その後、同点だったさやかちゃんと瑠璃乃ちゃんを作者の裁量で順番に出します。
どちらが先に出るかな~?
始まります!!
第70話:慈と淳平のデート回(前編)
竜胆祭が終わり、男子寮の自室に戻ってきた俺。明日は月曜日だが、竜胆祭の振り替え休日で休みだ。
淳平「明日何すっかな……」
俺が考えていると、俺のスマホが鳴った。
淳平「なんだ?」
見ると、めぐからの着信だった。
淳平 ピッ「もしもし、めぐ、なに?」
慈『あっ、ジュン?あのさ、明日休みじゃん? だから2人でピクニックにでも行かない?私お弁当作るからさ!』
ふむ、予定もなかったし丁度いいか。
淳平「分かった。でもピクニックってどこ行くんだ?」
慈『そうだね……鞍月セントラルパークあたりが良いかな?交通の便もいいし、大きな公園だしね』
淳平「分かった。じゃあ明日朝9時にシャトルバス乗り場でいいか?」
慈『うん。オッケーだよ!』
淳平「あっ、ルリは良いのか?」
慈『明日はふたりきりが良いかな!!』
強い口調で言い切るめぐ。
淳平「分かった。じゃあ2人でな。お休み……」
慈『う、うん!お休み!!』
そして電話は切れた。慈はと言うと……
慈「やったー!! ジュンをデートに誘えた!!頑張らなくっちゃ!!」
慈は早速明日のお弁当のメニューを考え始めた。
翌日………、淳平が起きてきて寮の食堂で朝ご飯を食べていると、寝ぼけ眼の亮がご飯の乗ったトレーを持って対面に座ってきた。
亮「おはよ…………」
淳平「おう、おはよう」
亮「お前こんな朝からそんなきちっと私服着てどっか行くのか?」
淳平「ああ、めぐから今日一緒にピクニック行かないかって誘われてな。予定なかったからOKした」
亮「!」ガタッ!!
亮が突然立ち上がる。
淳平「おおう、どうした……?」
亮「お前、それデートだって理解してるよな?」
淳平「まあ、男女が1対1だしそうじゃねぇの?」
亮「お前なあ……藤島や乙宗、夕霧たちも気の毒に……」
淳平「? どうした?」
亮「何でもねぇよ……」
淳平「よしっ、じゃあ俺行くわ。また後でな」
亮「おう……」
そして俺はトレーを返却して食堂を後にし、部屋で貴重品の類を持って時間の折を見てシャトルバス乗り場へ向かった。
俺がバス乗り場で待っていると、めぐがやって来た。
慈「ごめーん!遅れちゃって!!」
淳平「なに言ってんだ?約束の時間20分前だぞ?」
謝るどころかむしろ時間前に来たことを褒められるべきだと思うのだが……。
慈「そうだけど……私が待ってたかったの!!」
淳平「変わった奴。女の子を待たせるわけにはいかないって」
俺がフフッと笑うと、膨れるめぐ。
慈「む〜! じゃあ行こうか?」
淳平「おう」
そして俺とめぐはシャトルバスに乗り込んだ。
さやか「あれ? あれは淳平先輩と慈先輩?」
そしてバスは金沢駅へと走り、停留所で蓮ノ空の生徒が降りる。
そして俺とめぐは目的地の最寄りである、石川県庁前までバスに乗る。
バスの中で……
淳平「弁当なに?」
慈「ふっふっふ〜!それはお昼でのお楽しみ!でも、めぐちゃんはジュンの好み知ってるからね〜?絶対に好みだと思うよ?」
淳平「へえ。楽しみだな」
慈(昨日の夜に色々試行錯誤したんだけどね……)
そんなことを慈が思っていることはつゆ知らず。バスは石川県庁前に止まった。
俺とめぐが降りると、公園までの僅かな道のりを歩く。
街路樹は紅く色付き始め、もう秋の到来を感じさせていた。
慈「ジュン、手、繋いで良い?///」
淳平「っ………///」キュッ
俺は返答せずに隣を歩くめぐの手を握る。めぐは顔をほんのり紅く染めてキュッと握り返してくる。
淳平「つーか、スクールアイドルとはいえ、一応アイドルが大丈夫なのか?」
慈「ジュンは特別だから良いの!」
淳平「なんだよそれ……///」
不覚にもドキッ///とさせられてしまう俺。そして、公園に着き中に入る。今日は月曜日なのでそこまで人は居らず、俺はレジャーシートを広げてめぐは手に持っていた弁当の入った籠をシートの角に置く。
淳平「後は……」
俺は重さのある石を3つ取ってきて、籠の置いてない残りの3つの角に置く。
淳平「よし………」
慈「ねえジュン、あそこからここまで駆けっこしようよ? 昔みたいに!」
めぐは公園にあるオブジェを指差す。
淳平「良いけど靴……ってちゃんと運動できる靴だな。良いぜ?」
慈「よ〜し!スクールアイドルで鍛えためぐちゃんの実力見せちゃうんだから!!」
そして俺達はオブジェのところに行き、2人でシートの方に向き直る。
慈「行くよ!3、2、ドンッ!!」
1を言わずに走り出しためぐ。当然俺は遅れてしまう。
淳平「野郎卑怯な!!」
慈「悔しかったら追い付いてみなーー!!」
しかし俺はぐんぐん加速。最終的にはシートの手前でめぐを追い抜き、なんとか勝った。
慈「くぅううーーっ!!めぐちゃんのパーフェクトな作戦があぁ!!」
淳平「あんな事するからだよ。普通に言えば遅れてスタートしたのに……」
慈「……それじゃあジュンは私に華を持たせようとして本気出さないでしょ?私は久しぶりに本気で遊びたかったの!!」プイッ
淳平「!」
めぐ………。
淳平「分かった。じゃあ今日はスクールアイドルとか女の子とか忘れて昔みたいに思いっきりやるか!!」
慈「! さすがジュン。そうこなくっちゃ!!」
その後、俺が持ってきていたサッカーボールを使って1対1をしたり、リフティング勝負したりして遊んだ。
そしてお昼になり……
慈「じゃあお待ちかねのお弁当ね!じゃ~ん!!」
めぐが蓋を開けると、サンドイッチやからあげ、ウインナーに卵焼き。そしてハムチーズなどの美味しそうな品々。
淳平「お〜〜!美味そう!!」
慈「美味
淳平「いただきまーす!」
俺はサンドイッチを一口食べる。マスタードとマヨネーズを混ぜたソースに、きゅうりやレタスにトマト、ベーコンなどを挟んであり、ボリュームもあり味も美味しかった。
淳平「美味しい!! じゃあおかずをいただこうかな!」
そして一通りおかずも食べると、全て美味しかった。
淳平「めぐ、美味しい!!」
慈「そう? 良かった……///(よっしゃ! 胃袋はガッチリ掴んだぞ〜!!)」
めぐが確かな手応えを感じていると、
淳平「いや〜、将来めぐと結婚する人は幸せだな……」
慈「え?」
とんでもないことを口にした淳平。すると……
慈「ジュン……私は、ジュン以外の人とは、結婚なんか絶対にしないよ?」
淳平「………え?」
めぐの言葉に思考停止する淳平。
一方的に動いていた慈の歯車と、止まっていた淳平の歯車。2つの歯車が噛み合い、動き出そうとしていた。
ー つづく ー
これは果たしてどうなるんだ!?
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