蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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第130話:ラブライブ!優勝!蓮ノ空学院!!

いよいよ今日、ラブライブ!決勝大会プレーオフ当日。開演時間が迫り、会場には数万人規模の観客が詰め掛けていた。

 

セラス「緊張してきた………」

 

泉「大丈夫だ。セラス。私が着いてる……」

 

セラス「うん……」

 

―――すると、

 

花帆「せっちゃん!」

 

セラス「花ちゃん?」

 

花帆「あんまり緊張しすぎないでね?パフォーマンスを楽しむ事は忘れないで!……というのが、お節介な先輩からのアドバイスです!」

 

そして、花帆は仲間の元へと戻っていった。

 

セラス「………ふふ」

 

泉「本当に優しい人だね」

 

セラス「うん!」

 

そして、開演時間となる。

 

 

 

ステージの背景に、ファーストPerformerの文字が映し出される。

 

セラス「行こう!泉!」

 

泉「ああ!!」

 

 

そして、ステージに出ていくふたり。蓮ノ空はそれをステージの脇から見ていた。

 

 

 

―――音楽がなると同時に、瑞河のパフォーマンスが始まる。以前は泉1人でも途轍もない迫力だった曲。それがセラスが入ることでどう変わるか……

 

と、思っていたが、会場はすぐに2人の息の合ったパフォーマンスに飲み込まれる。

 

淳平(凄げえ………本当に中学生なのか?あの子………!)

 

セラスのパフォーマンスは、そこらの高校生スクールアイドルを遥かに上回っていた。

 

淳平(っ!そうか。スクールアイドルは普通高校から。だから、ほとんどの人は本格的に始めるのは高3でも3年目。でも、セラスは中1で高校生の先輩にスカウトされてからずっと近くで見ていた。下地で言えば、中3でも3年目!)

 

ってことは………実力も高校3年生クラスってこともあり得るってことだったのか!!

 

 

そして、瑞河のパフォーマンスが終わる。

 

梢「凄い……」

 

梢………

 

俺は、梢の肩に手を置く。

 

梢「淳……」

 

淳平「大丈夫だ。お前たちなら勝てる!お前の……俺たちの3年間を信じろ!」

 

慈「そうだよ。梢」

 

綴理「こず……」

 

梢「……そうね!」

 

梢「行くわよ!皆!!」

 

 

そして、瑞河の2人がステージ袖に戻って来ると、ステージの背景にセカンドPerformerの文字が映し出され、皆が出ていく。

 

 

泉「見せてもらうよ……」

 

――そして、蓮ノ空のパフォーマンスが始まる。

 

蓮ノ空のパフォーマンスは最初は以前の決勝大会と同じ感じだ。――でも、

 

観客も「ん?」となるが、

 

サビの部分で、一気に曲調が転調する!!

 

観客『!!』

 

セラス「っ!」

 

泉「これは……!」

 

 

淳平「!!」

 

この光景は、花帆たちが蓮ノ空に入ってきた日に見た夢の光景………!

 

きらびやかなラブライブ!のステージの中、みんなが踊っている。

 

……みんな、凄く楽しそうで、見ている人たちを笑顔にしていた。

 

会場を完全にのみ込んだ蓮ノ空。そして、パフォーマンスが終わると、みんなに向けて大歓声が沸き起こる。

 

そして――、出番を終えて戻って来たみんなは、口々に俺に声をかけてくる。

 

慈「ジュン!見ててくれた!?」

 

淳平「ああ」

 

あの時の夢の子、あれはめぐだったんだ………。

 

淳平「お疲れ様!」

 

 

そして、いよいよ運命の集計に入る。

 

数分後、集計作業が終わった。

 

アナウンサー「皆様いよいよ審査結果が出ました!」

 

アナウンサー「今回のラブライブも、全国から大勢のスクールアイドルが集い、そして迎えた決勝大会は、なんと異例のプレーオフ!」

 

アナウンサー「瑞河女子高等学校、スクールアイドル部。蓮ノ空学院、スクールアイドルクラブ。全力で日々を歩み、辿り着いた今日」

 

アナウンサー「夢を信じて磨き続け、輝いた今日……両校共に、本当に素晴らしいパフォーマンスでした!」

 

アナウンサー「それでは結果を発表します!ラブライブ!決勝大会プレーオフ、優勝は―――!」

 

いよいよ発表される。――俺たちの運命は、

 

アナウンサー「蓮ノ空学院スクールアイドルクラブ、スリーズブーケ、DOLLCHESTRA、みらくらぱーく!おめでとうございまーす!!」

 

呼ばれたのは、俺たちだった。

 

花帆「や………」

 

蓮ノ空『やったぁあああぁああああっ!!!』

 

会場が大歓声に包まれる。

 

すると、

 

泉「おめでとう、蓮ノ空」

 

セラス「優勝おめでとう、みんな」

 

花帆「うん……ありがとう!」

 

さやか「瑞河の皆さんのおかげで、本当に、いいライブができたと思います」

 

瑠璃乃「ルリたちも普段以上、いつも以上のパワーを発揮できたから!」

 

梢「本当に、そうね。これ以上ないパフォーマンスを、お見せすることができたわ」

 

梢「とても、素敵な景色だった」

 

淳平「そっちもかなり、強敵だったけどな」

 

綴理「うん……楽しかったよ。ありがとう」

 

泉「……そうだね。いいものを、見せてもらった。あなたたちの言う、夢が花咲いていくようなステージ。とても、きれいだったよ」

 

セラス「すごく、眩しかったよ」

 

吟子「でも…そっちも、ほんとに、よかったよ、セラスさん。私、びっくりした」

 

小鈴「とても、とても、スクールアイドルでした!」

 

セラス「嬉しい」

 

姫芽「またきっと、いつかどこかで、戦おうね〜!」

 

セラス「うんっ」

 

セラス「エキシビションも、楽しみにしてる。ここから見てるから。ひとりの……同じ、スクールアイドルとして」

 

花帆「うん!」

 

梢「それじゃあ、エキシビションの準備をしなくっちゃ」

 

さやか「一度、戻りましょう」

 

そして、皆はエキシビションライブのために、ステージに戻っていった。

 

すると、

 

ブーッブーッ!

 

淳平(ん?)

 

マナーモードにしてあった俺のスマホが振動した。見るとLINEの通知が来ていた。

 

淳平「………? …………!!」

 

見ると、おめでとうの胸を伝える内容と、蓮ノ空に帰る前にとある場所に来てくれという内容だった。

 

 

淳平(あの人も………今ここに見にきて、くれてるんだな。)

 

 

― つづく ―




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