時刻は夜の8時。いよいよ"Bloom Garden Party"閉幕を飾る、蓮ノ空スクールアイドルクラブのライブが始まる。
このライブの演出・監督を務めるのは、何と淳平と…沙知先輩だ!
淳平「沙知先輩! 今日はよろしくお願いします!!」
沙知「ああ。よろしくねぃ……思えばアタシとジュンが演出でこうして組むのは初めてだねぃ……」
淳平「はい! やってやりましょう!!」
意気込む俺と沙知先輩。そんな俺たちを見て……
さやか「あの2人が組む……!」
梢「コレで観客の反応がイマイチだったら、それは100%私たちの腕が悪いという事になってしまうわね……」
セラス「そんなに……」
綴理「ジュンとさちが支えてくれるんだもん。失敗なんかしないよ」
吟子「そうですね……では皆さん、張り切っていきましょうか!」
凌牙「それよりいいんですか!? こんな特等席で見せてもらって……」
葵「ありがとうございま〜す!」
マイカ「生きててよ"がっだ……(号泣)」
花帆「しっかりと見ててね! じゃあ行くよ! みんな!!」
蓮ノ空スクールアイドルクラブ『おーーー!!』
そして舞台の幕が上がる。ステージの壁に出演するユニット名前、そして過去映像が次々と映し出される。
そして最初に歌うのは、
泉&セラス「「…………」」
今日で終わりを迎える蓮ノ空4番目のユニット。Edel Noteの2人だ。
そして、曲が流れる。2人の瑞河時代の曲、Edeliedを蓮ノ空の力で正統進化させた完成形。
その名も、『
曲調には、泉の密かな推しである、慈の卒業する時の曲、『全方位キュン』を参考にしたとかしないとか……。
そして次は、"みらくらぱーく!"。曲はるりちゃんが作曲した曲、『トモダチになれる場所』。
本当なら姫芽ちゃんとるりちゃんの2人で歌うはずだったのだが、みんなのつよい希望でめぐも一緒にステージに立っている。
淳平(いや〜……やっぱあの3人は凄いな……)
沙知「ジュンペイ、もうすぐ暗転だよ!」
淳平「はい!」
スポットライトのコンパネを操作しながら沙知先輩と共同で演出。
そして、みらくらぱーく!の番が終わった。
―――次に出てきたのはDOLLCHESTRA。曲はさやかちゃん作曲。『アイシイ』。
青を基調とした、フィギュアスケーターのような……またはお姫様のような衣装。
可愛くて目を奪われてしまう。
淳平(さやかちゃん……入部したときからしっかりはしてたけど、本当に立派になった……)
さやかちゃんには、俺も梢も助けられてきた。思い入れは深い。
そしてステージが終わる。
淳平(……………)
沙知「ん……」
沙知先輩がティッシュを差し出してくる。気がつかないうちに泣いてたらしい。
淳平「ありがとうございます」
次に出てきたのはスリーズブーケ。曲は花帆作曲、『不思議と君とライブラリー』。
梢が入ることにより、より魅力を増した花帆のワンダーランド。
見るものを引き込むそのカリスマ性が、曲に詰め込まれていた。
沙知「あの花帆がねぃ……」
淳平「自慢の従姉妹です」
そして曲が終わると、11人全員がステージに出てきた。それぞれ舞台挨拶で自己紹介。
梢たちは卒業生と名乗っている。
そして、挨拶が終わると撮影を解禁した撮影タイム。衣装を着たみんなを撮影してもよい時間だ。
沙知「淳平、そろそろぞゃないかい?」
淳平「はい。行ってきます!」
まさか、俺もやる事になるとは思わんかったな………。
淳平は、みんなが用意してくれた男性用衣装に手を伸ばす。
さて、撮影が許可される時間は終わり、ステージでは、小三角とEdel Note。花帆たちの後輩全員が先輩にメッセージを送っていた。
花帆、さやかちゃん、るりちゃん、3人とも涙ぐんでいる。
吟子「それでは皆さん、次が最後の曲になります。ですが、私たちにとって大切な先輩であり仲間、日野下淳平先輩にも、一緒に歌ってくださいと、この前私たち全員で頼みました」
花帆「淳兄ぃ乗り気じゃなかったよね〜」
さやか「でも、やっぱり私たちの最期は淳平先輩にも一緒に見送ってほしかったので、ワガママを言わせていただきました」
泉「では、登場してもらおうか」
セラス「お兄さんどうぞ〜!」
そして俺が衣装を着てステージに出ていくと、観客席から歓声が上がる。
ブーイングじゃなくて良かった……。
花帆「ありがとね淳兄ぃ!」
淳平「ホントだよ……」
瑠璃乃「文句言いながらもやってくれるとこ、好きだよ?」
慈「うんうん」
淳平「はいはい。じゃあ、やろうか!」
綴理「うん!」
小鈴「聞いてください!」
姫芽「私たちの、最後の歌!」
蓮ノ空スクールアイドルクラブ『『今、過去、未来の三原色』!!』
そして淳平達のライブが始まった。淳平は初めてのライブで緊張していたが、徐々に慣れてきた。
淳平(スゲェ……みんな、こんなプレッシャーの中今までライブしてたのか!?)
淳平は、自分が
歌うパートが、
蓮ノ空の歴史を紡ぎ、ライブは終わった……。
みんながステージ袖に帰ってくる。
凌牙「先輩! すごかったです!!」
マイカ「絶対に蓮ノ空に通いたい!」
葵「3人で受かってると良いよね?」
淳平「ふふ。っていうか……、お前ら、あんなプレッシャーの中で今までやってたのか……メンタルヤバすぎだろ……普通に尊敬するわ」
慈「おや〜? あの程度で音を上げたのかな〜?」
梢「仕方ないわよ。今までやったことなかったんだもの」
綴理「楽しかった?」
淳平「覚えてない……」
花帆「ふふっ」
さやか「淳平先輩にも弱点発見ですね!」
瑠璃乃「ゆっくり休んでね」
淳平「うん……吟子ちゃんも、小鈴ちゃんも、姫芽ちゃんも、泉も、セラスちゃんも普通に化け物だったよ……」
姫芽「お〜凄い高評価〜」
小鈴「恐竜のように強いですか!?」
淳平「それ以上につよいよ!」
小鈴「やったー!」
泉「光栄だね」
セラス「ブイ!」
まったく……
淳平「……吟子ちゃん」
吟子「は、はい」
淳平「これからのスクールアイドルクラブを、頼んだよ」
吟子「っ! はい!!」
すると、
観客『アンコール! アンコール!』
花帆「あ……」
マイカ「やっぱりこうなりますよね〜」
葵「アタシもみたいです!」
凌牙「おれも!」
さやか「どうします?」
花帆「……うん! やろうか。あの曲を!!」
そして急いできがえてまたステージに出ていった花帆たち。今度は俺は出ていかなかった。
そして、最後の曲は―――
"
――そして、"Bloom Garden Party"は閉幕した。
― つづく ―
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