蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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こんにちは松兄です。
今回は蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの夕霧綴理ちゃんの誕生日短編です。

時系列としては梢や綴理たち2年生が蓮ノ空を卒業して大学1年生になっています。
そしてこの世界線では淳平は誰とも付き合っていません。

ではどうぞ!!

(間に合った……)


〈夕霧綴理〉誕生日特別編

もうすぐ冬を迎える、11月のとある日……

 

ピピピッ ピピピッ!

 

バチン!!

 

淳平「ふぁ〜……朝か。今日は大学の講義はないし、もう少し寝るか……」

 

時計を見たら朝の7時で、もう少し寝ようと布団を被ると……

 

バァンッ!!

 

慈「寝るなー☆」

 

梢「起きなさ〜い!!」

 

綴理「起きろー」

 

ドッシィイイインッ!!!

 

淳平「ぐぇえええっ!!?」

 

俺の部屋の扉を開け放ち、3人が俺の腹の上にダイブしてきた。3人分の重さをモロに受けて、俺は大ダメージを受ける。

 

淳平「お前ら……人がせっかく休みを享受しようと……」

 

慈「今日はダメだよ!!」

 

梢「忘れたの? 今日がなんの日か……」

 

淳平「今日……? あっ!!」

 

俺は気づいて綴理の方を向くと、綴理は頬を膨らませてむくれていた。

 

淳平「わ、悪い綴理!」

 

綴理 プイッ!

 

そう、今日は11月17日。綴理の誕生日なのだ。

 

因みに俺達は高校の卒業後、慈はタレントとして芸能界に復帰するため、梢は音大に進学するため、俺と綴理も大学に進学するため、四人揃って東京に上京したのだ。

 

だが、4人同じところに行くのなら大きめの家を借りて4人でシェアハウスしたほうが安いということになり、高校時代の仲間でもあるしお互いに信用もあるのでこうして一緒に暮らしているんだ。

 

梢の両親からは「くれぐれも間違いが無い様に」と、念を押されたっけなあ。

 

逆に綴理の両親からは「本当に1人で送り出すには不安だったから喜んで」と言われた。まあ綴理だしな。

 

淳平「悪い悪い……。じゃあご飯食べて出かけるか……」

 

慈「おっけー!! 私予定を空けるの苦労したんだからね!!」

 

淳平「ああ、じゃあ用意するよ」

 

そして着替えてリビングに行くと、梢と慈が朝ご飯を作ってくれていた。

 

淳平・梢・綴理・慈「「「「いただきます!!」」」」

 

4人で朝ご飯をいただき、協力して洗い物も済ませ、身支度をして4人で家を出る。

 

今日は午前中は遊んだあと、午後からは食材を色々買って綴理の誕生日祝いをする。

 

俺達は電車で秋葉原にやって来た。

 

俺達4人が街を歩いていると、通行人たちから凄く注目されている。慈はテレビとかにもまた出始めているし、その隣にいる綴理と梢ももれなく美少女。当たり前だろう。

 

通行人「なあ、あれひょっとしてラブライブで優勝した石川の……」

 

通行人「あっ、蓮ノ空だっけ?」

 

通行人「ええ? 他人の空似じゃないの?」

 

聞こえてくる声だけでも明らかにバレている。

 

すると、

 

通行人「あの男誰だ?」

 

通行人「確か去年まで蓮ノ空のスクールアイドルクラブには男マネが居たって聞いたけど……」

 

通行人「じゃああの人が?」

 

通行人「久々に友達同士で遊びに来たんじゃないか?」

 

通行人「だな。邪魔しちゃ悪いな」

 

とても親切な方々で俺が安心していると、めぐが俺の手をひいて走る。

 

慈「ジュン、梢、綴理! あそこのお店行こう!」

 

梢「え? スクールアイドルショップ……?」

 

慈「梢、まさか知らないとか言わないよね? まあ見れば分かるよ」

 

そして4人で中に入ると、全国津々浦々、古今東西の様々なスクールアイドルたちのグッズが販売されていた。

 

梢「っ!! こんなお店があったのね……」

 

淳平「東京にはけっこうあるぞ?」

 

すると、

 

慈「あっ、コレ私たちだよ!!」

 

見ると、梢、慈、綴理のデフォルメされたアクリルキーホルダーが販売されていた。

 

梢「ちょっと!! 何これ?!」

 

綴理「わー、ボクたちだ」

 

慈「やっぱり私たち人気だったんだね!!」

 

梢「こんなの! ちょっと抗議してくるわ!!」

 

淳平「やめろ! ここにあるってことは蓮ノ空は販売を認めてたハズだから。取り合ってもらえねぇよ」

 

梢「そんな! ハッ! ということは今も現役の花帆さんやさやかさんたちも……!」

 

淳平「おう。あるぞ?」

 

俺は手乗りサイズの花帆の寝そべりぬいぐるみを見せる。

 

