また、後書きにてお知らせがありますので、よろしければ最後まで見ていただけると嬉しいです。
では、始まります!
翌日、蓮ノ空の桜並木の校舎前では、花帆、さやか、瑠璃乃が写真を撮っていた。
吟子「はいチーズ」
パシャッ!!
吟子「撮れましたよ」
花帆「わー、ありがとー!」
瑠璃乃「うん、ばっちり撮れてるね!」
さやか「ありがとうございます、吟子さん……いえ。――吟子部長?」
吟子「せ、先輩たちから言われるのはなんか……!」
セラス「先輩から言われたからって照れないでいいんですよ! 吟子部長!」
吟子「セラスにそう言われるのもなんか……!」
姫芽「これで呼び捨てされずに済むじゃん〜」
吟子「部長つけなくても呼び捨てはどうかと……!」
みんなに笑いが生まれる。
小鈴「でもいい響きだよね、吟子部長」
泉「よろしく、吟子部長」
吟子「なんなん!? ノルマなん!?」
瑠璃乃「あはは。でも真面目な話、吟子ちゃんなら大丈夫だと思うよ、部長」
吟子「……ありがとうございます。瑠璃乃先輩にそう言っていただけると、ほっとします」
瑠璃乃「うんうん」
―――すると、
吟子「……………あの、瑠璃乃先輩だけアドバイザーとか外部顧問として残る可能性は」
瑠璃乃「ルリを外付け安心要素みたいにすんな!?」
突っ込む瑠璃乃。
姫芽「いやあ、誰にとっても外付け聖女だったるりちゃんせんぱいが、卒業ですからね〜」
瑠璃乃「なんだ外付け聖女って! そうだよ卒業するんだよ!」
さやか「最後まで賑やかですね」
花帆「それがスクールアイドルクラブのいいところ!」
吟子「……………先輩方、改めて言わせてください」
吟子「花帆先輩、さやか先輩、瑠璃乃先輩」
吟子&小鈴&姫芽&セラス&泉『ご卒業、おめでとうございます!!』
さやか「はい。ありがとうございます」
瑠璃乃「ありがとね、みんな」
花帆「ありがと!」
吟子「でも私は来年もきっと"Bloom Garden Party"を開きますからね。そのときは、ぜったいにまた戻ってきてくださいね」
花帆「それは、もちろん!」
花帆も、さやかも、瑠璃乃も満面の笑みで頷いた。
花帆「……あのさ。改めて、伝えたいことがあるんだ」
さやか「そうですね。わたしたち卒業生から、在校生に贈る、いわゆる答辞のようなものです」
瑠璃乃「あくまで、卒業生から在校生への言葉であって、最後の言葉ー! みたいなのじゃないから、安心して聞いて?」
花帆「あたしのセンパイ、その前に蓮ノ空にいた方々……その前、その前。たくさんの人の想いを背負って、あたしたちは走ってきました。――でも。想いを背負うって言うとちょっと重いけど……これまでの卒業生の想いは、"種"だと思ってほしいんだ」
吟子「種……」
花帆「そう、種。あたしたちががんばってきたことは、たくさんの種になった。それが芽吹いて、花咲いたものもあれば……これからのみんな次第で育つものもいっぱい」
花帆「育ててもいいし、育てなくてもいい。新しく種を植えたって、いい。――だから……自由に楽しんで! 106期蓮ノ空学院スクールアイドルクラブ!」
吟子&小鈴&姫芽&セラス&泉『はい(ああ)(うん)!!』
さやか「ふふ。誇らしいですね。みなさんのその笑顔を見れば……もう、なんの心配もいりません。少なくともわたしたちが育てたものは、本当に美しく花咲いてくれました。わたしからは一言だけ。心から、あなたたちの活躍に期待しています」
瑠璃乃「これからも、スクールアイドルと、花咲くことを楽しんで。花咲くっていうのも、花帆ちゃんが言い出した言葉だからさ。それだって自由でいいんだよ」
瑠璃乃「大丈夫。どんな時だって、いつまでも見守ってるから」
