蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

293 / 339
第131話:エキシビションライブ

時間になり、皆がエキシビションのステージに上る。皆が位置に着くと、曲が流れる。一曲目は『KEY of Like!』だ!

 

そして、曲の前奏部分で、梢が話し始める。

 

梢「ラブライブ!優勝、祈り続けて、今叶えました。応援してくれた方々、この大会に関係したすべての人に……感謝を!」

 

そして、歌が始まる。『KEY of Like!』、この曲は、ラブライブ!北陸地区予選で披露し、同時にめぐの夢が定まった曲。

 

俺にとっても、思い入れのある一曲だ。

 

 

掴みに会場のボルテージを最大突き抜けて上げられる曲にしたため、最初から会場は大盛りあがり。めぐの歌うサビのところでは、『めぐ党』の皆さんが大盛りあがり。

 

 

そして、『KEY of Like!』が終わり、スリーズブーケ、DOLLCHESTRAの6人が退場。みらくらぱーく!だけが残る。

 

慈「ここからはユニット曲をお送りするよ〜!」

 

姫芽「楽しんで行きましょ〜!」

 

瑠璃乃「まずは、みらくらぱーく!で!」

 

慈・瑠璃乃・姫芽「「「ジョーショーキリュー!!」」」

 

そして曲が流れる。みらくらぱーく!らしいポップな曲調。そして辺りを照らす明るい雰囲気の歌詞に、会場の人たちの心が満たされていく。

 

淳平(めぐ……、ルリちゃん………)

 

淳平「頑張れーーー!」

 

俺もステージ袖から声援を送る。めぐは聞こえたのか、こっちを振り向いてウインクしてきた。

 

淳平「っ!////」

 

そして、みらくらぱーく!の出番は終わり、次はDOLLCHESTRA。

 

綴理「次は、ボクたちの番だよ」

 

小鈴「はい!何卒、よろしくお願いします!!」

 

さやか「それでは、聞いてください。DOLLCHESTRAで――、」

 

綴理・さやか・小鈴「「「バアドケージ!!」」」

 

今度はDOLLCHESTRAらしいシックなイントロから入る。綴理の歌から始まり、小鈴ちゃん、さやかちゃんと繋いでいく。

 

淳平「綴理ーーっ!さやかちゃーん!!小鈴ちゃーんれ」

 

会場が盛り上がる中、今度はDOLLCHESTRAの3人に声援を送る。

 

あ、綴理と、さやかちゃん、動きで分かる。張り切りだした……。

 

そして、DOLLCHESTRAも終了。次はスリーズブーケ。

 

――3人が出てくる

 

梢「さあ、準備はいいかしら?」

 

花帆「もっちろんです!!ね、吟子ちゃん!」

 

吟子「はい!聞いてください!スリーズブーケで――、」

 

梢・吟子・花帆「「「ハナムスビ!!」」」

 

続いて披露されたのはスリーズブーケの"ハナムスビ"ポップな曲調で、優しい歌詞。3人のイメージにピッタリだ。

 

淳平「花帆ーーー!梢ーーー!吟子ちゃーん!!」

 

俺の声が聞こえたのか、パフォーマンスの隙を突いて俺の方にアピールしてくる2人。

 

淳平(集中しろよ………)

 

と、思ったが、言わないでおこう。

 

そして、スリーズブーケの曲も終わり、全員がステージに出ていく。

 

梢「蓮ノ空学院、スクールアイドルクラブ。部長の、乙宗梢です。私たち、ラブライブ!、優勝できました!!」

 

全員『やったーー!!』

 

梢「そして、この場を借りて、もう1人の私たちの仲間を紹介します」

 

淳平(ん?)

 

梢「彼は、私とともに3年間をスクールアイドルクラブで過ごし、ずっとマネージャーとして、裏方で頑張ってくれていました」

 

慈「私たち、その人にすっごく助けられてきた。今の私達があるのはその人のおかげ!」

 

綴理「そんなボクたちの大切な仲間が、誰からも知られないのは、嫌なんだ」

 

花帆「と、言うわけで!!淳兄ぃ!こっち来て!!」

 

さやか「淳平先輩!!」

 

瑠璃乃「ジュン兄ぃ!!」

 

皆の俺を呼ぶ声。

 

淳平「はぁ……」

 

仕方ないと、俺もステージに出ていった。会場から声が上がる。

 

でも、それは歓声だった。

 

淳平「ったく、梢……こういうのはちゃんと言えよな?」

 

梢「言ってたら回避されるかと思って」

 

淳平「ったく……」

 

慈「というわけで、私たちの仲間!日野下淳平くんです!!」

 

日野下。その苗字を聞いて『ん?』となる会場。

 

花帆「淳兄ぃはね、あたしの従兄弟なんだ!!」

 

めぐ「でもって、めぐちゃんとルリちゃんの幼馴染である!!」

 

そう宣言するめぐ。すると、会場中から『羨ましいぞー!!』と、言う声が上がる。

 

やれやれ………。

 

淳平「梢、挨拶の続き」

 

梢「そうね。私たち10人で力を合わせて、本当に……ん、私だけはしゃいではいけないわね。それでは、ユニット毎に、コメントを貰おうかしら」

 

慈「はいは〜い!じゃあまずは私たちみらくらぱーく!から、いくよ!」

 

瑠璃乃「ルリたち、みんなを夢中にできたよね!!」

 

姫芽「はい!アタシも夢中でした〜!」

 

瑠璃乃「ルリたちの喜びは〜!!」

 

慈・姫芽・瑠璃乃「「「ここから〜………」」」

 

3人がステージを走り、喜びを表現する。

 

慈・姫芽・瑠璃乃「「「ここまで!!みらくらぱーく!でした〜!!」」」

 

