―――あれから2日後、いよいよ"Bloom Garden Party"の当日を迎えた。
実行委員長、日野下花帆による開会の挨拶も終わり、会場となる蓮ノ空学院には老若男女様々な人が詰めかけ、様々なイベントを楽しんでいた………。
淳平「……………」
歩いて会場内を見て回りながら、その様子を眺める淳平。少し見るだけでも、みんなの笑顔が花咲いていた。
淳平「ホント……、スゲェな………」
ボソッと呟く淳平。
改めて気付かされた、花帆の人を惹きつける力、カリスマ性のデカさ。
ここまでのイベントを開く事に、誰もが協力してくれた。
―――それは、花帆の3年間の賜物だろう。
それに――、つい先ほどスクールアイドルクラブの部室に、合計三人の中学生(この春から高校生)の子たちがやってきた。
この三人は蓮ノ空を受験し、今、合格発表を待っているらしい。
?「き、錦上マイカって言います……! 憧れの日野下花帆先輩にお会いできて、嬉しいです!!」
?「令沢葵って言いま〜す。マイカとコイツとは幼馴染で、蓮ノ空に受かったらスクールアイドルクラブ志望予定です!」
それを聞き大喜びの花帆や吟子、そして梢たち。もう一人の男子は……
?「千道凌牙って言います! じ、淳平先輩に憧れてます!! 俺もスクールアイドルクラブでマネージャーで頑張りたいです!!」
淳平「へぇ……?」
ジッと凌牙くんを見る。淳平――うん。邪な心は無さそうだな。
すると、
葵「大丈夫ですよ先輩! 凌牙はこんなヤンキーみたいな見た目ですけど、すっごく真面目で勤勉な奴ですし! …あと優しいし」
マイカ「私たちが保証しますから!」
吟子「う、うん。まだ何も言ってないけど…」
淳平「はは。大丈夫。見れば分かるよ。君だったらみんなを任せても大丈夫かなと思うし。そんなに慕われてるなら…尚更ね」
凌牙「あ、ありがとうございます! 光栄です!!」
ピシぃッ! と、ガチガチな気をつけをする凌牙くん。緊張しすぎだろ……ww
すると、
花帆「ねえ、あなたたちにこの"Bloom Garden Party"のイベント撮影班任せてもいいかな?」
マイカ「えっ!? わ、私たちがですか!?」
さやか「はい。外部のお客さんの目線から撮ってほしいんです。ダメでしょうか……」
凌牙「どうする? 俺はやってみたいけど……」
お、やってみたいと言えるのか。中々度胸すわってそうじゃないか
マイカ「は、はい! 分かりました!」
花帆「お願いね。案内は淳兄ぃ、お願いできる?」
淳平「分かった」
そして、今に至る。
マイカ「まずどこから撮ろうか……」
葵「そうだねぇ……」
……すると、
花帆「あ、いた!!」
声がしたほうを振り返ると、蓮ノ三連華のメンバーが勢ぞろいしていた。
さやか「みなさんここにいたんですね」
瑠璃乃「交代の時間まで一緒に見て回ろう?」
花帆「行こう!」
3人のとびきりの笑顔。みんなに、俺も何度も救われてきたんだよな……。
この子たちはガチガチだけど
マイカ「……………」ガチガチ
凌牙「…………」
淳平「大丈夫?」
葵「あはは……すみません。凌牙は、本当に淳平さんのこと尊敬してて。マイカも花帆先輩にかなり影響受けてるので」
淳平「そっかぁ…よし、行こうか!」
花帆&瑠璃乃「「やったーー!」」
マイカ「こ、心の準備が…」
凌牙「お、落ち着け俺……」
さやか「まぁまぁ、どこから回ります?」
そして、三連華と、中学生と共にイベントを見て回った淳平。途中で花帆たちが他のスクールアイドルや地域住民の方に声をかけられており、笑顔で応対していた。
3人はその様子を撮影していた。
そして、しばらくまわっわた後、大きな桜の樹の下のベンチで休んでいた。
花帆「楽しいね〜……」
マイカ「ですね〜」
瑠璃乃「そだね〜……」
さやか「とても気持ちがいいです」
葵「はい〜…」
凌牙「楽しいっす…」
淳平「な? 本当に、良いイベントだ……」
花帆「ありがと〜。みんなにそう言ってもらえると自信が湧くよ〜」
すると、
さやか「そういえば、Edel Noteのお二人も先輩たちと回りたがってましたよ? 今の時間は八重咲ステージで夜のライブの準備をしているはずです」
