久し振りの蓮ノ空でスクールアイドルクラブのみんなと再開した淳平たち102期生。
みんなと別れた後、淳平と慈は久しぶりに生まれ故郷である能登へとやってきていた。
慈「ん〜…久しぶりの感じ。卒業後に海外行くために帰ってきていらいか」
淳平「ん、そうだな」
道なりに家へと向かっていると、
淳平「あ、この公園懐かしいな」
慈「ホントだ〜。昔3人でよく遊んだよね………」
淳平「うん」
公園で近所の子たちが遊んでいるのを優しい目で見送り、いよいよ俺達の家に着いた。
淳平「俺の家からでいいな?」
慈「うん」
淳平「開けるな」
俺は手に持っていた鍵で家の鍵を開ける。
ガチャ
淳平「ただいま〜」
慈「お邪魔しまーす……あれ? この靴……」
玄関に入ると、見覚えのある靴が。するとリビングから、
淳平母「あ、淳平、慈ちゃん。おかえり。帰ってきたわよ?」
母さんがリビングに声をかけると、中からめぐのお母さんとルリちゃんのお母さんが出てきた。
慈母「おかえり慈ちゃん。淳平くん。蓮ノ空に顔を出してたんですって?」
慈「うん」
淳平母「瑠璃乃ちゃん元気だった?」
淳平「うん。元気だったよ? 久しぶりに3人で話した」
瑠璃乃母「そう。楽しそうで良かったわ」
淳平母「とりあえずおかえり二人とも。入って」
淳平「うん」
そして靴を脱いで家に入るめぐと俺。久し振りの我が家だ。
瑠璃乃母「アメリカの話とか聞かせてくれるかしら?」
淳平「はい」
そして洗面所で手を洗った後、部屋で母さんたち3人とめぐと俺で今までの事を話し合う。
めぐはお母さんに「あまり淳平くんに苦労をかけるんじゃないわよ?」と、言われる。
めぐは「心外だよ!」と、プリプリ怒るが、
淳平「実はですね、めぐ、海外でけっこうちゃんとやれてるんですよ? サポートするときはありますけど、それでも自分一人でなんとかやれてますね」
慈母「ホントに!? あの慈ちゃんが!?」
慈「なんでそんな信用無いの!?」
愕然とするめぐ。だって……なぁ?
慈母「やかましい。日野下さん、今日の夜主人呼んでみんなで夕食とかだめですかね?」
瑠璃乃母「あ、それでしたら私も呼びたいです」
淳平母「いいですね。昔みたいに話しましょうか?」
慈母「ルリちゃんが居ないのが残念ですね……」
そしてみんなで買い出しに行く。俺とめぐは荷物持ちをさせられ、お前らも持てよと言いたかったが我慢する。
慈「ママたちめ〜………!」
淳平「俺が持とうか?」
めぐに提案すると、
慈「それはジュンに負担を押し付けそうだからいい」
これ。こういう気遣いができるようになったんだよめぐは。お母様方? 見てますか〜?
だが、気づかずに喋ってる母親たち。少しイラッとするな………。
俺がそんな事を思いながらも会計して荷物を持って家に戻る。母さんたちは料理開始だ。
めぐも料理しようとしたらめぐのお母さんが座ってろと言う。
淳平(めぐも料理少しはできるようになったんだけどな……)
俺とめぐは部屋で談笑していると、外は暗くなっていた。すると、
淳平父&慈父&瑠璃乃父「「「ただいま〜」」」
淳平母&慈母&瑠璃乃母「「「おかえりなさい」」」
父さんたちが帰ってきた。
淳平「おかえり」
慈「お邪魔してます」
淳平父「淳平おかえり。慈ちゃんもいらっしゃい」
慈父「慈、海外でちゃんとやってるか?」
淳平「ちゃんとやれてますよ? 高校の時からは考えられないくらいしっかりしてきましたし」
慈父「おお。成長したな」
慈「どんだけバカにしてたんだよ!!」
荒ぶるめぐ。まあ、かつての所業を考えたらな。
淳平母「まあ、3人とも手を洗ってきてご飯食べましょう」
淳平父&慈父&瑠璃乃父「「「は〜い」」」
そして食事をいただきながら談笑する俺達。すると、
慈父「淳平くんはいつ慈を貰ってくれるんだい?」
淳平「ブッ!」
吹き出す俺。
慈「ちょっ、パパ! 恥ずかしいよ!」
慈父「いや、結婚はするつもりなんだろ? 何歳になったら籍を入れるのかな?と」
この人は……
淳平「めぐ次第ですかね。めぐが早めに夢を叶えてくれれば早いでしょうし、遅ければ遅いでしょうし」
慈父「そうか。できるだけ早めにな? 淳平くんに愛想つかされる前に!」
慈「うっせぇわクソジジィ!」
スパーーン!
父親をぶっ叩くめぐ。そりゃ娘にそんなこと言ったらそうなるよな……。
淳平「大丈夫ですよ。めぐに愛想つかすならとっくに尽かしてるはずですし、今まで大丈夫って事は大丈夫かと」
慈「ヒドイ!」
情緒不安定なめぐ。大変だなぁ。
慈「誰のせいだ誰の!」
わーお、地の文読まれたでござる。まあ、取り敢えず、
淳平「最初に言っておきますけど、そういう事は結婚するまではやりませんから…」
慈母「そうしてくれると助かるわ」
お茶を濁して伝えたが伝わったらしい。良かった。そして、その日はめぐの両親とルリちゃんの両親は帰り、夜。
〜 淳平の部屋 〜
慈「まったくパパは!」
プンスカと怒るめぐ。
淳平「娘が心配なんだろ?」
慈「そうだろうけどさぁ〜」
淳平「まあ、気持ちは分からんでもないが。電気消すぞ」
めぐがベッドに入る。俺も一緒にベッドに入り電気を消す。
淳平「おやすみ」
慈「おやすみ」
淳平&慈((寝れるかな……))
そんな事を思っていた。
―つづく―
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