蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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早速"Dream Interlude"最新話書き上げました。
前四話に分けて投稿させていただきます!


『陽ノ下に咲く蓮』①

 

 

 もうすぐ"Bloom Garden Party"が開かれる3月の夜。

 

 今日の朝、梢、綴理、慈、淳平の4人が、蓮ノ空に帰ってきていた。

 

花帆「消灯まであと1時間。この後は何しようかな……本を読むか、誰かのお部屋に遊びに行くか? それとも今月末のブルパの準備をもうちょっと進めちゃうか?」

 

ブーッ! ブーッ!

 

 花帆がそんな事を考えていると、スマホのバイブが鳴った。

 

花帆「あれ?お母さんからメッセージ! 何だろう…って、え?」

 

 

 ― 翌日・スクールアイドルクラブ部室 ―

 

淳平「え、ふたばちゃんとみのりちゃん、喧嘩してるのか?」

 

花帆「そうらしいんだよねぇ」

 

吟子「花帆先輩の妹さんですよね? 今中学 1 年生ですっけ?」

 

セラス「もうそんなに大きくなったんだ。なんかまだ小2ぐらいのイメージだった」

 

吟子「セラスも去年あったでしょ」

 

 吟子ちゃんに突っ込まれてしまうセラスちゃん。

 

梢「で、花帆に会いたいと言っているのよね?」

 

花帆「はい。お母さんの話は聞いてくれないから、どっちが正しいか聞いてお姉ちゃんが判断してって。お母さんがさじを投げたみたいです」

 

淳平「……花帆、"さじを投げる"なんて言葉知ってたんだ……」

 

花帆「酷くない!?」

 

 さすがに馬鹿にしすぎたか。憤慨して荒れる花帆。

 

さやか「まあ、どちらか片方の肩を持つことは、親としてできませんもんね。それじゃあ来るんですか? 金沢まで?」

 

花帆「うん!そしてあたしが仲直りさせてあげるの。お姉ちゃんとして!」

 

セラス「別に放っておいてもよくない?」

 

泉「おや、セラスにしては珍しく冷たいね?」

 

セラス「花ちゃんがブルパの準備で忙しいのだって分かってるでしょ?」

 

花帆「せっちゃんは妹たちとも仲いいからね」

 

瑠璃乃「でも、仲直りさせるって言っても…大丈夫?」

 

花帆「そこはあたしにお任せ。なんたってお姉ちゃんだからね。ふたばとみのりのことはよくわかってるもん!」

 

淳平「………花帆」

 

花帆「? 何?」

 

淳平「余計なお世話かもしれないけど、2人をあまり子供扱いしすぎるなよ? 2人は、もう中学生なんだからな?」

 

花帆「分かってるよ。それじゃあ、あたし、金沢駅に迎えに行ってくるね」

 

綴理「いってらっしゃい」

 

セラス「世話が焼けるチビたち」

 

慈「また後でね〜」

 

 そして、花帆は行ってしまった。

 

姫芽「せらりん、もしかして妬いてるの〜?」

 

セラス「な!?」

 

小鈴「え! 可愛い!」

 

姫芽「んも〜、可愛いんだから〜」

 

セラス「な、ななな……/// シャーーッ!!」

 

 揶揄われ、顔を真っ赤にして照れながら、威嚇するセラスちゃんだった。

 

 

 ― 金沢駅 ―

 

花帆「ふたば、みのり!」

 

ふたば「あ、お姉ちゃん!」

 

花帆「お姉ちゃん、来たよ? 久しぶりだね。2人とも。で、喧嘩してるの?」

 

ふたば「別にしてないけど……」

 

花帆「え?」

 

みのり「そう。悪いのは双葉」

 

ふたば「あ、またそんな嘘ばっかり言って!!」

 

 険悪な様子の2人に、花帆はタジタジだ。

 

花帆「ふ、二人とも! 取り敢えずバス! バスに乗るからね!!」

 

 

 そして、蓮ノ空学院に、2人を連れて戻ってきた花帆。

 

ふたば「蓮ノ空学院学院スクールアイドルクラブの部室だ!」

 

みのり「With×meetsで見たところ」

 

吟子「はい。衣装とかミシンとかは触っちゃめだからね」

 

 

 吟子ちゃんが部室内で2人の応対をしている頃―――、

 

花帆「というわけで、せっちゃんやみんなにもお願いしていい?」

 

さやか「それは構いませんよ?」

 

小鈴「徒町もです!」

 

瑠璃乃「ルリもオッケーだよ! ……ただ」

 

みのり「みのりが先に写真撮るから、ふたば退いて」

 

ふたば「はぁ!? みのりが退いてよ!」

 

瑠璃乃「思ってたより険悪だ……もってくれ。ルリの充電」

 

花帆「実は、さっきもバスの中でもちょっと揉めて」

 

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

みのり『ふたばが行くなら、みのりはブルパ行かない』

 

ふたば『それはこっちのセリフ! みのりが行くならふたばは行かないから!』

 

ふたば&みのり「「フンッッ!!」」

 

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

花帆「せっかくみんなが花咲くためのお祭りなのに、そんなのやだよ。ふたばにもみのりにも、私たちが1年間頑張ってきたこと見てほしいのに……」

 

 ガックリと気を落とす花帆。―――すると、

 

セラス「分かった。はなちゃん」

 

花帆「ちょ、ちょっと、せっちゃん?」

 

セラフ「私が、一発ひっぱたいてくる。全ての憎しみを私が引き受けるよ」

 

慈「まてまて、そしたら今度は、『セラスちゃんがいるからブルパ行かない!』に、なっちゃわない!?」

 

セラス「ああ言えばこういう奴ら!」

 

花帆「で、でも、大丈夫。私考えたから!」

 

 花帆に案があると知り、みんなが期待を込めて花帆を見る。

 

花帆「名付けて、金沢を満喫して嫌なことを忘れちゃおう大作戦!」

 

小鈴「おお!」

 

花帆「ふたばもみのりも、あたしの妹! あたし、とそっくりで、きっと単純だよ! だから嫌な気持ちを楽しいことで上書きさせちゃえばいいんだよ!!」

 

綴理「………なるほど?」

 

瑠璃乃「ん〜、そんな単純じゃない気がするんだよな〜……」

 

慈「え、私は良いと思ったけど……」

 

淳平「まあ、めぐはそうだろうな」

 

慈「なんか今馬鹿にされた気がする……」

 

花帆「とにかく! 昔から2人を仲直りさせる時は、こうやって来たんだから。あ、だからね。私は双葉を引っ張っていくから、せっちゃんは実りをお願い。他のみんなも良い?」

 

セラス「分かった。いざとなったら拳で解決してもいい?」

 

花帆「それはダメかも!?」

 

 

 ― つづく ―




今回はここまでです。この創作では梢たちがすでに帰ってきている設定になります!
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