"Bloom Garden Party"……蓮ノ空のフィナーレを飾るライブも成功し、花帆は実行委員長として裏方として手伝ってくれた方たちに挨拶をしていた。
花帆「それじゃあ、改めてみなさん!! "Bloom Garden Party"……本当に、本当におつかれさまでしたーー!!」
ボランティア『『お疲れ様でしたーー!!』』
ボランティアの方々が、その挨拶とともに、「やりきった」と、顔に笑顔を浮かべる。
――笑顔が、花咲いている。
花帆「っ! ……入学した3年前……この学校で、あたしも花咲くんだって、そう意気込んで。その方法も、そもそもなにが花咲くってことなのかもわからないところから始まって」
花帆「いろんな人と出会って、いろんな経験をして……ついにここまで来ることができました。本当に、本当に……ありがとうございました!!!」
えな「花帆ちゃん!! 本当に、本当にありがとーー!!」
びわこ「感動したよー!!」
しいな「あたしたち……蓮ノ空で3年間過ごせて、本当に良かったよ!!」
花帆の挨拶に、手伝ってくれたクラスメイトが応える。
花帆「うん! あたしも、みんなと会えて……本当に、本当に幸せだよ………! またいつか!! またいつか会おうねー!」
さやか「3年間、楽しかったですねー!」
瑠璃乃「ありがとー!! ありがとー!! やったね、花帆ちゃん」
花帆「うん…………うん!」
さやか「行きましょう、花帆さん」
瑠璃乃「みんなが、待ってるよ!」
花帆「うんっ!」
そうして、三連華の3人は…みんなの待つ部室へと向かった。
花帆「お待たせ、みんな! アルバムツリーは、どう!?」
吟子「はい、花帆先輩。見てください」
小鈴「今ちょうど、できあがりました!」
姫芽「Fes×LIVEで撮ってもらったたくさんの写真を飾って、こんなにもきれいになりました〜!」
淳平「すごく綺麗になったぞ!」
皆でアルバムツリーを見る。3年間の思い出が花咲き、見ているだけでこみ上げてくるものがある……。
セラス「せっかく完成したのに、ここから写真を拝借するの、なんだかもったいない気持ち………!」
泉「それもわかるよ。とはいえ、置いておくだけじゃあ、 本当の完成とは言えないからね。さあ、吟子新部長」
吟子「ううん。アルバムツリーを作ろうって言ってくれたのは、花帆先輩だから」
花帆「いいの?」
吟子「うん、お願いします。……花帆部長」
新部長は、アルバムツリーから皆が持ち帰るそれぞれ1枚。合計12枚を選ぶ係を花帆に任せた。
花帆「それじゃ、お言葉に甘えちゃって……。よいしょー!」
そして、花帆は写真を12枚ずつに取り分けた。
花帆「これで、12枚。あたしたちみんなが1枚ずつ! はい、泉ちゃん! はい、せっちゃん!」
泉「ありがたく頂戴するよ」
セラス「離れてても、繋がってる証……」
花帆「淳兄ぃ、どうぞ」
淳平「ありがとう。花帆」
さやか「綴理先輩、どうぞ」
綴理「うん、ありがとう。大切にするね」
さやか「小鈴さんも、はいどうぞ」
小鈴「はい、徒町、嬉しいです……! ずっと一緒ですから!」
瑠璃乃「めぐちゃん、どーぞ」
慈「さんきゅ、るりちゃん☆」
瑠璃乃「姫芽、ずっとありがとうね」
姫芽「大事に大事に保管します〜!」
花帆「梢センパイ、離れていても!」
梢「ええ、繋がっている」
花帆「吟子ちゃん、これでようやくホントの完成、だね! ホントのホントに、ありがとう!」
吟子「……いいえ、これは私のためでもありましたから」
花帆「みんな、離れていても、一緒だからね」
花帆「寂しい気持ちも、一緒だからね!」
梢「ありがとう」
慈「私たちが戻ってくる場所を作ってくれて、ありがと」
綴理「この本当に美しい場所に、ボクたちの居場所を用意してくれて、ありがとう」
淳平「ありがとう。俺も貴重な経験ができたよ」
花帆「実現できて……よかったです!!」
小鈴「やりきったんだ……みんなで………!」
セラス「はい!」
姫芽「せんぱいがた。こちらこそ、もう一度、を叶えてくださって、ありがとうございました」
泉「おかげで、本当にみんな、満たされた気持ちだろう」
吟子「ありがとうございます、梢先輩。ようやく、わかった気がします。呼び方とか、無理に変える必要はないんだ、って。特別扱いしてほしいわけじゃなくて……私がほしかったのはきっと、心が繋がっているんだっていう、その証だったんだと思います。――だから今は、嬉しいです」
梢「…………吟子さん。ありがとう。あなたも、私と出会ってくれて」
吟子「はい! 梢先輩!」
梢「ねえ、みんな。アルバムの最後を埋める写真は、どんなのがいいかって、私と淳で考えていたのだけれど……」
淳平「ここで……部室で、撮ろう。たくさんの思い出を着飾ったアルバムツリーと、一緒に」
慈「いいじゃん! ね、綴理!」
綴理「うん。ボクも、それがいいって思ってた」
さやか「部室に、持ってきてくれていたんですね」
綴理「もちろん。アルバムを見返す度に……この日を楽しみにしてたんだ」
花帆「撮りましょう、撮りましょう! アルバムの最後のページに!」
花帆「『いつかまたみんなで』の、写真を!」
みんなが写真を撮るために集まる。が、このふたりは写っても良いものかと及び腰。
セラス「えっと、わたしたちも……」
吟子「当たり前でしょ!」
小鈴「ほら、おいで!」
セラス「わわっ……えへへ」
姫芽「いずみんも、ほらもっと寄れよ〜」
泉「参ったな」
梢「本当に、これが最後…………」
花帆「梢センパイ。約束が終わったら、また次の約束をすれば、いいんですよ。また必ず―――、ライブをしましょう!」
梢「……ありがとう、花帆。私はずっと、あなたに救われてばっかりね」
花帆「お互い様ですよ、梢センパイっ!」
さやか「綴理先輩。あなたの隣は、空いていますか?」
綴理「空いてたことなんて、あったかな? 村野さやかさん。きみがボクの名前を、叫んでくれたときから、ずっと。ボクの隣には、きみがいてくれたから」
さやか「ふふふ、光栄です。わたしの、綴理先輩」
慈「るりちゃん、こっちこっち!」
瑠璃乃「はいはい。………って」
慈「ぎゅー」
瑠璃乃「ちょっと! 写真、撮るんでしょ!?」
慈「私たち写真撮ったらもう帰っちゃうんだから、いいでしょ。あと1時間ぐらいこのままで。ほら、ジュンも!」
淳平「せっかくだし…」
瑠璃乃「ジュン兄ぃまで悪乗りすんなーー! もぉー、めぐちゃんとジュン兄ぃはほんとにい」
花帆「じゃあ、みんな! はい、チーズ!」
カシャっ!!
その写真にはみんなの満開の笑顔が―――、花咲いていた。
――つづく
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