瑠璃乃「行ってあげたら?」
淳平「ああ、行ってくる…。行こう」
凌牙「あっ、はい!」
マイカ「それでは!」
葵「失礼しま〜す」
ヨイショ と、立ち上がる4人。八重咲ステージへと向かった。
― 蓮ノ空第二音楽堂・八重咲ステージ ―
八重咲ステージのなかに入った4人はセラスさんと泉を探す。恐らくステージ裏にいるだろうと向かう。
ステージ裏にはいると、
沙知「ここはこうしてだね……」
泉「なるほど……勉強になります」
セラス「沙知先輩…すごい……」
沙知「それほどでも〜……? 淳平。それとその3人は…」
淳平「どもっす。この子たちはこの春からの新入生……予定です」
沙知「あ〜合格発表がまだからね」
凌牙「あの、失礼ですがこの方は……」
淳平「この人は大賀美沙知先輩。俺がとてもお世話になった先輩で、蓮ノ空スクールアイドルクラブでは俺なんか足元にも及ばないくらい偉大な人だよ」
凌牙「!!」
その言葉で驚愕する凌牙くん。なんか膝まずこうとしてるんだけど…
沙知「ちょっ、アタシは神様じゃないんだから、ひざまずく必要なんかないんだからね……?(焦)」
泉「ふふ」
セラス「来てくれたんですね!」
淳平「ああ。花帆たちから聞いてね。何か手伝うことある?」
泉「そうだな……」
すると、
沙知「6人で回ってきたらどうだい? 2人共、淳平と話してみたいと言ってたじゃないか」ニシシ
セラス「それ秘密!」
沙知「おっと、そうだっかねぃ? なーはっはっはー!」
セラス「くっ!」
泉「おやおや……」
淳平「沙知先輩は相変わらずですね。じゃあ、行く?」
泉「お願いするよ」
セラス「お願いしますお兄さん!」
淳平「うん」
葵「あの泉さんにも慕われてる…」
そして、2人を連れてステージから出る淳平。
歩いきながら参加型のイベントに参加したり、他校のスクールアイドルのライブを見たりと、二人とも楽しそうだった。
泉を見かけた女の子から泉はキャーキャーと黄色い声援を浴びていたが……。
それと同時に俺に突き刺さる敵意……。
淳平「……………」
マイカ「あはは……」
凌牙「大変っすね…」
淳平「分かってくれる?」
泉「フフ……おっと、そろそろお昼か……」
セラス「どこかの屋台行こう。学食はさすがに開いてないし」
淳平「そうだな……」
そして、6人で屋台で食べ物を買って部室で食べることに……。
6人で話しながら食べていると、
ガチャ!
吟子「あ、淳平先輩!」
小鈴「泉ちゃんとセラスちゃんも!」
姫芽「中学生の子たちと6人で回ってたんですか〜?」
蓮ノ小三角の3人だった。
淳平「うん。二人の前はるりちゃんとさやかちゃんと花帆と回ってたんだけどね。せっかくだからEdel Noteの二人とも回ったら? って言われて」
吟子「なるほど……私たちもお昼ご飯ご一緒していいですか?」
泉「もちろんだ。どうぞ」
小鈴「お邪魔しまーす!」
姫芽「ども〜」
吟子「し、失礼します……」
セラス「どうぞ〜」
マイカ「蓮ノ小三角の方々……!」
葵「マイカちゃん、さっきから緊張しすぎ…」
マイカ「コレで緊張しない葵がおかしいんだよ!」
凌牙「先輩! マネージャーになるならコレは知っておけというような心構えとかはありますか?」
淳平「そうだな……」
淳平「……………」
3人が着席し、みんなとも仲良さそうに話しながら食事を取る。
淳平(何も心配いらないな……)
セラス「? お兄さんどうしました〜?」
みんなが俺を見る。
淳平「俺が心配することは何もないなって安心してた」
吟子「はい。新しい部長として、私が頑張らせてもらいます」
泉「私と姫芽さんと小鈴さんも吟子さんのことを支えるから、安心してほしい」
セラス「私もできることを頑張ります!」
淳平「……ありがとう」
そして、中学生の子たち。俺は特に凌牙くんから質問攻めにあった。
……To be Continue.
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