俺たち蓮ノ空がラブライブ!を制した翌日、時刻は朝の8:50分。秋葉のスクールアイドル記念館に向かっていた。
綴理「みんな、はやく。はやく」
梢「綴理、早く会いたいのは分かるけど落ち着きなさい……」
慈「そんな事言って、梢も早く会いたいんじゃないの?」
梢「………会いたいわ」
淳平「修学旅行の時にたまたま会ってそれっきりだったからな………」
3年生が楽しみにしてる中、2年生は――、
花帆「あたしも!早く会いたい!」
さやか「昨日のライブの感想も聞きたいですしね」
瑠璃乃「見に来てくれてたって聞いて嬉しかったし……!」
だが、会ったことのない1年生は、
吟子「えっと……これから会う人は、梢先輩たちが2年生の頃に生徒会長をされていた方なんですよね?」
徒町「部室に飾ってある写真の真ん中に立ってる方ですよね!」
姫芽「たしか……、沙知さんっていったっけ?」
淳平「うん。大賀美沙知先輩。俺たちにスクールアイドルクラブを残してくれた大恩ある先輩だよ」
1年生たちが『へ〜』となる。まぁ、沙知先輩の活躍は詳しくは話したことなかったしな。
淳平「もうすぐ記念館だぞ?」
そして、歩いていくと、記念館前に緑の長髪の小柄な女性が立っていた。
―――あれは!
淳平「沙知先輩!」
梢「先輩!」
綴理「さち!」
慈「沙知先輩!」
3年生3人が走っていく。声が聞こえたのか、女性はコチラを見る。
沙知「おっ、みんな!来た……ね……っ!」
ガシッ!!
俺達4人が一斉に飛びついて抱きついた物だから沙知先輩は倒れかける。
沙知「こら、危ないだろ……?」
淳平「先輩………っ!」
沙知「まったく……。みんな、優勝おめでとう!」
それを見ていた1年生は……、
吟子「あの梢先輩と淳平先輩が親を見つけた子供みたいに……」
小鈴「綴理大先輩が………」
姫芽「めぐちゃんせんぱいも〜」
その後、沙知先輩と俺たちは近くのカフェに入り紅茶やコーヒーを飲みながら話していた。
沙知「1年生の皆は初めましてだねぃ。元・蓮ノ空学院スクールアイドルクラブ。大賀美沙知です」
沙知先輩は頭を下げる。
吟子「あ、いえ。こちらこそ」
小鈴「どうも!」
姫芽「ども〜」
3人も頭を下げる。
淳平「沙知先輩は俺たちが1年生だった頃に1人でスクールアイドルクラブを守り続けてた人なんだ。でも、冬頃に生徒会長になるためにスクールアイドルクラブを辞めてな」
姫芽「へ〜」
梢「今思い返しても、みんな私たちのためにやってくれたことだったわね………」
沙知先輩の方を見ると、
綴理「さち、さち」
沙知「おいおい綴理」
慈「綴理〜?沙知先輩が困ってるぞ〜?」
綴理「………分かった」
綴理が離れる。
沙知「ふぅ。――まぁ、あたしの力なんかたかが知れてたんだけどね。辞めた後もみんなには助けられっぱなしで……」
慈「沙知先輩〜?謙遜も行き過ぎると嫌味だぞ〜?」
沙知「謙遜の気はないんだけどね」
吟子「先輩の話、この機会に聞きたいです!」
小鈴「徒町もです!」
姫芽「アタシも〜」
沙知「困ったな……」
淳平「じゃあ話してやろうか。沙知先輩が如何に偉大な先輩かを」
沙知「お、おい?何を話す気だ?」
梢「沙知先輩は安心して聞いててください?」
沙知「お、おう(なんか圧が……)」
そして、おれは沙知先輩の話を1年生たちに話す。2年生は知っている内容もあるが、知らない内容もあったので楽しそうに聞いている。
そして、一通り話し終わり、
淳平「とまぁ、こんな感じかな」
沙知「淳平、アタシそこまでした覚えは……」
梢「してましたよね?」
綴理「してたよ?」
慈「してたね」
沙知「うっ!」
梢、綴理、めぐからの三連撃をくらい怯む沙知先輩。聞いた1年生は……、
吟子「本当に偉大な先輩じゃないですか!!」
小鈴「もう大先輩所じゃないです!レジェンドです!!」
沙知「恥ずかしいからやめてくれるかな?!////」
姫芽「それにしても、八重咲ステージは先輩が作ってくれたものだったんですね〜」
沙知「ああ。今も使ってくれてるようで作った甲斐があったよ。皆の配信も欠かさずにチェックしてるからね」
花帆「ホントですか!?」
さやか「これは、更に身の引き締まる想いですね……」
瑠璃乃「ルリ変なこと言ってなかったかな……?」
慈「ルリちゃんは大丈夫だったよ?」
そんな俺達を見ていた沙知先輩は、
沙知「やっぱり良いな。蓮ノ空は……。所で、淳平の彼女は誰になったんだい?さすがにもう告白したんだろ?」
3年生と2年生がピクリと反応する。
沙知「?」
梢「えっと……」
さやか「………」
慈「コホン。ジュンの彼女は……めぐちゃんで〜す!」
沙知「お〜、慈か。お互いを大切にするんだぞ?」
淳平「わかってます」
慈「わかってるよ〜」
笑う沙知先輩。あ――、もう1時間も経ってた。
沙知「じゃあ、呼び出して悪いけど、アタシはもうすぐ大学の講義の時間だからいくよ。気をつけて蓮ノ空に帰るんだぞ?」
淳平「はい!」
そして、会計を済ませて店の外に出る俺達。
梢「みんな整列!」
横一列に整列する俺達。
沙知「?」
淳平「沙知先輩!応援ありがとうございました!!」
全員『ありがとうございました!!』
沙知「ああ。これからも応援してるよ!」
そして、沙知先輩は行ってしまった。
淳平「じゃあ、帰ろうか。俺たちの――蓮ノ空に!!」
― つづく ―
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