのメンタルケアに充てた。
勿論重大なことがあれば後で個別に時間をとって梢達にも相談するが。
……だが、幸いそこまでの事は無い様で、初めてのラブライブ!で緊張する。とか、先輩達の足を引っ張らないようにしなきゃ。とか、そこまで大きな物は無かった。
淳平(良かった………)
そしてしばらく滑ると、自販機でホットドリンクを買って飲み体温を調整する。
吟子「あったかい………」
小鈴「美味しいです……」
吟子ちゃんはコーヒー、小鈴ちゃんはおしるこ。姫芽ちゃんはココアだ。俺もココアだが。
姫芽「甘~い………」
淳平「美味い………」
すろと、
吟子「淳平先輩って甘党なんですか?」
淳平「いや?普通にブラックコーヒーも飲むときあるよ?」
吟子「じゃあ気分の問題か……」
淳平「そそ……」ズズッ
姫芽「小鈴ちゃんのおしるこもおいしそ~」
小鈴「美味しいよ」
吟子「ホテル戻ったら買ってみようかな」
姫芽「あたしも~」
仲のいい三人だな…ズズッ。この三人なら、来年、俺達が居なくなった後の花帆とさやかちゃんとルリちゃんを支えてくれそうだな。
そんな事を考えていると、
小鈴「? 淳平先輩?どうかしました?なんか遠い目をしていましたよ?」
淳平「えっ、本当?」
態度に出てたか………。
吟子「なんか考えてたんですか?」
淳平「ああ、『この三人なら、来年、俺達が居なくなった後の花帆とさやかちゃんとルリちゃんを支えてくれそうだな』と、思っただけだよ。心配要らないなって」
シュンとする三人。
淳平「聞かれたから答えたんだよ?」
小鈴「す、すみません……聞かなきゃ良かったです」
淳平「まあ、いますぐってわけじゃ無いし。俺は心配してないよ」
すると、
吟子「………梢先輩も淳平先輩も居ないなんて、スクールアイドルクラブの活動がちゃんと回るんでしょうか」
淳平「まあ、来年の部長はさやかちゃんだと思うけど、そこは俺達も相談するし。吟子ちゃん達が三年生になったら吟子ちゃん部長になってそうだなとは思う」
すると、
姫芽「あたし達が三年生、めぐちゃんせんぱいはおろかるりちゃんせんぱいも居ない……うわあああああ!?嫌だあああああっ!!」
小鈴「姫芽ちゃん!?落ち着いて!!」
吟子「今そんな事を言わないでくださいよ!?」
淳平「わ、悪い………」
そして姫芽ちゃんを宥めて落ち着け、ゴメンと謝りまくる。
姫芽「いや、でもいつかはくるんですよね。プレッシャーがあ………」
小鈴「それを言ったら徒町なんか………」
吟子「もっとしっかりしないと」
淳平「余計な事言っちまったな。とにかく、今はそんな事は考えずに思いっきりスクールアイドルを楽しんで?部の事で悩むのは上級生の役目だ」
吟子「それは、でも……あたし達だって………」
淳平「吟子ちゃん達がそれを考えるのは来年からでいいんだよ」
吟子ちゃんは「むぅ」とむくれる。
淳平「三人はラブライブ!に向けて全力で夢中になってくれれば。それが一番俺達の力になってくれるから」
吟子「………分かりました」
淳平「よし、じゃあ休憩は終わってもうしばらく滑ろうか」
そして、もうしばらく滑った後、二日目は終わった
ー つづく ー
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