蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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今回もご覧いただきありがとうございます。

まだ後書きのアンケートは実施しているので、回答していない方は是非お願いします。淳平と結ばれるヒロインを決めるのに関係してくるので是非お願いします。

では、始まります!!


第56話:お手伝い勝負 結果発表!!

勝負が始まり、めぐとルリはフロントにやってきてホテルに着いたお客様を接客していた。

 

慈「ようこそお越しくださいました!長旅でお疲れでしょう。当館は、シーンに合わせた多種多様な癒やしの空間をご用意しております。疲れを癒やすとともに、加賀百万石として栄えた金沢のおもてなしを、たっぷりと感じていただけたら!さらにこちらの温泉は、一泊三湯十八ゆめぐり。趣異なる3つの大浴場もございますので、それでは、どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ☆」

 

めぐに接客されたお客様は感心した様子で、女中さんに案内されて気分良く客室に向かって行った。

 

淳平「…………………」

 

瑠璃乃「…………………」

 

慈「……ってもんだよ!どうかな?」

 

瑠璃乃「……す、すごーい!めぐちゃんすごい!なんか知らない言葉いっぱい話してた!」

 

慈「ま・ね!ぜったい勝つつもりだったから!」

 

淳平「確かにすごいけど……それ、どうやって覚えた?」

 

慈「パンフレットとかホームページとか見て、ずーっと暗記してたんだ!授業中とか!……あ"!」

 

ほーー?授業中ねえ………?

 

淳平「授業中にそんなことしてるとか今度のテスト相当余裕があるみたいだな?それにそこまで覚えられるなら俺は教えなくていいな?」ニコッ

 

瑠璃乃「ジュン兄ぃ……笑顔が怖い…」

 

慈「そ、そこはほら!ジュンのお力で……」

 

ったく……。

 

淳平「授業くらいちゃんと受けろよ?」ハァ

 

慈「ぜ、善処します……」

 

瑠璃乃「でもめぐちゃんすごい!やる気がすごい!手段の選ばなさもすげーや!」

 

慈「ふふっ、泉質はね、ナトリウムやカルシウムを豊富に含み、疲労回復にすっごい効果があるんだってよ」

 

瑠璃乃「へええー。ねーねー、それでどうして疲れに効くの?」

 

慈「そ、それは……。目に見えない元素がなにかするんだと思う。肌から、こう、びびびって……」

 

瑠璃乃「元素が……」

 

慈「いいんだよ!突っ込まれたら適当に言うから!」

 

それで良いのかめぐよ……。

 

瑠璃乃「そっか!良く分かってないことも堂々と語れるめぐちゃん、かっけー!」

 

淳平「……かっこいいか?」

 

慈「ちょっと!! ……ほら、どんどんこの調子でいくよ!早くしないと忘れちゃうんだから!ええと、ナトリウムとカルシウムを豊富に含んだ創作会席料理を召し上がれ!」

 

瑠璃乃「めぐちゃん、それただのメチャメチャしょっぱい煮干しだよ!」

 

 

 

そして時間が経ち、夕方が近づいてきた頃、慈、瑠璃乃、淳平の3人は他のペアを見に来ていた。今居るのは厨房。さやかちゃんと綴理のペアを見に来ていた。

 

慈「さぁて、私たちは100点満点の接客をしちゃったわけだけど……、どれどれ、綴理たちの様子は、っと……」

 

さやか「……わ、わたしの料理は、どうですか? ! ちゃんとこの旅館の味になっている、ですか!?ありがとうございます、板長!これも、ご指導ご鞭撻のおかげです!」

 

綴理「すごいよ、さや。ボクも信じたかいがあった」

 

さやか「はい!一生懸命、頑張りました!」

 

綴理「ところで、ボクも盛り付けをやってみたんだけど、どうかな?」

 

さやか「……えっ?なんですかこの、独創的で創造的な…宇宙……!?それでいて、お皿の上に金沢という土地の魂を表現している……!?」

 

綴理「うん。なんかいっぱい褒めてもらえた。この調子で、あと40皿お願いだって。お互い頑張ろうね」

 

さやか「え、ええ……!分かりました!旅館のため、そして優勝のためにがんばりましょう!」

 

 

 

 

瑠璃乃「なんか……いい感じっぽい!」

 

慈「ぐぬぬぬーー!綴理めー!いつもいつも予想外のことばっかりしてーーー!!」

 

淳平「これ、俺たち負けてんじゃね?」

 

慈「そんなことない!るりちゃん、ジュン!次行くよ次!今度こそ高笑いしてやろ!」

 

瑠璃乃「ら、らじゃー!」

 

そして、俺たちは花帆と梢がお手伝いする客室へと向かって行った。

 

淳平(自分が盛大に自爆フラグ立ててるの気づいてないのかな……)

 

 

 

 

 

慈「え"……?」

 

梢「ええ。だから、お部屋に彩りがほしいと言われたから。掃除を手伝っている最中に、思い切って提案してみたの」

 

花帆「各部屋に、テーマとなるお花を飾ってみたらどうでしょう、って!梢センパイがメインカラーと差し色の配分を決めてくれて、あたしがお花を選んだんですよー!」

 

梢「普段から、衣装やステージのことばかり考えているのが役に立ったかしらね。旅館の方にも、お客様にも、あんなに喜んでもらえるなんて思わなかったわ」

 

花帆「あたしも、好きなことがこんな形で活きるなんて、びっくりです!必死になるって、大事なんですね!」

 