慈「以上です!」

 

さやか「ありがとうございます!それでは次は、私たち、DOLLCHESTRAから。綴理先輩、どうぞ!」

 

綴理「うん。みんな、ボクたち、優勝できたよ。ここは、とても眩しいね。何もかも、輝いて見える。さやと、すずと、みんなと!ここに来る事ができて、本当に良かった」

 

さやか「はい!」 

 

すると、

 

小鈴「徒町、まだ夢の中に居るみたいです……いつか覚めるのではないかと………」

 

綴理「これは、みんなで叶えた夢だよ?」

 

さやか「ええ。覚めたりしませんよ」

 

小鈴「あっ、そうですね!この夢は、ずっと見続けます!!」

 

さやか「はい。以上、DOLLCHESTRAでした!」

 

梢「では次は、スリーズブーケね」

 

花帆「はい!みんなー!やったよーー!!ラブライブ!優勝できて、最高にうれしいよ!!」

 

吟子「はい。えと………」

 

花帆「あっ、吟子ちゃん深呼吸!!」

 

吟子「あ、……失礼しました。まるで初舞台の時みたいに緊張しちゃって……」

 

淳平「無理もないよ。初めてのラブライブ!だし」

 

梢「そうね。それに―――」

 

花帆「うん。今回吟子ちゃん、大活躍だったもんね!!」

 

吟子「そう……でしょうか。精いっぱい頑張ったのは確かですがけど……」

 

花帆「吟子ちゃんの活躍は、ステージの上だけじゃないよ!」

 

淳平「うん!今日のために、吟子ちゃんは『AURORA FLOWER』の衣装作りを引っ張ってくれたし。それは、優勝につながる力になってた」

 

花帆「うん!吟子ちゃん、ありがとう!!」

 

全員『ありがとう!!』

 

吟子「そんな……恐縮です。これまでの、そして、今のスクールアイドルクラブの皆さんのおかげです!これからも、精進します!!」

 

花帆「うん。楽しみにしてるね!」

 

淳平「じゃあ、梢!」

 

梢「ええ」

 

梢が前に出る。

 

梢「幼い頃、想い焦がれた、スクールアイドルの光。その光に向かい、歩んで来ました。途中、何度も転びましたけれど……、隣に、素晴らしい仲間が居てくれたから。そして、皆さまが、温かい応援をくれたから、この未来に、たどり着けました」

 

全員『ありがとうございましたー!!』

 

お辞儀する俺たち。

 

梢「それでは、次が最後の曲になります。かつての蓮ノ空が、ラブライブ!で優勝した曲。それを、この場で歌えることを、誇りに思います」

 

花帆「先輩たちから、アタシたちに。アタシたちから、未来に繋ぐ曲!!聞いてください!!」

 

全員『Dream Believeres』!!

 

そしておれはステージ袖に戻ると、曲が流れる。

 

皆の披露する『Dream Believeres』。それは、かつての先輩に勝るとも劣らない見事な物だった。

 

そして、大歓声の中、エキシビションライブは終わった。

 

 

――ステージ袖

 

淳平「お疲れ様」

 

花帆・梢・さやか・綴理・瑠璃乃・慈・吟子・小鈴・姫芽『お疲れ様(でした!)』

 

姫芽「ほんとに、ほんとに終わっちゃったんですね〜、ラブライブ!…………」

 

梢「……………そうね」

 

吟子「素敵な、ステージでした」

 

小鈴「徒町、一生忘れません!」

 

花帆「うん………あたしも」

 

さやか「優勝おめでとうございます、日野下花帆さん」

 

淳平「今のお気持ちは?」

 

花帆「あ、えっと!すごく………すごく、楽しかったよ!」

 

花帆「花咲いたせっちゃんや、みんなのステージ……たくさんの人の夢が、ぱぁっと花咲いていく瞬間が、本当に、きれいで」

 

花帆「―――あたしね、本当にやりたかったことがなにかって、わかった気がするんだ」

 

瑠璃乃「それって?」

 

花帆「みんなを、花咲かせること!」

 

瑠璃乃「今までと一緒じゃ!?」

 

花帆「じゃあ、もっともっとたくさんの人を、もっともーっと花咲かせること!みんなの笑顔で、いーっぱいのお花畑を作ること!」

 

花帆「だからこれからも……がんばっちゃうからね!」

 

さやか「ふふ」

 

綴理「すごく、かほらしいね」

 

淳平「ああ」

 

梢「それじゃあ、帰りましょうか」

 

さやか「はい。帰るまでが、ラブライブ!ですからね」

 

慈「今日一泊宿に泊まって、明日の新幹線で帰るんだよね?優勝旗を持って凱旋だ〜!」

 

綴理・瑠璃乃「「おー!!」」

 

淳平「あ、そのことだけど。さっき連絡があってさ。明日帰る前に、秋葉のスクールアイドル記念館の前に朝9時に来てくれって」

 

綴理「?」

 

慈「え、誰から?」

 

淳平「吟子ちゃん達は会うの初めてだな。そうだな………俺と梢、めぐと綴理にとって大切な人だな」

 

梢「私たちにとって……」

 

慈「大切な人………」

 

綴理「ぎんたちが会ったこと無い……?」

 

梢・慈・綴理「「「!!!」」」

 

3人が答えに至ったらしい。

 

淳平「今日のライブ、見にきてくれてたみたいだぞ?どうする?会わずに帰るか?」

 

梢「そんな物………」

 

梢・綴理・慈「「「会うに決まってる(でしょう)!」」」

 

淳平「よし、じゃあ取り敢えず今日は宿に帰るぞ」

 

そして、会場を後にする俺たちだった。

 

 

― つづく ―




感想・評価宜しくお願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。