花帆の配信から数日、みんなや俺は全国を飛び回り、色んな学校のスクールアイドルたちに頭を下げてお願いしていた。
セラスさんがラブライブ!に出られるように、協力してくれ―――と。
そして、支持もある程度集まってきたある日の夜。花帆は寮でパソコンを開き、皆からのメッセージを見ていた。
――すると、そこへ一通の電話が掛かってきたを
花帆「はい、もしもし!せっちゃん?」
電話の主は、セラスだった。
セラス「うん。その、そっちは、どう?」
花帆「うん!みんなで手分けして、いろんな学校を訪ねて回ってるんだ!」
セラス「そっか……。瑞河にもね、応援してくれる人たちの声が、届いてるよ。瑞蓮祭で協力してくれたみんなも、わたしがプレーオフに出られるようにって、一緒に呼びかけてくれてる。こんなに、支えられてたんだね……」
花帆「嬉しいねえ……」
すると――、
セラス「あのね、先に、言っておきたくて。――"ありがとう"。本当に、ありがとう」
セラス「わたしの夢のために、こんなことまで」
花帆「ふふふ。ひとりひとりが胸に抱えた、ぜったいに叶えたいワガママをね、きっと、夢って言うんだよ!」
セラス「うん。あの、ね……。もし、ここでダメになってもね。たぶんわたしは、もう、後悔……しないと思う」
花帆「せっちゃん?」
セラス「あ、いや、諦めてるわけじゃなくてね。花ちゃんが言ってくれたから。全力で、一緒にもがこう、って」
セラス「それができれば………叶わなかった夢も、いつかいい思い出に、変わると思うんだ。――だから、わたしに夢を信じさせてくれて。ありがとう」
セラス「きっとラブライブ!に出場した人たちは、みんな、こういう気持ちだったんだろうな、って」
花帆「叶うよ、きっと――。それが、スクールアイドルだもん!」
セラス「っ……!うん!」
セラス「……期待なんてしたら、あとがつらいだけだと思ってた。でも、今は期待したい。わたしに夢を信じさせてくれて、ありがとう」
花帆「うんっ!叶うに決まってるよ。だってこんなにたくさんの人が、あたしたちのこと、見ててくれてるんだもん!!」
そこで、セラスとの通話は終わった。――すると、
花帆「…………そうだ!」
また何か思いついた花帆。梢に電話する。
花帆「梢センパイ!?」
梢『花帆?どうしたの?』
花帆「あたし、また思いついちゃったんですけど!」
梢『?』
花帆「もしぜんぶうまくいったら、そのときは………!あたしたちの歌、AURORA FLOWERを、変えませんか!?」
梢『変える?』
花帆「はい!もっと、その、こう……!」
花帆「みんなのパワーを集めて、想いが乗せられる、すっごくフラワーな感じに、です!」
― つづく ―
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