梢「確かに、勝負でもなければ、私も自分から言い出したりはしなかったかもしれないわ」

 

花帆「これで、国産牛はあたしたちのもの……ですね!」

 

梢「そうね。ふふふ」

 

花帆「えへへ」

 

瑠璃乃「……め、めぐちゃん!」

 

慈「……く〜〜〜!」

 

 

 

 

 

そしてフロントに戻ってきた俺たち。

 

瑠璃乃「どうしよ、めぐちゃん!2ユニットともめちゃめちゃポイント稼いでるよ!」

 

淳平「完璧に俺達が最下位だぞ?」

 

慈「そんなことない!もう……、綴理たちも、梢たちも、活躍しすぎだよ……!頑張らせるつもりが、まさかここまで頑張るとは!」

 

瑠璃乃「頑張らせるつもりだった?」

 

慈「『え〜ん、慈さまには勝てません〜!なんでも言うこと聞きます〜!』ってなるはずだったのに……、このままじゃ、ジュンの言う通りじゃん!!」

 

瑠璃乃「もしも〜し」

 

慈「っ! るりちゃん!ジュン!」

 

瑠璃乃「わひゃ!」

 

淳平「なんだよ……」

 

慈「今から、もっともっと本気を出して……圧倒的な勝利を収めるんだよ!私たちが無敵ってところ、見せてやろ!」

 

瑠璃乃「う、うん!」

 

慈「ほんきで……!ほんき……で」

 

瑠璃乃「……めぐちゃん?」

 

慈「やばい。ショックで覚えてた内容全部忘れた」

 

瑠璃乃「ええーーーっ!?」

 

 

すると、1人お客様が入って来た。

 

慈「お客さん、へいいらっしゃい!何名様で!」

 

瑠璃乃「めぐちゃん、それじゃあお寿司屋さんだよ!!」

 

淳平「お客様に失礼だろバカ!!」

 

その後、必死に謝り俺が応対して事なきを得た。

 

 

 

 

そして17時。勝負は終了し結果発表がやってきた。

 

 

慈「……というわけで、発表します。今回お手伝いでもっとも貢献したユニットは……」

 

花帆・さやか・瑠璃乃「「「ゴクリ……」」」

 

慈「全員引き分け!!」

 

花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理「「「「「ええ!?」」」」」

 

……そう来るか。

 

花帆「そんな!あんなに褒めてもらったのに!!」

 

さやか「技術点と、演技構成点の詳細な内訳を求めます」

 

綴理「よくわかんないけど、さやの勝ちだったと思うよ」

 

瑠璃乃「めぐちゃん、さすがにそれは苦しいヨ……。自首しよ……」

 

慈「ええい!引き分けったら、引き分けだよ!私がルールなの!」

 

花帆「国産牛! 国産牛!!」

 

梢「でも、どうするの?引き分けの場合は」

 

慈「そっ、それは……!」

 

梢 クスッ「考えていなかったのね」

 

慈「……か、各自自由時間!」

 

花帆「ええ?!」

 

慈「ちょっと汗かいたから、先に温泉に入ってくるね!引き分け時のルールは、その後で発表します!」

 

さやか「考えていなかっただけなのでは……?」

 

慈「ほんとは今言ってもいいんだけどねー!でも企画ってドキドキワクワクが必要なものだし!というわけで、また後でね!」

 

花帆「あ! 国産牛が逃げた!!」

 

さやか「実際どうなんでしょう……と、瑠璃乃さんと淳平先輩に聞くのは、ルール違反ですか?」

 

瑠璃乃「ううん、ぜんぜん。だってルリもなんも聞いてないし!」

 

淳平「俺もだいたいしか聞いてないけど……めぐの考えなら予想はできるな。ま、悪いようにはならないはずだから、楽しみに待ってろ」

 

さやか「え?」

 

瑠璃乃「それにめぐちゃんって、こうと決めたら、かなり突っ走っちゃうからなー。タレントになったときも、スクールアイドル始めたときも、なんでも一人で決めちゃうってゆーか」

 

淳平「それでおれは何度尻拭いさせられたか……まあ好きでやってただけだけど……」

 

花帆「え"?! ひょっとして淳兄ぃも瑠璃乃ちゃんもかなりの苦労人?」

 

瑠璃乃「あはは。それこそぜんぜん!だってめぐちゃんは、いつだって誰かのために頑張ってるんだもん。ルリは、そーゆーめぐちゃんのことが、大好きだから」

 

淳平「まあ、そうだな……」

 

花帆「人のために……?あれがですかー……?」

 

梢「……。せっかくだし、お部屋に戻って一休みしましょうか、花帆さん」

 

花帆「あ、はいっ!」

 

そして花帆と梢は部屋に戻って行った。

 

瑠璃乃「じゃあルリとジュン兄ぃも部屋に戻るね!」

 

淳平「はあ、理性をゴリッゴリに削られるのか……」

 

そして、俺とルリも部屋に戻った。

 

残ったさやかと綴理は、

 

さやか「……じゃあ、わたしたちも行きましょうか。綴理先輩」

 

綴理「…………………」

 

さやか「綴理先輩?」

 

綴理「めぐは、優しいと思うよ?」

 

さやか「……それは?」

 

綴理「ボクたちのことも、きっとライブに出してくれるだろうから」

 

さやか「…………それ、確信があって言っているわけじゃなくて、もしかして願望ですか?」

 

綴理「大丈夫。きっと出してくれる」

 

さやか「だからそれが願望って話ですよね!?」

 

 

 

ー つづく ー




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