花帆&さやか&瑠璃乃「「「離れていても、一緒だから!」」」
吟子「はい! 本当に、ありがとうございました…!」
小鈴「楽しい……本当に楽しい、2年間でした!!」
姫芽「せんぱいたちのバトン、しっかり渡されました!」
泉「見守っているあなたたちに恥じないよう、努力するよ」
セラス「がんばる。がんばるから、先輩たちも……これからを楽しんでください!」
花帆「うん!」
そして、花帆、さやか、瑠璃乃の3人はピシッと姿勢を正すと、
花帆「3年間、お世話になりました!!」
さやか&瑠璃乃「「お世話になりました!」」
――3年間を過ごした蓮ノ空の校舎に、礼をした。
瑠璃乃「よーっし、未来は明るい! さあ行くぞー!」
花帆「あ、そうだ! やりたいこと、最後にもう一個あったんだー!」
花帆「バス乗って帰ろうよ、3人で! あたしたちの物語は、バスに始まってバスに終わる!」
さやか「それは……瑠璃乃さんは関係ないのでは?」
花帆「瑠璃乃ちゃんともバスに乗ったじゃん!」
瑠璃乃「えっ!? 逃げ出したルリを追っかけてきたときのこと!? あれ別にエモい思い出とかじゃなくない!?」
歩きながら、そんなやりとりをしている先輩たちを眺め……
小鈴「先輩たち、めっちゃ賑やかだね!」
姫芽「だね〜。これからしばらくは静かになるかなあ〜」
セラス「仕方ない、その分騒がしくしてあげますか……」
泉「してあげることなのか」
吟子「……フフ いいよ、こっちもじゅうぶん賑やかだよ。でも、そうだね。あっちもこっちもないんじゃないかな」
小鈴「あ……うん!」
姫芽「そうだねえ〜」
セラス「?」
泉「ふふ」
吟子「だって――」
吟子「私たちは、離れてても……繋がってるんだから」
3年間の高校生活に幕を下ろした、"スクールアイドル・日野下花帆"の物語はコレでおしまい。
だが、彼女たちの紡ぐ物語は、これからも、
そして数日後―――、いよいよ、106期生が蓮ノ空を訪れる日。
?「蓮ノ空学院……今日からここが、私の学校………」
?「マ〜イカちゃんーん! 遅かったじゃな〜い! もしかして、道に迷った? やっぱり一緒に来た方が良かったんじゃ〜?」
マイカ「葵、近いって!」
葵「わわっ、で、どう? 栄光の蓮ノ空学院、106期生になった気分は?」
マイカ「……まだ、何も」
葵「まだ、ってことは期待はしてるんだ〜?」
マイカ「………〜〜っ!」
葵「どこ行くのマイカちゃ〜ん! このあとは部活見学の時間だよ〜? 行くんでしょ? スクールアイドルクラブ!」
マイカ「……行く。行って、確かめる。あの人の…日野下花帆のいた場所を…」
葵「ふふ。あ、そういえば…アイツも無事にこの学校に受かったみたいだよ〜?」
マイカ「アイツか〜絶対淳平さんみたいになりたいって言ってたもんね」
?「おーい! マイカ〜! 葵〜!」
葵「噂をすれば、だね。マイカ、なんか嬉しそうだよ?」
マイカ「そういう葵もね」
葵「よ〜し、じゃあ3人で行こう〜!」
マイカ「だから葵、近いって!!」
?「楽しみだな!」
コレにて【蓮ノ空スクールアイドル録】は完全完結です。
【蓮ノ空スクールアイドル録・Act.2】までしばらくお待ちください。
【Act.2】新主人公ビジュアル
【挿絵表示】
【世代交代】
【挿絵表示】
それでは、また会う日まで!!
※追記
1次・2次創作の、ハーメルン、他サイトの作者様の集まりの、私が鯖主を務めるDiscordです。ただいまメンバーを募集しています。
また、創作者さまでなくても、話を読んで感想をくれるメンバーも募集しています。
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