梢「っ!! 可愛い……。じゃなくて!!」

 

慈「なに怒ってるの梢? 商品化されるなんてスクールアイドルにとってはむしろ誇りだよ? それだけ人気な証拠なんだから……」

 

梢「うっ……で、でも私たちになんの断りもなく……」

 

慈「えっ? あたし去年に商品化OKかNOかの確認きたよ?」

 

綴理「ボクも来た」

 

梢「え?! なんで私だけ?」

 

淳平「あー、その時な……」

 

 

 

 

梢『商品化? なんのかは知らないけど今忙しいの!!許可しとくから勝手にやっといて!!』

 

 

 

淳平「って……」

 

梢「あ"ぁ" あ"あ"あ"ぁ"あ" あ" っ!!あの時!! そんな大事な話だったの!?」

 

淳平「勝手にやっといてって言うから許可しといた」

 

それを見ていたふたりは、

 

慈「梢が悪いね!!」

 

綴理「うん。こずが悪い」

 

梢が崩れ落ちた瞬間だった。

 

そして梢は手乗りサイズの花帆寝そべりぬいぐるみとアクスタ。

 

めぐはルリちゃんのアクスタとポスター。

 

綴理は手乗りサイズのさやかちゃんと自分の寝そべりぬいぐるみを買った。

 

俺は梢、綴理、めぐ、花帆、さやかちゃん、ルリちゃんのアクスタを買った。

 

かなり金が吹っ飛んでしまったぜ。

 

そして近くのファミレスで昼ご飯を食べると、家の方へと電車で戻って野菜や肉、パンなどを大量に買って家に戻る。

 

淳平「よし、ビーフシチューでも作るかな!!」

 

俺は野菜をまず煮てからビーフシチューのルーを投入して野菜だけのシチューを作る。

それと同時進行で牛テール、ランプ、ハラミなどの肉を肉の種類ごとに適切な焼き方で焼いていき最後に野菜シチューと併せる。

 

因みにこのシチューは隠し味に白味噌を使っているので酸味が少なくマイルドな味になっている。

 

他の3人もサラダ、スープを作り買ってきたパンを机の上に並べる。

 

時間も丁度夕飯時なのでいただくとしよう。

 

梢「じゃあ綴理、誕生日おめでとう!」

 

慈・淳平「「おめでとう!!」」

 

綴理「ありがとー」

 

梢「じゃあいただきましょうか?」

 

淳平・梢・綴理・慈「「「「いただきます!!」」」」

 

梢とめぐ、綴理がスプーンでビーフシチューを掬い一口頬張る。

 

すると3人の体が一瞬ビクッと震えて飲み込むと数秒くらい無言になる。

 

淳平「どうだ?」

 

梢・綴理・慈「「「美味しいー!」」」

 

淳平「良かった……」

 

慈「口に牛肉を入れた瞬間、ホロっとお肉が崩れて最高!ジュンやるじゃん!」

 

梢「それに……、はむっ……。ビーフシチューってけっこう酸味が強いイメージあったのだけれど、淳のは、ものすごくまろやかね。美味しいわ!」

 

梢はどうやら隠し味に気付いたようなのでその正体を明かす。

 

淳平「実は隠し味に白味噌を使ってるんだよ……」

 

綴理「味噌?」

 

ビーフシチューの酸味はトマトのもの。場合によってはそれが苦手って人もいるからな。

 

煮込みの最後に白味噌を加えることで、その尖った酸味が丸くなり、より日本人好みの美味しさに仕上がるんだと3人に説明した。

 

まぁ……これは漫画から得た知識なんだけどな!

 

綴理「凄い……!! こんな美味しいビーフシチュー食べたの、ボクは初めてだ!」

 

淳平「気に入ってくれて良かった。うん、美味い!」

 

そしてご飯を食べた後にみんなでケーキを食べた。

 

その日の夜、それぞれの部屋で明日に備えて寝ていたのだが、

 

淳平「……スゥスゥ」

 

ガチャ!

 

俺の部屋の扉を誰かが開けて中に入って来る。

 

するとその何者かは俺の布団をまくって、

 

モゾモゾ。

 

俺の布団に潜り込んで寝息を立て始めた。

 

ー 次の日 ー

 

淳平「ん、ん~~……?なんだ…?!」

 

見ると、綴理が俺を抱き締めて寝息を立てていた。因みに俺の顔面は寝ている綴理に抱きしめられた状態で綴理のおっぱいにダイブしていた。

 

すると、

 

ガチャっ!

 

梢「淳、起きなさ……何やってんのあなたたちぃいいいっ!!」

 

淳平「これは違っ!!」

 

綴理「ん~~なに?」ゴシゴシ

 

その後、梢に説教された俺だった。(なぜか綴理は無罪)

 

解せぬ……。

 

 

 

ー 綴理ちゃん HappyBirthday!! ー




綴理ちゃん誕生日おめでとう!!

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