第53話:恋する乙女たちと鈍感男
慈が復帰し、遂に完全な姿を取り戻したスクールアイドルクラブ。そのとある日、
キッカケは、淳平の一言だった。
まだ、夏も少しあり、海に行けば少なからず遊びに来ている人は居る時期、沖縄のパンフレットの海の写真を眺めていた淳平がポツリとつぶやいだ一言。
淳平「あ〜……彼女欲しい。可愛い彼女作ってイチャイチャしたい……」
花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理・慈「「「「「「!?」」」」」」ガタッ!!
6人が一斉に淳平の方を見る。見られた淳平の方はビックリし……
淳平「おおう……どうした?」
花帆「い、いや……彼女欲しいって、言っちゃ悪いけど、淳兄ぃそういうことに興味あったの?」
あまりにも鈍感で、アプローチしても何度も恋心を破壊されてきた彼女たち。もう淳平はそういうのに興味ないのでは?とも思い始めていた頃だった。
淳平「なに言ってんだよ?俺は年中彼女募集中のフリー男子なんだから……言わせんなよ悲しくなるから」
淳平はハァとため息をつく。すると、
花帆「淳兄ぃ!彼女募集中ならあたしとかどうかな!!」
梢「ちょっと花帆さん!!淳!是非私を!」
さやか「ふたりともズルいですよ!?先輩!わたしはどうでしょうか!!」
綴理「ボクも立候補する……」
慈「ジュン!私だよね!?」
瑠璃乃「ジュン兄ぃ!ぜひともルリに清き一票を!!」
6人がチャンスとばかりに淳平に自分を彼女にしてくれと言う。
だが………、
淳平「からかうなよ………。みんなみたいな素敵な女の子が惚れる要素が俺のどこに在るってんだよ……俺モテないし……」
ここまでされてもからかってるの一言で乙女の恋心を粉々にされてしまう。
花帆「………淳兄ぃ、殴っていい?」
淳平「花帆?!」
梢「それじゃあ生温いわ。いっそのことここで全員で取り押さえて順番に既成事実作っても……。そうすれば誰も悲しまずに済むし」
淳平「ちょっと不穏な言葉が聞こえるんだけど!!」
慈「無自覚もここまで来ると恐怖すら覚えるね……」
綴理「確かに……」
さやか「はぁ……」
淳平「みんななんでそんなにガッカリしてんの?」
瑠璃乃「自分の胸に手を当ててよく考えてみなよ。まあ、ジュン兄ぃに分かるとは思わないけどね……」
くっ、めちゃくちゃバカにされてる!!
慈「ジュンは自分のことモテない、って言ったけど、それでもジュンが好きって子が、中には居るかもよ〜?」
淳平「はぁ、いたらいいけどな……」
慈「コイツ本気で殴って良い!?」
淳平「何故に!?」
梢「いいわ慈。許可します」
淳平「梢まで?!」
花帆「第一、淳兄ぃに彼女なんて許さないんだからね!!」
淳平「嫉妬!?」
瑠璃乃「それにしたって、先を越されたくないのかな?、って思ってるんじゃないの?」
淳平「え?違うの?っていうかなんで考えてること分かったルリ!?」
瑠璃乃「うん。全員で一発引っ叩こう!!」
花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理・慈「「「「「「どりゃあぁあぁああああっ!!!」」」」」」
淳平「ギャアァアアァアァァアァアッ!?!?」
その後、めちゃくちゃボコボコにされました。
ー つづく ー
書いてて思ったけど、どんだけ鈍感やねん……。
インフィニットなんちゃらの織斑○夏くんかそれ以上じゃね?
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