蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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今回で蓮空祭は終わりです。次回はいよいよあの子が参戦の回になります。

よろしければあとがきのところにあるアンケートに回答してくれると嬉しいです。アンケートの締切は18日の夕方5時くらいです。

では、始まります!!


第43話:蓮空祭 〜後編〜

あの後、講堂でライブの準備をしていた俺。時間が近づいてくると、花帆たちが全員揃って到着した。

 

淳平「おう。お疲れ様……」

 

梢「えっ、もう殆ど終わってる……まさか淳、あなた一人で準備してたの?」

 

淳平「ん、おう。だいたい2時間くらい前かな?」

 

花帆「は!?」

 

みんなが驚いていると、

 

淳平「なに、俺が殆ど終わらせたんだからお前らは体力温存できるだろ?その分最高のライブ頼むぞ?」

 

花帆・さやか・梢・綴理「「「「うん(ええ)(はい)!!」」」」

 

そして、いよいよスクールアイドル部のライブが始まる。1時間近くに及ぶこの学園祭ライブ。会場は超満員で皆がサイリウムを振って推しのメンバーを応援していた。

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ、スクールアイドル部のライブは惜しまれながらも大盛況で終わった。

梢と綴理が久しぶりに共にステージに立ったことで話題性も上々。そして根強いファンからは歓喜のコメントの嵐。花帆とさやかちゃんも初めての蓮空祭のステージだったがまったく気後れせず、堂々と歌い上げた。

 

〜 ライブ後・ステージ裏〜

 

淳平「みんなお疲れ様!!凄くて最高のステージだったよ!!」

 

花帆「や、やりきったー!!!」

 

梢「そうね。本当に、やりきったわね。今回は、本当にありがとう。色々と迷惑をかけてしまって、ごめんなさい」

 

綴理「ごめんなさい…」

 

淳平「花帆、さやかちゃん。ありがとう。それと、ごめん……。去年、俺にはなにもできなかったからさ……梢と綴理の隣に居たのに……」

 

花帆とさやかちゃんは顔を合わせる。

 

花帆「いえ!最高のライブができて良かったです!ねえ、さやかちゃん!」

 

さやか「はい、本当に……良かったです。綴理先輩も、乙宗先輩も」

 

梢「……………」

 

さやか「乙宗先輩……?」

 

梢「ああ、ごめんなさい。本当にふたりが居てくれたおかげで、私たちは最高のライブができたと思うわ。……ええと」

 

?……ああ。なるほどね。

 

淳平「さやかちゃん」

 

さやか「はい、なんですか?」

 

淳平「さやかちゃんはこいつのことなんて呼んでる?」

 

俺は綴理を指さして問う。

 

さやか「綴理先輩……」

 

淳平「じゃあ、俺は?」

 

さやか「淳平先輩……」

 

淳平「じゃあ…コイツは?」

 

俺は梢を指差す。

 

さやか「乙宗先輩……あ、もしかして」

 

さやかちゃんは気付く。

 

花帆「えっ!?梢センパイ可愛い!!」

 

梢「からかわないで!!その、村野さん……良ければ、その……」

 

さやか「何か照れくさいですけど…。分かりました。"梢先輩!"」

 

梢「っ!!ええ。よろしく、さやかさん!」

 

花帆「えへへ……。なんというか……4人チーム!!って感じがしてきましたね!」

 

ふむ……まあ、言わんとしてることは分かるが……

 

梢・綴理「「えっ?」」

 

花帆「え!?違うんですか!?」

 

綴理「4人チーム、ではないかな?」

 

梢「そうね。今はもう、綴理は親友であると同時に、ライバルでもあるのだから」

 

綴理「そうだね。ユニットはユニットのまま。今回は、特別」

 

さやか「そ、そういうものなんですね」

 

淳平「まあ、それが蓮ノ空だからな」

 

花帆「そ、そうなんだ……。ん?え?あれ?じゃあ。わー、強敵だー!めちゃくちゃ強敵だー!一度一緒にやったからなおのこと強さが分かるやつだー!」

 

今頃気づいたのか……。でも、

 

淳平「それが花帆の良いところだからな」ボソッ

 

花帆「?淳兄ぃ何か言った?」

 

淳平「何も!」

 

梢「ふふっ、でも私たちだって負けてはいないわ。頑張りましょうね」

 

花帆「はーい………!」

 

梢「大丈夫、きっと今回のことで、スリーズブーケとDOLLCHESTRAも、皆に好きになってもらえたはずよ」

 

花帆「そっかあ。……あ!っていうことは……これはあれですよ、淳兄ぃ、梢センパイ、綴理センパイ、さやかちゃん!!100万人ライブへの第一歩!!」

 

さやか「おー」

 

淳平「……今、なんて言った?」

 

梢「100万人……」

 

綴理「ライブ?」

 

花帆「あたしの、このスクールアイドルクラブでの目標です!!」

 

淳平「なんか、梢よりも目標のスケールがデカイんだけど……」

 

梢「ほんと……とんでもない後輩だわ」

 

綴理「うん。でも、さや、かほ。これからも頼りにしてる」

 

花帆とさやかちゃんは再び顔を見合わせると、

 

花帆・さやか「「はい!!」」

 

花帆「じゃあ淳兄ぃ!後夜祭のキャンプファイヤー一緒に踴ろう!!」

 

さやか「あっ!花帆さん!!」

 

梢「ずるいわよ!!」

 

綴理「ボクも……もっと積極的に……」

 

そして、今年も最優秀店舗賞は、淳平のクラスになり、後夜祭のキャンプファイヤーでは、スクールアイドルクラブの皆と順番に踊る淳平の姿があったという。

 

 

 

ー つづく ー




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